S&P500先物、レジスタンスラインをブレイクアウト今週の振り返り
今週は高値・安値切り上げの上昇となりました。安値が限定的な下げで底堅く上値は伸ばしたブレイクアウトが起きた週でしょう。
特徴的な動きだったのは2月10日(月)と2月12日(水)に下落を試したシーンです(丸印つけたところ)。いずれの日も75日出来高加重移動平均線の近くまでしか下がらず、その後反発しています。フィボナッチで見ると、61.8%を下回るが50%には届かず浅い下落でした。先週のミシガン大インフレ期待の上昇を材料とした売りは一過性で特に問題なかったと振り返ります。
安値が底堅く買いイベントとなって、2月12日(水)の反発から上昇を試し始めました。当日、フィボナッチ78.6%を軽く上抜けて、その後、右下に下がるレジスタンスラインをローソク足実体でブレイクアウトしました。フィボナッチ78.6%の上はこれまで跳ね返されてきたゾーンですが、今回は到達した後も維持できています。これはポジティブな値動きですね。
2月14日(金)はあまり動きがありませんでしたが、レジスタンスラインを下抜けせずサポートラインとして機能している値動きをしています。この流れを汲むなら、次週もレジスタンスラインの上で値動きできそうな機運です。
ただし、私が見ている特殊設定のボリンジャーバンド(チャート外)は収束中で2月14日(金)には+2σに接近しているため、ごく短期的には日柄調整を経てから上昇となる可能性はあります。2月14日(金)は週末で出来高薄かったので、週明け後に出来高を伴って買い圧が強くなるとうれしい展開ですね。
下落するようなネガティブな材料が出ないなら、7日出来高加重移動平均線の下あたりやVWAPあたりでポジション積んでいくと上昇トレンドに乗れたときには利が乗りそうですね。
次週のシナリオ
①上昇する場合
右下に下がるレジスタンスラインがサポートになったり、フィボナッチ78.6%がサポートになるのであれば、引き続き最高値6,184.5を超え6,200まで登ることに期待。
②下落する場合
フィボナッチ61.8%や75日出来高加重移動平均線がサポートラインのテスト場所。