US30のトレードアイデア
移動平均線大循環分析 ~仕掛けの考え方~移動平均線大循環分析における仕掛けの考え方です。
今回のチャートはNYダウの日足チャートです。
基本的な仕掛けは3つあります。
「トレンド転換の仕掛け」
「トレンド継続の仕掛け」
「もみ合い放れの仕掛け」
移動平均線大循環分析において仕掛けの基本は、第1ステージで買い、第4ステージで売り、です。
ここで、トレンドが大きな相場をしっかりと獲ることが出来るようになれば、次に、相場の状況に応じて仕掛けを替えていきます。
「トレンド転換の仕掛け」
大きく上昇(下降)した相場が反転して、下降(上昇)相場に転換するところを狙う仕掛けです。
相場が転換するかどうかは後にならないとわかりません。また、完全に転換してからでは相場が大きく上昇(下降)していることもあります。
よって、一手早く仕掛けます。「第6ステージで買い」「第3ステージで売り」
「トレンド継続の仕掛け」
第2ステージ(第5ステージ)で決済した、とか、第3ステージ(第6ステージ)で決済したあとに、トレンドが転換せずに継続しているとき、
つまりは、第1ステージ(第4ステージ)に戻ってきたときは、その時に仕掛けます。
「もみ合い放れの仕掛け」
帯を挟んで価格が推移しているときは、もみ合い放れを待ちます。
もみ合い相場の高値(安値)を更新して、尚且つ、第1ステージ(第4ステージ)であれば仕掛けます。
トレンド転換したのか、継続しているのか、もしくは、もみ合い相場なのか、
この見極めは慣れるまでは時間がかかるでしょう。
しかし、これらを意識するのとしないのとでは、天と地の開きがあります。
時間がかかってもマスターしていきましょう。
比較チャート ~米国の主要株~今回はラインチャートでの比較チャートです。
昨年末の安値からの動きの比較チャートです。
上昇率の大きい順にみていきましょう
「ナスダック総合指数」
「ダウ輸送株20種平均」
「S&P500」
「ダウ工業株30種平均」
「ダウ総合65種平均」
「ダウ公共株15種平均」
となっています。
昔、ダウは30種平均以外にも色々とあることを初めて知った時は驚きました。
ダウ理論はこの工業株と輸送株の比較というのもあります。
やはり、値動きを比較するというのは誰もが考えることなのですね。
公共株の直近の動きは他よりは小さいですが、実は今年すでに史上最高値を更新しています。
さて、S&P500も史上最高値更新で、ナスダックやダウ工業株30種平均もあと僅かとなってきましたね。
NYダウ、支えも抵抗もあるDJ:DJI が、あとちょっとで高値更新という水準ですが、
当然、抵抗があります。
・上げたくない
・上がるとは思えない
・下がるに決まっている
こんな思惑が頭を抑えるわけですが、
現在は同じくらいの支えもあります。
・下げたくない
・下がるわけがない
・上がってほしい
こんな思惑が買い注文に
つながっているんだろうと思います。
感覚的には、上の抵抗は重く、
下の支えは、崩れたらあっという間に、
雪崩のように下がるんじゃないかな と考えています。
小次郎講師の移動平均線大循環分析だと、
・ステージ1で安定上昇期
・200日EMAの上に位置する推進波
なので、まだ持っていられます。
しかし、大循環MACDだと
ダイバージェンスが発生していそうなところ。
注意が必要です。
大循環ストキャス ~ダマシをどう回避するか~ダウ工業株30種平均 日足チャートです。
移動平均線大循環分析の初級編の場合、第1ステージから第2ステージに移行して再度第1ステージになる局面であれば「買い」を維持します。
つまり、第1ステージが第3ステージになるまでは「買い」を持ったままですね。
ところが、大循環ストキャスであれば、第1ステージでもトップゾーンを下抜けすれば「売り」のサインになります。
「買い」を手仕舞うか、「売り」ヘッジをするかというところです。
ところが、ボトムゾーンに入ることなく、切り返すところがダマシになりやすい局面です。
そこを、素早く対応しなければ利益が減るか、損切りが大きくなってしまいます。
上級者の方にとっては、このような局面の研究が必要です。
一先ず大循環ストキャスがボトムゾーンに入ることなく、トップゾーンに戻りました。
ここの研究がトレードの結果を大きく分けますよね。
ダマシのオシレーターが出てきたところをどう対応するかが、上級者にとっては大切なところとなります。
ここは、皆さんがオリジナルのルールを作成することが必要ですね。
個人的にはこのような局面のときには、途転売りをするのではなく、買いを維持しながら「売りヘッジ」をすることが多いですね。
そして、その売りにトレイリングストップを設定して対応することが多いですね。
ダマシに翻弄されていては落ち着いたトレードができません。
マイルールを作ってトレードをしていきましょう。
ダウ理論の応用 ~比較チャートの研究~ダウ理論というと難しく感じるかもしれませんが、
今回比較チャートを見ながら活用方法を研究してみましょう。
tradingviewであれば比較チャートを簡単に表示することができます。
「⊕比較」のところから簡単に作成できますので、皆さんも挑戦してみましょう。
ダウ理論の一つでダウ工業株とダウ輸送株の比較から相場展開のヒントを探す方法があります。
ダウというと一般的にはダウ工業株30種平均となりますが、
ダウ平均株価には
「ダウ工業株30種平均」
「ダウ輸送株20種平均」
「ダウ公共株15種平均」
「ダウ総合65種平均」
ダウにも色々あるのですね。
直近の相場で見ればマーケットが不安定なので
公共株が買われやすくなっていますが、
今回はダウ工業株や輸送株と公共株
それに、世界の株価指数の比較チャートを合わせました。
このようにしてみると、比較することで
ある時期からの株価の動きの変化が分かります。
今回の月足比較であれば、リーマンショック以降はナスダックの上昇が一番大きかったことが分かります。
これは、為替でも使えますよね。
クロス円で比較したり、ドルストレートで比較することで今一番強い通貨が分かったり、一番弱い通貨が見えることで
どの通貨ペアが有効なのかのヒントが見えてきます。
世界の金利の比較や今回の「逆イールド」なども簡単に作成できます。
業種別の株価の比較も簡単に作成できます。
「tradingview」は本当に便利ですね。
これからも色々な比較チャートを作成してみますね。