S&P500先物、最高値手前で失速の月末フロー今週の振り返り
今週はPCE待ちとなる前半は横ばいで推移していた。
PCE発表の金曜日には、PCE予想一致で鈍化を確認したことから一時的には6月20日最高値5,588の一歩手前5,585まで上昇した。
先週は「まずは最高値5,588付近まで戻るかどうか」と書いてたが、やはり上値は重く意識されていたのだろう。
5,585をつけた後はおそらく利益確定売りがでて、売り圧力で直近のベースの下側に向かったと見られる。
2Q末(半期末)の売りをこなしても、直近のベース安値5,511付近がごく短期的なサポートとなっている模様。
金曜日の下落は1時間足で見ると安値で十分に下げて、引けにかけて出来高を伴った反発上昇が見られた。
ごく短期的には反発がもう少し続く可能性があるだろう。
その勢いを削ぐ場合はもう一段下げていくのかもしれないが。
以前から書いている通り、21日出来高加重移動平均線を下抜けるまでは気にするほどの下落ではない。
GDP確定値は低下したが堅調、PCEでインフレ鈍化と環境は良くなっているが、雇用が今後どうなってくるかが焦点だろうか。
7月頭にQはじめの買い戻しがあるなら、もう少し上昇も期待したい。
Q2決算が2週間後から始まるため、これからEPS予想が上がってくるなら指数株価もついてくると合わせて期待したいところ。
ただし現状は上値が重い点には注意。
次週のシナリオ
①上昇する場合
今週と同様、次週も6月20日(木)の最高値の5,588を上抜けられるかどうかが焦点。
最高値5,588を上抜ける場合は、5,615前後が次の短期ターゲット。
②下落する場合
まずは21日出来高加重移動平均線の前後でサポートされるかどうか。
21日出来高加重移動平均線を下抜ける場合は、フィボナッチ23.6%で浅い下落で止まるかを確認したい。
SPF1!のトレードアイデア
S&P500先物、最高値を更新。5,588の高値から上ヒゲ。今週の振り返り
今週は上昇したが木曜日に上ヒゲをつけて下落を始め、金曜日もやや下げました。
金曜日はMSQでしたら大きな下落となるほどでもなく、出来高も薄く、無事通過といった様相。
先週の上昇短期ターゲットは「5,550~5,560前後」としていたが、木曜日に最高値 5,588をつけてから上ヒゲを演出した。概ね近しい水準でした。
さて金曜日の下落は、一時的には7日出来高加重移動平均線を若干下回る水準まで下がったが、引け値は7日出来高加重移動平均線の上に戻っていた。
週足で見ると陽線。
New Highs-Lows(下段)はネット・マイナスが継続で足元は弱めな推移。
しかし大きなマイナスとはなっていない。
MSQでボラが高まることなく、下落も小さいことも合わせると調整というほどの下落では今のところはない。
Xのタイムラインを見ると調整局面の始まりかどうかは意見が分かれているように見える。
その幅感も人それぞれ。
私がオリジナルで作ってる指標では下落シグナルはまだ出ていない。
先週も書いたが、21日出来高加重移動平均線を下抜ける場合は下落に注意したいが、今はまだ気にする程ではない。
7日出来高加重移動平均線すら割ってないのだ。
今後も半導体の値動き次第か。
次週は6月28日(金)のPCEでディスインフレを確認できるかが注目ですね。
次週のシナリオ
①上昇する場合
まずは最高値5,588付近まで戻るかどうか。
6月20日(木)の最高値5,588を上抜ける場合は、5,615前後が次の短期ターゲット。
②下落する場合
7日出来高加重移動平均線を下抜けて下落する場合は、まずはフィボナッチ23.6%付近がサポートとなるかの確認場。
時間経過で21日出来高加重移動平均線もこの辺りまで上がってくるが、ここで止まれるなら軽い日柄調整のようなもの。
フィボナッチ23.6%を下抜ける場合は、フィボナッチ38.2%を下落目処と今のところは考えている。
S&P500先物、5,500の節目超え※前回は限月調整してないチャートでした。今回は限月調整チャートに戻したので数値がやや変わります。
今週の振り返り
週初めからほぼ下げることなく5,519.5まで上昇し、最高値を更新した。
水曜日のCPIで予想下振れのインフレ鈍化を確認したことによる。
FOMCは無難に通過。木曜日のPPIでも下振れとなってCPIをサポートする形となった。
水曜日に新高値を更新してから、木曜日・金曜日はともに下落する値動きを見せているが、いずれも7日出来高加重移動平均線の上で反発して始値近くに戻している。
そろそろ下落タイミングという向きも見るが、今のところはまだ買い勢力が下支えしているだろうか。
しかし、下段のNew Highs-Lowsを見ると、水曜日以外はネット・マイナスとなっておりS&P500銘柄の値動きは指数ほど芳しくなさそうだ。
生成AI関連が引っ張る相場で個別銘柄は足元好調ではなくなってきたかもしれない。
Q2決算が始まる前後からEPS予想が上がってくる場合は、指数株価はさらなる上昇余地が生まれるが、EPS予想が上がるまでは横ばいでベースを築いていくか、生成AI関連の失速による多少の下落は起きうるケースも考えておきたい。
生成AI関連が失速せず伸びるなら、もう一段上を目指していけるか。
次週はFedメンバーの要人発言が増えるだろうから、タカ・ハト発言があった場合には一時的に値動きが揺れる可能性はあるだろう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
新高値の5,519.5を上抜けるなら5,550~5,560前後が次の短期ターゲット。
②下落する場合
21日出来高加重移動平均線を下抜ける場合は、短期的な調整に注意。
フィボナッチ38.2%の5,332前後で止まるかをまずは確認したい。
S&P500先物、反発後の新高値更新今週の振り返り
先週末にPCEでインフレ落ち着きを確認した今週は、下ヒゲをつけながらも底堅く動き、水曜日のADP・PMIを通過後は上昇を示した。金曜日には5月23日の最高値を上抜け、高値5385.5まで上昇した。高値は更新したが金曜日の雇用統計は強い数値が発表されたため、終値ではやや下落となった。
雇用統計の上振れだが強いというほどではなく、長期金利の上昇は限定的ではないだろうか。最高値更新から利益確定売りや長期金利上昇に合わせて下に押される可能性はあるが一時的なものとなりそうだ。
金曜日のローソク足は、一時的に下落のリアクションがあったが、引け値ではだいぶ戻しており下ヒゲもそれなりの長さで、陰線の実体は小さい。雇用統計が強いと判断されていたなら、長大陰線だっただろう。
次週のイベントはCPIとFOMC。今週はブラックアウト期間で要人発言がなかったので、FOMC後のパウエルの発言、その後の要人発言がタカ・ハトどちら寄りとなるかで指数のリアクションが変わってくるかもしれない。今は市場のほうがハト寄りな動きを示してきたため、要人発言でFedと一致させる動きがあるのかも。
とはいえ8月頭くらいまでは下押しも小さそうな時期ではある。米国経済は堅調なので、小さな波をこなしながら上昇トレンド継続に期待したい。
次週のシナリオ
①上昇する場合
前回までと変わらず、まずは5,400がターゲット。トレンド継続できるなら時間経過で5,450を目指せるか。
②下落する場合
21日出来高加重移動平均線を下抜けるなら短期フィボナッチ38.2% 5,224と75日出来高加重移動平均線あたりが下押しのサポートライン。
S&P500先物、金曜日は長い下ヒゲの反発今週の振り返り
今週は金曜日前半まで基本的には下落進行し、金曜日の後半で一気に戻す展開となった。
金曜日のPCEではインフレの落ち着きが確認されたが、米国オープン後の前半は下げ続けた。
日本時間1時頃まで下げたが、その後、引けまで反発上昇を続けた。
とくに引け前4時30分以降が大きく買い支えられた。
金曜日の下落は75日出来高加重移動平均線の手前で止まっており、サポートとして機能したか?
その後、出来高を伴って反発上昇を示し、長めの下ヒゲをつけている。
金曜日の出来高は今週一番で反発の裏付けと見られる。
この反発が本物であれば、小さな押し目で終わって上昇トレンドは継続なのだろう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
最高値5368.25を上抜ければ、次は前回までと変わらず5,400がターゲット。
上昇圧力が強ければ5,450~5,500のあたりを目指せるか。
②下落する場合
75日出来高加重移動平均線を下抜ける場合は、フィボナッチ23.6%の5,100から5,050あたりでサポートになるかテスト。
5,050でサポートされないなら、黄色のボックスゾーン(4,950~4,975)がサポートラインとなる。
ここまで下げるにはまだ距離は遠く、実現には強い下落圧力が必要。
S&P500先物、NVDA決算通過で新高値更新のジリ高今週の振り返り
今週はエヌビディアの決算発表を通過し、大きな材料は一通り消化した。
S&P500先物は、木曜日に新高値をわずかに更新し5,368.25をマークした。
今期の決算は好調でEPSが伸長していることから株価は伸びやすかったと言える。
Fedメンバーの発言は、利下げ開始時期の後退や、年内利下げ回数が2回から1回に減少が予想されるが、EPSが伸びているうちは、指数の株価には下落影響は限定的となりそうだ。
木曜日に新高値をつけたが、米国時間には利益確定売りが優勢となって一時下落。
MIへの短期的なリアクションもあっただろう。
現状では大きな材料は出尽くしたため、次の材料待ちとなる。
それまでは上昇・下落の方向感には欠け、どちらかに傾く出来高は伴わない印象だ。
次週はPCEの発表があるので、インフレ鈍化ペースを確認したい。
景気好調の中、インフレ鈍化が進んでいることが確認されれば、指数はもう一段上がっていける環境となるのだろう。
その時はやはり生成AI関連が牽引するか。
次週のシナリオ
①上昇する場合
最高値5368.25を上抜ければ、次は前回までと変わらず5,400がターゲット。
上昇圧力が強ければ5,450~5,500のあたりを目指せるか。
②下落する場合
上昇一服で短期的に下がる波が来るなら、21日出来高加重移動平均線を下抜けるところからスタート。
最初の目処はフィボナッチ23.6%の5,100から5,050あたりでサポート。
5,050でサポートされないなら、黄色のボックスゾーン(4,950~4,975)がサポートラインとなる。
ここまで下げるにはまだ距離は遠く、実現には強い下落圧力が必要。
S&P500先物、新高値を更新今週の振り返り
今週はCPI・PPIを通過し、高値圏を登りきった。4月1日の最高値をわずかに更新し、高値は5,349をマークした。
新高値更新後は5,400が次のターゲットと先週書いたが、そこまでは上がりきれなかった。
出来高は平均以下の水準で推移しており、力強い買い圧力は今週見られず、5,400まで上昇する勢いは出せなかったようだ。
新高値更新後は利益確定売りもあったのだろうから、木曜日に上ヒゲ陰線となって下げている。
とはいえ今は7日出来高加重移動平均線の上に位置しており、下がる兆候は出ていない。
次週、注目が集まるNVDAの決算発表が控えている。
NVDAの決算如何によって生成AIテーマへのリアクションが変わることが予想され、今週出来高を増やしていく展開にはなりにくかったのではないだろうか。
NVDA決算が通過・好リアクションできれば上昇トレンド順行となるだろうが、ケチがついたときには短期的には利益確定売りで指数もろとも下落するのかな。
ごく短期的に小さなベースを作って上げ、ベースを作って上げと続くといいですね。
次週のシナリオ
①上昇する場合
先週から変わらず5,400が次のターゲット。少し上回るなら5,450。
②下落する場合
7日出来高加重移動平均線を下抜けて下落する場合は、21日出来高加重移動平均線が進んだ先次の目安。
ここで止まれるなら軽い下落で21日出来高加重移動平均線がサポートとなるなら、上昇トレンド継続のイメージ。
次は75日出来高加重移動平均線が目安。
前回は75日出来高加重移動平均線をやや下回ったところで押し目終了しており、これから下落しても75日出来高加重移動平均線を大きく下回る水準は今のところ考えにくい。
S&P500先物、平行チャネル上回って上昇今週の振り返り
今週は週足で高値・安値切り上げの上昇でした。
先週末の引けは平行チャネル(オレンジのトレンドライン)がレジスタンスぽく止まったが、今週の週明けからきれいに平行チャネルを上抜けて上昇を続けた。
フィボナッチ23.6%も上抜け、堅調な上昇になったと見える。
New-HighsLows(最下段棒グラフ)はプラス推移を継続で、個別銘柄が堅調さを取り戻している。
この先は出来高が少ない高値ゾーンだが、次週は経済指標が火曜日PPI→水曜日CPIと続くので、その結果へのリアクション次第となるのだろう。
目先の上値は4月1日高値5,333.5と見るが、手前の5,300あたりで失速する場合もある。
5,333.5に行けるなら、ブレイクアウトしてもう一段上を目指すことも期待したい。
が、そこまで行くとやや上がりすぎか(?)
インフレ再燃な結果が出てきて下落する場合、平行チャネルのラインを下抜けていくかがスタートポイントかな。
次週のシナリオ
①上昇する場合
まずは4月1日高値5,333.5が上限目安。
高値をブレイクアウトし余力があるなら、5,400が次のターゲット。
②下落する場合
平行チャネルのラインを下抜けても、フィボナッチ50%前後が下値の最大値ではないだろうか。
4月25日安値5,022を割らない限りは、さらなる安値は今のところはなさそう。
S&P500先物、安値切り上げ上昇今週の振り返り
今週は週前半に平行チャネル(オレンジのトレンドライン)で跳ね返され、週末には2度目のトライをして上抜けせずに引けとなった。
今はまだ平行チャネルがレジスタンスラインのように機能してるようだが、雰囲気は上に行きたがっているように見て取れる。
今週は点線のトレンドラインで止まってしまった。
ここからそのまま上に抜けていくか、一度少し下げてから3度目のトライで上に抜ける動きを見せるかもしれない。
先週書いたがフィボナッチ23.6%を上に抜けていない今はレンジ相場。
まずは23.6%を上に抜けていく値動きが作られていくかを確認する場面。
ISMで製造業・サービスともに減速、雇用統計で雇用鈍化・失業率が微妙な上昇、賃金インフレは落ち着きと利下げ期待が織り込まれ始めた。
長期金利の低下が進行するなら、平行チャネルを上回ってラリー再開となる可能性がある。
New High-Lowsがプラス増となってきたので、上昇の勢いが増すと期待したい。
徐々に上がっている直近のレンジから下落していくなら、まずは4月25日安値5,022.25を下抜けることを確認してから。
下抜けない限りはレンジ続行で問題なさそう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
平行チャネルをブレイクアウトして、フィボナッチ23.6%を上回っていくなら、まずは5,300前後を目指して進行かな。
上値が重い可能性はあるため手前で止まるかもしれないが、目先は5,300を見ておけば良いだろう。
②下落する場合
5月25日安値5022.25が今のところの下値と見る。この安値を下抜けたら下落開始、下押し観測。
軽い下落なら4月19日安値がある黄色のボックゾーンが止まりやすい範囲。
4月19日安値がある黄色ボックスゾーンを下抜ける場合は、その下の黄色ボックスゾーン4,950前後が次の目安だが現在値からは遠く、急落にならない限りは時間がかかる。
S&P500先物、フィボナッチ61.8%までの下落からリバウンド今週の振り返り
今週は先週末の下落でフィボナッチ61.8%まで到達した後、長めの下ヒゲでわかるように反発の流れを受け継いだ週でした。
61.8%で反発したのはちょうどいい押し目のようにもとりあえずは見える。
週明けのリバウンドから上下しつつも、週末には75日出来高加重移動平均線を上抜けるところまで上昇した。
欲を言えば21日出来高加重移動平均線を上回ってほしかったところだ。
週後半の3日間は上下にヒゲがあり売り買い一辺倒にはなっていない。
上に向かえば高値の売り圧力は一定あるが、フィボナッチ23.6%を上に抜けて上がれるかどうか。
平行チャネル(オレンジ色線)が手前でレンジスタンスとして機能するのかも見届けたい。
下は木曜日の安値を下回らないうちは特にレンジの動きか。
今週でショート買い戻しが一巡したと見るなら、フィボナッチ23.6%から50%付近にいる間はレンジ相場の可能性が高そうだ。
木曜日の安値を下回って下落が続くときは注意。
次週はAmazon決算発表、FOMCの発表、雇用統計と続いていくので、発表後のリアクションを見届けていきたい。
生成AIテーマで牽引するSMCIの決算発表にも注目が集まるだろう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
フィボナッチ23.6%を上抜ける場合は、5,300前後を目指していくか。
②下落する場合
4月19日安値がある黄色ボックスゾーンを下抜ける場合は、その下の黄色ボックスゾーン4,950前後が次の目安と見る。
S&P500先物、フィボナッチ61.8%戻しの下落今週の振り返り
先週の崩れから今週は安値下抜けで下落が続き、6営業日連続の下落となった。
連日の高値安値切り下げで下落トレンド継続。
75日出来高移動平均線がサポートにならず週末まで下ったのが印象的な下げでした。
久しぶりに平行チャネルの内側に戻ってきて懐かしみ(オレンジ色のトレンドライン)。
先週は「次はフィボナッチ50%が目安だが、いずれも出来高が少ない価格帯のため裏付けが弱い。」と書いたが、50%を突き抜けて61.8%に到達した。
一旦は下ヒゲで反発しているが、下げ止まりとは言えない状況だ。
50%から61.8%ラインは2021年の高値付近の価格でひとつめの止まりやすい価格帯とも言えそうだが、反応するには古い価格帯で裏付けは乏しい。
7日出来高移動平均線は75日出来高移動平均線とデッドクロスする直前まで来ています。
次週から決算発表が本格化するため、決算結果へのリアクション次第で動向は変わる。
マクロはPCEがありインフレ状況へのリアクションにも注目が集まるか。
次週のシナリオ
①上昇する場合
リバウンドする場合は、75日出来高移動平均線を上抜けられるかを見たい。
リバウンドしても戻り売りには注意したい時期。
75日出来高移動平均線を上抜けられる場合は21日出来高移動平均線が次の目指す先。
今まで21日出来高移動平均線はサポートラインだったので、レジスタンスに切り替わらないか見ておきたい。
②下落する場合
次はフィボナッチ78.6%を見に行く場面。
止まらない場合は次は黄色の水平ライン付近がチャート上の確認ポイント。
200日出来高移動平均線もあり、前後で値止まりするか確認したい。
S&P500先物、下押し今週の振り返り
今週は、週足では2週連続の下落となった。上値は重くレジスタンスライン(点線の平行チャネル)で跳ね返される展開。
CPI上振れ、中東リスクなどリスク回避で下押しされた値動きだったようだ。
チャートでは7日出来高移動平均線が21日出来高移動平均線とデッドクロスしている。
これまでの上昇は21日出来高移動平均線をサポートに上がってきていたが、先週から21日出来高移動平均線を下抜け始めている。
レンジの動きから安値を更新する値動きに変わってきている。
金曜日のリスクオフでも直近の安値を下抜けて引けを迎えた。
フィボナッチ23.6%を下抜けたことからもう一押しあっても良さそうな動きで、値止まりする兆しはチャートには今はまだ現れていない。
New High-Lowsはマイナス圏に切り替わっており、指数には下落圧力がかかっている。
New High-Lowsがプラスに戻らないと厳しそう。
休日中に中東の動きがあったため、始値が下がったところから始まるかもしれないが、今後の情勢次第ではないだろうか。
次週のシナリオ
①上昇する場合
反発する場面になるなら、21日出来高移動平均線の上に戻せるかが目先のライン。
今週は木曜日以降は21日出来高移動平均線をローソク足の実体で上に戻せておらずレジスタンスに切り替わっている可能性がある。
21日出来高移動平均線を上抜けるならば5,300前後のレンジに戻していけるか。
②下落する場合
まずは75日出来高移動平均線の前後で値止まりするか確認ポイント。
次はフィボナッチ50%が目安だが、いずれも出来高が少ない価格帯のため裏付けが弱い。
S&P500先物、上値重く下値も固い今週の振り返り
今週は4月1日に3月21日の最高値を超えATHとなったが、下落した週となった。
ISM製造業が予想上振れ、JOLTS上振れ、ADP上振れと経済・雇用の堅調さが前半は際立ち、10年利回りが上昇した。
10年利回り上昇に伴い、指数は下落した形だ。
しかし水曜日のISMサービスは予想下振れ、かつ価格低下でサービスインフレ鈍化観測と10年利回り低下につながる指標発表となった。
金曜日の雇用統計は雇用者数が強い数値で、失業率は予想下振れ、労働参加率はサプライズ的に上昇を示し、やはり雇用は堅調との見方となる。
概ね経済は堅調の指標で、多くのFRBメンバーもデータをもう少し確認したいと高金利長期化のストーリーのようだ。
市場は年内3回利下げを織り込んでいたが、2回に減る可能性が出てきている。
指数は木曜日まで下落し、特に木曜日は長い陰線で下値を伸ばした。
しかし、金曜日には反発し、週末の引け値では小幅な下落に収まっている。
21日出来高移動平均線を一時は下抜けたが、フィボナッチでは23.6%戻しで軽い下落で値止まり、反発となったのが印象的。
週末引け値では21日出来高移動平均線の上に戻ってきている。
木曜日から金曜日は出来高が増えており、上値が切り下げで重いが下値も固い状況。
上昇継続には上値超えを確認したい。
次週はCPIとPPIの発表がありインフレ鈍化をみたいが、インフレ再燃懸念となる場合は利回り上昇に気をつけたい。
また、Q1決算発表が始まる週で、先鋒の銀行決算に注目が集まる。
Q1のEPSが伸びるなら株価も堅調に進むのだろう。
特に生成AI関連銘柄の業績に注目する時期がはじまるので4月末まで予断を許さない。
経済指標と決算で上下あるが、大きく下げないのであれば今はレンジ形成と見れる。
次週のシナリオ
①上昇する場合
4月4日(木)の高値切り下げを次週上抜けるところから上昇継続サインとなりそうかな。
まずは4月1日(月)の高値超えがトライポイント。
4月1日高値をローソク足実体で超えるなら、5,400が次の節目。
②下落する場合
フィボナッチ23.6%を明確に下抜ける場合は下値押しがあると見て、まずは75日出来高移動平均線で値止まりするか確認したい。
下げてもフィボナッチ50%の5,049前後が目安か。
S&P500先物、四半期末リバランスはマイルドで小動き今週の振り返り
今週はPCEを控えてたことや四半期末のリバランスで値動きが荒くなる可能性もあったが、落ち着いた動きだった。
今週の週足は、前週の週足の範囲内でレンジ内の動きと見て取れる。
四半期末リバランスは荒れた動きはなく、M7や生成AI関連は下落した銘柄もあるが他のセクターが買い戻された動きが見られた。
指数にいたっては四半期末リバランスの影響はマイルドだったと言えるだろう。
金曜日は休場だったため4営業日で、前半はゆるやかに下げたが、後半は前週の高値付近まで戻している。
前半の下落は7日出来高移動平均線で反発してることから、非常に軽い下げに留まっていた。
後半は前週の高値付近まで上昇したが、木曜日には高値を超えることはできず十字線で引けとなっている。
3連休前で高値を超えるだけの出来高も勢いもなかったようだ。
総じて小動きの週で、前週同様大きな下落が来るような予兆が見えてこない。
4月上旬は2Qのはじまり、かつ決算発表が中旬からはじまる。
上旬は雇用統計に注目が集まるが、決算発表で方向感は決まってくるだろうか。
次週のシナリオ
①上昇する場合
3月21日の高値を上抜けるなら上昇トレンド継続で5,360前後に向かっていくだろうか。
5,400に到達にはそれだけのエネルギーが必要になりそう。
②下落する場合
先週から変わらず21日出来高移動平均線をローソク足実体で下抜けていく場合は、短期的な値幅調整が始まる想定。
21日出来高移動平均線を下抜けた場合は、まずはオレンジ色のトレンドライン前後で値止まりするか確認したい
S&P500先物、高値・安値切り上げの上昇今週の振り返り
今週は高値・安値切り上げの上昇でした。
FOMCでは政策金利は据え置き、今年の利下げは12月時点の4回予想から今回は3回に1回減少する予想となった。
また、パウエルはQTペース減速についても言及していた。
先週まで上昇が鈍っていたが、FOMC通過かつQTペース減速に市場は好感し上げただろうか。
3月8日の最高値を上抜け、5,322.75に高値を更新した。
安値は21日出来高移動平均線で引き続きサポートされている状況。出来高は減少中。
New High-Lowsはマイナス圏から脱し、プラス推移に戻っている(下段の棒グラフ)。
金曜日は週末要因もあるため利益確定売りによる下落だろうか。
今のところは上値追いの流れは継続しており、大きな下落の予兆はチャートからは感じられない。
下値は21日出来高移動平均線でサポートされているので、21日出来高移動平均線を下抜けて、かつ今週の安値を下回る週足の安値切り下げになってから、値幅を観測すると良い。
来週はイベント少なく決算発表も終盤のため、気をつけるとしたらQ末リバランスの動向くらいかな。
次週のシナリオ
①上昇する場合
3月21日高値を上抜けるなら、次は節目の5,400が目安か。
5,350付近でヨコヨコする展開もあるかもね。
②下落する場合
週末の水準から下落しても、今の流れが変わらないのであれば、21日出来高移動平均線で止まる可能性が高そうだ。
21日出来高移動平均線を下抜けて今週安値を下回る場合は、軽い調整なら平行チャネルの上ライン(オレンジ線)やフィボナッチ38.2% 5,109.75前後での値止まりがあるかが確認したい。
S&P500先物、レンジ内で下落今週の振り返り
今週はCPI・PPIともに予想上振れの結果でインフレ再燃が懸念されたようだ。
小売売上高は前回値の下方修正、今回結果の予想下振れで減速している。
チャートは先週と似たような値幅でレンジを推移するような値動きでした。
月曜日は金曜からの下落を引き継ぎ一時的には下げるが、21日出来高移動平均線を下回ることはなく反発した。
火曜日はCPI発表後、出来高増加を伴って上昇した。
木曜日には週足高値をつけたが、PPI上振れ・小売減速が発表された後は反落。
金曜日はクアドルプル・ウィッチングだったが大陰線になるような大きな動きはなく通常の下落で通過した。
金曜日も21日出来高移動平均線を下抜けることなく、まだサポートされている状況だ。
次週はFOMCを控えているため微妙な位置だが、21日出来高移動平均線を下抜けていく場合は注意したい。
日柄調整でレンジ形成に移行していく可能性もある。
次週のシナリオ
①上昇する場合
反発する場合は、5,727.25の最高値がまずは目安。
このラインを上抜けるなら、上昇トレンド継続と見ればいいか。
②下落する場合
21日出来高移動平均線をローソク足実体で下抜けていく場合は、短期的な値幅調整が始まる想定。
軽い調整ならフィボナッチ38.2% 5,069前後での値止まりがあるかが確認。
38.2%で止まらない場合は、75日出来高移動平均線が伸びた先、フィボナッチ50%前後でサポートされるか見たい。
S&P500先物、最高値更新後に反落今週の振り返り
ISMサービスは予想よりやや弱めな結果、雇用統計は雇用者数が上振れだが失業率も上昇、賃金インフレは鈍化とミックス。
また、パウエル議長は、利下げ開始に必要な確信はそう遠くない主旨を公聴会で発言した。
長期金利は今週も低下傾向が続いた。
S&P500は前半は下落するが21日出来高移動平均線にサポートされ、今週も後半は上値を追った。
金曜日の雇用統計発表後には、5257.25をつけた。
今週の最高値更新によりN波動の2倍水準の値(5,232.75)を達成した。※限月調整・清算価格
しかし、金曜日は最高値を更新した後、反落に転じた。
上昇を支えてきた生成AIテーマの銘柄が同様に反落している。
金曜日のローソク足は長めの上ヒゲを付けた陰線だ。
下落開始の合図と見る向きもあるが、終値では7日出来高移動平均線の上で引けとなっている。
BTFP終了時期とも重なっており、荒れてはいないが売り圧力が強くなる要因のひとつだった可能性も残る。
ここまでの上昇は21日出来高移動平均線でサポートされているため、金曜日時点ではまだ21日出来高移動平均線を割り込むことはなく本格的な調整開始かどうかは決まっていない。
次週、下落が続き21日出来高移動平均線を下抜けて進行するならば、短期的には調整局面の可能性があるだろう。
21日出来高移動平均線でサポートされる場合は、上昇トレンド継続となるだろうか。
次週はCPI、PPI、小売売上高、及び金曜日は米国のメジャーSQがあり値動きが激しくなりやすいかもしれない。
上下どちらもあるのでシートベルトをしめて臨みましょう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
21日出来高移動平均線でサポートされたり、反発上昇する場合は、まずは5,257の高値を上抜け確認してからスタート。
その場合は、5,300の節目が次のターゲット。
②下落する場合
21日出来高移動平均線を本格的に下抜けて進行する場合は下落調整スタートか。
まずは平行チャネル(オレンジ線)の上のラインがサポートラインとなるか確認。
平行チャネルの上ラインを下抜ける場合はフィボナッチ50%の5,011前後を目安に見たい。
S&P500先物、PCEインラインで上昇今週の振り返り
週前半はPCEを控えてやや下落していた。
木曜日はPCEが予想インラインで鈍化の結果を受けて上昇開始。
失業保険の予想上振れもあり雇用の陰りもスパイスだったか。
今週は21日出来高移動平均線まで下がることもなく、7日出来高移動平均線の上を推移しており強気維持しています。
サポートライン(白色のトレンドライン)まで調整した後、PCEで上げるというわかりやすい値動きでした。
金曜日の上昇は、先週末の高値を上抜けていることから、こちらも強さを伺えます。
PCEを確認したあとの月初の買い戻しも起きていたかもしれない。
PCEインライン・失業保険上振れ・ミシガン冷え込みは長期金利の低下にも繋がり、長期金利を無視して上げてきた株式市場だが、長期金利の重石はやや軽くなったと見れる。
また木曜日のDELL好決算を受け、AI・半導体テーマの勢いが増したことも金曜日までの上昇を裏付けた。
AI・半導体テーマの強気が続く今は、下落トレンドに転換する兆しが見られない。
3月のBTFP終了、リバレポ残高の枯渇は懸念されているが、株式には余波は来ていない。
次週は、長期金利の低下が続くかどうかがISMサービスと雇用統計の結果に左右される。
株式はAIテーマが続く限りは今のところ陰りがないまま強気相場が続くだろうか。
次週のシナリオ
①上昇する場合
引き続き5,200の節目が次の目安。
強気相場が続く限りは、N波動の2倍水準5,296が次のターゲット。
②下落する場合
引き続き右上に上がるサポートラインを下抜けてからが下落トレンド転換の可能性。
オレンジ線の平行チャネルがサポートになる可能性もあるので、大きく崩れる値動きになるにはまだ距離がある。
下抜けてもフィボナッチ50%(4,925)前後で止まれるか確認したい。
S&P500先物、NVDA好決算を受け跳ね上がり今週の振り返り
週明けの火曜日から水曜日は、2週間続くレンジの安値を試しに下落していたが、21日出来高移動平均線でサポートされ反発した。
水曜日はFOMC議事要旨があり、アフターにNVDA決算があったため警戒売りの下落基調だったが、NVDA好決算を受け木曜日から跳ねた。
NVDA好決算の勢いは強く、レンジの高値を上抜けた。
その勢いのまま先週チャレンジできなかった節目の5,100にトライして節目超えが実現した。
節目超えした金曜日はM7が軟調だったが、NVDAがわずかにプラスで差が出ている。
金曜日は5,100を上抜けたが、月末リバランスで株式から債券買いへの流れが起きるとの観測から週末に向けて利益確定売りが続き、上ヒゲをつけた。
NVDA決算が終わり、生成AI祭りが一旦は終わったとの見方も出ている。
次週は、週前半の入札の結果がどうなるか次第。
月末リバランスが本当に債券買いに流れるのであれば短期的には売り圧力が強まる可能性がある。
そして2月29日(木)のPCEの結果次第でも動きは変わる可能性があるので、ボラティリティ拡大に注意。
次週のシナリオ
①上昇する場合
上がり続けるなら次は5,200が簡易的な目安だろうか。
N波動の2倍水準5,296はまだ距離がある。
②下落する場合
右上に上がるサポートラインを下抜けると下落トレンド転換になる可能性がある。
また21日出来高移動平均線でサポートされている節があるので、このあたりが調整への入口。
フィボナッチ78.6%(4,921)までで止まるなら高値圏での軽い調整となる。
S&P500先物、最高値を更新するが不安定な値動きへ今週の振り返り
月曜日に先週末より若干高値を伸ばしたが5066.5で止まり、節目の5,100をチャレンジすることはなかった。
火曜日には予想を上回るCPIの結果を受けて下落しました。
火曜日は出来高が増えて下げたが、安値のトレンドライン(白)がサポートとなって反発した。
丸印の箇所。この値動きは一過性の利確に見える。
オレンジ色のトレンドラインもサポートと機能し始めているのだろうか。
反発上昇したが5066.5に届かず、金曜日のPPIもCPIに続いて予想を上回り、下落の材料とされた。
CPI/PPIの予想上振れは、FRBの「利上げを急ぐ必要がない」主旨をサポートするものとなった。
先週まで5月から利下げ開始と予想されていたが、今週は利下げ開始は6月に延期する確率を織り込み、長期金利は上昇を継続した。
金曜日に下げたと言っても、今は依然として高値圏にいる状況だ。
次週は注目されているNvidiaの決算だ。
先鋒はウォルマートの決算も予定されている。
NVDA決算が天井との声もあるが、下がるとしても押し目が提供される買い場と見る向きが多いか。
サポートライン(白のトレンドライン)を下抜けるなら、買い場探しの旅が始まる。
2月後半から3月はアノマリーで市場が弱いと言われているが、どこまで下げるかを観測、注視するといいだろう。
しかし、市場が強気を継続し上昇するならば、高値5066.5を上抜けたところから上値追いするといいだろう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
強気継続ならまずは高値5066.5を上抜けると、高値更新継続。
次は5,100節目にトライは変わらずの目線。
その次は5,300を目指すのか見てみたい。
ここはN波動の昨年7月から10月までの下落の2倍にあたるポイント。
②下落する場合
トレンドライン(白色線)のサポートを下抜けたら、上昇継続から短期下落へ切り替えと見る。
火曜日の安値止まりしたフィボナッチ61.8% 4,942で止まるか確認したい。
61.8%で止まらない場合はまずは100%の4,866を目指す可能性がある。
さらに下がる場合はm4,800前後が出来高が多い価格帯のため、この辺りが値止まりするサポートとなるか確認ポイント。
S&P500先物、最高値を更新今週の振り返り
今週はS&P500指数が5,000をローソク足実体で上抜けて、最高値を更新した。
S&P500先物も2022年1月最高値を上抜けて5,044をつけた。
利下げを急がない主旨の要人発言が繰り返され、長期金利は上昇する週だったが指数が下がることはなく上昇を続けている。
チャートはオレンジ色の平行チャネルを抜けて、この上抜けからは現在の指数の強さが示される。
今週は7日移動平均線(水色線)の上をキープして推移してることから上昇の勢いが止まっていないことがわかる。
今週は特に水曜日が平行チャネルを大きめの陽線で上昇したところが強かった。
出来高は減少傾向な週だったので、出来高増での上昇する日がきてほしいが、ここからはチキンレース。
安値を結ぶトレンドライン(白色線)を下回らないうちは、上昇継続だろうか。
次週のシナリオ
①上昇する場合
新高値の勢い継続なら、次は5,100節目にトライ。
その次は5,300を目指すのか見てみたい
ここはN波動の昨年7月から10月までの下落の2倍にあたるポイント。
②下落する場合
トレンドライン(白色線)を下抜けてから押し目を確認したい。
その場合は、1月31日につけた安値4,866が特徴的な水平ラインとなるかもしれない。
もう少し下がるならバリューエリア上限の4,800前後がサポートとなるか確認ゾーン。
S&P500先物、トレンドラインでサポートしリバウンド今週の振り返り
今週は月曜日から先週の高値を超える展開でスタート。
水曜日にはFOMCで政策金利が発表され、利下げを急いでいないことが示され下落へ傾いた。
NYCBの貸倒引当金の計上と赤字、配当引き下げとネガティブインパクトがあったことや、商業用不動産への懸念が相まって大陰線の演出となったか。
しかし、水曜日の下落は止まり、それ以上下げなかった。
徐々に上げ始めていた木曜日は、米国市場オープン後にリバウンドし、前日の下落をすべて取り戻した。
トレンドライン(オレンジ)で一度は止まって下げるが、金曜日にはトレンドライン超えを果たした。
先週は買い勢力、売り勢力の一進一退で、どちらの勢力が勝つかで短期的な方向が決まるだろうと書いていた。
今週は、買い勢力の勝ちで上目線となったようだ。
上昇シナリオの1つ目に書いたトレンドラインが上昇目安の1つ目と示したが、今週達成された。
この勢いが続くなら2022年1月の最高値を目指す。
S&P500指数は一足先に新高値を更新し続ける週となった。
トレンドライン(オレンジ)は2022年10月の底から引いてる長期間の平行チャネルで、このトレンドラインを上抜けたまま推移できるなら強いが果たしてどうなるか。
逆に売られる展開も視野に考える時期感か。
次週のシナリオ
①上昇する場合
上昇の勢い継続なら、まずは5,000の節目超えが始まりの合図。
次は2022年最高値の5,028.25がトライするポイント。
②下落する場合
水曜日の安値4,866がまずは第一次チェックポイント。この前後で止まるなら再反発する可能性がある。下抜けると次の押し目探索へ。
次のわかりやすいポイントは、平行チャネルの下限ラインが目安。平行チャネルの下限ラインを下回らない限りは上昇トレンド継続と見て良さそうだ。
S&P500先物、一進一退の値動き今週の振り返り
先週の上昇気流に乗って、今週はさらに上げてきた。
上がったが水曜日から金曜日にかけては上下動を繰り返している。
水曜日には上ヒゲで売り圧力→木曜日は下がったところを買い→金曜日は上下動して売り買い拮抗。買い勢力と売り勢力が一進一退といったところだろうか。
どちらの勢力が勝るかによって短期的な方向は決まるだろう。
今は静観でいい気がする。今週は毎日、安値を切り上げてきた。
しかし高値では売られる展開。2022年1月の最高値付近で出来高が少ない価格帯のため、上に抜ければ強いが、下押しも出やすい。
安値を切り下げて下抜けしない限りはゆるやかな上昇に身を任せる構え。
これからM7など大型決算があるため、決算結果へのリアクションで値動きが変わる可能性があるので注意しましょう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
右上に上がっていくトレンドライン(白)にはまだ届いていないので、短期的には上値目安の1つ目として見る。
上昇の勢いが強いなら、節目の5,000や先物の2022年1月最高値5028.25が次の目安となる
②下落する場合
1月22日(月)の安値4,872.5を下抜けていく場合は、一時的には下落に向かう可能性がある
最初のサポートラインの可能性は、12月下旬~1月上旬のレンジの高値4841.5からバリューエリア上限あたり。ここで値止まりするかを確かめたい。
次の安値は1月上旬レンジの安値4,702が目安。ここは出来高が薄い価格帯なので突き抜けると下落は加速する可能性あるが、レンジ内に戻す動きはありえるかもしれない。