【ドイツ銀行(週足)】延命成功!キャピタルグループが株式取得を発表2兆ドルを運用するロサンゼルスの資産運用会社キャピタルグループがドイツ銀の3.1%の株式を取得したことが明らかになりました。
今回のキャピタルグループの株式取得発表により一時13%もの上昇を見せました。これは2011年10月以来の上昇率です。
キャピタルグループは、今回の3.1%の取得では大株主にはなれないので、依然再建計画には不安が残ります。そのため、週足・日足の時間軸で観測していきます。
ドイツ銀は予想を上回る赤字が続き、リーマンショック後のダメージが残っていました。そんな状況もあり、身売り先(合併先)を探していました。そんな中、同社の株価は12月のCEOによるプレゼン以降40%以上もの上昇を見せており、欧州で投資家から最も注目される銀行となっています。
同じく欧州で懸念されていたウニクレディトも好決算発表で6%以上もの上昇が確認できています。
ドイツ銀行株価、最安値更新!長期下落をしていたドイツ銀行だが、今年に入ってからはコメルツ銀行との合併交渉があり、底値でもみあっていたが、5月に入りその交渉がまとまらなかったことを受けて再び下降を始めた。
昨年12月27日に付けた最安値6.678をついに下抜けた。最安値更新である。ヨーロッパを代表する銀行でドイツ最大の銀行、その銀行が破綻しかかっている。ドイツ銀行が破綻すればリーマンショック以上の影響があるなどという人もいる。
新聞ニュースを見ても、ドイツ銀行がどれくらい苦境なのかは伝わりにくい。なにしろ何年も前からピンチだったのだから。それがチャートで見るとよくわかる。1月中旬から発生していたもみあい相場を5月の中旬に下抜けた。そして、本日(5月20日)最安値更新である。ここからさらに下がっていけば断末魔と言える。ドイツ銀行の問題はユーロにも大きく影響する。
しばらくは株式トレーダーもFXトレーダーもドイツ銀行(DBK)のチャートから目が離せない。
小次郎講師