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12月ECB理事会の結果と考察

ショート
SAXO:EURUSD   ユーロ/米ドル
12月ECB理事会の事前予想と結果

事前予想

政策金利:据え置き
APP(資産購入プログラム):増額
PEPP(パンデミック緊急プログラム):3月終了し替わりのプログラム発表


結果

政策金利:据え置き(予想通り)
APP(資産購入プログラム):月額200憶ユーロ増額して月額400億ユーロ(予想よりも少ない)
PEPP(パンデミック緊急プログラム):3月で終了(予想通り)

ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「ボトルネックは当面続くが、2022年に緩和されるだろう」
「インフレ率は2022年の大半の期間で2%を上回るだろう」
「インフレ率は来年のうちに低下する」


12月ECB理事会の考察
現在の資産購入額はAPP(資産購入プログラム)200憶ユーロとPEPP(パンデミック緊急プログラム)600億ユーロ、合わせて800億ユーロの資産購入を毎月行っています。
これを来年3月からは増額したとはいえAPP(資産購入プログラム)400億ユーロになります。
800億ユーロから400億ユーロに一気に減額なので、引き締めと受け止められユーロ買いが出てくる場面がありました。
ただ、その後はユーロは上値が重くなっています。
今回の引締めによるユーロ買い要因よりも、ユーロを取り巻く地政学リスクの方が強いためだと考えられます。

現在のユーロは「英国との離脱協議難航」「電力不足によるガス価格上昇」「ロシアによるウクライナ侵攻」「ポーランドによるEU離脱機器」「トルコのデフォルトリスク」などがあります。
これだけのリスクを抱えていることから、当面ユーロは上値の重い展開が続くのではないかと考えています。


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