米国市場10月は下落に警戒!昨日の米国マーケットは大きく下がりました。
例年、9月と10月はマーケットが軟調になる月。
VIXもようやく上昇し投資家心理も恐怖の領域に傾き始めました。
強い米国経済指標データが続くなか、先日のFOMC発表では「来年は2回程度の利下げしか考えていない、しばらくはこの金利水準を維持する」という発言もあり、個人投資家達も恐怖感を感じだしてきたのかもしれません。
株価が下落し始めたいま、安易に株を買い漁るのは時期早々。
このまま高金利が続けばハイテク企業は影響を大きく受けます。リテール(一般小売業)も回復が遅くなると思われます。
ここのブレイクラインを下に割れたら更に下への調整さえもありえます。
4,200ドル付近までは覚悟しておくべきだと思います。
恐怖がもっと大きくなりチャートが底値をついて大きく上昇のロウソクが表れたら(ブリッシュリバーサル)絶好の買い場だという意識を持って資金を準備しておきます。
個人的にはVIXが30%を超えてきてほしいですが、10月にそこまで恐怖が起きるでしょうか?
CherioTechnicalTeam
プレミアムメンバーでも話合っていきます。
J-SPX
S&P500は久しぶりの下げ、今週も様子見か先週のS&P500の動きは、週前半は上昇したものの、8/16に200MAに頭を抑えられ下落に転じました。先週、200MAがポイントになりそうと書きましたが、その通りの結果となりました。
個人的には200MAを超えてからの下落になるのではないかと考えていましたが、ショートカバー中心で上昇ペースが早かったため、そこまで力がなかったのかもしれません。
金曜の出来高が増加、MACDはデッドクロス
出来高を見てみると、一週間を通してあまり多くない状況でした。ヘッジファンドや機関投資家の夏休み等も影響してそうです。
金曜日の出来高は8/11以来の多さとなっており、下落圧力のほうが強いことを示しています。
MACD(ファスト期間8、スロー期間18、シグナル6で設定しています。)はデッドクロスしており、今後下落が続く可能性が高くなっています。
一方で、MACDがデッドクロスしても株価が上昇し続けるダイバージェンスが発生する可能性もあり、買いも売りも判断しにくい相場と感じています。
短期的には4,156ポイントで反発できるか
先週も書いた通り、4,156ポイントは過去のレジスタンス及びサポートがあったラインとなるため、そこで反発できるか今週注目です。
21MAも同じ水準に来ており、短期的にはサポートとして意識されそうです。
ジャクソンホール会議で雰囲気変わるか
今週は8/26にジャクソンホール会議があり、FRB議長のパウエル氏が公演を行う予定となっています。今後の経済見通しに関する講演であるため毎年注目されていますが、
個人的にはジャクソンホール会議が終わり株価がどう反応するかを待ちたいと考えています。
先日公開された7月のFOMC議事要旨が発表され、「ある時点で政策金利の引き上げペースを緩めることが適切」との文言から
市場ではそこまで利上げされないのではと判断するくらい神経質な状況となっているため、
パウエル議長のちょっとした発言でも大きく動く可能性は十分に考慮したほうが良さそうです。
【米国株】半値戻しは強気のサイン? SP500の弱気相場における半値戻し50年の傾向7月の米国CPIが発表されました。
結果は予想を下回ったものの、以前インフレは歴史的に非常に高い水準にあります。
一方の市場関係者の見方はというと、インフレはもうピークを打ったとの見方や、利上げのピークはまだと見方が分かれているようです。
株価の反応に目を向けると、7月のCPI発表当日のS&P500が日足の戻り高値を終値ベースでブレイクするという強気な形で終了。
さらにその翌々日には年初からの下落の半値戻しラインを、同じく日足の終値ベースでブレイクしています。(下記チャート)
※週足終値でも同様
SP500日足、直近の動き
今回は、この半値戻しという点に焦点を当て、S&P500が弱気相場で半値戻しをした後に再び安値更新することはあるのかどうかを、過去50年のデータを遡って調べてみた結果をシェアしたいと思います。
非常に面白い結果となったので、特に中長期投資を考えている方の今後の戦略立案の参考になるのではと思います。
SP500月足
以下のチャートはSP500の月足です。
下段は直近最高値からの下落率を示しており、青の破線を下回った部分が弱気相場です。
(インジケーターは投稿下にリンクしていますので適宜参照ください。)
今回は1970年代の第1次オイルショックまで遡り、弱気相場で半値戻し(50%)水準を”日足の終値ベースでブレイク”した後に、さらに安値更新するケースがあるのかどうかを調べています。
弱気相場は合計12回ありましたので以下に結果を記します。(弱気相場の年代、半値戻し後に安値更新したかどうか)
1.1970年、安値更新なし
左が月足、右が当時の日足です。日足の終値で50%戻し水準をブレイク。その後は月足を見るとわかる通り安値更新は起きていません。
2.1974年、安値更新なし
3.1978年、安値更新なし
4.1980年、安値更新なし
5.1981年、安値更新あり
6.1982年、安値更新なし
7.1987年、安値更新なし
8.1998年、安値更新なし
9.2001年、安値更新なし
10.2008年、安値更新なし
11.2011年、安値更新なし
12.2020年、安値更新なし
以上、結果を見てわかる通り終値ベースで半値水準をブレイクした後に、直近の最安値(Lower Low)をさらに更新するケースは1981年の1件だけでした。
半値水準を日足の終値でブレイクできるかどうかは、その後のSP500の相場推移の分水嶺といっても良いでしょう。
このことから言えるのは、日足終値ベースで半値以上戻してからの下落場面は、統計的に見ると強気ポジションを構築していくことを積極的に考えても良い場面と捉えられる、ということです。
皆さんはこの結果をどう捉えますか?
ダウやナスダックではどうなのか?欧州株やその他指数でも調べてみると新しい発見があるかもしれません。
今回の投稿は下値側に関する傾向ですが、高値側、つまり最高値更新について過去の傾向を調べた以下の投稿も合わせて参考にしてみてください。
【米国株】過去の米国リセッション局面で株価はどう動いたのか?
【ピカ速】SPX 面白いゾーンまで来ました。 こっからが勝負前回は、金融緩和モードなので、経済指標は関係なしに上がってしまう。ただし、決算関係には注意という内容でした。
はい、実際強烈ブルモードで2900手前まで来てしまっています。
この領域は下落時に重要なポイントだったのは覚えていますでしょうか?
いったんここで大きな買いがはいって売りがストップした需給上の要所だったところです。
今度は下からつきあげてきてどういう反応を示すでしょうか?
さて、3月の連日サーキットブレーカー状態から徐々にボラティリティが減少していたSPXですが、最近少し値幅が広がってきているのにお気づきでしょうか?
昨日は下げ基調であったにもかかわらず今朝は経済再開の上げ材料でかなりの値幅の上昇となりました。
少し市場への見方が二極化しはじめています。
【ピカ速】 コロナ相場のミニ関ケ原 SPX S&P500 相場環境をあらためて見返してみる。久々にじっくり相場環境をみなおしてみます。
前回は以下のようなシナリオ見通しを立てました。
シナリオ1. 二極化した相場観で不安定な持ち合い
シナリオ2. 政策材料を消化して早期に下落
シナリオ3. 問題収束の見通しがたち上昇
実際シナリオ1でしばらく経過したあと思った以上に上向きの圧力が高まり、シナリオ3も見据える状況となってきた形です。
なぜここまで強くなってきたのでしょうか?
FRBの無限金融緩和の発表は確かに大きな一手でしたが、その後も新規失業保険の数字がすさまじいものになっており、それと相殺するのかと思われました。
しかし、市場は逆にそれだけ数字が悪いのだからもっと金融緩和するに違いがないといういわゆる 緩和期待相場 に典型的な動きをとりだしたのです。
なぜそう考えるかというと、ゴールドの動きもあわせてみていくとわかりやすいです。
私事になりますが、無限金融緩和直後に、経済悪化と金融緩和の両方の恩恵を得られるゴールドを結構買い込みました。
直近のゴールドの下落要因は、ドルの枯渇による資金需要の悪化でしたので、無限金融緩和により上昇を取り戻すと見たからです。しかも経済悪化もゴールドに味方する可能性があります。
その後、ゴールドが順調に値を上げ続けたことから、市場のテーマは金融緩和に傾いていたことがわります。
一方、テクニカル的にみていくと、現在のS&P500の下落からの戻りはちょうど50%付近となりひとつの節目にあります。
そして200日線はまだ超えることはできていません。
さて、ここでメインとして相場を動かすテーマがふたつ考えられます。
A. 下落をファンダメンタルズ的に考えるのが難しくなってきます。マイナス要因をプラスに変えてしまったからです。そのまま半年なり一年後の経済回復まで逃げ切ろうという雰囲気もみえます。
B。現時点で株の下落を考えられるとすれば、それは、実際の決算で利益やガイダンスにより、PERや次期の予想PERが大幅に悪化することです。
Aのシナリオはかなり底流として漂いだしているのは間違いありません。
例えば、画像中①のようにウェッジをさらに上抜けしたりそのまま先を長くしていく形はもっとも強い相場の形です。昨年何度かみられた形でもあります。特に金融緩和や貿易戦争終結といったひっぱりの強いテーマがあるとみられやすいです。
ただし、トレンド角度というのは、時間軸とあわせて妥当性をみていく必要があり、このままの角度で行くと半年先どころかあっというまに天空に突き抜けてしまいます。半年後に最高値圏というベストシナリオだとしても調整を繰り返す必要があります。
一方、Bのように経済ではなく、個々の銘柄の現実についてショッキングな指標がでると崩れる可能性はあります。時期的にウェッジの下方ブレイク(画像中②、③)は、決算時期とタイミングをあわせており、調整タイミングとしては可能性が高いものになっています。
基本的にはAのテーマをベースとしながらも、Bのような調整テーマを取り込みつつ進んでいくと思われます。
しかし、これだけの事態でありますので、例えば十分に金融政策をとれない新興国がらみなどで、Aのテーマをぶち壊すほどのハードランディングするというシナリオも出てこないわけではないですが、それはもう少し様子をみながら検討していく形になりそうです。その場合50%または200日線を超えることができずに、沈み続けるという長期停滞シナリオも考えられます。
いずれにしても、確実性の高い情報はしっかりとおさえつつ、非確実性の高い部分については頭の隅にいれて対応できるポジションどりをしていく必要があるのはいつものことです。
【ピカ速】SPX リバウンド相場からのどうなる? 基準をもったエントリーを ダウ・日経前回は一応下値サポートラインは割ったのですが、想定していたチャネルをブレイクしたことでリバウンド相場が拡大しました。
環境を分析するならば、3月20日のメジャーSQを基点にしてリバウンド相場が形成されています。
その様子は出来高からも確認できています。
いったんはポジションを手じまいこの下落相場を落ち着かせる動きとなっています。
FEDやホワイトハウスもSQにタイミングあわせて政策を発表して転換点としようとしていた可能性があります。
2018年12月も大体そんなタイミングでした。
さて、ここから私がとりあえず注目したいのは2700あたりのラインです。
これが今回ベア入りしたラインとなっています。
先週からの財政政策ネタでこのラインを目指した買いオーダーがまだ続くとは思われます。
ただ、先週末もリバウンドの利益確定で売られてやや勢いが弱まっていますので、高値圏でたまった買いオーダーが結局抜けられずに
展開が悪化したときの売り燃料となる展開も予想されます。
シナリオとしてまとめると、
シナリオ1. 二極化した相場観で不安定な持ち合い
シナリオ2. 政策材料を消化して早期に下落
シナリオ3. 問題収束の見通しがたち上昇
シナリオ3は難しいのではないかと思いますが、私も感染症や政策の専門家ではないので、可能性としては排除しないとして一応いれておきました。
私自身がショートを積極的にいれるわけではないですが、弱気分析ということでショートとしておきました。
【ピカ速】下落トレンドの平行チャンネルを強化しはじめたS&P500 久々の更新です。
いままでは、チャネルの拡大や縮小をし、小さな戻しを経験しつつ下落していたのですが、だんだんその頂点を結び平行チャンネルを強化しはじめたS&P500です。
何度もトレンドラインをテストしているうちに、トレンド傾向を強めてしまった形です。
通常、株価指数において下落トレンドというのはここまできれいに平行トレンド化して持続することは稀ですので
そういう意味では異例の相場になってきたなという感想です。
先週も2300付近の水平ラインを何度も試してははねかえされていたためラウンディングして一時的な反発を予想する向きもありました。
実際ボラティリティがやや低下してvixも落ち着いてきています。
私も需給上では、反発の可能性は当然みていましたが、ファンダメンタルズ的な不透明感から大きく買われることはないだろうとも思っていました。
なぜなら米国の感染者数が欧州においつけとばかりに急増しており、3/15週の新規の 失業申請 が前代未聞の数字になるという予測があったからです。
(3/26に発表になります)
すでに週末CFDでは売りがはいっていますが、週明けにはすぐに底をわってくるか、いったん耐えてもディセンディングトライアングルをつけて押してくる可能性も高いとみています。
中期的にどこまで落ちるかですが、 あまり先のことを予想したくないのですが 、ここまでくると需給要素ではとまらないだろうなという感じがするものの、
一応2016年レベルのサポートエリアでとまるか、もし突き抜ける場合高値からの50%レベルである1700付近までは見る必要があるかもしれません。
/
あとは、この問題が長期化するか比較的早く収束するかという 時間軸 的な要素を注意深く見ていく必要があります。
【ピカ速】 S&P500 お釈迦様の手の内だった一週間 大局観をもって見ていきましょうはい。ピカソマンです。こんにちは。
上図はSPX
下図は米国債(10年)
それぞれ日足です。
今週一番注目すべきだったのはやはりFRBの0.50%もの 緊急利下げ です。現在FFレートは 1.00~1.25% になりました。
さらに市場は 0.75%~0.5%もの追加利下げ を見込んでいるというのですから驚きです。そうなるともうほとんどゼロ金利に近づいてしまいます。
今までの0.25%単位の攻防での悲喜こもごもはいったいなんだったというぐらいの事態です。
ドル円のロングポジション持っている人は大変ですね。ほとんどスワップがつかなくなります。
同様にドル資産をもっている意味も急激に薄れますから一気に巻き戻しが起こってしまう可能性が。
米国内としては、緩和的なんですけど、海外からドルが集まらなくなると結局米国資産の買い支え役が??
あまりにも大きな利下げというのは、荒療治となりますから、市場にはプラスとはいいきれないんですね。
さて、連日ものすごい大きな値幅で株価が動くものだから、トレードに参加していた人は毎日がビッグイベントだったような感触だったと思います。
でも、ちょっとチャートを見てください。
実は、今週一週間は持ち合いパターンをつくっていただけなんです。
いったん底をつけたあと早期にこの事態は見越していましたので、前回の3/3の解説(下段にリンクはっています)の時点にて図に加えてありました。
結局毎日上だー!! 下だー!! わーー!! ぎゃーー!!といっていても、
孫悟空がお釈迦様の手の内で右往左往しているだけの一週間だったわけです。
あまりにもボラティリティが高まると普段とは 「スケール感」 ががらりとかわってしまうので、まずそこをリセットした上で冷静に市場を見ることをお勧めします。
もちろんこの持ち合いからどちらかにブレイクするというシナリオになると思います。
ブル(買い手)の人にとってはきつい週末となりましたが、なんとかフラッグ化した底値ラインを維持しましたので、まだ戻していく可能性は残っています。
むしろ少しボラティリティ的に落ち着いてゆるやかーに上っていくときが本当の上昇です。がーっと戻したらまたがーっと落とされると思います。
あと当然ながら、今の底値ラインをわったらどこまで落ちるかわかりません。
短期トレーダーの方は、ポイントはつかみやすいと思いますので、メジャーラインで逆張りするか、ブレイクアウトについていけばいいだけでしょう。
長期の人はあまりがちゃがちゃすると短期トレーダーとかわらなくなってしまうので、もう少し落ち着いてからいきましょう。
【ピカ速】やはり8-10月エリアでとまったS&P500 いったん底打ち確認を。はい こんにちわ。ピカソマンです。
前回は、
この下落はいったん2019年8月~10月のもみあいエリアを最終防衛帯として、
そこまでは大口投資家がひきつけてくるが、そこから買いを入れてくるだろう といった意味合いのメッセージを送りました。
エリアとは図示にて 3020台~2820台 ぐらいのエリアを指しました。
自信がないわけではないとはいえ、標準偏差の異様に大きい相場なので何があってもおかしくないとは思っていましたが、
結果的にそのエリアまではきっちり突入した上に最終的には突き抜けることなく捕捉されました。
パチパチ。
S&P500については上記エリアで支えられていること、来週から 月替わり となることから、今週より確実にサポート力が増しますので、底をつけたことを確認次第、ロングをいれていって良い相場かなと思います。
ただしなんらかのきっかけで再びエリアの下抜け(2820を割り込んでくる)したら、どこまでいくかわかりませんのでご注意ください。
例えば、急にパンデミック化してきたといったニュースがあれば、可能性がないわけではないです。
上記エリアはあくまで需給上の重要エリアであり、株価に正当性を与えるためのエリアではありません。
ファンダメンタルズ的にはまだまだ割高であるという声もありますから、買いあがる力が弱まれば落ちてくる可能性もあります。
なお、3指数の中で最弱だったダウについては・・・
つきぬけたあとにエリアにぎりぎりもどってきた形となっています。
やはり、ダウはあまり株価の水準をはかる標準ベンチマークとしては見られていないと思いますのでS&P500を見ることをお勧めします。
それでは来週も「ほどほどに」がんばってください。
【ピカ速スタディ】S&P500 ダウ 今年に入ってのCOTや建玉数をみるとやはりバブルだったようです。はい。ピカソマンです。いつもご覧いただきありがとうございます。
週末なのでスタディをひとつ提供いたします。
先ほどインディケーターとしてスクリプトを二件公開(末尾に関連アイデアとしてあり)しましたのでそれをもとにお話しします。
COT
ひとつはS&P500の先物のCOTというものです。
まず、COTとはどういうものかを説明します。
CMEで取引された先物のうち大口の取引をCFTCという監督官庁に報告する義務があるのですが、CFTCでは、取引プレイヤーの属性ごとに仕分けてそれを誰でも見られるようにデータ化して公表しています。
発表は火曜日時点のポジションを金曜日に公表するという方式です。
見るときのコツですが、どの属性のプレイヤーがどうなったら上がると下がるとという確実な法則はありませんが、丹念に見ていくと一定の傾向はあります。
それぞれがポジションをもつ目的というのは、ヘッジであったり、差益目的であったりするのですが、株価指数先物の場合は、商品先物のように単純に投機かヘッジかという区別はつきにくいです。
COTにも投機かヘッジかという分類のタイプもあるのですが、私はこちらのタイプのCOTを好んでいます。
基本的には今までと比べて極端な偏りができたときにそれを押し戻す力が働きやすくなるので市場の変化が起こりうる、というおおざっぱなとらえ方をしておくのが正解です。
何月何日に何が起こるといった正確なタイミングツールにはなりませんのでご注意ください。
OPEN INTEREST
もうひとつは OPEN INTEREST です。 これは建玉つまりは先物のポジションの残数のことです。既存の買い手と売り手を合計したものです。
先物は必ず買い手と売り手が同数いますので単純にポジションを分けて計算する意味はありません。
通常、それほど敏感に何かを察知するようなインディケーターではありませんが、目に見えるような変化があったときはよほどのことが起こっています。
ではケーススタディです。(※あくまで私の私見です。)
SPX(S&P500)の日足チャートに上記二つを載せました。
まず COT を見てみましょう。
一番上の赤のassetと下のdealerとの差がどんどん開いているいるのがわかりますでしょうか。
先物というのは買い手が増えればそれと同じ数だけ売り手役を引き受ける必要があるので必ずどちらかのポジションが膨らんでくると反対のポジションも膨らんできます。
かなり強い上昇トレンドであったため、新規の買い手に対して新規の売り手はやや渋るような状況であるためどんどん価格がつりあがっていった、しかしそれでも新規買い手が現れたため、買い手膨らみ売り手も結果的には膨らんだ形です。
このように差が大きくなってくるといつかは反対売買が起こる可能性が高まってきます。
次に OPEN INTEREST から見てみましょう。
時々グラフがスパイクしては落下しているのは限月交代がらみのものですのであまり気にしないでください。
それよりも全体的な水準で気づくことはありませんか?
よくみると2019年の水準より2020年の水準のほうが一段高くなっているのがわかります。
これは市場を直観的に観察できる状況をサポートする根拠となっています。
どういうことかというと、2019年の後半から特に株価が急上昇していますが、それは、REPOを中心としたFEDの緩和政策をもとにしたものでした。
普通であれば株価が上がりすぎると買い手はポジションを手仕舞うためポジションが膨れ上がることはないのですが、今回は、それでも買い手がついたため手仕舞うよりはやくポジションが膨らんでいったという構造が見えます。
バブルですね。
CFTCの詳細については、
www.cftc.gov
をご覧ください。
英語でわかりづらいのでいずれ私のHPにてまとめます。
【ピカ速】S&P500 ダウ 最終防衛帯を見据えた戦い?胃腸炎をわずらってあんまり元気がないピカソマンです。
というか今の相場よりよほど落ち込んでいる中の投稿です。
はい。
ここまで来たら細かい予想とかより当座の最終ターゲットです。
それは、ずばり2019年8-10月のもみあいエリアです。
大方、相場のくじらやら恐竜やらはもうここを見据えているでしょう。
既に今日の先物が3060までいってたのであと少しで突入です。
必ずここまで行くと言っているわけではないですが、当面このゾーンをつきやぶることはないだろうというエリアであり、やっと
買いが本格的にはいってくることうけあいですので、そのゾーンを目前に控えた中でどのように動くかはまた相場の駆け引き次第です。
正直、動きがダイレクトすぎて、細かい挙動をはかる材料がほとんどないので、細かいアドバイスはできません。
あまりおすすめしないですが、積極的にトレードしたいかたは、押し引きの対応力が求められますので随時チャートやら板やらをみて判断してください。
【ピカ速】S&P500 ダウ 不安定な時期が続く見込みピカソマンです。
いつもご覧いただきありがとうございます。
チャートは指数のSPXの週足です。
2017年のゴルディロクス相場後半から2018年1月のvixショックに至る展開と同じような展開となっています。
そのときと同じく最近の上昇は明らかに急角度でしたから調整がはいるのはやむを得ずです。
この数か月は昨年のREPOにはじまる緩和を背景に買われるから買うという形で上げていました。
最近少しずつ調整の気配が出ていましたが、昨日ようやくはっきりとした形での調整となりました。
基本的に米国株は底堅く推移していく可能性のほうが大きいですが、今までのような日足レベルでのしっかりとしたトレンドラインをひける相場はいったん終了したと思われます。
時間をかけつつ3000台ぐらいまでは調整が起こっても特に不思議ではありません。
前回の解説、twitterのほうでも随時解説していましたが、今滞在している3200~3250のエリアはかなり厚いサポートエリアとなっており昨晩は少し深いところまで攻めましたが結局割れずに戻ってきました。
米国債はかなり急騰して買われすぎの水準です。
金は買われすぎのあとすでに調整が少しはいっています。
今後のシナリオはかなり難しいです。不透明感が漂いvixも急上昇している、要は市場自体もどこへ向かうのかよくわかってないということです。
もし一晩で落ち着きを取り戻していれば今日戻していく可能性があります。
まだもう一押ししたとしても1/8の安値の3190あたりまではサポート帯として吸収できますので、そこでとまれば翌日あたりから反発する可能性があります。
あまり考えていませんが一気に下抜けた場合は3130~3100あたりのエリアが次のターゲットとなります。
3300または3330が戻り候補となり、そこでとまれば場合によってはヘッドアンドショルダーの形ができてきます。
逆にそこから3330を超えていくようなことがあるとよほど強いパターンで高値更新がみえてきます。
【ピカ速】S&P500 ダウ 基本的にはドル資産は底堅いがムードは悪い私事になりますが、完全裁量から徐々に機械化に置き換えていくことを目指しているので実トレードは控えめにしていますが、
たとえ機械化しても相場をみれないと意味がないので、今後とも分析は続けていきますのでよろしくお願いします。
はい。前回は、トライアングルを示して、(その前にロングオンリーでいくと明言した手前)上抜け期待ではあるが両方あり得る、として、
結局下抜けてしまった展開となりました。
このへんはツイッターで何度か言及していまして、指標がよかったにもかかわらず弱気なあたり、3380あたりを下抜けたら注意としていましたが、実際下抜けたあとは3330台までまっさかさまでした。
tradingviewのアイデアでは、一応コメントとして追加情報をいれられますが、あまり気づかれないと思われるため更新していませんので、ピカ速をご覧になる方は必ずtwitterも必ずフォローすることをお勧めします。
前々から言っておりますが、重要なポイントほど二択で見ていく必要があります。
さて、まずはファンダメンタルズ的な状況を整理していきましょう。
FEDのバランスシートですが、二月前半までは拡大していましたが、このところは、いったん落ち着かせており、そのあたりが一番株の天井をつくっている原因となっていると思います。
とはいえ、年内の追加利下げ期待、財政出動期待は依然として底流を流れていることも忘れていはいけません。
ウイルスだのなんだのという材料もありますが、株はお上の手の上で転がっているものです。
かなり前から青のチャネルを提唱しており、実際機能してきています。それにともなって赤の長期ラインは有効性を失ってきています。
トレンドラインの角度というのは、当然ながら上昇速度を表します。速度を失えば当然ラインもかわってきます。
とはいえ現在、赤のラインがひとつめのサポート帯と重なっていることから今の水準での一定の攻防は想定されます。
もしこのラインで素直に反発したとしたらかなり強いパターンです。
しかし、Nasdaqがまだ十分に調整しきれておらずトレンドラインまで遊びがあることから、ここで時間をつかわれるといっそう勢いを失います。
次に米国債の動きですが、こちらは上値抵抗線にぶつかっており、今後アセンディングトライアングルのような形をつくってくる可能性もあります。ドル買いのフローは株にも向かっていますが、かなりの部分は米国債に向かっていると思われます。
もしここをブレイクするとすると、株から国債へリバランスが行われているといった事態が想定されます。タイミングツールとして有効かもしれません。
さらに、為替の動向にも注意が必要です。
先週ユーロドル、ドル円の双方で強いドル買いが見られました。
来週これが調整してドル売りにはいるとすると、米株も上昇力をいっそう失います。
まずは、以前の重要な節目である3300サポート帯がターゲットになります。
余談ですが、ドル円に関しては、昨週前半ぐらいまではまだ株相関も感じられたのですが、急に円安=日本経済低迷といったイメージに塗り替えらて来たので、扱い方が難しくなっています。
ということであまりテンションのあがらない見通しです。
あまりがちゃがちゃポジションをもってお金を失わないようにすることを心からお勧めします。
【ピカ速】S&P500 ダウ 上抜け期待はい。昨日せっかく上げると教えたのに利確遅れた皆さんこんにちわ。
え、そんな人いないって?OK.
現在3383ぐらいですが、このポイントでトライアングルをつくっています。
この水準はオーダー水準としてもかなり重要な分岐点なのでせめぎあいになっているわけなんです。
こういう重要ポイントを頂点としたトライアングル型になるってのは実はチャートでは結構あるパターンなんです。
もちろんここは上か下かにブレイクする可能性が高いわけなんですが。
当然ロングを前提に組み立てるけど失敗したらすぐ逃げるみたいな。
今日もドル円ががしがしいっちゃってるしのっかっていきたいですね。
【ピカ速】調整はしたが、強すぎる米国株 ダウ S&P500一応前回示したウェッジの下方抜けはしっかりとやってくれたS&P500でしたが、
そのあとのリカバリーが強いです。
twitterでは言及しましたが、財政出動と金融緩和をダブルで行うような状況が世界規模で発生しています。
これはもうバブルといっていいとおもわれます。
金とドル円と株と国債が同時に上がるような相場となっており、とりあえずなんでもいいからロングしておけという状況です。
本日もドル円が異常な暴騰しており、それは単にオプションやらショートカバーやら需給上の都合が大きいと思いますが、ドル買いが進んでいるということで、
S&P500のATHを期待しています。いったんラインにひっかかると思いますが、さらにそこもぶち抜けていくことを期待しています。ただの願望です。
バブル気味だからというわけではないのですが、基本的にピカ速は兼業のマイルドトレーダー向けのメディアとしてロング志向で提供していきたいと考えています。
落ちそうなときは「注意」としてショートは薦めない方向にして、いかに「買い場」を探すかという方向に統一していこうと考えておりますのでご理解ください。
金融危機がきたら怯えることにします。
【ピカ速】S&P500 ダウ 日経 ドル円 ⇒ 来週もNASDAQに注目現在米国株指数を主導しているといえるのはNASDAQの動きです。
そのNASDAQがチャンネルの上限近くにオーダーを固めるような形となり上向きウェッジをつくってしまっています。
こうなっても上抜けの可能性というのはないわけではないのですが、10月からの上昇角度がかなり急であったため、ここから上抜けといういっそうな急角度=上昇の加速を意味します。
確率的にいえば、来週あたりにはウェッジが崩れて調整の週となる可能性が高いと思われます。
もしここで上抜けたら
1.異常加速≒バブル気味
2.と、みせかけてだましで急落
といったあたりです。
ETF投資家⇒ まだ 強い下落を注意するほどではないが、NASDAQが赤ラインわったらかなり危ない。
マイルドなトレーダー⇒ 無理せず。 買いポイント待ち。
ハードトレーダー ⇒ 引き続きショート狙い。万が一上抜けたらフォロー。タイミングには各自で。
【ピカ速】S&P500 ダウ まだベア転換はしていない。けど?前回はbuy the dipについて言及してやはり買われたのですが。。。
下段よりNasdaq分析をご覧ください。
Nasdaqをみると今のS&P500の位置もわかりやすいです。
S&P500の青ラインの有効性をある程度担保しています。
現在徐々に波のボラティリティが狭まってきてだんだん上向きウェッジ化してきていること、
青ラインの抵抗線を強く意識させられていることから、
下落のセットアップが整っています。
下落するには、サポートの斜線をわり、昨日の安値の3350あたりをわりこんでこないと下落とはなりませんので、まだわかりませんが、
現在の高値水準でのショートであれば上抜けストップを近くに置けるので試しにいれてみるのもひとつかもしれません。
もちろん上抜けの可能性もないわけではありません。かなり先取りになります。
ETF投資家の人もヘッジとして入れておく選択肢もあるかもしれません。