大局の相場を考える ~大きな相場を獲るために~(TGD1!) 円建てゴールド 月足チャート
大きな相場を獲るためには、大局でも相場を判断していく必要があります。
今回は円建てのゴールドを見ていきます。
青色の2本のトレンドラインが入っています。
チャート分析の教科書に載りそうなくらい、綺麗な三角保ち合いです。
三角保ち合いとかトライアングルといいます。
上昇相場の後に、横ばいのトライアングルが形成されると、トレンドが継続する確率が50対50よりも少しだけ高くなります。
これは月足チャートですから、6年以上もトライアングルを形成していたことになります。
このような、大きなトライアングルのときは、上に抜けても下に抜けても大きな動きになることがあります。
その場合の意識される価格というのがあります。
それは、トライアングルの時の高値と安値の値幅です。
その値幅を上抜けたトレンドラインから計測する方法、高値から計測する方法があります。
TradingViewでは簡単に値幅を計測することが出来て、その値幅をコピーすることができます。
これで見た場合は、最初の計測であれば、意識される価格に到達しています。
次の計測であれば、まだ到達していません。
この計測は必ずそこに行くとか、目標になるということではありません。
ただ、一つの目安にはなります。
TradingViewは様々な機能がありますので、是非、使い込んでいきましょう。
MGC1!のトレードアイデア
中間波動の考察 ~もみ合い放れを狙う~(GC1!) ゴールド 4時間足
4月の半ばに高値を付けてから中間波動が続いています。
約2カ月以上も高値も安値も更新していない状態ということです。
こういった動きは株式市場でも為替市場でも散見される動きです。
約2カ月も膠着していたら、買っても売っても大きな利益は獲り難いですね。
だから、こういった相場になると注目度が一気に下がります。
このような動きになった時には、無理にトレードをする必要はありません。
逆張り派の方は、レバレッジを上げて短期トレードをする方もいるかもしれませんが・・
無理にトレードをする必要は無いのですが、上下どちらに抜けていくかは注目してもらいたいですね。
なぜなら、このような膠着状態が長くなった銘柄は、どこかで均衡が崩れます。
その時に上昇トレンドか下降トレンドとなって、大きく動く可能性が高くなるからです。
そこに、チャンスがあるのです。
今は静かな動きですが、どこかで、動き出します。
膠着状態になった時に、どのタイミングでもみ合い放れが起きるのかを考察してみましょう。
青い線でラインを引きました。
現在4本目のように見えます。
3本や5本で調整完了しトレンド継続するパターン。(7本や9本ということも)
4本目で戻り高値一杯となり、そこから安値を割ってトレンド転換するパターン。
さて、ここからどういった展開になるのか大注目です。
TOCOM金、日柄調整いつまで?!このところGOLDは膠着が続いています。
過剰流動性マネーは株式に集中していますが
かといってGOLDが大きく下落することはありません。
昨年からMACDのデッドクロスでは、上昇がストップするものの
「日柄調整」で済んでいます。「価格調整」は起こっていません。
現在もMACDデッドクロス中の日柄調整期間に入っていますが
このまま横ばいで推移すると6月20日には一目均衡表の雲にぶつかります。
必ずしも雲が支えるということはありませんが、
相場が強気転換するとするならば、このようなタイミング。
20日前後には雲に阻まれて膠着が終了し上昇を開始する可能性にも注目しています。
【5/19~5/22はロング】コインペディアの投資戦略金先物を取引していくうえで、実際にどのようにポジションをとるべきか見ていきましょう。
結論から言うと、5/19~5/22にかけては基本的に【買い】です。以下トレンドと建玉の2観点からその根拠を述べていきたいと思います。
【トレンド】
5/18(月)に歴史的な高値(1,760ドル)をつけていますが、その直後に大陰線が出現し下落に転じていますね。下落率は2%強と今年2/28以来の下げ幅で、大きな出来高を伴っています。ただし5/11から始まった上昇トレンドは(サポートラインCを割らずに)ギリギリ継続中なので、これに乗る形でロングポジション(買い)から入りたいと思います。
【建玉】
建玉は2020年年初をピークに、下落の一途をたどっています。例えば3月から4月にかけての価格下落とともに建玉が減少(おそらくはロングポジションの決済売り)していることがわかります。3月の700,000枚から4月には500,000枚まで減少(COMEXのデータより)
しかし、以下の通りより短いスパン(4/7から5/12にかけて)では建玉は堅調に推移しております。つまり左記の期間では、相場の資金流出は起きておらず(もしくはポジションの手仕舞いと同等の新規ポジションが発生しているため)、現状の強気トレンドを支持するものであると考えます。
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May12,2020 496,939
May5,2020 490,343
April28,2020 500,816
April21,2020 493,158
April14,2020 489,965
April7, 2020 480,050
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(COMEXのデータより)
CFTC建玉明細 ~ゴールド~(GC1!)ゴールド先物 週足
CFTC建玉明細というのは、(Commodity Futures Trading Commission)、米商品先物取引委員会のことです。
毎週火曜日の建玉の内容をその週末に発表しています。
大口投機家と商業筋のポジション状況が公表されます。
この大口投機家がファンドの手口となります。
ファンドが買っているのか、それとも、売っているのかを見るものです。
緑色の折れ線が買いポジション、赤の折れ線が売りポジション、棒グラフがその差となっています。
これで、ゴールドを見ると、2020年の年初に過去最大の買い越しになっていたのが分かります。
そこから、コロナショックでゴールドも売られて、ファンドも買いポジションを減少させているのが分かります。
ここからの価格とファンドのポジションの動向を比較しながら見ていきましょう。
木を見て森も見よう! ~大局観を備える~(GC1!)ゴールド 月足
コロナショックによってマーケットが荒れています。
そして、世界の経済がストップしたことで、活況があるのは「巣ごもり関連」くらいで、多くの産業が厳しい状況となっています。
食料品でも電化製品でも、株式市場や為替市場でも、基本は需要と供給のバランスです。
今はマスクなどの医療関係などの物は供給不足となっていますが、
不要不急により供給過多というか、需要激減によって大きく下落しているものが増えてきました。
株式市場も30%前後下落しましたので大きい動きですが、金融政策期待などから辛うじて踏ん張っているようにも見えます。
ただ、原油市場などは年初来から見れば、価格が半値以下になっており正に暴落といってよい動きになっています。
石油関連の企業やものは大きな影響を受けています。
ただし、モノの価格が下がるということは貨幣価値は上がることを示唆しています。
そして、通貨の側面も持っている有事に強いゴールドは勢いを増して上昇しています。
2011年に史上最高値をつけてから2015年までは調整局面となっていました。
そこから切り返しが入るのですが、まずはトライアングルを上抜けし、更にチャネルラインも上抜けしてきました。
後は高値を更新するか否かが注目となります。
大局を見ると、高値更新に挑戦しているようです。
そして、もし高値更新となればどういった展開になるのでしょうか?
どうなるかは分かりませんが、この上なく楽しみです。
いつの時代も下がるものがあれば上がるものがあります。
最近は動きが大きくなっている銘柄が多いので、もしかしたら、時間足や分足ばかり見ている人が多いかもしれません。
でも、時には大きな流れも確認してマーケットの全体像を捉えることを意識されてみても良いかもしれませんね。
イランが報復攻撃 ~チャートからファンダメンタルズを考える~(TGD1!)東京金 月足チャート
イランがイラクの米軍基地にミサイル攻撃を行ったとのニュースが入ってきました。
ゴールドや原油が大きく上昇していますが、これって、全く予測不可能なことだったのでしょうか。
チャートで振り返ってみましょう。
勿論、米国とイランが戦争状態のような展開になるということは予測不可能です。
ただ、チャートを見る限り、昨年2019年に6年半ほどの三角保ち合いを上抜けたチャートであることが分かります。
いわゆる、私が研究している中間波動が終焉してトレンド相場に入ってきています。
中間波動が終わりトレンド相場に入った時のターゲットプライスの予測をどこにするか。
基本的な考え方は、三角保ち合いに入った時の高値と安値の値幅が意識されます。
考え方は三つです。
一つ目は、この値幅を持ち合いの中心から抜けた方にプラスする。
二つ目は、抜けたトレンドラインからプラスする。
三つ目は、高値からプラスする。
そう考えると、昨年に三角保ち合いを上抜けたときから、何かが起こる可能性があるということが予測できました。
これで見ると、6000円を超える可能性があることもわかりますが、大事なことをお伝えします。
それは、必ず6000円を超えると決めつけてトレードしないということです。
決め付けたトレードは、動きが逆にいった時に対応が遅れてしまいます。
ですから、上がるとか下がるとかを決めつけずに素直に流れに対応しましょう。
ただ、6000円を超えることなんてあり得ない!と決めつけてもう高いからと安易に売り向かうと火傷をするかもしれません。
売るにしても根拠を持ちましょう。
でも、チャートって本当に不思議ですね。
なぜなら、昨年の上放れたときに、これは何かが起きるだろうとチャートに出ていたからです。
チャートは絶対ではありませんが、沢山のヒントを我々に与えてくれます。
チャート分析をもっと勉強して一緒にレベルアップしていきましょう!
株高とゴールド高が混在 ~マーケットの心理を読み解く~TGD(ゴールド円建て) 日足
NYダウやナスダック、S&P500が史上最高値を更新しています。
本来ならばリスク選好全開で、ゴールドは大きく売られる展開になってもおかしくはないところです。
この動きを考えると、株高というリスク選好と金高というリスク回避の動きが混在しているのが分かります。
インフレ懸念が高まっているのであれば、株高と金高が平行することもあります。
現在の状況をどう見るか・・・・
リスク選好とリスク回避の混在が市場参加者の心理を表しているようで面白い動きですよね。
相場格言のなかで、
「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」
という言葉があります。
現在地はどこなのでしょうね。
こう考えると、2020年相場も楽しみですよね。
CFTC建玉明細 ~ファンドのポジションからヒントを探す~NYGOLD 週足チャート
COMEX取引所に上場しているGOLDの週足チャートです。
CFTCは毎週金曜日(日本時間土曜日の朝)に火曜日時点のファンドや商業筋などのポジションの発表が行われます。
今回のチャートは商業筋ではなく、ファンドのポジションの動きを見てみましょう。
そうすると・・・
ファンド(オプションを含む)のロング(買い残)が積み上がっているのが分かります。
この勢いが続けば上昇トレンドが継続しますが、一旦流れが変われば積み上がったファンドの買いの決済(売り注文)が一気に噴出してきます。
ここからどうなるのかに注目しながら見ていきましょう。
TradingViewでは、CFTCも表示できるので便利ですよね。
活用していきましょう。
ダイアゴナル・トライアングル ~CFTC~ゴールド(ドル建て) 週足チャート
チャートの上段は移動平均線大循環分析です。
下段はCFTCファンドのポジション状況です。
昨年はゴールドの下落から、ファンドが売り越しになっていました。
ところが、今年になってからの上昇で売り越しから買い越しになってきています。
そして、2014年から2年をかけて形成された「ダイアゴナル・トライアングル」を上抜けましたが、
このトライアングル上抜けのターゲットプライス(目標価格)はトライアングルが始まった地点となります。
(勿論、ターゲットプライスに到達することもあれば、到達しないこともありますので、決めつけたトレードは厳禁ですよ)
2016年に若干届きませんでしたが、ほぼ達成したのでターゲットに届いたと見ていましたが、
その後、何度かターゲットプライス(青の点線のところ)に挑戦し、新たな上値抵抗線となってきました。
今回、そこを上抜けてきました。
アセンディングトライアングルを上抜けてきたようにも見えますね。
トライアングルを理解すると、様々なヒントが浮き上がってきます。
チャートは本当に面白いですね。
東京金 月足 トライアングル上抜けか?今月初めに金の月足チャートを掲載しました。
トライアングルを形成しており、中段保ち合いか否かに注目、と記載しました。
ここにきて、上値抵抗線超えに挑戦しているようです。
エリオット波動的に見れば、調整局面が「A→B→C→D→E」と5波動の調整を終えてから
現状の切り返し(上昇の動き)につながっているように見えます。
基本的には上値抵抗線を超えた後に、上値抵抗線が下値支持線として機能した時に綺麗な上放れとなります。
その場合は、三角持ち合いの間の高値と安値の値幅を、上放れたところからその値幅をプラスするか、
単純にその値幅を高値からプラスするところが目標価格となります。
勿論、教科書通りに動けばですが・・・
(5波動で終わらずに継続することも、また、逆に下放れることも想定しておきましょう。小次郎講師の教え、「予想はよそう」です)
いずれにせよ、こういった綺麗な三角持ち合いのチャートが月足で出ているところが、ワクワク、ゾクゾクしますね。
皆さんも三角持ち合いのチャートを探してみましょう。時間足よりは日足、日足よりは週足のチャートに、私はよりワクワク、ゾクゾクします。