TOYOFのトレードアイデア
【7203 トヨタ自動車】日足 ダウ理論、チャネルライン、移動平均線から見た今後の見通しTSE:7203
今回はトヨタ自動車を
・ダウ理論
・チャネルライン
・移動平均線
の3つの観点からいきます。
2月から3月初旬にかけて大きく下落してから3月13日に底をうっている。
・ダウ理論の観点から
上昇トレンドにおいては
前回の高値、安値共に上昇しなければならない。
その点でみると黒丸で示した通り、
高値切り上げ、安値切り上げでダウ理論は成立していると言える。
ダウ理論は
「トレンド転換が決定的になるまでは続くものと判断すべきである」
「トレンドは出来高でも確認されなければならない」
など
他の条件もあるが
今回は一番重要とも言える高値切り上げ(切り下げ)、安値切り上げ(切り下げ)にスポットをあてて考えている。
・チャネルラインの観点から
チャネルラインはトレンドが強くなっているのか弱くなっているのかという、トレンド転換の予兆を感じとるものである。
具体例でいうと
当初引いたチャネルラインより大幅に切り上げて上昇している場合にはトレンドは強くなっていると言える。
反対に当初引いたチャネルラインの上限に満たない場合(未達)にはトレンド転換の予兆が感じられる。
今回のケースでは
6/8の高値がチャネルラインの上限に達せず下落していることから後者となる。
よってチャネルラインの観点からは下方向と予測する。
・移動平均線の観点から
2月から3月初旬にかけて形成された下落トレンドからの転換の動きはあるものの、5日EMAは200日EMAの抵抗を受けて反発している。
現状、明確な下落トレンドへの再転換の動きはないが、もみ合いもしくは下方向の可能性が高いと見て取れる。
今後はEMAが上から長期、中期、短期とパーフェクトオーダーをきれいに描くかを注視しておく必要がある。
パーフェクトオーダーとは
①上から短期、中期、長期となった場合
②上から長期、中期、短期となった場合
のことをいう。
①では上昇トレンドになることが多い
②では下降トレンドになることが多い
まとめ
ダウ理論の観点からは上方向継続
チャネルラインの観点からは下方向
移動平均線の観点んからはもみ合いもしくは下方向
であり、総合的には下方向の可能性が高いと考えられる。
大局のサイクル ~トレンド相場と中間波動を見極める~(7203)トヨタ自動車 月足
チャートは大きく分けて二つに分かれます。
トレンド相場と中間波動(トレンドの無いところ)です。
基本的にはトレンド相場は分かり易く、中間波動はややこしい波動(動き)になる傾向があります。
トレンド相場は大局でも小局でも強気型や弱気型のサイクルが継続します。
続かないところが中間波動になり易いところです。
今回は大局の中間波動を見つけることで、狙いやすい銘柄かそうでないかを見極め、
また、中間波動が終わるところを探すことで、これからトレンド相場になり易い銘柄を見極めることが出来ます。
このトレンド相場と中間波動の見極め方の一つがサイクルです。
今週はずっとサイクルのことを書いていますが、それは、サイクルを理解すると皆さんのチャートの読解力が向上すると考えているからです。
「トレンドは明確な転換のサインが出るまで継続します」
この考えは、ダウ理論を生みだしたチャールズ・ダウ氏の考え方です。
そのトレンドの転換のサインを探す一つのがサイクルということですね。
では、チャートを見てみましょう。
今回は大きなサイクルを見ています。
2011年から2015年の高値を付けるまでは上昇トレンドが継続していました。
2016年の6月まで下降したことで上昇トレンドは終焉しました。
そこからは、直近の高値、安値のどちらも更新しない中間波動に入っています。
中間波動に入ってからは、中局のチャネルラインの推移が上下に続いています。
高値と高値を結んだ線、安値と安値を結んだ線、それぞれ上値抵抗線、下値支持線といいます。
その線(黒色の線)がトライアングルを形成し、今年になって上抜けてきたような動きです。
中間波動が終焉した可能性が出てきています。
高値を更新していませんので決め付けはできませんが、
中間波動(動きの小さな時間帯)からトレンド相場(動きの大きな時間帯)に移行してきたのかもしれません。
このようにチャートで大局を分析すると、動きが大きく分かり易い時間帯なのか、それとも、動きが小さくわかり難い時間帯なのかをイメージし易くなりますね。
チャートの読解力が向上すると、チャートの見え方が変わっていきます。
私もさらに研究していきますので、一緒にチャートの読解力向上を目指しましょう。
大きな流れを確認しよう ~トレンド相場かトレンドが無い相場か~トヨタ自動車 週足チャート
皆さんはこのチャートを見て何を感じますか?
私には、非常に興味深いチャートに見えます。
これぞ、チャート分析の醍醐味だと感じるチャートです。
高値と安値が収斂してきています。
別の表現でいうと膠着している相場に見えます。
これは週足チャートですから、日足で見るとまた違った見え方がします。
けれども、週足チャートが収斂しているわけですから、日足で大きな大きなトレンドになることはありません。
大きなトレンドになるためには、乗り越えていくべきポイントがあり、そこを超えてきたときに大きなトレンドの可能性が出てくるのです。
2015年までのようなトレンド相場は分かり易いですよね。
大きな利益を獲るチャンスでした。
その後の動きは、上手く立ち回らないと対応できない動きでした。
そのような動きになった時には、上記のように高値と安値に水平線を引きましょう。
そして、その次の高値、安値に水平線を引きます。
そうすると、相場が収斂してきているのがよく分かります。
そこから高値か安値を更新してきたときに大きなトレンドになる可能性が高まります。
その変化の兆しをどれだけ早く捉えることができるかが一つの武器になります。
さらに、トレンドに乗ったらトレンドが続く限り持ち続けることも武器になります。
一緒に勉強して武器をどんどん増やしていきましょう。
エリオット波動の世界へようこそ ~基本編~トヨタ自動車 月足チャート
エリオット波動の基本的な部分を見てみましょう。
エリオット波動はフィボナッチを使いチャートの形状から次の展開を予測する分析手法です。
基本形
推進波の5波動(上昇に向けた波動)
「1波、2波、3波、4波、5波」
修正派の3波動(下降に向けた波動)
「A波、B波、C波」
5波動と3波動の8波動がワンセットとなり、この流れが続いていきます。
このチャートの形状が綺麗ですよね。
今回は目盛りを「通常」を「対数」に変えて
対数チャートで表示しています。
右側の目盛りのところをクリックすると、「対数」がありますよね。
エリオット波動分析のとき使うこともありますので、
エリオット波動を使いたい方は知っておきましょう。
ここから、少しずつ「エリオット波動」の世界を紹介していきます。
エリオット波動は、芸術的なチャートです。
実に美しいチャート分析です。
このエリオット波動を知ってから、私は「三角持ちあい(トライアングル)」が大好きになっていくのでした。