エネルギー・コモディティ
経済の血液である原油価格を分析原油は経済の血液とも言われます。
機械、自動車など様々な経済活動が活発化してくると原油の需要は高まり、原油価格は上昇します。
(本来は原油の供給量との均衡点で価格は決まるのですが、最近大きなニュースはありませんので、ここでは大きな影響はないと考え考慮外とします。)
コロナショックで一気に需要が落ち込んだ原油価格も徐々に回復。
2021年7月に2018年10月高値まで上昇したのち反発、現在も週足で陽線を付けており、力強い動きをみせています。
ただ、原油は経済のバロメーターになるのですが、価格が上昇しすぎると企業のコストアップ要因になりますので注意も必要です。
その意味では2018年10月高値である76.88ドルを超えるかどうかは重要だと考えています。
【News Column】FRBが発表した「MMF流動性ファシリティ」とは?📌市場動向
✅日銀「予定外の国債買い入れオペ+資金供給オペ実施を発表」
✅ECB「7500億ユーロの新たな臨時資産購入プログラム導入を発表、民間・公的部門の証券を対象に年末まで実施する方針」
✅豪銀「政策金利0.25%の利下げ+豪3年国債の利回り目標0.25%前後に設定すると発表」
ロウ豪銀総裁は現状を「異常」と警鐘した上で「金利を3年間据え置く可能性」「雇用とCPIが改善するまでは金利を引き上げない方針」を示した。市場では事実上の長短金利操作導入を受け、豪ドルを中心とした資源国通貨が急落。手元資金にドルを確保する動きが更に強まった。
✅トランプ大統領「無償検査や有休休暇扱い拡大を盛り込んだ第2弾目の緊急対策法案成立」
これに加え、現在米政府は最大1兆3000億ドルを予算とする第3弾目の景気刺激案の策定を急いでいる。
✅FRB「MMMFを支援する緊急プログラム開始を発表」
FRBは緊急権限に基づき、08年のリーマンショック当時設立されたMMF流動性ファシリティにより100億ドルの信用保護を提供する。
■マネー・マーケット・ミューチャル・ファンド:
金融商品の1つで、主に債券を組み入れ資産とするミューチュアルファンド
08年リーマンブラザーズ破綻を受け、多くの投資家が現金化に急いだ事で解約が殺到、市場の混乱を招いた。MMF市場混乱の影響が短期金融(信用取引)市場の流動性逼迫にまで繋がるリスクを警戒したFRBが「市場の流動性回復」を目的として導入したのが「MMF流動性ファシリティ」である。
又、FRBが導入した流動性ファシリティはMMFに限らずあらゆる制度が存在し、原則、目的である流動性が回復次第終了する。
📌重要指標
✅米国 21時30分 新規失業保険申請件数
✅米国 21時30分 第4四半期経常収支
✅米国 21時30分 フィラデルフィア連銀景況指数
✅米国 23時00分 景気先行指数
✅米国 23時30分 週間天然ガス貯蔵量