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【アリババ $BABA 】ここが分水嶺 当局との関係悪化で株価動向に注意

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NYSE:BABA   アリババ・グループ・ホールディングス
阿里巴巴(アリババ)は中国の代表的な銘柄ですが、米国にも上場をしています。
今では世界中の投資家が気軽に投資できるものになっています。

さて、アリババは現在も事業を堅調に拡大しており、将来に期待される銘柄の一つですが、現在の下落局面をどう捉えるかはかなり重要となってきます。

特にここ数日は慎重に見ています。その理由は以下の2つです。

・アント上場の見送り
・中国当局による締付け


上記2つの動きを受け、僕は楽観視できなくなりました。
まず、子会社アントの上場延期によって、本来上場で得られたはずの恩恵はほぼ無くなったといえるでしょう。中国全体で盛り上がっていた一大祭りだっただけにその失望感は想像を絶するものになりました。
次に、中国当局による締付けです。当局は、独占禁止法違反としてアリババやテンセント子会社などのIT企業に対し、罰金命令をしました。
参考:中国が独禁法違反でアリババとテンセント子会社に罰金処分

この2つだけでも、当局、共産党とのコミニュケーションがとても大事な中国企業へのダメージは大きいといえるでしょう。先日、アリババ創業者ジャック・マーは、共産党のメンツを潰す発言もしており、圧力を加えられる予兆がありました。共産党は、メンツをとても大事にしているため、これは「警告」であると捉えるべきでしょう。

この2つが投資家が売る主な動機です。しかし、直近の株価の判断はテクニカルでも見る必要があります。
僕は、250ドル手前、240ドル手前の2つのサポートラインを考えています。
香港市場も同時に見ていますが、同水準にサポートラインと考えられるものが確認できました。
現在、保有分の半分以上をすでに売却していますが、250ドルを割ったら残りについても判断します。

時間は常に有限。「含み損は損が確定していないから大丈夫」考えるのは甘いです。なぜなら、含み損を抱えているその時間は二度と戻ってこないのですから。
コメント:
補足です。

アリババは長期的に見たら上昇に期待できる株ですが、アリババの場合、中国政府との結びつきが強く、ジャック・マー自身もあまり大きく身動きが取れない状況であることが複数のデータから確認できています。なので、現時点では、他の銘柄に資金をシフトすることも検討しています。
コメント:
追記2

こちらのニュースきてました。
ジャック・マーが規制当局との会議でアントを手放す発言をしていたという情報です。
参考:アリババ創業者、アントの一部譲渡を当局に提案
以下本文から引用
「国が必要とするのであれば、アントから好きなプラットフォームを取っていい」と述べたという。この話はこれまでに報じられていなかった。馬氏による提案は、中国人民銀行(中央銀行)をはじめ、証券や銀行、保険業を監視する当局に対し、自身が過ちを認めたことを示すような格好となった。

つまり、共産党とアリババとの関係悪化が今の相場に現れており、当局はジワジワと見せしめの規制を強めていっていることがわかります。
現在の下落はすでに相場に現れたもので、需給の見極めがとても大事になってきます。なので、判断は変わらず上に記したポイントでしようと考えています。
コメント:
サポートラインギリギリで踏みとどまる可能性も考えましたが、サポートが効いてるのかを判断している間に、逃げ時を失うのではないかと考えたためです。
共産党の締め付けが強まることを想像するなら、それは株主にとってよくない状態をもたらすでしょう。
手動でトレードを終了しました:
コチラ↑大事な一文が抜けていました。アリババは昨日完全撤退しました。

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