NCLTYのトレードアイデア
過去最高益でも株価は下落 ~ファンダメンタルズを鵜呑みにするな~(9843)ニトリホールディングス 週足
35期連続の増収増益で過去最高益も株価が下がる。
これが、株式市場というものです。
チャートを見ると、昨年の9月の時点で変化が起きていました。
どういった変化かというと、高値更新出来ずに直近の安値を割っていきました。
こういったところでファンダメンタルズがよくてもチャートの異変を感じ取らなければいけません。
今後の展開としてはオレンジの線がカギとなります。
ここを割らずに切り返せば、大局の上昇トレンドが復活する可能性も出てきます。
しかし、オレンジの線を割り込むと大局のトレンド転換の可能性が一気に高まりますので注意が必要です。
ファンダメンタルズとチャートの動きは一致することもあれば、一致しないこともそれなりにあるということを理解していきましょう。
それを補うのは、やはりチャート分析になるでしょう。
今話題の銘柄をチェック(9843)ニトリホールディングス 日足チャート
今年を振り返ると、コロナショックで下降しましたが、
巣ごもり需要やリモートワークなどからコロナショック前を大きく上回る上昇を見せました。
8月に高値を付けてからは調整局面の動きとなっています。
9月に安値を付けてから、膠着状態の動きになっています。
ここで中間波動に入って横ばいの動きになるのか、
それとも、9月の安値を割ってトレンド転換の動きに向かうのでしょうか。
予想をしてみ意味がありませんので予想はしませんが、今回の「島忠」に対するM&Aの報道が出てからはチャートが重たくなっています。
移動平均線の帯が細く横這いになってきているので、トレンドが無いことが分かります。
こういう時に今まで上昇が続いていて高くて買えなかったという人が、安くなったからという理由で買うケースがあります。
しかし、私はそういう買い方は推奨できません。
勿論、そのような買い方をしても上手くいくこともあります。
しかし、チャートの理屈に合った買い方ではありません。
トレンドを獲るというのは、上がっていく流れに付いていく、下がっていく流れに付いていくものです。
流れに逆らったトレードは、大きな損に繋がることがあります。
今回の買収報道からどういったチャートを形成するのかを丁寧に追いかけてみましょう。