ドルインデックス 今夜のCPIに向けてドル安に傾倒か?チャートは4時間足です。
先週からドル安の流れが続いており、大きなトレンドとしてはまだ上昇トレンドですが、大きな押し目のチャンスになるかとといったところです。
この押し目を拾うタイミングとして有力と考えるのは、本日日本時間21時半に発表される米消費者物価指数です。
前回の前年同月比が予想を下回る8.5%で相場は大荒れとなりましたが、今回の予想が8.1%でこの予想を下回って8%を切る形になると、市場の楽観視からドル売りに動くと思われます。
前回がかなり予想より下回ったので、今回も下回ると期待している市場参加者も多いのでは感じています。
もしここでまた更にドル安に大きく傾けば、ドル買いのポジションがリセットされて再度上昇していきやすい地合いになるかと思っております。
そうなればドル円やドルストレートは再度ドル買い方向にポジションを持ちたいと考えています。
ただ、予想通りだったり8.0%~8.1%に留まれば前回より数字は減っているので多少ドルは売られるのかもしれませんがそこまでのインパクトは出ないのかなと思いますし、仮に予想より高いけど前回より低い数字が出た場合も同様で、ドルの上昇の燃料不足で明日以降レンジのような動きになってしまうのかなと思っています。
ただし、前回より高い数字が出てしまった場合はドル高に振れて戻ってきて、またレンジというような形でこれは可能性が低いと思っていますが一応想定しておくべきシナリオかなとは考えています。
但し、原油価格とほぼ近い価格だった今年の2月あたりのCPIは7%台だったので下がっているだろうというシナリオが優勢なのかなとも考えています。
ドル安に振れたときは、下がったところを拾う戦略で臨みたいと思っています。
トレードアイデア
ドルインデックス 7月の高値付近で反発 ドルストも反発するかチャートは4時間足です。
ドルインデックスはドル円が7月に付けた高値と同じ日に同じく高値を付けました。
現在そこのレートまであたりまで上昇し、反発しています。
一旦は高値をみて反発しているので、ここから反発して押し目を作るのかなといったところです。
なので、特に動きが顕著になっているユーロドルやポンドドルなどと言ったドルストレートは少し反発が出てくるかなと思います。
方向性としてはドル高でドルインデックスも高値更新を予想しているので、押し目買い狙いの戦略です。
どこまで押すかを検討すると、水色で引いた直近の水平線108.9ドル付近のプライスアクションを見たいところです。
そこまで押したときにドルストレートが売れそうなポイントにあったら売りたいと思っています。
その次のサポートは108.5ドル付近です。
この勢いでここまで下がるかは分かりませんが、108.9ドル付近を割れたらここまで反発する可能性が上がるので一応チャートに引いておきたいと思います。
ドルインデックス 節目のプライスアクションを見てドルストレートを見極めるチャートは4時間足です。
ドルインデックスは直近107.5ドルの節目を上抜けてきました。
このタイミングでユーロドルやポンドドルも重要な節目を割り込んできました。
ユーロドルとポンドドルの値動きを探るヒントとしてドルインデックスの節目を確認したいと思います。
まず次の節目は107.8ドル付近のレジサポと思われます。
まずはここまでドル高が進むと考えられますが、次のレジサポに到達した場合は一旦はドルストレートは反発点になるかと思います。
そして、次の節目であまり反発しない、ないしは小反発で更にドル高になった場合は、ドルストレートもかなりドル高方向に進むと考えられます。
昨日FRBのボードメンバーがタカ派発言をし、そこをきっかけにドルは上昇しました。
来週にはジャクソンホール会議でパウエルFRB議長の発言があります。
今月のCPIの下落を受けて、恐らくですがタカ派的な発言が想定されます。
ドルストレートの戦略としては、割と浅い押し目でドル高方向にポジションを持ってみても良いかと思います。
ドルインデックス 目先ショートでドルストレートも買い目線かチャートは4時間足です。
直近のドルインデックスは、レジサポラインのある106.8ドル付近まで下落すると見ています。
ドルストレートは本日ニューヨークまでにかけてはドル安方向と見ています。
昨日はニューヨーク時間で反発して上昇したため、もしかしたら今日も同じくニューヨークで上がるかもしれませんが、
一旦の目先のドル安で短期的なトレードをしているところです。
それ以降の動きは106.8ドルのレジサポラインのプライスアクションを見て検討したいと思います。
先週で一旦ドル高が一服して、今週は欧州の経済指標が多い週になるので、リスクを取らず小さく利益を狙っていくのがいいのかなと思います。
DXY上昇継続の分岐点は105.005昨年5月より上昇トレンドを継続中のDXY
直近高値(PREVIOUS HIGH)である105.005を更新新後、フィボナッチ61.8%までの押し目形成も完了‼
FOMC後のドル売り圧力も61.8%以内で収まった事により、まだまだ買い目線は継続しています。
ファンダメンタルも重視しますが、ドルインデックスはドル円だけに限らず他通貨との強弱を読み取れるので判断比重としては
DXY>ファンダ>USDJPY
〜テクニカル編〜
疑いようのない明確な上昇トレンド(高値更新&安値切り上げ)
〜ファンダメンタルズ編〜
今週75bpの利上げを実行。現在のFF金利は【下限1.5%-上限1.75%】
6月度FOMCでのSEP(経済見通し)では前回3月会合時点よりもファンダメンタルズの弱さを示した内容にも関わらずの大幅利上げ、これには市場参加者をサプライズさせる意図を感じます。
※昨年のインフレ後手対応によりFRBの信認剥落中。
注目したSEPの変化点
・GDP成長率を下方修正【22年:2.8%→1.7%】【23年:2.2%→1.7%】【24年:2.0%→1.9%】
・失業率【22年:3.5%→3.7】【23年:3.5%→3.9%】【24年:3.6%→4.1%】
・コアPCE(インフレ率)【22年:4.1%→4.3%】【23年2.6%→2.7%】【24年:2.3%→2.3%】
★FF金利【22年:3.4%】
はじめに注目したいのはFF金利です。
予想金利が3.4%と出ていますが、25bpで割れないのでザックリ【3.5%】とします。
そして今年のFOMCは残すところ計4会合になります。
現在のFF金利は1.5-1.75%ですので、現在の金利水準より【約175bpの追加利上げ】が必要となる事がわかりました。
ここからは大きく3つのグループに分け、利上げシュミレーションを行います。
【急速型】
7月75bp、9月50bp、11月50bp、12月0%
【バランス重視型】
7月50bp、9月50bp、11月50bp、12月25bp
【様子見型】
7月50bp、9月25bp、11月25bp、12月75bp
可能性として濃厚なのは【バランス型】ですが、今後発表されてくる経済指標次第では【急速型】の可能性も十分あり得そうです。
消去法的な考え方として、失業率は4%以下の低水準且つ、求人が上回る強い労働市場の下CPIが更に上昇した場合には【急速型】シナリオが濃厚になってきます。
それでもSEPではFRBの22年インフレ予想は前回よりわずか0.2%しか上方修正されていません。
これはインフレ鎮静化への自信の表れなのかも?と思ってみたりもします。
現に最新の5月度CPIでは前年比8.6%と更にインフレ加速という結果にはなりましたが、品目別ではエネルギー価格の高騰以外は前月と比較して横ばいが多く、サービス価格はじめ一部では物価の下落も起こっていました。
〜まとめ〜
現状は更なる利上げ加速の余地も残されていますが、FF金利は23年に3.8%のピークを打ち、その後は利下げの見込みがSEPより読み取れます。
この事からも、どこまで金利が上昇するのか分からなかった数カ月前の米経済も、そろそろ天井が見え始めて来ました。
こういったファンダメンタルズを背景にDXYのチャートにもしっかりとその流れが反映されてくると思います。
それでも高値更新するのであれば、それは「買い」となりますし、高値更新せず安値更新をしてくるようであれば、それは「売り」と判断していこうと思います。






















