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【AUDUSD】相場分析20200815 まだ上目線 but 売りを”意識”したシナリオ

ショート
FX:AUDUSD   豪ドル/米ドル
【サマリ】
天井圏と思われるエリアでもみ合いが続き上昇が一服したかに見える豪ドル/ドル。
ダウ理論的にはまだ価格は上目線エリアにあるものの、売りを意識していきたいところ。
ということで今後の売りシナリオについて、ダウ理論とエリオット波動を用いて考察します。

【詳細】
長期足の確認による環境認識です。

<長期足>
週足
青の鍵線 で示した2年移動平均線を上抜けた後も上昇を継続してきましたが、濃いパープルの200SMA付近で上ヒゲをつけ始めていることから売り勢力が強まってきていることが考えられます


<中期足>
日足
上昇トレンドが緩やかになってきていることが、緑線で示した二つのチャネルから確認できます。
ということで、ここからガンガン買いを狙っていくよりかは、そろそろ下降転換が始まるかもしれないと意識していきたいところです。


4時間足(最上部チャート)
最上部の4時間足チャートには直近の上昇と今後想定される波動のイメージを描いています。
現在は上昇5波が終わり(青の波動)、調整のA波、B波(赤の波動)を形成しているという局面です。

4時間足の直近部分にフォーカスしたチャートで今後のシナリオを波動のイメージとともに解説します。

4時間足(直近部分)
(5)波の完成後、(A)波、(B)波(まだ終点は未定)と形成されることで高値が切り下がってきていることに注目です。
また、青の水平線上に示した3つのピンクの丸の位置で高値が揃ってきていることからも、上昇の力が弱くなっていることが読み取れます。
ただし、ダウ理論的には(5)の押し安値(4)を下抜けるまでは上目線(緑のボックスで囲ったエリア)は継続。よってまだまだ買いを入れてくる勢力があり、これから再度上昇してくる可能性も意識しておく必要があります。

上目線だけど、高値が切り下がってきているというなかなか悩ましい状況なわけです。
さてどうしようか、というところで今後のシナリオを考えてみます。

<今後のシナリオ>
今後の動きのイメージを赤の緑の二つの波動で描いています。

赤の波動:
(B)点で青の水平線で高値を再度抑えられて、(C)点まで下落。( (C)はA(波)の1.618までを目安)
ABC波がちょうどN波動となるイメージです。(C)まで下落してくれば(4)の押し安値も更新していますので、完全に下降トレンド転換ということで積極的に売りを狙っていく場面となります。
加えて、(4)の押し安値ラインには、今回のAUDUSDの上昇トレンドの下の方から買ってきた勢力の利確や、比較的遅めに参入してきたロング(例えば(4)あたりで買った勢力や、(A)で買いを仕込んだ勢力)の損切りが溜まっていることが考えられるため、抜ければ大きく落ちる可能性をみています。

エントリー候補として考えられるのは、3つの赤の矢印。
●一番上の矢印:早めの売り仕掛けをしたい場合はここから売るのも手です。ちょうど三尊の右肩あたりから売るイメージになりますが、まだ緑のボックス:上目線エリアにあるので、踏み上げられるリスクを受け入れた上でのショートという立ち位置です。
●真ん中の矢印:上目線エリアとはいえ、もう下降トレンド転換を見越して早めに売りを仕込みたい。だけど最低限の根拠は持っておきたいという場合は、緑の上昇トレンドラインを割ったところでショートする手が考えられます。上目線エリアで売るのだけれども、トレンドラインベースでの上昇の流れを断ち切ったところで入るという考えです。
●一番下の矢印:より堅実なサインを待っての売りということであれば、(4)の押し安値ラインを割ってくるまで待つのが良いでしょう。


緑の波動:
高値(5)を再度抜けに行こうとするものの失敗し((B)点)、(C)点まで下落。( (C)はA(波)の1-1.618までを目安)

個人的には青の水平線での高値揃いが気になっているので、赤の波動の方がよりしっくりくるかなというところ。
さすがに一番上の矢印でのショートは怖いので、仕込むなら真ん中の矢印でしょう。

今のところはスイングでロングを狙うことは考えていません。(5)の高値を更新してきたら考慮するタイミングでしょう。

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