Gold 下落トレンド継続か、上昇トレンドに反転するか。'22 5/20 13:35
▽現状トレンド分析
月足:上昇 RCI : 81.7
週足:下落 RCI : -81.7
日足:上昇 RCI : 1.7
8h:上昇 RCI : 60.0
4h:上昇 RCI : 81.7
超長期:上昇平行チャネル(レッド)、カップウィズハンドルを形成か
長期:上昇平行チャネル(グリーン)を下抜け
中期:上昇平行チャネル(ブルー)を下抜け
短期:下降平行チャネル(イエロー)
短期では下降平行チャネル内。200日EMAを下抜け、中期での上昇平行チャネルとフィボナッチ-23.6%(1832)も一時下抜けたが、日足がボトム圏からの反転上昇でフィボナッチラインを再び上抜け、中期上昇平行チャネル下限にタッチ。
△メインシナリオ
日足が上昇に転じている間に、中期上昇平行チャネル下限を上抜けられるかどうか。
200日EMA、21日EMA、52日EMA、100日EMAと、レジスタンスとなりそうなラインが集中してきているので、乗り越えていくのにはハードルが高そうだが、週足もボトム圏から上昇に転じれば、再び上昇トレンドに戻れるか。
▽サブシナリオ
中期平行チャネル下限がレジスタンスラインとなってしまい、ここを越えられずに下落してしまうと、この付近での調整がしばらく続くか。
日足が下落に傾くと、再び下落トレンド再開。
当面のサポートラインは短期下降平行チャネル下限。
金属
【プラチナ】焼け野原から最初に立ち上がるのは誰か■現状
連日、すごい相場が続いていますね。
昨日、一昨日のチャートなんてチャートの博物館みたいでしたね(笑)
私自身は3月末から4月中旬までの暴騰で相当な含み益を出し、その後の暴落ですべて利益を吐き出した精神的ショックで一時相場を休んでいました。
そしたらまさかの暴落相場。
図らずも、キャッシュポジション100%でこの暴落を傍観するだけの非常にラッキーな位置にいます。
■反省
しかし、だからと言って調子に乗っているわけではありません。
なぜなら、コロナショック前にも中国の物流が止まった時点で嫌な予感がし(つまりコロナショックが起こる前に)100%キャッシュポジションにしておいたのです。
それならば、その後の相場でいったいいくら儲けたんですか!!という話なのですが、ほとんど儲けていません。
なぜなら「こんな悲劇的な状況で上がるはずがない」と思ったからです。
つまり、その後の金融バブルを「いつか下がる」「いつか下がる」とほぼ眺めていただけで100%のキャッシュポジションを生かしきれなかったのです。
■そしてどうする
というわけで、この暴落の中キャッシュポジション100%であることを現時点ではまったく誇ることができません。
焼け野原になったことを確認し、その中から誰が一番最初に萌芽するのが、その徴候を的確に掴んで利益を得て初めて誇ることができます。
チャートを分析する限りは、焼け野原からいち早く萌芽するのは白金(プラチナ)だと思っています。
理由としては、この1ヶ月間の混乱の中、ただ一人チャートの形状が他の銘柄と異なるからです。
一言で底値が固い。
同じ産業用の銀や銅は底を割っているのに、ただ一人割っていない。
そしてWPIC発表の異常なまでのリース率の高さ。
テクニカルアナリストは「チャートは現状をすべて織り込んでいる」という前提で物事を考えるものです。
チャート=事実=数字、と考えるならリース率の高さは何かを織り込んでいると考えるのが自然ではないでしょうか。
パラジウムからプラチナへの技術移転は思いのほか進んでいる?
それはわかりません。
けど何かある。
それが今は「自動車の生産台数が伸びない」という表面的に見える事象により隠されている。
そのヴェールをはいだ時、中で何が起きているか本当にわかるでしょう。
■今後
もう少し焼け野原は続きそうなので、まだ戦場の端っこの草むらから隠れて戦況を見続けます。
市場が完全にまっ黒焦げになった時、真っ先にプラチナに投資しようと思っています。
「金・ゴールド」長期ロングポジションの一時撤退ここから2-3年といった長期の期間で何に投資をするべきかと尋ねられれば、私はその選択肢の一つに間違いなく「金・ゴールド」を入れる。
「金・ゴールド」の長期的な見通しは非常に良く、金はやがて2000ドル台の定着、更に3000ドル台への突入ということも視野に入れている。
但し、このタイミングでは長期投資を目的に保有している「金・ゴールド」のロングポジションを一旦解消しようと思う。
S&P500が4000ポイントを割込み、更なる株価の下落が見えて来たこの局面では、元来「金・ゴールド」は資金の安全な逃避先として、既に2000ドル台の底固めを行うような動きをするであろうと予想していた。
しかし実際はそうはなっていない。
このことはやはり、今後米国を始めとし、世界主要国で足並みを揃えて行われる世界同時金融引き締め(今後1年間に主要国合計2兆2000億ドル規模QT推計)の影響が強いと思われる。
よって金相場の中期見通しは「弱気」に変更しようと思う。
以下、金チャートの価格的重要点だ。
NY金価格1800ドル台には年足ピボット、中長期移動平均、価格帯別出来高と強いサポートが控えていたが先日、金曜日にヒゲ足ベースで1800ドルを割り込んだ。
1800ドルから下には強いサポートが無く、
・まず一つ目のサポートとして考えられるのが日足800MA
・続いて年足ピボットS1、2011年Wボトム+8月サポートの重なる1673.3(最も強い)
・それも抜ける場合には金のヒストリカルドローダウン率30%あたりから意識される1500
この辺りがサポートラインになり得るかと思う。
「金」とは「資産」として分析するべきなのか?「通貨」として分析するべきなのか?が度々議論される。
其の実両方であろう。
現在は金の「通貨」という側面からも世界的なQTで表向きは法定通貨の信用は崩れる局面になく、金利も付く法定通貨に対して金は分が悪い。
(但し長期的には、その信用力において金が全ての法定通貨を凌駕していくだろう)
また金相場上昇・下支えの要因として、シナリオを考えていた中国政府の「金・ゴールド」外貨準備積み増しも当面は起きる気配がない。
いつ中国が再度「金・ゴールド」を外貨準備に購入し始めるのかはまた改めて考察を投稿しようと思うが、とりあえずこの数ヶ月以内に中国政府が「金・ゴールド」の購入再開を始めることはなさそうだ。
よって、金の長期ロングポジションは一時解消。
再度押し目で拾い直しの方向で考えたい。
値動き次第では、金の中期ショートポジションを取るタイミングも来るかもしれない。
ちなみに中国について余談だが、今秋に行われる「第20回党大会」において習近平の国家主席三期続投が決定するまでは中国経済は回復しないことをメインシナリオとして考えて行きたい。
というのも拙者は華僑をクライアントに仕事をしており、彼らから生の意見を聞くことが多い。
トレーディングビューに政治的なことを投稿するのが許されるか分からぬため詳細は書かぬが、現在中国で行われている厳格な行動規制は、ゼロコロナ対策というのはあくまで建前で他のことを実の目的に行われているという。
そしてそれは今秋の党大会終了までは大きく変わらぬという。
ということで、今秋までは中国の行動規制によるサプライズチェーンの滞りや景気減速による需要減が続くということを頭の片隅において各マーケットの分析をして行きたい。
話は逸れたが、今回の金相場に関する考察は以上である。
Gold 金 短中期目線'22/5/9 9:36
▽現状トレンド分析
月足:上昇 RCI : 81.7
週足:上昇 RCI : -58.3
日足:上昇 RCI : -43.3
8h:下落 RCI : 1.7
4h:上昇 RCI : 60.0
超長期:上昇平行チャネル(レッド)、カップウィズハンドルを形成か
長期:上昇平行チャネル(グリーン)
中期:上昇平行チャネル(ブルー)
短期:下降平行チャネル(イエロー)
3月に高値をつけてから、週足で下落。
200日移動平均線がサポートラインとなり、10日、20日移動平均線をレジスタンスラインとして調整中。
日足が上昇、週足もやや上昇しかけている。
△メインシナリオ
10日、20日移動平均線を上抜ければ短期的に上昇。
週足が上昇に転じ、イエローの短期平行チャネルレジスタンスラインを上抜けられれば、中期的にも上昇トレンド再開となるか。
月足、週足が上昇を維持できれば、次の目安は前回の高値(2075)付近。
PLATINUM プラチナ'22 5/5 10:16
△現状とトレンド分析
月足:上昇 RCI : 8.3
週足:上昇 RCI : -68.3
日足:トップ RCI : 89.17
8h:トップ RCI : 88.3
4h:トップ RCI : 81.7
中期では下降平行チャネル(ブルー)内で推移。
900付近のレジスタンスラインで3回目の反発後、週足が上昇に反転。
△メインシナリオ
月足、週足が上昇で揃い、中長期的な上昇トレンドとなるか。
短期的には日足、8h、4hがトップ圏に達しているため、調整または多少の下落も。サポートラインは900。
ブルーの下降平行チャネルを上抜ければ、次の目標は前回高値1170、フィボナッチ38.2%(1127)付近、昨年高値の1337付近。
▽サブシナリオ
900のサポートラインを下抜けた場合、またブルーのレジスタンスラインを上抜けられない場合は、ブルーの平行チャネル内で下降トレンド継続。
ブルーの平行チャネルをさらに下抜けた場合、また月足が下落に転じた場合は、長期的な下落トレンド入り。
【WTI原油】さらに買い増し前回の3月25日の投稿で、大阪金、大阪銀、大阪白金、大阪ゴム、東商原油、すべてロングポジションを取りました。
もう人には言えないくらいの利益が出ていますが、まだまだホールドです。
NYも整う
2020年以降は株を買えば猿でも儲かる相場だったとしたら、今はコモディティを買っておけば猿でも儲かる相場と言っていいでしょう。
しかし、日本のコモディティに限っては、その上昇要因のほとんどが「円安」であり、そこまでべらぼーにコモディティが強かったわけではありません。
NYが上昇トレンドに入ってこそ本物の『コモディティ最強時代の到来』だと思っていましたが、
・4月12日にNY銀のサインが点灯。
・4月13日にNY銀のサインが点灯。
・4月14日にNY白金のサインが点灯。
・そして今日、WTI原油もMACDがクロスし上昇サインが点灯しました。
東京の無双サインに続いてNYも無双サイン。
すでにフルポジションですがさらに積み増し。
東京の「史上最高値」はもう聞き飽きた。
次は「ドル建て史上最高値($2,090)」が聞きたい。
ゴールドはラインで反応1月末から上昇し、前回記載した2021年1月から引けるレジスタンスライン(水色線)も突破、最高値付近まで上昇、その後下落と値動きの大きいゴールドですが、
現在は、2019年5月から引けるライン(緑線)のすぐ上に位置しています。
1月末からの上昇下落過程でも、このラインで反応していることが分かります。
また、1月末の安値と3月上旬の高値を結んだフィボナッチラインでも反応していることも分かります。(下の4時間足チャート参照)
短期的にはこのフィボナッチラインを目安に、もう少し長い視点では緑色のトレンドラインを目安にトレードしたいと考えています。
FOREXCOM:XAUUSD
【大阪金】 祭りの開幕小次郎講師のミライ型移動平均線大循環分析によると、
現在、
・大阪金(TGD)、大阪白金(TPL)、Rゴム(TRB)、東商原油(TCL)
の4銘柄が 『P1S1戦略』 に該当します。
一言で言って「長期上昇トレンドに入った」ということです。
そして、
・大阪銀(TSI)は4月4日に
『P1S1』 に突入します。
図らずも、銀が『P1S1』に突入する日はロシアがデフォルトする予定の日(国債の元本20億ドルの支払いの日)と被りますね。
①大阪金(TGD)、大阪銀(TSI)、大阪白金(TPL)、Rゴム(TRB)、東商原油(TCL)すべてが『P1S1』
②ほぼすべての銘柄の3本の移動平均線、3本のMACD線が上向き
③極めつけは、ご存知ドル円の『P1S1』状態
ドル建てのコモディティにとって「祭り」以外に表現できないこの状態は、私の生きてる間ではたぶん最後の機会でしょう。
この状態でロングポジション取らなかったら、なんのために投資をしているのかわかりません。
ハイリスクは承知の上。
全ポジション、フルフルで整えました。
もうMACD線が暗く落ちるまで、ただひたすらホールドです。
Silver 銀 短期~中期 '22/3/21 9:33
月足:上昇 RCI : 0.0
週足:上昇 RCI : 86.7
日足:上昇 RCI : -58.3
8h:下落 RCI : -8.3
4h:上昇 RCI : -85.0
長期:上昇平行チャネル(グリーン)
中期:上昇平行チャネル(ブルー)
短期:調整・下降平行チャネル(オレンジ)
△メインシナリオ
月足、週足が上昇で、日足も上昇に反転。
イエローの下降平行チャネルを上抜ければ、短期的な調整レンジ相場から上昇トレンドに転換か。
エントリーポイント
4h、8hがボトムからの反転。
ブルーのサポートラインにタッチ&反転。
反転すれば、ブルーの平行チャネル内で上昇。
▽サブシナリオ
ブルーの平行チャネルを下抜ければ、調整が長引くか下落にトレンド転換。
【真・コモディティ無双】祭りは近い今年、コモディティが熱いことになるのは、多くの方が指摘していることです。
たしかに、普通に考えればそういうことになるわけで、今立てられている問いは、
Q. トレンドになるか否か?
ではなく、
Q. いつ号砲が鳴るのか?
です。
ウクライナうんぬんはフェイク号砲でしょう。
昨晩のFOMCは、真の号砲になる可能性があったし、今や可能性ではなく、3月17日3時30分に明らかに流れが変わりました。
さきほどNY金もダウントレンドの壁をぶち破りました。
「あの晩のパウエルさんの問答が号砲であった」と2年後に語っている可能性、対して、勢いが続かずコモディティ全体がダウントレンドに入る可能性。
10対1くらいの確率で前者が優位な状況に見えます。
ややフライング気味に、金、銀、白金はエントリー。
掲示しているのは15分足ですが、日足でMACDがクロスするあたりで本格的にポジションを作ります。
【大阪金】 どこまで下がる!? 計算してみた。1週間前のコモディティ無双が懐かしく感じるような様相となってきました(笑)
原油は3月18日までは引き続きショート。
そして、前回の投稿でTGD(大阪金)の失速を理由に利確。
その後、売りポジションを建てましたが、こちらも順調に利を出しています。
さて、この金売り。どこで手仕舞うかを、自身の勉強のためにも計算してみました。
結論から言えば、
・訂正波分下がる黄色のボックスの1938.4ドルで半分利確
希望的観測で「N計算値まで下がってくれないかなー」と半分はそのままホールドして、
・N計算値(濃い紫)の1913.3ドルまで下がったらもう半分も利確
かなと思っています。
N計算値の値と、時間を計算すると(下落に要した時間の倍で計算)ちょうどFOMCの発表の時間あたりとかぶるので、希望的観測ですけどそこそこあり得のではないかと思っています。
【大阪金】 V計算値に到達せず昨日の大阪金は高値から安値への落差が279円という歴史に残る暴落日。
個人的には東商原油を売り建てていたので、個人史に残る大勝利日となりました。
原油に関しては、金やパラジウムなどに比べ「掘ろうと思えば掘れないことはない」という圧倒的な差があります。
つまり、バイデンがもし「クリーン政策止めました!緊急時なのでアメリカのシェールオイル掘ります!」と言ったら、いつでも暴落できるということ。
まだ下がる余地は十分あるし、ボラティリティが高すぎるので少しだけショートポジション取って、あとはしばらく傍観します。
しかし、大阪金は違います。
「刷れない」「掘れない」。
しかも279円も暴落した翌日はたいてい反発するものです。
米CPIも高い数字になるだろうし、V計算値(落ちた分騰がる)くらいいくかな、と買いエントリーしましたが、落ちるのにかかった時間の半分経過しても反発はこの程度。
金反発!!
というほどの力はないと見た。ちょっとだけ利確して終了。
来週のFOMC次第では、強烈なショートポジションもあり得ると思っています。
上昇トレンド中はロングしか狙わない。(億トレーダーのトレード記録から)あるコミュニティーで、1日に億を稼ぐトレーダーがトレード記録を公開されていました。
興味あったので見てみると、
・ロングしかしていない
・同じ銘柄しか取引していない
・大きなロットを張っている
という特徴がありました。
記録だけではどこでエントリー決済しているのかピンと来なかったので、チャートにトレースしてみました。
(このチャートに書き込んでいるマークではありません。)
5分足チャートにトレースしたため、この投稿で公開できないため、
下にスクロールしてもらうと出てくる、アイデア更新欄に貼りますのでぜひ参考にしましょう。
どの取引でいくらの利益が出たかも載せています。
中国政府ビットコイン購入へ?ロシア経済制裁を目の当たりにし、中国は今何を思う。--【サマリー】--
・今回のロシアに対する世界経済制裁はロシア・中国の想定を上回っていたのではないか。
・ロシアは外貨準備高、約6300億ドルの実に57%を凍結された。
・中国は世界最大の外貨準備高、約3兆4000億ドルを保有する。
・現在の中国の外貨準備高内訳を見ると、中国有事には実に95%の外貨資産が凍結される。
・中国は外貨準備高のリバランスに動く。
・まずは現在中国外貨準備高の3.3%しか保有しない「金・ゴールド」の買い増し。
・そして、中国外貨準備への仮想通貨組み入れという信じられないことが起きるかも知れない。
・まずはビットコイン、イーサリアムが有望。
・続いてデジタル人民元(人民元CBDC)で協力する親中ブロックチェーンプロジェクト通貨に注目。
--【プロローグ】--
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ロシアにはSwift排除、外貨準備資産凍結と厳しい世界からの経済制裁が与えられている。
果たしてロシアはこれほどまでに厳しい経済制裁を予想していたのだろうか?
ロシアの外貨準備高の内訳は以下のようになっている。
ユーロ 32.3%
米ドル 16.40%
ポンド 6.50%
円 2%
人民元 13.10%
金 21.70%
その他 8%
この内、ユーロ、米ドル、ポンド、円が凍結され、ロシアは少なくともこれまでに築き上げた外貨資産の57%を失った。
(その他にスイスフラン、豪ドル、NZドルなども含まれると思われる)
ロシアの外貨準備高推移を見ると、今回のロシアのウクライナ侵攻は以前より計画されていたとも見て取れる。
というのも2017年のロシア外貨準備高内訳を見ると米ドル資産46%を保有し、人民元はわずか0.1%しか保有していなかった。
それが直近、米ドル46%→16.4%、人民元0.1%→13.1%とアメリカ経済制裁回避のアセットアロケーションに動いていたことが分かる。
ここでロシアの誤算であったと思われるのがEU、更には歴史的中立国スイスまでもがロシア経済制裁に加わったことだ。
EUは石油・天然ガス資源を大きくロシア資源に依存するため、EUはロシアに対して経済制裁を行えないというロシアの思惑があったのかも知れない。
いずれにしてもロシアが57%も凍結対象資産を保有していたことは、今回の世界からの経済制裁はロシアの想定を上回っていたことが想像できる。
(でなければ人民元と金の比率をもっと増やしていたであろう。)
--【本題】--
以上は前置きとなったが、今回の本題は中国についてお話ししたい。
中国の外貨準備高内訳は以下のようになっている。
米国債 31.8%
その他外貨資産 63.0%
IMFリザーブポジション 0.3%
SDR 1.6%
金 3.3%
その他 0.0003%
中国外貨管理局は外貨準備に占める外貨比率を公表していないため、以上数字は米財務省公表の中国保有米国債残高を反映させて算出している。
中国の外貨準備高を見ると実に31.8%を米国債が占める。
その他外貨資産の63%の大部分は米国債以外の米地方債・社債の米ドル建資産、ユーロ建て資産、ポンド建て資産、円建て資産、フラン建て資産、豪ドル建て資産、NZドル建て資産が占めるだろう。
一部、ロシアルーブル、北朝鮮ウォン、ブラジルリアルといった親中国通貨、その他新興国通貨も保有していると思われる。
ただこれらの通貨は外貨準備に組み入れるにはあまりにも安全性に乏しく、保有をしていたとしてもわずかな割合に過ぎないだろう。
IMFリザーブポジションとSDRはいわゆる世界銀行預金と考えて差し支えない。
まだ決定はされていないが、ロシアはIMFリザーブポジションとSDRも差し押さえられる見込みが高く、これもまた中国にとっては凍結の見込みの高い資産となる。
いつかは分からない、ただ中国による台湾侵攻、中国は頭の片隅に必ず有事を置いている。
それを起こすかではなく、それを起こせる状態に中国はしておかなければならない。
そうなると現在の中国の外貨準備高は少なく見積もっても、実に90%が凍結される。
--【結論】--
想定を上回るロシアへの経済制裁を受け、中国政府は外貨準備高のリバランスを行うと思われる。
1.
まずは金・ゴールドの持ち高を増やすだろう。その他貴金属、プラチナの持ち高も増やすだろう。
そういう意味で金・ゴールドは買いだ。中長期NY金は2500ドル、3000ドルといった水準が視野に入ってくると思われる。
2.
中国が他に買えるアセットはあるのか?
米ドル、ユーロ、ポンド、円、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル全てが凍結対象であり購入できない。
3.
親中派通貨はどうだろう?
ロシアルーブル、北朝鮮ウォン。ブラジルリアルも加わるか?その他新興国通貨建てのアセット。
いずれにしても安全資産には程遠く、外貨準備に組み入れられても合計20%が良いところだろう。
4.
そう、中国は有事を考えた際に購入できる外貨資産とは金とその他貴金属くらいしかない。
そうなると、あるのではないか?
「暗号資産」中国外貨準備に組み入れが。
5.
その際のインパクトはとんでもなく大きいであろう。
現在
ビットコイン時価総額:8062億ドル
イーサリアム時価総額:3389億ドル
仮に中国が外貨準備にビットコイン10%を組み入れるとなるとここから3000億ドルの買い需要が生まれる。
1BTC=10万ドル、余裕であるのではないか?
イーサリアムを5%組み入れたら1500億ドルの買い需要。
どこまで上がるのか想像がつかない。
1ETH=1万ドル...
ない話ではない。
その他の人民元CBDCに参加するブロックチェーンプロジェクトの時価総額はこれよりも遥かに小さい。
与太話としても、これらのプロジェクトトークンを少なからず買っておいても良いと思う。
もちろん狙うは10倍、100倍のリターンだ。
--【投資方針】--
拙者はBTCは平均単価1万ドル以下で取得し、大部分を平均5万ドル台で売却を終えている。
あとは少量のBTCを保有し、10年20年と保有しよう、子供の世代ではもっと上がるかも知れないので残してあげよう程度しか保有していない。
(暗号資産アビトラポジションは除く)
またBTC,ETH,その他親中トークンを買い始めようと思う。またロングポジションを取ろうと思う。
あくまで長期投資のスタンス。
BTCでいうならば3万3333ドルをつけるならば本気で買いたい。2-3年で10万ドル乗せ、3倍、悪くない。
ただそこまでつけるかは分からないのでこれから時間分散で積立購入が良いと思う。
それはETHもその他親中トークンも同じだ。
BTC、5万ドル以上では旨味が少ないので買わない。
まだまだ仮想通貨は稼がせてくれそうだ。
SILVER 銀CFD 長期目線'22/2/26 14:04
月足:上昇 RCI : -46.7
週足:上昇 RCI : 23.4
日足:トップ RCI : 93.3
8h:下落 RCI : -6.7
4h:上昇 RCI : -75.0
月足では上昇トレンド継続中、
長期はグリーンの上昇平行チャネル内、中期ではオレンジの水平線をサポートラインに、ピンクのレジスタンスラインとでフラッグを形成していたが、週足が上昇に転じ、ピンクのレジスタンスラインを上抜けた。
短期的にはグリーンの上昇平行ラインをサポートに、フィボナッチラインがレジスタンスラインとなるかも。
上抜けれて上昇トレンド再開となれば、上値の前回高値の30.0付近を目指す展開もあり得るか。