EURUSD 7/25-7/29 日足戻り売り V.S. パリティ強反発 【環境認識】
〇日足(下目線)
・s昨年からの下降トレンド継続中
・先週、1.0000のパリティで強反発して、6月下旬からの下降波の半値まで戻し、日足のSMA20でレジされた
〇4時間足(下目線よりのフラット)
・パリティからの強反発で、ラスト戻り高値を上抜いた
・一方、日足レベルでの戻り売り候補でレンジ入り
【戦略】
・日足レベルの戻り売り候補 V.S. パリティからの強い買い
・先週高安をレンジとした持ち合い相場
・先週高安際でのプライスアクションを注視
・大局は下目線のため、上抜けダマシに注意
・抜けた方についていく
⇒ 「持ち合い離れにつけ」
bear
・先週高値でレジされれば、ネックラインまでショート
・ネックラインを下抜けば、1.0000までショート
・3週前高値(急騰高値)まで買われれば、ショート検討
bull
・ネックラインでサポされれば、先週高値までロング
・先週高値のレジが崩れれば、急落高値までロング
・1.0000まで売られれば、ロング検討
【チャートの見方】
・4時間足に週足を表示
・緑水平線~今後1週間のトレーディングレンジ予想
・紫水平線~昨年高安、本年高安等
・赤水平線~先月高安等
・橙水平線~先週高安
・赤矢印~日足クラスの波予想
・黄矢印~4時間足クラスの波予想
・青矢印~1時間、15分足クラスの波予想
Eurusd-4
【ユーロドル】全世界が注目するパリティ割れ/先輩2通貨の軌跡を振り返るユーロドルが1.0の等価レートを一時的に割りました。
ただし日足終値ベースでのブレイクはできておらず、7月18日のアジア時間では1.010付近で推移しています。
今回の投稿では、ユーロドルに先立ってパリティブレイクにトライした二つの通貨ペアの動きを振り返ってみます。
通貨ペアの違いによって状況は異なりますが、どんなに強い(弱い)通貨であっても、ブレイクには相応の時間を要するということがわかるかと思います。
ユーロドルがこの後どのような軌道を描くのか、みなさんが想像を膨らませるための参考になればと思います。
ユーロドルの状況(日足)
日足を見ると7月14日のローソク足が下ひげを伴った陰線で引け、翌日はその陰線を包み込む陽線で反発しています。
パリティブレイクにトライした2通貨ペアの軌跡
ユーロフラン(日足)
ユーロとスイスフランのクロスペアであるユーロフランがパリティブレイクにトライしたのは、ロシアのウクライナ侵攻が始まった2月末から3月末にかけてです。
この時はユーロ圏の地政学リスクが意識され、大幅なユーロ安が侵攻した時期ですが、それでもパリティ到達時には大きく反発し、直近の下落の7割近くを戻す動きとなっています。パリティ到達時のプライスアクションを見ると、ユーロドル同様に下ヒゲで若干ラインを割った後に反発していることが確認できます。
実際にパリティブレイクを果たしたのは、初回のトライから3ヶ月後。
中央銀行利上げレースのダークホース、スイス中銀がサプライズ利上げを実施した後でした。
ドルスイスフラン
ドルフランがパリティブレイクにトライしたのは5月の半ば。4月5月とドルが急上昇した場面です。
チャートを見ても、毎日が雇用統計と見紛うような急騰の様子が確認できますが、それでもパリティ到達後は直近上昇の半値近くまで押す展開になっています。
ドルフランではパリティが週足レベルで意識されるレートであり、その意味では日足での少しの抜け程度では単なるオーバーシュートと捉えられるでしょう。
ちなみに当時は米ドルがFRBの利上げムードに沿って上昇していく一方でスイスは緩和姿勢。利上げレースのブービーメーカーは日本かスイスかといった状況でした。
さて、現役合格に失敗してから1ヶ月後に再トライするものの、再びブレイク失敗。さらに今度は高値を切り下げる形になり2浪目に突入。現在は3回目の受験目指して0.98付近で奮闘中という状況です。
2022年のキング通貨、米ドルであってもこのありさまなので、パリティというレートは相当に意識され、一筋縄ではいかないラインであることが伺えます。
以上2通貨ペアの動きを見ても、片方の通貨が非常に強い、弱い状況にあっても一回のトライではブレイクに失敗しています。
これから夏のバカンスシーズンが本格化し市場が薄くなる中、パリティのような強く意識されるラインをブレイクするだけの売り圧力が新規に入るかどうか、もしくは先輩2通貨のように少し充電期間を経てから再度アタックを仕掛けるのか、そのあたりの動きに注目です。
EURUSD 7/11-7/15 先週陰線戻り売り パリティ直前【環境認識】
〇日足(下目線)
・先週、日足クラスのWボトム右側が崩れて、下降トレンド継続
〇4時間足(下目線)
・先週、固いと思われた5月安値を下抜けた
・日足、4時間足の波がリンクして、強い下落になった
・4時間のMAをガイドに下落している
・金曜は、強い反発で日足はピンバーとなった
【戦略】
・先週陰線の戻り売り、上がれば売り
・一方、1.0000(パリティ)目前であることと、先週の急落で、日足MAとの乖離が生まれたことによる強反発の可能性がある
bear
・5月安値でレジされれば、先週安値までショート
・先週安値でサポが崩れれば、1.0000までショート
・先週高値まで買われれば、ショート検討
bull
・先週安値でサポされれば、5月安値までロング
・5月安値のレジが崩れれば、先週高値までロング
・1.0000まで売られれば、ロング検討
【チャートの見方】
・4時間足に週足を表示
・緑水平線~今後1週間のトレーディングレンジ予想
・紫水平線~昨年高安、本年高安等
・赤水平線~先月高安等
・橙水平線~先週高安
・赤矢印~日足クラスの波予想
・黄矢印~4時間足クラスの波予想
・青矢印~1時間、15分足クラスの波予想
EURUSD 7/4-7/8 日足クラスの力がぶつかっている【環境認識】
〇日足(下目線)
・昨年からの下降トレンド継続中
・2016年安値で、日足クラスのWボトム右側を形成中
〇4時間足(下寄りのフラット)
・日足レベルの継続的な下降トレンドの中、週足レベルの節目に到達して反発、9週前のラスト戻り高値を上抜け
・先週、底値圏上抜けと思われたが、下降フラッグになるような形で下落した
・一方、サポは固く、Wボトムの右側になるような形で終値を迎えた
【戦略】
・日足クラスの下降トレンドと、トレンド変換の前兆であるWボトム右側との持ち合い
・底値圏を形成していることから、レンジ戦略(高いところで売り、安いところで買い)
・サポが崩れれば、日足と4時間足の目線が揃う下落となるので、一気に下落する
・一方、下は長期の節目なので、下抜けしたと思わせての下ヒゲでスパイクする可能性もある
⇒「レンジ戦略」「持ち合い離れにつけ」
bear
・先週高値でレジされれば、先週安値までショート
・先週安値でサポが崩れれば、6月中旬の下落のN値100%までショート
・6月高値まで買われれば、ショート検討
bull
・先週安値でサポされれば、先週高値までロング
・先週高値のレジが崩れれば、6月高値までロング
・N値100%まで売られれば、ロング検討
【チャートの見方】
・4時間足に週足を表示
・緑水平線~今後1週間のトレーディングレンジ予想
・紫水平線~昨年高安、本年高安等
・赤水平線~先月高安等
・橙水平線~先週高安
・赤矢印~日足クラスの波予想
・黄矢印~4時間足クラスの波予想
・青矢印~1時間、15分足クラスの波予想
EURUSD 6/20-6/24 日足レベルのWボトム形成中【環境認識】
〇日足(下目線)
・昨年からの下降トレンド継続中
・5週前に、2016年安値に到達し、2週連続で週足レベルの大きな上昇
・2週前に、3月からの下降波のフィボ50%できれいに抑えられ、日足レベルのWボトム右側を形成中
〇4時間足(下寄りのフラット)
・日足レベルの継続的な下降トレンドの中、週足レベルの節目に到達して反発、7週前のラスト戻り高値を上抜け
・4時間レベルでは、下値試し中、下寄りのフラット目線
・Wボトムの右側となる底値圏形成中
【戦略】
・継続的な下落トレンドの中、2020年上旬以来の日足レベルのWボトムを形成中
・現在値であるWボトムの右側のレンジがどちらに抜けるかを注目
・トレードするなら、先週高安を基準とした、レンジ戦略
bear
・先週高値でレジされれば、先週安値までショート
・先週今週安値でサポが崩れれば、キリ番の1.0300までショート
・2週前高値まで買われれば、ショート検討
bull
・先週安値でサポされれば、先週高値までロング
・先週高値のレジが崩れれば、2週前高値までロング
・キリ番である1.0300まで売られれば、ロング検討
【チャートの見方】
・4時間足に週足を表示
・緑水平線~今後1週間のトレーディングレンジ予想
・紫水平線~昨年高安、本年高安等
・赤水平線~先月高安等
・橙水平線~先週高安
・赤矢印~日足クラスの波予想
・黄矢印~4時間足クラスの波予想
・青矢印~1時間、15分足クラスの波予想
EURUSD 6/6-6/10 中段保ち合い どちらに抜けるか【環境認識】
〇日足(下目線)
・昨年からの下降トレンド継続中
・3週前に、2016年安値に到達し、2週連続で週足レベルの大きな上昇
・3月からの下降波のフィボ50%に到達
〇4時間足(上目線)
・日足レベルの継続的な下降トレンドの中、週足レベルの節目に到達して反発、5週前のラスト戻り高値を明確に上抜け
・現在地としては、中段保ち合い状態で、週足は小さなコマ足陰線でブルベア拮抗
【戦略】
・日足も戻り売りと4時間足の押し目買い目線が混在し、中段保ち合い状態となっている
・レンジ幅はあまり大きくないので、レンジトレードはあまりしたくない、中段保ち合いを抜けたほうについていきたい
・抜ける方向は、長期は下目線なので、売りで見ていきたい一方、4時間足の押し目買いポイントが下に点在している(先週安値など)ため、売られれば買われるの展開になる可能性がある
bear
・先月高値(今週高値)でレジされれば、先週安値まで抜けてけショート
・今週安値でサポが崩れれば、先週安値までショート
・6週前高値まで買われれば、ショート検討
bull
・今週高値のレジが崩れれば、6週前高値までロング
・今週安値でサポされれば、今週高値までロング
・今週高値のレジが崩れれば、6週前高値までロング
・先週安値まで売られれば、ロング検討
【チャートの見方】
・4時間足に週足を表示
・緑水平線~今後1週間のトレーディングレンジ予想
・紫水平線~昨年高安、本年高安等
・赤水平線~先月高安等
・橙水平線~先週高安
・赤矢印~日足クラスの波予想
・黄矢印~4時間足クラスの波予想
・青矢印~1時間、15分足クラスの波予想
EURUSD 5/30-6/3 目線混在 下目線固定でもいい【環境認識】
〇日足(下目線)
・昨年からの下降トレンド継続中
・3週前に、2016年安値に到達した後、達成感から、2週連続の上昇
・今週終値は、3月からの下降波フィボ50%に到達し、日足の戻り売り候補に入った
〇4時間足(上目線)
・継続的な下降トレンドであったが、週足レベルの節目に到達し、4週前陰線のラスト戻り高値を明確に上抜け
・今週中盤に下値試しも完了し、4時間クラスでは上を伺う展開
【戦略】
・日足と4時間足の目線が混在しているため、節目際(特に今週高安)のプライスアクションをよく観察する必要がある
・長期のトレンドは下のため、下目線固定でショートのみ狙う戦略のほうが、ダマシにあわない可能性が高くなる
bear
・今週高値でレジされれば、今週安値までショート
・今週安値でサポが崩れれば、2週前安値までショート
・6週前高値まで買われれば、ショート検討
bull
・今週高値のレジが崩れれば、6週前高値までロング
・今週安値でサポされれば、今週高値までロング
・3週前安値まで売られれば、ロング検討
【チャートの見方】
・4時間足に週足を表示
・緑水平線~今後1週間のトレーディングレンジ予想
・紫水平線~昨年高安、本年高安等
・赤水平線~先月高安等
・橙水平線~先週高安
・赤矢印~日足クラスの波予想
・黄矢印~4時間足クラスの波予想
・青矢印~1時間、15分足クラスの波予想
👑トレードアイデア 今日どうする?EURUSDユーロドルは1.0600~1.1650のオプションに絡むプレイ
皆さんこんにちは。
本日も相場解説していきたいと思います。
今日はユーロドルの解説をしていきたいと思います
昨日からユーロドルは買い方向だと思っていたわけですけれども、今日どうするの?ということをお伝えしていきたいと思います。
まずは中長期的に見ると下落が一旦終わって、戻りやすくなっていて、昨日もECB節総裁のラガルドさんが7月ぐらいにはテーパリング、緩和政策をやめて利上げに転換するよという発言もあって、ポンと上がったと言われていますけども、実際はその前からですね、ポンと上がることはわかっていて、なぜかというと、ここ(1.0650)ですね、ここに今日期日のオプションがあるからですね。
だから昨日も上がることはわかっていて、わかっていた人はここ(1.0600)で買いを仕掛けて今ここで止める段階かなと思います今ここ(1.0650近辺)ですよね。
ちょっと(1.0650から)行き過ぎたっていうだけで、今日期日の1.0650、このオプションが今、効力発生しているところかなと思います。
ですからこれからじわじわ上がっていったとしても、そろそろ欧州時間、ロンドン時間に入ってくるので落ちてきて、今日はここで落ち着くでですね、もう一段下(1.0600)ここにもオプションがあって、こことここって非常に今週もしくは月末にかけて色にでかいオプションなので、どっちに転んでもおかしくない。
月末にかけてこっち(1.0600)の方がでかい。
こういう「流れ」を予想して我々はどこを獲るかというと、ここを切り下げたら売る、しかも今日じゃなくて明日かなという、もしくは今日結構上昇しながら欧州時間以降してきたら、ここもちらっと売り取れるかなと思いますけども、ちょっと難しいかなという値幅もちょっとあんまりないので、この辺ちょっと10pips20pips取れればいいかな、それよりだったら明日以降、今日の深夜から明日以降を切り下げたらさっと取った方がやりやすいタイミングがわかりやすいかなと思います。
そうですよねフワッと上がってどこまで上がるかわからないし、いつ落ちてくるかわからない。
そういうところを取るよりも、場所がわかっていてそこを切り下げたら売るそれの方がタイミングわかりやすいかなという。
行き着くところもわかっているし、ただガバっとここを取ろうとしてもですね難しいなぜならば、ここら辺記述がバラバラのオプションしかもどっちもでかいのでどっちに吸い寄せられるかわからないんで、ここを切り下げたらさっと取る。
あとはここにタッチしたらさっと買う。
ここに当たったらもうわかんないですねもう27日なんて実質的な月末じゃないですか。
月末から2営業日前が実質的な営業ベースの営業日ベースの月末なんで、27金曜日はちょっとやれないかなという、あと週明けて33日はダラダラこの間おこフラフラ。
行くんじゃないかなと思うんで、取りやすいのはやっぱりここかな、あとここかなと思いますね。
ここを切り下げたら売る、ここに当たったら、買いをとっていくんですね。
しかも日付も大体わかっているので、タイミングも図りやすいかなと思いますね。
ただこれだけですね、ファンダメンタルズ要因から言うと、冒頭でもお話した通り、ECB総裁のラガルドさんは7月にはECBは緩和を終わらせて締め付けというか、利上げしますよ、こっち方向だよって言ってますし、昨日もですね、クリーブランド連銀高アメリカの連邦銀行のメンバーがですね、9月にはアメリカが一旦利上げやめるんやめてもいいかなみたいな発言をしたんで、それもやはりこっち方向ですよね。
アメリカが利上げ引き続きするっていうとこっちですけども、9月にはやめるとなるとやっぱこっちなんで、ファンダメンタルズ的にはちょっと下がりづらい、むしろこう上がる。
圧力がかかっているかなと思いますね。
はい。
ということで、ユーロドル今日、明日、やってあとはもう週末金曜日はもう手仕舞いって言うか、週末から週末金曜日から来週にかけてはもう月末ムードでちょっとなかなか稼ぎにくいかなと思っておりますということで、ご視聴ありがとうございます。
引き続き良いトレードを。
EURUSD 5/23-5/27 絶好の戻り売り候補【環境認識】
〇日足(下目線、節目下限)
・昨年からの下降トレンド継続中
・先週、2016年安値に到達し、週足レベルの節目
〇4時間足(下目線)
・継続的な下降トレンドであったが、週足レベルの節目に到達し、3週前陰線のラスト戻り高値付近まで反発上昇
【戦略】
・4時間レベルの売りのNボックス(絶好の戻り売りゾーン)まで上昇
・上げ止まったところを確認して戻り売り
・目安は、先週高値を再度試したところか、ラスト戻り高値を試したところで売りを仕掛ける
・一方、ラスト戻り高値のレジが崩れれば、これまでの売りが決済され、逆三尊を形成し、新規の買いも入って、3月安値まで急騰する可能性もあり
bear
・今週高値からラスト戻り高値でレジされれば、2022.4下降波N値100%まで抜けてけショート
・先週安値のサポが崩れれば、2022.4下降波N値100%まで抜けてけショート
・3月安値まで買われれば、ショート検討
bull
・先週安値でサポされれば、ラスト戻り高値までロング
・ラスト戻り高値のレジが崩れれば、3月安値までロング
・2022.4下降波N値100%まで売られれば、ロング検討
【チャートの見方】
・4時間足に週足を表示
・緑水平線~今後1週間のトレーディングレンジ予想
・紫水平線~昨年高安、本年高安等
・赤水平線~先月高安等
・橙水平線~先週高安
・赤矢印~日足クラスの波予想
・黄矢印~4時間足クラスの波予想
・青矢印~1時間、15分足クラスの波予想
【ユーロドル】長期ロングエントリー開始今年2月のアイデア投稿で「ユーロドル」に関する見通しをご説明した。
(※前回記事ページ下にリンクあり)
前回のユーロドル見通し記事では、今後のユーロドル相場の動きとして3月以降も引き続きズルズルと値を切り下げ、最後に大幅な下落、クライマックスセリングを迎え相場の底を迎えるだろうという見通しをお話しした。
現状ユーロドルの動きは2月に出した見通し通りの動きとなっている。
結論から言うと、拙者は今週明けにユーロドルの長期ロングポジションを取った。
ユーロドル相場は大底をつけたかは分からぬが既に「長期負けない水準」「1年以内に十分な利益を回収できる水準」に達しただろう。
以下、前回投稿と重なるユーロドル相場反転の材料と、前回投稿から見通しの変わっている部分についてお話しして行く。
前回のアイデア投稿2月の時点では、ECBの金融政策スタンスは今年10月に資産購入プログラムの終了、併せて10月からのユーロ圏利上げ開始が一般的となっていた。
それに対し拙者からは、ユーロ圏を襲うインフレの現状を考え、ECBによる資産購入プログラムの終了と利上げのタイミングは今夏に前倒しされ、それによりユーロドル相場は反転を迎えるだろうと言うことをお話しさせていただいた。
ECB金融政策の見通しについてはその読み通りに進んでおり、現在今年7月の資産購入プログラム終了と7月からの利上げ開始の可能性が日に日に高まっている。
現在タカ派な予想でもECBの年内3回の利上げ予想が大勢だと思うが、これが7月、9月、10月、12月の全4回で0.25%利上げが行われる可能性もあると考えている。
その理由はECBがインフレの問題に加え、それを加速させるユーロ安の解決を意識し始めたところにある。
利上げがユーロ安阻止にもつながり、よりインフレ抑制につながるという見解が強くなってきており、以前に増してECBの利上げに対する意欲は増しているだろう。
ここまでが前回のおさらいだ。
さて、そして状況は前回よりもやや複雑にはなってきている。
状況を複雑にさせているのはご存知の通り、ウクライナ戦争を機にした欧州エネルギー問題だ。
欧州経済が完全に停止してしまうほどのエネルギー危機に陥ることは無いと思うが、エネルギーコストの上昇はダイレクトに欧州の経済成長に反映する。
経済成長率GDPは「(国内需要)+(貿易収支)」から算出されるためエネルギー輸入価格の上昇はダイレクトに経済成長率指標の悪化に響いてくる。
これを理由に、既に2022年の欧州経済成長率は各アナリストから引き下げが行われている。
ただ、為替を決める本質的なファンダメンタルズとは「金利」と「信用力」の2点であると拙者は考えており、経済成長の停滞がユーロドル相場に長期的な下落トレンドをもたらす事は無いと考えている。
また中国を始めとする世界的な景気減速でエネルギー需要が予想を下回る兆しが見え始めていること、米国天然ガスの欧州供給のために現在欧米で急ピッチにLNG基地への投資が進められていることなどを考えると、壊滅的な欧州エネルギー危機というシナリオも考えずらいとは思う。
但し、短期的には分からない。
時に相場は本質的で無い不安材料にヒステリックに反応する。
短期的なパリティ割れ(ユーロドル=1.0000割れ)もあり得るスタンスで十分に余裕を持った投資ロットで挑みたい。
まず、このトレードの大きな魅力の一つは、その「戻り幅の大きさ」だ。
ユーロドルはCPI購買力平価で見れば既に22%も割安の水準にある。
この水準は2017年最安値(18%割安)の水準を上回り、ユーロ発足以来最低を記録した2020年水準(30%割安)に次ぐ過去二番目の割安水準だ。
こうした水準からの反発幅は大きく、また早く、反発から1年以内に1000-1500PIPSの戻りは見せるだろう。
好材料はいらない、最悪期の脱出だけでこれだけの自立反発力がある。
この狙う大きな戻り幅に対して「1:1」や「1:1.5」といったリスクリワードで投資ロットサイズを設定すれば良い。
そうすると自ずとロスカット水準はパリティ価格も大きく下回り、まさかにも対応できる十分に余裕を持った投資ポジションとなる。
1年間を掛けて取ったリスク額を倍にするイメージだ。
1年は長すぎると感じるだろうか?
リターンにワクワクを感じないだろうか?
一度こうしたトレードが長期複利でどれほどのリターンを与えるか計算してみると良い。
少なくとも拙者はこうしたトレードを何年も続け、再投資し、そのリターンには非常に満足している。
また誤解の無いように。
自立反発に期待して大きく下げた相場を何でも買えば、高値を更新した相場を何でも空売れば良いというものでは無い。
例えば現在米国株S&P500は4000ポイントの水準にあるが、ここで拙者が「3000ロスカット or 5000ターゲット」といった取引をするだろうか?
そんな事は間違いなくしない。
S&P500の3000割れは十分に考えられるし、次回S&P500の5000ポイント達成は何年も先になる可能性もある。
あくまで悪材料と好材料の出し尽くしに近づいた、底値圏と天井圏でエントリーをしている。
(大底値、大天井値である必要はない)
大事な事は「長期負けない水準」でエントリーすることと、「1年以内に十分な利益を回収できる見込みがある」ことだ。
そうしてこうしたチャンスは年に何度もない。
以上、今回は拙者が長期ロングエントリーを行ったユーロドル相場とそのポジション構成の考え方についてご説明させていただいた。
※尚長期投資となるためスワップポイントが非常に重要となってくる。
※この取引の場合には、EUR/USDスワップポイントの低い業者で取引を行う。
EURUSD 5/16-5/20 基本は戻り売り、強い反発可能性も【環境認識】
〇日足(下目線、節目下限)
・昨年からの下降トレンド継続中
・2016年安値に到達
・現在地としては、週足レベルの反発があってもおかしくないレート(2016年安値、1.03522付近)まで下落
〇4時間足(下目線)
・底値圏形成モードに入りつつあった、先週のコマ足レンジを下抜けし、下降トレンド継続
・下落幅は小さくなっている
【戦略】
・日足、4時間足とも下目線、基本的に戻り売り戦略
・一方、週足レベルの反発節目にさしかかっており、一旦の急な反発上昇もあり得ることを考慮
・現時点の逆張りロングとしては、4時間足MAが近く、撮れる値幅が少ないことから、プライスアクションをよく見極めたほうがよい
bull
・今週安値でサポされれば、ロング検討
・下降波N値100%まで売られれば、ロング検討
bear
・今週安値でレジ崩れれば、ショート
・4月安値でレジされれば、ショート
・ラスト戻り高値まで買われれば、ショート検討
【チャートの見方】
・4時間足に週足を表示
・緑水平線~今後1週間のトレーディングレンジ予想
・紫水平線~昨年高安、本年高安等
・赤水平線~先月高安等
・橙水平線~先週高安
・赤矢印~日足クラスの波予想
・黄矢印~4時間足クラスの波予想
・青矢印~1時間、15分足クラスの波予想