EURCHF
中銀利上げレースのダークホース🐎 スイスフラン🇨🇭に注目今回は今個人的に注目している通貨であるスイスフランについて、注目する理由と通貨ペアを共有したいと思います。
スイス中銀ショック
世界的に進行するインフレを抑え込むために、世界各国の中央銀行が金融引き締め、利上げに向かっています。
数年ぶり、数十年ぶりにXXポイントの大幅利上げを実施といった大々的な見出しが経済ニュースを飾る日々が続いており、まさに中央銀行による利上げレースといった様相です。
先頭を走るのはもちろん米国。
カナダやイギリス、ニュージーランドも他国に比べ早い段階から引き締め方向に舵を切り、先頭集団を走ります。
一方でその利上げレースの最後尾に位置していたのが、欧州中央銀行、日銀、そしてスイス中央銀行でした。
7月に約10年ぶりの利上げを行なった欧州中央銀行は、かねてからEU圏内のインフレが高まるにつれ利上げ観測が高まっていた一方、スイス中銀は正反対。
金融引き締め・利上げレースのブービーメーカーは日本かスイスかと言われるくらい、超緩和スタンスを貫いていました。
そんな矢先の6月半ば、スイス中銀がインフレ抑制のために突如利上げを発表。それも一気に0.5ポイントの利上げをするというサプライズ発表により、多くの市場参加者が意表を突かれ、スイスフランが高騰する出来事が起きたのです。
スイス中銀ジョルダン総裁の発言
6月のスイス中銀利上げ発表後のジョルダン総裁の発言からは2つの興味深い点が読み取れます。
①スイスフランに対する中銀評価の変化
②インフレ懸念深刻化
もともとスイス中銀は、口を開けば「スイスフランは過大評価されている」「必要あれば躊躇なく介入(この場合はスイスフラン売り)を行う」と自国通貨高に対して懸念を表明してきました。
ですが、6月半ばの金融政策発表では、一転して
「スイスフランはもはや過大評価されていない」
「スイスフランが過度に上昇するならば外貨を買う準備があるし(=これまでと同じ)、下落する場合は外貨売りも検討する(=フラン買い介入示唆)」
と、これまでの自国通貨に対する評価と介入方針を変更。
自国通貨高は対インフレに関しては輸入物価の抑制に寄与しますから、インフレが進行する現在の状況においては通貨高は中銀にとっては渡りに船といったところなのでしょう。
いずれにせよ、このことは中銀が自国通貨に対する評価と介入方針を転換するするほどにインフレが深刻化しているということを意味し、また同時に将来に渡って継続的に利上げをする可能性が高まっているということができます。
ドルスイスフラン週足(中段は米国・スイスの政策金利、下段は米・ユーロ・スイスのインフレ率
注目の通貨ペア
以上踏まえて注目したいのが、昨今為替市場の動きを牽引している金融政策の乖離・金利差を考慮した通貨ペアの選択です。
ここでは二つの通貨ペアを紹介したいと思います。
1. ユーロ・フラン
欧州中央銀行は最近利上げを行いマイナス金利を脱しましたが、ウクライナ情勢という地政学リスクの先行き不透明感とそれに伴うリセッション入り懸念からタカ派になりきれない可能性があります。
利上げ後もユーロの動きに猛々しさが戻らないのは、そうした要因が大きいのかもしれません。
一方でスイスのインフレ率の上昇が続き、スイス中銀が躊躇なく利上げを行なっていけば両国の金融政策・金利は乖離し、スイスフラン高方向の動きが続く可能性が考えられます。
週足
元々2018年頃より下降トレンドが続いていたのですが、ここ最近になって再び下落が強まった動きを見せています。
パリティをブレイクし、現在はスイスフランショック時の安値をもブレイクしています。
これより下はTradingViewのデータを見る限り過去にレートが存在しない底なし沼状態です。
パリティというサイコロジカルな節目をブレイクしたことに加え、スイス中銀の通貨高容認を踏まえれば、さらに一段二段と下値を切り下げる展開が考えられます。
長期下降トレンドに沿って、戻り売りを基本スタンスとして臨みたいところです。
2. フラン・円
月足
ユーロフランのチャートを上下逆さまにしたかのようになっています。
こちらもスイスフランショックでつけた高値を派手にブレイクし、1980年の高値まで目立った抵抗はない真空地帯に突入しています。
スイス中央銀行が利上げを継続しマイナス金利を脱出となれば、世界で唯一マイナス金利を維持している日本との金融政策の乖離差・金利差はますます拡大していく事になります。
長期トレンドに沿って押し目買いを基本スタンスとして臨みたいところです。
ユーロに現れている明確な変化対ドルでは下落の止まらないユーロですが、それ以外の通貨とのクロスペアでは明確な変化が現れ始めています。
今回はユーロの転換の兆しが現れているペアについて共有したいと思います。
ユーロポンド
欧州の2大通貨であるユーロとポンドの通貨ペアです。欧州圏の人にとってのドル円のような存在と言えるでしょう。
週足
2020年年末から1年以上に渡って下降トレンドが続いていたのですが、先週そのガイドとなっていた下降トレンドライン(赤)をブレイク。
また、週足の戻り高値(オレンジ印)もブレイクし上目線転換しています。
0.86付近には大きな抵抗帯(グリーンバンド)が存在するため、まだまだ戻り売りが入ることは想定されるものの、大きなキャンドルで上記二つの要素をブレイクしたことは注目に値するでしょう。
チャート下にはドイツとイギリスの10年債利回りの差を表示しています。
2020年末からの下落局面では、この利回り差が拡大する傾向(イギリス債利回り>ドイツ債利回り)にありましたが、ここ数週間でその利回り差が縮小していることも注目材料の一つです。
ユーロフラン
こちらも欧州通貨であるユーロとスイスフランの通貨ペアです。
週足
2021年序盤から現在まで下降トレンドが続いています。
2月のロシアによるウクライナ侵攻時にはパリティに到達したものの、それ以降はユーロ高の展開が続いています。
ここでも注目は両国の長期金利差です。
2020年3月のコロナショック以降、ドイツ、スイスの10年国債利回り差は0.04水準(青のライン)をキャップとする展開が継続していましたが、4月に入ってその水準をブレイク。
スイスの利回りも上昇してきていますが、それ以上にドイツの利回りが急上昇していることが要因です。
また、金融引き締めに向かっている欧州中央銀行に比べ、スイス中央銀行は緩和スタンスを崩していないことから、両国の金融政策の違いがより明確になりつつあるとも言えます。
その意味では、金利の先高観が乏しいスイスフランよりユーロの方に資金が向かっているとも見ることができます。
今回二つのユーロクロスのペアを見てきましたが、ユーロクロスでのユーロ買いが増加すれば、ユーロドルの動向にも影響します。
その意味でもこの二つのペアの動向は将来のユーロの先行きを見る上でも重要な指標になることでしょう。
👑トレードアイデア 引き続きEURCHFユーロフランの押し目買いデイトレード戦術皆さんこんにちは新目健治です。
今日はEURHCFユーロフランの解説をしていきたいと思います。
昨日から有料プランは断続的に公開を仕掛ける段階で、この辺で仕掛けて利確をしたわけですけども、R3まで行ってですね、この辺でやめるといいかなと思いますので、今日も朝からユーロフランの押し目買いを狙っていたわけですけども、タイミングとしては今日のピボット1.0260、この付近から買う、もしくはFTNのインジケーターを使ってエントリータイミングの3つの条件が揃ったら買うということが可能でした。
ちょうど今、買いを仕掛けたところですけれども、FTNインジケーターのダイバージェンスの発生ですね、MACDダイバージェンスはここで発生しています。
あとはボリュームのスパイク、ここで確認したともいえますけども、もう一度ここで確認した後は、平均足のカラーチェンジ赤から青へのチェンジ、ちょっとわかりづらいですけどここで青にチェンジしていてですねまさに1本前、ここで買いを仕掛けて、TPは+75pips固定でホールドします。だいたいそうですねこの辺までいくんじゃないですかねこんな感じで考えております。
ということで特に相場が反転したとき、あとはスイス中央銀行とかファンダメンタルズ要因で動いているときは仕掛ける場所をの特定がなかなか難しいわけですよね、タイミングというか、そういう場合は、このtradingviewに備え付けてありますFTNインジケーターを使ってタイミングを図っていくといいと思います。
👑トレードアイデア EURCHFユーロフラン 他通貨の動意の根源でもあるか。ユーロフランに注目しています。先週(先々週か)パリティにタッチしてから断続的にフラン売り介入が発生しております。対ユーロ、対ドルだけでなく幅広い通貨で。本人がそう言っているのですからそのとおりなのでしょう。ただし彼らの行動は目に見えないのでいつどれくらいの規模でいつまでやるのかはわかりません。ある程度推測はできますが。
個人的には一旦またパリティまで圧されると思います。とはいえそこは絶好の押し目買いポイントでしょう。
中長期的には日足の800MAに回帰するフェーズに入っていくと思います。今はまだその兆しの段階。
この通貨を手掛けるというよりは、このファンダメンタルズのムーヴメントの影響先通貨ペアでうまく活用しましょう。
【EURCHF】20200511 過去5年での大底圏突入 水平線を根拠にした短期ショート過去5年間での大底圏に突入したユーロフランの相場分析です。
長期足による環境認識から行います。
<長期足>
月足
2007年から超長期下降トレンドです。
青の水平線が2017年につけた安値ですが、直近でこの安値を更新しています。
この安値更新により、次は2015年につけた安値を更新しに行くかどうか注目です。
週足
週足では赤の下降チャネルに沿った下降を形成しています。
<中期足>
日足
目立つ意識ラインをオレンジの水平線で描画しています。
下から2本の水平線の間で、もみ合っていますが、ここでの下落を狙う短期ショート戦略を以下4時間足で考えます。
4時間足(最上部チャート)
4時間足に降りて確認すると、さらに水色のラインが意識ラインとして働いていることがわかります。
<今後のシナリオ>
以下二つのポイントでのショートを狙います。(番号は4時間足チャートの番号に対応)
#1 意識ラインである水色ラインを下抜けでのショート
利確は一番下のオレンジのラインをターゲットとする短期ショートです。
#2 仮に#1の通り下落した場合、一番下のオレンジの水平線下抜けを狙い、チャートの#2からのショートを狙います。
一番下のショートを抜けた場合は下に目立つサポートラインが存在しないため、大きな下落が予想できますが、逆に大底ラインということから上昇転換への可能性も考えられ、それら両面を意識した立ち回りが必要です。
【EURCHF】下降チャネル継続を強く意識 チャネル上限からの戻り売りが狙い目年始に投稿したユーロフランの相場分析通り下落を見せ始めました。
<長期足>
週足(長期)
2008年からの長期下降トレンド継続中
週足(短期)
短期視点では赤の下降チャネルが意識されていることがポイント。
<中期足>
日足
長期目線では下落トレンドにありながら、日足レベルでは2019年8月くらいから緑のチャネルに沿った上昇の調整波を形成してきていました。
そして2019年末にそのチャネル下限をブレイク。大局の下落トレンドが継続していくことを示唆する局面となっています。
<今後のシナリオ>
下降継続一本のシナリオです。
現在のローソク足が下降チャネルの中間にあることから、エントリーは控えます。
下降チャネル上限まで戻ってからの戻り売りがもっとも優位性の高いエントリーポイントです。
その他、下降チャネルの中央線での反発を狙ったロングもなくはないですが、そのまま下落していく可能性も非常に高いため、オススメしません。
下降チャネルの下限でのサポートを期待したロングエントリーはありです。