先週注目のCPI(消費者物価指数)、前日6/9(木)からECBのタカ派スタンスを確認&CPIが予想より高くなるとの見方から米市場は大幅下落を始め、6/10(金)実際にCPI好結果でさらに株価は下落しました。再びリスクオフ、金利も再び逆イールドが発生しそうな気配もあります。 今週6/13(月)の週は、6/15(水)FOMCをはじめ、連日ボラティリティに影響を与えそうなイベントが控えています。先週のCPIを受けて、FOMCではメンバーのタカ派シフトが予想されており、リスクオフの流れが加速する懸念がありそうです。 チャートを見ると、先週の下落で5月末の反発局面が帳消しになろうとしており、このまま、次は5/20(金)安値30600ドル、節目の30000ドル、そして2021年初頭の安値29700ドルも意識されそうです。 ■米国...
前の週の3000ドル近い上昇を受け、月末月初となった先週5/30の週は、30日(月)メモリアルデーで米市場は休場、翌31日(火)にダウ7日ぶりの反落となって始まりました。6月に入って1日(水)もISM製造業指数の予想超過やQT開始を手掛かりに金利上昇しダウ続落、2日(木)はADP雇用統計の鈍化から翌日の雇用統計の鈍化を予想し引き締め後退を期待する買いが入って3日ぶりにダウは反発したものの、3日(金)は良好な雇用統計受けての利上げ警戒から再びダウは下落しました。 シーズナルパターンからも6月の上昇はあまり期待できません。 5月末に上昇の気配は見せたものの、やはり引き続き下目線で間違いないかと思われます。 これから、今週10日(金)CPI(消費者物価指数)、そして来週15日(水)はFOMC最終日、17日(金)メジャーSQ、と...
8週連続で下げ続けたNYダウでしたが、先々週金曜日の反発から先週にかけてダウは6日続伸し、連続下げは8週で止まりました。 5/24(火)アトランタ連銀・ボスティック利上げ休止示唆、続けて5/25(水)ハト派FOMC議事録から、安心感が広まり、また月末のリバランスもあって、ダウをはじめ米株3指数ともリバウンドとなりました。 ただあくまで中長期的には下目線は変わっていないと考えます。6月はまだまだ不安定な相場が続くと思われますが、今週5/30の週は先週からの流れを引き継いで、反発局面が続くかもしれません。 6/1(水)からQT開始、6/3(金)は雇用統計です。 今週かはわかりませんが、いずれ反発が終わると次は30000ドル割れ、さらには、2021年初頭の安値29700ドルも意識しておきたいと思います。 ■米国の主な予...
先週5/16の週は、注目の17日(火)小売売上高&パウエルFRB議長こそ無難に通過したものの、その後は予想通りに下落し、5/18(水)にはダウ今年最大の下げ幅を記録し年初来安値を更新しました(30635ドル付近まで下落)。 ※週の変動幅は約2120ドルとなかなかのボラティリティでした。 これでなんと1932年以来90年ぶり、ダウ8週連続の下落となってしまいました。 今週5/23の週は米株SQ明け、25日(水)FOMC議事録、月末要因などが注目です。 引き続き、ボラティリティもありそうです。今週も引き続き下目線かと思われますが、局面局面でリバウンドはあるでしょうし、ちゃんと見極めてトレードしたいものです。 次は30000ドル割れとなるのでしょうか? さらには、2021年初頭の安値29700ドルを目指してしまうので...
先週5/9の週は水曜日(5/11)、インフレの目安となるCPI(米消費者物価指数)が市場予想を上回り株価が急落、ダウは年初来安値を更新しました。ただ金曜日(5/13)は特に材料はないものの数日ぶりの反転、一応CPI発表前の水準に近づいて週を終えています。 (しかし、テラショック・暗号資産暴落など、市場には大荒れ感が残ります。) 5月に入って1週目・2週目とも、まさにセル・イン・メイとなっている状況です。 今週5/16の週も、ベア・マーケット・ラリー(弱気相場での一時的上昇)、デッド・キャット・バウンス(「死んだ猫」でも高いところから落とせば地面に当たって跳ね返るように、株価の急落が続いている局面で、一時的に小幅ながら反発すること)と呼ばれる動きはあるかもしれませんが、引き続き下目線かと思われます。 今週、31000ドル...
先週5/2の週は、FOMC金融政策発表&パウエルFRB議長記者会見(5/4)、米雇用統計(5/6)とイベントが続きました。FOMCとパウエル会見を経て一時1000ドルを超える上昇を見せたましたが、結局翌日には全戻しでした。雇用統計もほぼ市場予想なみでトレンドが変わることはありませんでした。 やはり5月はセル・イン・メイなのでしょうか? チャートを眺めると、2月末の今年最安値32200ドルが見えてきました…。 今週5/9の週は、FOMC明けで要人発言も続きますが、注目はCPI(消費者物価指数)かと思われます。また米企業決算発表もピークを迎えます。 ベア・マーケット・ラリー(弱気相場での一時的上昇)、デッド・キャット・バウンス(「死んだ猫」でも高いところから落とせば地面に当たって跳ね返るように、株価の急落が続いている局面で...
先週4/25の週は、予想通り、ダウは下値を模索する展開となりました(火曜と金曜に1000ドル級の下落が印象的)。 さらに、ナスダックは、月間下落率13%安とリーマンショック以来の下落となっています。 また、ドル円も4/28(木)の日銀会合と黒田会見を経て、131円を突破しました。 今年の2022年4月はシーズナルパターンの通りの上昇とはなりませんでしたが、大統領中間選挙の年は下げるというアノマリーは今のところ当てはまりそうな展開です。 さて、今週5/2からの週ですが、日本はゴールデンウイークで火・水・木がお休み、また英国・香港が月、中国が水まで休場です。とはいえ、今週は注目のイベントが続きます。 一番の注目は、5/4(木)のFOMC金融政策発表&パウエル議長記者会見です。金融引き締めをあらためて確認することで、これまで...
先週4/18からの週は決算発表が本格化するなか、見直し買いも入り、週明けからゆるやかに上昇し35000ドル台を超えてきました。ところが木曜日の米時間、国際通貨基金(IMF)主催の討論会で、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長があらためて今後の姿勢を示すと(※この後5月FOMCに向けブラックアウト期間です)、米株3指数とも大きく下げて、さらに翌金曜日も2%超の大幅安で続落となりました。 先週の動きを見ると、今年2022年は金融引き締めの影響もあって、4月上昇というシーズナルパターンを裏切る流れとなってきたようです。 今週4/25の週は、引き続き決算発表を睨みながらの展開です。アルファベット、マイクロソフト、メタ、アップル、アマゾンのいわゆるGAFAMと呼ばれる大型テック企業の発表が控えています。先週、ネットフリックス株...
先週4/11の週、注目は4/12(火)の3月CPIでした。 ※CPI(消費者物価指数)は、40年ぶりの物価高騰という結果となりました。 週明け月曜日は下落で始まりましたが、CPI直前の欧州時間から上昇に転じます。ただ、4/12(火)CPI公表直後、米時間開始直後とさらなる上昇かと思いきや、今度はそこから一旦下落です。振り返ると、公表前と公表後、そして翌4/13(水)米時間開始時と、34100ドル台まで3度下落しました。その後は、イベントを通過した安堵感でしょうか…フワっと上昇し、休暇前の4/15(木)は米時間開始直後に一旦今週の最高値34900ドル付近まで急騰、ただすぐに下落して結局、米3指数揃って少し下げて連休に突入しました。 ※先週から企業の第1四半期決算発表も本格的に始まりました。 ちょっと方向感ない感じですね。 ...
先週4/4の週は、前週末から火曜日のブレイナード発言まで上昇して一時35000ドルを超えました。イーロン・マスク氏のツイッター株取得なども上昇要因のひとつだったかもしれません。 しかしながら大方の予想通り、ブレイナード発言から3月FOMC議事録まではやや大き目の下落です(とくにナス)。そこから木金と週末までは多少反発するという展開(ダウのみ、SP500とナスは下落)となりました。 さて4/11の週です。前週FOMC議事録を通過し週明け月曜日まで、ダウは引き続き多少上昇するかもしれませんが、4/12(火)CPI(3月米消費者物価指数)が要警戒です。前月よりさらに高い数字が予想されているらしいですし、恐らくここで3指数とも…というシナリオが懸念されます。 なお、4/15(金)はグッドフライデーで日本以外のほとんどの国が休場...
いよいよ4月です。ちょっと今年の動きを振り返ってみましょう。 ※チャートは週足です。 年初もう少しで37000ドルという最高値から下落して、2022年が始まりました。 2月前半は一旦戻したものの1月高値には届かず、32000ドルまで下落。しばらく33000ドル台で揉んだ後、3月後半から一転上昇です。 そして先週3/28の週は、火曜日にダウ35000ドルの大台回復も、月末月初のリバランスで再び下落となりました。 (金曜日の米雇用統計はほぼ予想通りでタカ姿勢を後押しする結果となり米時間開始後は前日に続き下落したものの、引け前にある程度戻して週を終えています。) 今週そして4月からは、どういった動きとなるでしょうか? シーズナルパターンの通りですと4月はここから上昇していくのですが…コロナに地政学リスク、そして本尊の金融...
いよいよ4月です。ちょっと今年の動きを振り返ってみましょう。 ※チャートは週足です。 年初もう少しで37000ドルという最高値から下落して、2022年が始まりました。 2月前半は一旦戻したものの1月高値には届かず、32000ドルまで下落。しばらく33000ドル台で揉んだ後、3月後半から一転上昇です。 そして先週3/28の週は、火曜日にダウ35000ドルの大台回復も、月末月初のリバランスで再び下落となりました。 (金曜日の米雇用統計はほぼ予想通りでタカ姿勢を後押しする結果となり米時間開始後は前日に続き下落したものの、引け前にある程度戻して週を終えています。) 今週そして4月からは、どういった動きとなるでしょうか? シーズナルパターンの通りですと4月はここから上昇していくのですが…コロナに地政学リスク、そして本尊の金融...
先週3/21の週は、先々週の上昇(反発ラリー)からの高値圏でもみ合いをしていたものの、35000ドルを超えていくまでの大きな動きとはなりませんでした(今は34000ドル台がゴルディロックス?)。 しかし、いまだウクライナ紛争とパンデミックの影響は不明確ですし、それ以上に、これから始まる利上げにQT(量的引き締め)と、今年これからは懸念材料多し、です…。 今週3/28の週は、4/1(金)雇用統計もありますが、今回の雇用統計はそんなに注目されないと言ってる人も多いようです。今週(3月末)までは、先週レベルのじり上げ程度でしょうか? しかしながら、今週(3月末)まではともかく、4月に入ってからどうなるか、要警戒です。 シーズナルパターンだと4月は上昇することが多いのですが…。 ■主な予定 3/28(月)注目度の高い経済...
先週3/14(月)は、原油価格下落でインフレ警戒感が一服、ウクライナ停戦協議への期待感、FOMC予想通りの結果(0.25%利上げ)&パウエル議長リセッション否定、そして金曜日メジャーSQ、とポジティブ連鎖、ショートカバーラリーが続き、見事に上昇した一週間でした(日足5日陽線!)。 そして今週3/21(月)の週はFOMC明け、日本は休場スタートです。どういう展開となるでしょうか? 今週は比較的重要指標はないようですが、連日FRB高官の発言が予定されており、ウクライナ情勢のヘッドラインと共に、一喜一憂する展開となるかもしれません。 シーズナルパターンで見ると、3月半ばで底を打ってここから上昇と思いたいところですが、これから始まる利上げにQT(量的引き締め)、さらには地政学リスク、インフレから、〇〇ショックでバブル崩壊という...
先週7日(月)の週は、その前の週末金曜日から続けて金・月と下げて始まりました(悪い予兆の可能性あり)。 そして水曜日に一旦反発しましたが、注目の木曜日、ECB政策発表はタカ派な内容、米CPI(消費者物価指数)は予想通りの高水準に、いまいち方向感がない動きを続け、結局金曜日は下げて終わりました。 俯瞰してみると、先々週が33000ドルを挟んだレンジなら、先週は一段下がって32000ドルを挟んだレンジだったと言えます。 相変わらずウクライナ情勢を睨んでのヘッドライン相場で、11日(金)の20時頃にはプーチン発言で一旦株やユーロ、暗号資産などが総じて急騰する場面もありました(その後、全戻しでしたが…)。 結局、11日(金)の日足は上髭陰線で終わっています。まだまだ弱いと言えるでしょう。 今週は、このヘッドライン相場の中、...