S&P500先物、上昇トレンド継続で史上最高値を更新今週の振り返り
今週は高値と安値を切り上げ6,523の史上最高値を記録更新した。先週末時点の上昇シナリオには「6,500の壁を上抜けて最高値6,508.75を超えていくなら、次は6,550→6,600と階段をどこまで登るか見ていくイメージだ」と書いていた。今週、6,508.75は上回ったが6,550には届かず途上にいる。
一方で8月29日(金)はこの週で最も動いた日で、-0.69%の下落を示した。この下落により前週の終値をわずかに下回った形だ。おそらくレイバーデーの3連休前、アリババの新AIチップ開発報道を売り材料にした利益確定売りと見られる。下落転換というよりは一時的なポジション調整の域なのだろう。現状ではまだVWAP付近で平行チャネルの内側にとどまっており特に冷え込みは感じない。
現在のチャートは、前週8月22日(金)にローリングVWAPや21日出来高加重移動平均線から反発して上昇トレンド継続している最中です。ローリングVWAP、21日出来高加重移動平均線を下抜けて下落推進されない限りは値幅調整にはならず、上昇トレンド継続でしょう。
今はQ2決算が好調だったこと、そしてハイパースケーラーをはじめとしたAIへの大型投資によるAIテーマ継続で上昇してきて、機関投資家のポジションもほぼフルでこれ以上積み上がりにくい環境にまでなっている状況だ。そういう意味では9月以降は利益確定売りの下落圧力リスクを抱えているようにも見える。
しかし、市場の利下げ期待が高水準をキープし続けるなら上昇圧力も続きやすい。また、決算好調&AI投資はポジティブな材料として働きやすい。
上昇・下落どちらのリスクもある中で、チャートではローリングVWAPや21日出来高加重移動平均線を上回ってる間は上昇トレンド継続、下抜けて推移するなら一時的には下落圧力が高まりやすい環境に変わるとの見立てだ。
下落圧力を高めるリスクがあるのは、①雇用データ、②トランプ大統領や中国の米国向けAI規制のネガティブサプライズの2点に注目が集まる。②はいつ何時起きるかわからないですが、①は次週の注目点となる。先鋒のADPが鬼門かもしれません。ブレのある結果となることもあるため、発表には構えてしまうタイミングでしょう。
次週は6,500の壁をぶち抜いて上昇できるかを見る場面となる。パウエル議長のハト寄りな発言により9月の利下げ期待が再び高まったが、上昇相場のさらなる高みに向かうかどうかが問われる。上値が重いという声は各所で見るが、21日出来高加重移動平均線がサポートして上昇トレンドを継続している最中と見える。
再び21日出来高加重移動平均線を下抜けるまでは、上昇トレンド継続が基本シナリオと見る。ただし6,500の壁を明確に上回っていない現状では、上値が重い可能性も多少残る。調整転換があるとしたら21日出来高加重移動平均線を下抜けて下落開始してからだろう。
懸念はすでに機関投資家のポジションはロング積んでる状態なので、これ以上積み上がるのかと9月に利益確定売りが増えるのかだ。
次週のシナリオ
①上昇する場合
再び6,523の最高値を上回っていくなら、変わらず次は6,550→6,600と階段をどこまで登るか見ていくイメージだ。
②下落する場合
平行チャネルを下抜けて進行する場合、ローリングVWAP、21日出来高加重移動平均線あたりでサポートできるかどうかが最初の関門。
ローリングVWAP、21日出来高加重移動平均線を下抜けて下落継続の場合は、水色ボックスゾーンの下限ラインがサポートテストラインです。75日出来高荷重移動平均線も下限ラインと同水準まで上がってきた。前回8月1日の雇用統計ショックによる急落でも水色ボックスゾーンの下限でサポートされました。ここは底堅い買いが入りやすい場所なので、これから下がってもサポートになりやすいと推察する。このサポートラインを下抜けて下落つづけるときはより深くなる可能性が高いと見る。
ES1!のトレードアイデア
S&P500先物、パウエルのハト寄り発言でリバウンド上昇今週の振り返り
今週は高値、安値を切り下げましたが、8月22日(金)にジャクソンホールのパウエル議長ハト発言で反発し、週足では上昇で週末を迎えた。週足では上昇が鈍化しつつあるが、今週は長めの下ヒゲをつけて上昇トレンドを取り戻して継続中だ。同日記録した今週の高値は6,496.25で最高値の6,508.75に急接近している。
先週末時点の上昇シナリオには「今週は6,508.75まで上昇したが、ローソク足実体ではまだ6,500は壁となっている。まずは6,500の壁を上抜けられるかが上昇継続の条件」と書いていた。わずかに6,500の壁に届かず終了している。
一方で、下落シナリオでは「 VWAPを下抜けて下落進行する場合は、21日出来高加重移動平均線が最初のサポートテストラインです。しばし21日出来高加重移動平均線を下抜けることがあるがすぐ上に戻りやすいので見定めは必要」と書いた。21日出来高加重移動平均線をわずかに下回る場面があったが、いずれも下ヒゲとなって再び21日出来高加重移動平均線の上に戻している。21日出来高加重移動平均線がサポートラインとして機能していたような動きだ。
結果、21日出来高加重移動平均線の下にあった水色のボックスゾーンまでも下がることはなかった。右上に上がる平行チャネル(白)の下限で粘って内側に戻っていった形だ。まるで上昇のサインのようだ。
次週は6,500の壁をぶち抜いて上昇できるかを見る場面となる。パウエル議長のハト寄りな発言により9月の利下げ期待が再び高まったが、上昇相場のさらなる高みに向かうかどうかが問われる。上値が重いという声は各所で見るが、21日出来高加重移動平均線がサポートして上昇トレンドを継続している最中と見える。
再び21日出来高加重移動平均線を下抜けるまでは、上昇トレンド継続が基本シナリオと見る。ただし6,500の壁を明確に上回っていない現状では、上値が重い可能性も多少残る。調整転換があるとしたら21日出来高加重移動平均線を下抜けて下落開始してからだろう。
懸念はすでに機関投資家のポジションはロング積んでる状態なので、これ以上積み上がるのかと9月に利益確定売りが増えるのかだ。
次週のシナリオ
①上昇する場合
6,500の壁を上抜けて最高値6,508.75を超えていくなら、次は6,550→6,600と階段をどこまで登るか見ていくイメージだ。
②下落する場合
再びVWAPを下抜けて下落進行するときは、21日出来高加重移動平均線が再度のサポートテストラインとなる。
21日出来高加重移動平均線を下抜けた後は、水色ボックスゾーンがサポートテストゾーンです。前回8月1日の雇用統計ショックによる急落でも水色ボックスゾーンの下限でサポートされました。ここは底堅い買いが入りやすい場所なので、これから下がってもサポートになりやすいと推察する。
S&P500先物、6,500の壁今週の振り返り
今週は高値、安値切り上げで上昇しました。8月11日(月)はほとんど下げず、8月12日から週末まで高値を伸ばしていきました。先週末時点の上昇シナリオでは「まずは最高値6,468.5まで戻すか確認した後、次は6,500の壁を上抜けられるのかで強さを測りたい」と書いた。結果としては8月12日(火)に高値6,468.5まで戻し、8月13日(水)には同値を上抜けした。
高値は8月13日(水)に6,502.5をつけた後、8月15日(金)に6,508.75を記録したが、同日に6,471.5まで下げて週末引けとなった。6,500の壁を明確に上抜けとはならず一旦下げた形だ。
下げたと言ってもまだVWAPを下回る動きとはなっておらず、上昇継続中の中での下げである。私が見ている特殊設定のボリンジャーバンド(チャート外)では、8月12日(火)から+2σをはって上昇しており、今のところは強気の中での一時的な下げの段階だ。
今週はPPIが市場予想を上振れたことで、完全織り込みしていた9月利下げ期待が後退したこともあってか、利下げ期待で強気の流れも8月15日(金)に一時休止となったようだ。利下げ期待が剥落したかと言われるとFedWatchでは今だに90%以上の利下げ予想で、利下げ催促相場はまだ続く可能性がある。
現状のチャートはまだ弱気転換しておらず強気相場の中にいる。7月末から8月1日(金)の雇用統計ショックまでの急落は、水色のボックスゾーン下限でサポートされ売り圧力は下限での買い圧力に吸収された。ここが転換点となって強気相場に戻しているのが今である。下値には買いが入り底堅く、上に登る余力もまだある強さだった。
新高値を伸ばすフェーズが続いており、エリオット波動でみても4月からの推進波が計算上の目標値を超えても終わらず、調整となる修正波が出ていないという結果だ。推進派の計算上の目標値を超えたあたりから、高値警戒でそろそろ感はあったが結果的にはまだ強さを維持している構えなのだ。
この強気相場がいつまで続くかはわからないが、21日出来高加重移動平均(VWMA21)を下抜けてからが調整転換で修正波となる可能性が出てくるので、それまでは強気が続いていると見ても良いだろう。次週以降VWAPを下抜け、21日出来高加重移動平均線まで下がる売り圧力があるかどうかをモニタリングしましょう。チャートではオレンジ色ラインのローリングVWAPが21日出来高加重移動平均線を近しいラインとなっています。
次週のシナリオ
①上昇する場合
今週は6,508.75まで上昇したが、ローソク足実体ではまだ6,500は壁となっている。まずは6,500の壁を上抜けられるかが上昇継続の条件。
6,500を上抜けるなら、次は6,600だが手前の6,550あたりまで登れるかが足元の目標地点だろう。
②下落する場合
VWAPを下抜けて下落進行する場合は、21日出来高加重移動平均線が最初のサポートテストラインです。しばし21日出来高加重移動平均線を下抜けることがあるがすぐ上に戻りやすいので見定めは必要。
21日出来高加重移動平均線を下抜けた後は、水色ボックスゾーンがサポートテストゾーンです。前回8月1日の雇用統計ショックによる急落でも水色ボックスゾーンの下限でサポートされました。ここは底堅い買いが入りやすい場所なので、これから下がってもサポートになりやすいと推察する。
S&P500先物、リバウンドで21日出来高加重移動平均線の上を取り戻す今週の振り返り
今週は高値切り下げ、安値切り切り上げで先週の下落分を部分的に取り戻す上昇でした。先週末時点の上昇シナリオでは「上述したとおりまずは21日出来高加重移動平均線までのリバウンドがあるか確認です。リバウンドがあってもそこから反転して修正波を継続する可能性があります。 21日出来高加重移動平均線を上抜けるほど上昇継続の圧力がかかるなら、高値6,468.5を目指すがポジティブな材料が必要だろう。」と書いた。
結果としては21日出来高加重移動平均線を上回り、さらに上を目指してる途中で週末を迎えた。中盤からはAppleの1000億ドルの米国内投資が好材料となって週末まで牽引した。ビッグテックもAppleの連れ高で指数を引っ張っていたようだ。
先々週はボリンジャーバンドの+2σ超え、先週はそこから-2σまで下落、今週はふたたび+2σに接近とレンジ内で上下動の動きだ(いずれも私が見ている特殊設定のボリンジャーバンド)。先週の急落でもフィボナッチ78.6%まで下がることがなく浅い下落で終わっていることから、本格的な値幅調整には至らず上昇トレンドの強さを維持している。
先週の雇用統計ショックの急落はやはり過剰反応で、今週はその修正が入って上昇したのかもしれない。8月1日(金)の水色ボックスゾーン下限でピッタリ止まって、今週はリバウンドしています。リバウンドは一過性となる可能性を考えていたが、今週の上昇はApple米国内大型投資もあってか想定より強かった。
このまま最高値の6,468.5を上抜けて上昇するなら強気トレンド継続となる。一方で、反落すると買い圧力の抜けで再び押し目探しの旅だが、今週の動きを見ていると強気トレンド継続のほうが確率は高そうに見える。
SPY/TLTの比率は今週上昇で先週とは一転して再び株式優位な値動きに戻っている。ビッグテック牽引の上昇でVUG/VTVはグロース優位の推移をキープした。半導体(SOXX)も崩れずレンジ内で推移できている。先週末の急落で崩れそうになったが、今週は概ねリバウンド+αで支えた形のようだ。
次週のシナリオ
①上昇する場合
まずは最高値6,468.5まで戻すか確認した後、次は6,500の壁を上抜けられるのかで強さを測りたい。
②下落する場合
今週のリバウンドから反転する場合、前回下抜けできなかった水色ボックスゾーンの下限を下抜けるかどうかが、調整の強さを測るポイントとなりそうだ。
水色ボックスゾーン下限を下抜けて強い下落がもし起きるなら、次は75日出来高荷重移動平均線がサポートテストラインとなる。
S&P500先物、過熱感からの急落へ今週の振り返り
今週は高値切り上げ、安値切り下げでボラティリティが拡大して急落しました。まず新高値は7月31日(木)に6,468.5まで伸ばしました。先週末時点の上昇シナリオでは「これ以上に上昇するなら次は6,500が節目としていい位置だがやや上がりすぎでもある」と書いたが、惜しくもそこまでは届かず、下落に反転しました。
高値については以前から書いていたとおりエリオット推進波の第3波目標値6,388をすでに上回っており、後はどこまで伸ばせるかという高値圏での過熱感だった。しかし、新高値6,468.5までとなったのは6,500の節目を超えさせない意思を感じる。
7月28日(月)の高値6,457.75、7月31日(木)の高値6,468.5はいずれも私が見ている特殊設定のボリンジャーバンド(チャート外)では+2σを超え、+3σの手前に接近してたので短期的には上がりすぎだった。
しかし7月31日(木)の新高値からは一転して下落で崩れ気味になった。過熱感からの利益確定売りが本格化したのかもしれない。
そして、8月1日(金)の雇用統計ショックが市場センチメントを悪化させ、急落を誘った。先週末時点の下落シナリオでは「水色のボックスゾーンに入っていくなら初手は21日出来高加重移動平均線付近でサポートできるかどうか。次はフィボナッチ78.6%ラインが目安となる」と書いた。
想定通り水色のボックスゾーンに入って、ボックスゾーンの下限ラインを試したが、安値6,239.5で止まった後は反発して少し上まで戻した。今のところは多少のサポートとなっている。ボックスゾーンの下限はボリンジャーバンドの-2σもあり、短期的には下げすぎラインでもあったようだ。
では8月1日(金)の安値6,239.5がサポートでこのまま反発上昇し続けるかと問われると、まだわからない状況だ。ボリンジャーバンド-2σで反発したもののボリンジャーバンドを拡張して下落継続する可能性も残っている。
一方で、急落だったため週明けリバウンドで多少戻す可能性はある。まずは21日出来高加重移動平均線(緑線)あたりが目処だが、高値6,468.5まで戻すには材料不十分である。
高値圏の夏枯れ相場では、買いが続けにくく利益確定して次の買い場まで押し下げたいであろう環境下では、好材料がでない限りはリバウンドは一過性となるか。
今回の急落からきれいに下落が続くかどうかはわからないが、エリオット波動の第4波・修正波の目標はフィボナッチ61.8%の5,976が計算値となる。高値から7.6%下落だ。ちょうど出来高が厚い価格帯の黄色ボックスゾーンの下限あたりで、6,000の節目も近い。今は75日出来高加重移動平均線もある。サポートされやすい複数の条件が揃う場所でもある。
もちろんフィボナッチ61.8%まできれいに落ちず、フラットぎみにグズる形となったり波打つ形となって、そこまで下がらない可能性も今は十分ある。下落のスピードは半導体(SOXX)の崩れ具合にも影響を受けやすいでしょう。
トランプリスクも健在だ。TACO発言や報道で急騰や逆に下げるなどチャートでは読みきれない動向はまだまだリスクがある。7月までの好調だった上昇も一服、8月は修正局面が基本ラインで、トランプ次第で動きが変わると想定します。
次週のシナリオ
①上昇する場合
上述したとおりまずは21日出来高加重移動平均線までのリバウンドがあるか確認です。リバウンドがあってもそこから反転して修正波を継続する可能性があります。
21日出来高加重移動平均線を上抜けるほど上昇継続の圧力がかかるなら、高値6,468.5を目指すがポジティブな材料が必要だろう。
②下落する場合
修正波の下落継続なら、次は先週末時点と変わらずフィボナッチ78.6% 6,192.5が次の目安となる。ここで再び支えられるか下抜けるか勢いを見ておきましょう。
強い下落があるなら先程書いた通り、節目6,000からフィボナッチ61.8% 5,976あたりを目指す。ざっくり黄色のボックスゾーンが次のサポートお試しエリアとなります。
S&P500先物、3波完成から新高値更新今週の振り返り
今週は高値・安値ともに切り上げでレンジを上抜けて上昇しました。先週末時点の上昇シナリオでは「3波完成の6,388が次の目標地点で変わらずです。6,400より上は今のところは上がれてもキープが難しそうに見える」と書きましたが、6,400を上回る6,431の最高値を更新しました。これでS&P500、ナス100ともに第3波の目標地点を達成して、その上昇を持続している状況となりました。
出来高は薄くなり続けているが、それでも淡々と上げる。私が見ている特殊設定のボリンジャーバンド(チャート外)では、+2σを上回る水準まで上昇しごく短期的には十分な上がり幅となりました。
先週末時点のシナリオにも書いている通り、これ以上上昇し続けるのは難しく時間的な調整で横ばいや元の水準に戻るなどの動きは見られる可能性はある。ただし、今週のこの上昇はいまだにマーケットが崩すことなく上昇トレンドを維持している証左でもあり、一向に調整は来ていません。
SKEWは7月24日(木)まで上昇し、直近では高水準な位置まで上がったものの7月25日には急低下しました。VIXも低下を続けてかなり低水準なところまで降りてきている。今週に限ってはオプション要因で下落する流れには至っていません。
上値をうかがいながら、短期的な調整がいつ来るのか待っている状況には変わらず、強気にも弱気にもなりにくいでしょう。今週もVWAPを上回って推移していることから、上昇トレンド継続で、大きな下落の流れが来るまでは乗り続けることが試される。
GOOGの設備投資増加やトランプ政権のAIアクションプランと生成AIテーマやテックには好材料となっている。次週のM7決算で設備投資が増加するのかどうかに注目が集まる。
個人的にはレバレッジETFや値動きが荒い個別株は利益確定を徐々に進めてきたので、後は市場の流れにフォローしていくことになりそうだ。
次週のシナリオ
①上昇する場合
これ以上に上昇するなら次は6,500が節目としていい位置だがやや上がりすぎでもある。
②下落する場合
水色のボックスゾーンに入っていくなら初手は21日出来高加重移動平均線付近でサポートできるかどうか。次はフィボナッチ78.6%ラインが目安となる。
S&P500先物、最高値更新だが上値は重くなるか?今週の振り返り
今週は高値を切り上げ・安値切り下げとボラティリティは若干拡大しましたが、最高値を更新して上昇でおわりました。水色のレンジでヨコヨコしてましたが、7月15日(火)に高値をつけた後、CPIで下げて7月16日(水)の安値まで下がりました。そして同日のPPIで上昇基調に戻す動きでした。
7月16日(水)こそ出来高はそこそこありましたが、1週間を通しては薄い出来高でボラティリティが高まりやすい環境下に見えます。
安値からの上昇は7月18日(金)まで続き、同日には新高値6,357を記録しました。以前から言っている第3波の目標地点6,388をほぼ達成かのような水準まで接近しています。
先週末時点の上昇シナリオでは「今は凪で横ばいぎみだがここからもう一段上に向かえるなら、3波完成の6,388が次の目標地点です」と書きました。達成率で言えば99%まで来ています。計算上の数字なので達成するかはわかりませんが、もう少し上昇余地を残しています。
しかし、ボリュームレシオは4時間足で見ると買われすぎの水準まで上がり、買い圧力を続けるには難しい時期に差し掛かってきたように見えた。また、SKEWが上昇継続でPUT買いが増加しているのだろうか。高値圏で警戒が高まりつつある。SKEWが上がりきった後にはVIX上昇・株価下落することがあるため、これもまだまだ強気で行けるとは言いにくい時期ではあります。
先週末時点では「日柄調整や値幅調整が起きうる手前のタイミングにも見えるのが今です」と書いたが、今も上値をうかがいながら、短期的な調整がいつ来るか来るかと待っている状況に見受けられます。
今はVWAP・21日出来高加重移動平均線の上をのぼっている状況で上昇トレンドは依然として継続しています。それが早く降りたくない気持ちを助長するのだろうけど、利益確定している人が増えてきた印象です。
先週と変わらず上昇トレンドに乗りつつも、徐々に短期枠は利益確定を進めていきたいですね。
次週のシナリオ
①上昇する場合
3波完成の6,388が次の目標地点で変わらずです。6,400より上は今のところは上がれてもキープが難しそうに見える。
②下落する場合
先週と変わらず6,200を下抜けて下落開始するなら調整幅を見ていきたい。初手は21日出来高加重移動平均線付近でサポートできるかどうか。次は黄色のボックスゾーンの下限前後がサポートとして機能するか確認したい。
S&P500先物、高値伸ばせず3波完成には至らず今週の振り返り
今週は高値をわずかに切り上げ・安値切り上げでしたが先週比では若干の下落となり、ほぼ横ばいな動きでした。
先週末時点の上昇シナリオでは「反転の動きがでず上昇トレンド継続できるなら、3波完成の6,388が次の目標地点です」と書きましたが、高値を伸ばせず3波完成には至りませんでした。
値動きの勢いがなく凪でしたが、ボリュームレシオは先週に続き買い圧力のほうが強く徐々に上げてきています。出来高は夏枯れのように薄く、強めの材料がでてくると一方向に動きやすくなるかもしれません。
3波完成近くの高値圏で伸ばしきれない状況ですが、まだ3波完成まで上がる期待値はあるのでしょう。一方で、日柄調整や値幅調整が起きうる手前のタイミングにも見えるのが今です。
とはいえ、今はまだ21日出来高加重移動平均線の上で支えられてきた上昇トレンドの最中です。明確な下落が始まっていません。ただ高値圏で上値を伸ばせていないので、そろそろ下がる空気が漂う。
21日出来高加重移動平均線の上にいる間は、高値を伸ばせない場合でも日柄調整の可能性はあります。夏枯れの様相で、材料があればボラティリティ拡大して動きやすい反面、さほど動かずベース構築する可能性も残っています。
関税政策があと2週間で大きな材料となるリスクや、Q2決算の仕上がり、地政学リスク、トランプのTACOなど実現すると値動きが加速しやすいネタは尽きません。上昇トレンドに乗りつつリスク顕在化を機敏に捉えるスタイルで待つのが今はいいでしょう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
今は凪で横ばいぎみだがここからもう一段上に向かえるなら、3波完成の6,388が次の目標地点です。
3波完成後も登れるなら、6,450付近が次のターゲットとなる。
②下落する場合
6,200を下抜けて下落開始するなら調整幅を見ていきたい。初手は21日出来高加重移動平均線付近でサポートできるかどうか。次は黄色のボックスゾーンの下限前後がサポートとして機能するか確認したい。
S&P500先物、新高値更新で3波完成が間近今週の振り返り
今週は高値・安値切り上げで6,333.25の新高値まで上昇を続けました!3波完成の6,388が次の目標地点ですがあと一歩のところまで上げています。ボリンジャーバンド(私が見ている特殊設定)の+2σをはった登り方で、出来高は少ないものの強い上昇を淡々とつづけました。
先週末時点の上昇シナリオでは「反転の動きがでず上昇トレンド継続できるなら、3波完成の6,388が次の目標地点です」と書きました。3波完成が射程圏内なので、このまま続けられるなら次週は3波完成を見たいですね。
出来高は少ないながらもボリュームレシオは上げ基調だったので、買い圧力が高まってきている。
一方で関税がらみではトランプが月曜日に各国へ書簡を送付するとの話があがってきているため、その内容と各国の対応によってはボラティリティ拡大のネタとなるかもしれません。
チャート上では休場日の金曜の先物の動きが下落となってVWAPまで戻っています。21日出来高加重移動平均よりだいぶ上をキープしており、今はまだ下落転換が見えてきていません。ネガティブ材料がでない限りはもう少し上昇を続けていく可能性があります。
夏枯れの始まりを見るまではサマーラリーで上を見ている、そんな相場でしょう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
反転の動きがでず上昇トレンド継続できるなら、3波完成の6,388が次の目標地点です。
3波完成後も登れるなら、6,450付近が次のターゲットとなる。
②下落する場合
6,200を下抜けて下落開始するなら調整幅を見ていきたい。初手は21日出来高加重移動平均線付近でサポートできるかどうか。次は黄色のボックスゾーンの下限前後がサポートとして機能するか確認したい。
S&P500先物、高値圏に上昇し3波継続今週の振り返り
今週は高値切り上げ・安値切り下げで6,233.75まで上昇しました。先物ではなく指数のSPXは最高値を更新して6,173.08まで上昇しました!すでに高値圏にいる状況で上昇を続けられるのかが焦点となります。
今週は①中東情勢の鎮静化に伴い原油価格が下落したことや、②FRB総裁の利下げに向けた軟化発言で利下げ期待が高まったことが好材料となりました。
6月27日(金)にはトランプ大統領がカナダとの貿易交渉を打ち切ると発表して一時下落しましたが、引けに向けて回復していました。底堅い動きでまだ買いが強いことも伺えました。
先週末時点の上昇シナリオでは「現在の調整局面を200日出来高加重移動平均線の前後(5,900~5,920)で終わらせ反発上昇する場合、上部の黄色ボックスゾーンを上抜けるなら、まずは6月10日高値の6,127がテストラインとなる。上抜けるなら6,150あたりまでの上昇を見込む」と書きました。
黄色ボックスゾーンの上を6月23日(月)に上抜けた後は、6,127、6,150いずれも上回り6月27日(金)高値では6,239まで上昇しました。それだけ強い上昇トレンドを続けています。
チャートではVWAPを上回って力強い上昇を示しており、21日出来高加重移動平均線の上を取り戻して推移している状況です。現在は上昇トレンドの継続局面にあり、トレンドラインがサポートとして機能しています。
移動平均線の波だけでなく、エリオットの推進波でも3波の上昇局面で、いよいよ3波の理想的な目標地点6,388が近づいていまいりました。S&P500先物の最高値を更新して、3波完成に期待がかかります。
出来高は前週と比較して減少しながら上昇していたので、買い圧力をキープできるか次週以降の心配な点ではあります。
一方で、S&P500(SPX)が最高値を更新したことで、どこかで日柄調整に向かう可能性もあります。今は反転の動きが示されていないため、反落開始していません。上昇トレンド継続局面から反転の兆しが見えてきたら、調整局面に移行する可能性には注意しながら歩む期間となっていきます。
今のところは値幅調整が大きく起きるほどの材料はでていませんが、トランプ政権の動向や中東情勢でネガティブインパクトのある材料がでてくるとこの限りではないのでしょう。
また、次週は雇用統計が7月3日(木)に発表されるため、サプライズとリアクションには注意したいタイミングです。ただし、7月3日(木)は前半のみ、7月4日(金)は休場日となるため、大きな動きとならず、リスク回避的なポジション整理の動きとなる可能性もあるかもしれません。
次週のシナリオ
①上昇する場合
反転の動きがでず上昇トレンド継続できるなら、3波完成の6,388が次の目標地点です。
②下落する場合
まずは黄色のボックスゾーンの下限前後が最初のサポートとして機能するか確認したい。
黄色のボックスゾーンを実体で下抜ける場合は、5,900~5,926前後が最初の関門と想定します。さらに下落進む場合は5月23日(金)安値の5,756.5がサポートのテストラインとなる。
S&P500先物、ボックスゾーンで耐える今週の振り返り
今週は高値・安値切り下げで6,018に下落しました。高値圏でのもみ合い調整フェーズでしたね。ボリンジャーバンドが種祝するタイミングでエネルギーが溜まりつつあるためどちらかに大きく抜けやすくなってきています。
終値はかろうじて短期線である21日出来高加重移動平均線の上を死守していますが、高値が徐々に切り下がってVWAPの下で推移しながら、21日出来高加重移動平均線にからみつく展開でした。21日出来高加重移動平均線の上を守れているうちは上昇トレンドが崩れていませんが、下抜けて戻れない場合はトレンドが一旦終わるので注意が必要なタイミングです。
直近のローソク足は実体が短く、上下にヒゲが出ており、市場の迷いを表しています。明確なトレンドを示す形にはなっていません。これらは短期的な方向感が失われ、買いと売りの勢いが拮抗している「揉み合い状態」であることを示しています。
価格帯別出来高を見ると6,000~6,100の範囲で出来高が厚く、この水準がサポートゾーンにもレジスタンスゾーンになります。現在はこの範囲の上下どちらに抜けるか待ちとなっています。
先週末時点で下落する場合は「200日出来高加重移動平均線を下抜ける場合は、まずは5月23日(金)安値の5,756.5がサポートテストラインとなる」と書きました。結果としてはもみ合い状態でこの水準まで下がることなくジリジリ下げている局面です。
現時点で米軍がイランの核施設に攻撃したことで、サンデーナス100は1.3%前後下落しています。月曜日は200日出来高加重移動平均線から5,900付近を死守できるのか、下抜けて下落していくのか試される場面で開始となりそうです。
中東情勢がさらなる悪化となるか、ポジティブな材料が出てくるか見守ったほうが良いでしょう。現時点では米軍のイラン攻撃自体は影響軽微です。サンデーナス100が1.3%程度で大したことがないところを見ると、イランが降伏すると市場は見ているのだと想像します。
次週のシナリオ
①上昇する場合
現在の調整局面を200日出来高加重移動平均線の前後(5,900~5,920)で終わらせ反発上昇する場合、上部の黄色ボックスゾーンを上抜けるなら、まずは6月10日高値の6,127がテストラインとなる。上抜けるなら6,150あたりまでの上昇を見込む。
②下落する場合
200日出来高加重移動平均線を下抜ける場合は、まずは5月23日(金)安値の5,756.5がサポートのテストラインとなる。
5,756.5下回る場合は、調整が深くなる可能性がありフィボナッチ(カラー)61.8%の5,745前後が下落調整幅となるか。
S&P500先物、6,100台を取り戻せず反転今週の振り返り
今週は高値・安値切り上げで6,074まで上昇したが、イスラエル・イランの中東緊迫化により週末は下落しました。出来高が多い価格帯のボックスゾーン(黄色)に再トライしたが、高値6,074.75に到達後上ヒゲで押し戻されています。ローソク足実体ではボックスゾーンを上抜けえきず下落してしまっています。
先週末時点で上昇する場合は 「上部の黄色ボックスゾーンを上抜けるなら、まずは6,100~6,150あたりまでを見込む。米中貿易協議でポジティブな材料がでてくるなら、過去最高値6,236.5から6,300あたりまで上がる動きとなるかもしれない」と書きました。
しかし明確に上回ることはできず6,100台を試すことはできませんでした。高い水準の株価かつ出来高が多いゾーンなので利益確定売りやポジション削減が起きているようです。中東緊迫化もそれ自体の影響にしては下落が小さく、売るタイミングを探してたところに中東緊迫化がきてそれを材料にした利益確定売りが起きたと見た方が自然に思えます。
米中通商協議で米国サイドは合意したかのようなポジティブな報道だったが、中国サイドは合意していないようなトーンで、明確な報道が出るまでは米中関税を材料とした上昇は続きにくい。
現状では中期フィボナッチ(白)の78.6%の上を維持しており、下げ幅は小さい状況です。次週はこの下落の行方を探ることになると思うが、中東情勢次第でしょう。中東情勢の影響は小さいと思いますが、報復攻撃が続いていることや、これらを材料にした売りが続くなら多少の調整につながる可能性があります。
VWAPを上回れない状況が続くなら、下値を探すタイミングとなるので押し目買いを狙っていくといいだろう。VWAPを上回ってボックスゾーンの上抜けに再トライする流れとなれば、高値追いを狙えるかもしれない。中東情勢への反応や米中協議の続報など材料が出てきたときの動きを注視して方向を見定めたい。
次週のシナリオ
①上昇する場合
先週末と変わらず上部の黄色ボックスゾーンを上抜けるなら、まずは6,100~6,150あたりまでを見込む。
②下落する場合
200日出来高加重移動平均線を下抜ける場合は、まずは5月23日(金)安値の5,756.5がサポートテストラインとなる。
5,756.5下回る場合は5,712.75前後が下落調整幅となるか。
S&P500先物、75日出来高加重移動平均線で上昇ストップ今週の振り返り
今週は高値・安値ともに切り上げでしたが若干の下落となりました。出来高は先週に続き少なめの推移で動きが鈍かった週でした。
先週末時点では「75日から200日出来高中移動平均線の間は意識されやすいゾーンで今までより上昇が止まりやすいと想定します」と書いています。上昇シナリオの場合、「上述した3波が1波と同じ上げ幅で上がる場合は、5,823付近が次のテストポイントです。黄色のボックスゾーンでここもレジスタンスになりやすいゾーンなのでリアクションを注視」と書きました。
今週は想定通り、上昇が止まりました。5月7日(水)まで下落した後、反発しますが5月8日(木)に75日出来高加重移動平均線を頂点に止まって再下落しました。5月9日(金)も上昇できませんでした。ここから上昇するには買い圧力が高まるインパクトのある材料がほしいところです。
一方で下落シナリオの場合、「今週の引け値5,709からの反落で同じく38.2%の下落となれば5,496.5前後となります。61.8%までの下落なら5,355.5です」と書きました。今週の安値は5,596で下落幅は小さかったです。下では買い、上では利益確定売りと一進一退でした。
いまはトランプ発言や関税交渉のイベントによるエンカウント型で値動きが走る相場です。最近の反発過程も上昇幅はそれなりのところに来て一服感がある中で、次のエンカウントで上下どちらに動くか決まりやすいです。
先週末に書いた「総じてそろそろ反落が始まり修正波のタイミングとなるのではないかとチャート上では考えますが、米中交渉がポジティブに進展するならより上を目指しやすい環境になっていくと思い難しいところです」は、今も感触変わりませんが、市場は材料をポジティブに捉えたがっている傾向にあるように思います。
今はまだ交渉進行中の報道で決定的な合意がまだのため、反応も主観的には動くものの限定的です。上にも下にも材料待ちの状況が次週も続くのでしょう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
75日出来高加重移動平均線を超えられるなら、先週と変わらず5,823付近が次のテストポイントです。黄色のボックスゾーンでここもレジスタンスになりやすいゾーンなのでリアクションを注視。
上記を上回るなら次はフィボナッチ(白)の78.6% 5,921.75が次の目標地点となります。
②下落する場合
反落となる場合は4月21日から5月8日までの上昇でひいたフィボナッチの38.2% 5,506.5前後となります。下落インパクトの強い材料が出て38.2%を下抜ける場合は、61.8%までの下落で5,361.75前後が目安です。
もし5,823あたりからの反落となる場合は、フィボナッチ(カラー)38.2% 5,558前後までの修正となる可能性があります。より下落が続く場合は61.8%の5,393.5が目安となります。
S&P500先物、上昇継続で3月下旬水準へ今週の振り返り
今週は高値・安値ともに切り上げの上昇でした。出来高は相変わらず少なめの推移ですがするすると上げてアンカーVWAP(水色)を上回りました。
4月30日(水)は一時的に下げましたが下降トレンドライン(白)付近で値止まりして長めの下ヒゲをつけ反発しました。その反発から5月2日(金)まで上昇を続けた形です。
先週末時点の上昇シナリオでは「フィボナッチ50%を上回って上昇する場合は、まずはのアンカーVWAPの5,640からフィボナッチ(白)61.8%近くの5,700前後でのリアクションを確認したい。レンジで出来高が増えてるゾーンなので利益確定売りが発生しやすいかもしれません」と書きました。
5月2日には5,709で引けて、上記5,700付近まで到達しました。このあたりは出来高が多い価格帯で利益確定売りが起きやすいゾーンですが、まだそのゾーン内ではあります。より上に上がれるかどうかは次週に持ち越しですね。
5,709の上は75日・200日出来高加重移動平均線があり、今からはリスクリワードが良くないので入りにくいでしょう。75日から200日出来高中移動平均線の間は意識されやすいゾーンんで今までより上昇が止まりやすいと想定します。
先週末の上昇シナリオの続きでは「上述した3波が1波と同じ上げ幅で上がる場合は、5,823付近が次のテストポイントです。黄色のボックスゾーンでここもレジスタンスになりやすいゾーンなのでリアクションを注視」と書きました。5,823付近はより出来高が多い価格帯のため、利益確定売りが起きやすい次のゾーンとなっています。
総じてそろそろ反落が始まり修正波のタイミングとなるのではないかとチャート上では考えますが、米中交渉がポジティブに進展するならより上を目指しやすい環境になっていくと思い難しいところです。報道ひとつで変わる相場は次週も続くのだとおもいます。
次週のシナリオ
①上昇する場合
上述した3波が1波と同じ上げ幅で上がる場合は、5,823付近が次のテストポイントです。黄色のボックスゾーンでここもレジスタンスになりやすいゾーンなのでリアクションを注視。
上記を上回るなら次はフィボナッチ(白)の78.6% 5,921.75が次の目標地点となります。
②下落する場合
もし5,823あたりからの反落となる場合は、フィボナッチ(カラー)38.2% 5,558前後までの修正となる可能性があります。より下落が続く場合は61.8%の5,393.5が目安となります。
今週の引け値5,709からの反落で同じく38.2%の下落となれば5,496.5前後となります。61.8%までの下落なら5,355.5です。
S&P500先物、3波の上昇今週の振り返り
今週は高値切り上げ、安値切り下げの上昇でした。週間の出来高は50日SMAを下回るやや薄めで買いが旺盛というほどではなかったのですが、ひたひた上がり続けましたね。
4月21日(月)は前週の続きで下落しましたが、4月7日底値から4月10日高値までの上昇で引いたフィボナッチ(カラー)の61.8%手前で止まりました。急騰の調整がここで終了したことを示したのです。
その後のリバウンド上昇は3波となって、21日出来高加重移動平均線を上抜けて上昇しました。4月9日から15日は21日出来高加重移動平均線で跳ね返されていたが、今週は上抜けていることから買いの強さがありました。
また、①4月10日の直近高値、②上値を結んだ下降トレンドライン、③3月11日から4月2日までのレンジの安値、④フィボナッチ(白)50%とレジスタンスになりやすい複数のラインをローソク足実体で上抜けたため、こちらも強さが示されていました。今週だけを切り取ると上昇トレンドの兆しが出始めたと見受けられます。
一方で、値動きは強かった反面、出来高は薄い点が裏付けに欠けていた点がやや懸念点として残ります。
今回の下落スタート前日高値の2月19日から引いたアンカーVWAPライン(水色・上)が次のレジスタンスラインとなる可能性があります。3月下旬のリバウンドのときは3月26日にアンカーVWAPで跳ね返されておりレジスタンスとなっていました。
3波が1波の上げ幅と同水準で上がる場合は5,823付近まで上昇することになります。アンカーVWAPを上抜けるほどの強さがあるかが試される局面です。
次週のシナリオ
①上昇する場合
フィボナッチ50%を上回って上昇する場合は、まずはのアンカーVWAPの5,640からフィボナッチ(白)61.8%近くの5,700前後でのリアクションを確認したい。レンジで出来高が増えてるゾーンなので利益確定売りが発生しやすいかもしれません。
上述した3波が1波と同じ上げ幅で上がる場合は、5,823付近が次のテストポイントです。黄色のボックスゾーンでここもレジスタンスになりやすいゾーンなのでリアクションを注視。
②下落する場合
フィボナッチ(白)50%や下降トレンドライン(白)を下抜けて推移する場合は、まずは21日出来高加重移動平均線がサポートできるか確認したい。
次の目安はフィボナッチ(白)23.6%前後で、4月21日(月)の安値5,127.25の手前でサポートできるかにかかる。
S&P500先物、小動き今週の振り返り
今週は高値切り下げ、安値切り上げとレンジ内の微調整の範囲でした。トランプ政権は大きな動きはなく、金曜日が休場だったこともあり小動きです。
4月10日までに反発でフィボナッチ50%および4月31日のレンジ安値まで戻しましたが、材料に対してリバウンドが過剰だったため、その後は調整する動きが進行しています。また、高関税政策、特に米中関税の協議が決まらないため株価も方向感が定まりません。
4月9日、4月10日、4月14日(月)、4月15日(火)と21日出来高加重移動平均線(緑色ライン)で跳ね返されていて、上値の重さがあります。今週はVWAPを下回った後は、VWAPの上を取り戻せず弱めな値動きになりました。
先週末時点では下落する場合は「4月10日~11日の動きを見れば平常時ならフィボナッチ23.6%で止まりそうです」と書きました。今週末時点では2024年8月の安値付近で止まっていて、下げ幅も限定的でした。下落材料があれば下げる余地は残したまま、ちょうどいいラインにとどまっている印象です。
現在の最大のリスクは、短期反発後の再下落リスクです。フィボナッチ38.2% 5,361.75を突破できない場合、再度5,159.25や5,000ポイント付近まで下落する可能性があります。
一方、上振れリスクとしては、38.2%やVWAPを突破した場合、再度フィボナッチ50.0%(5,525.25)や61.8%(5,688.75)への上昇にトライする可能性もあります。
米中関税の材料次第なところがあるため、上下どちらも構えざるを得ないでしょう。マールアラーゴ合意をトランプ政権はどこまでやり切るかも不透明なので、政権動向にかかっており一進一退なのでしょう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
先週末時点と変わらずフィボナッチ50%を上回って上昇する場合は、まずはフィボナッチ61.8%の5,688から5,700付近でのリアクションを確認したい。レンジで出来高が増えてるゾーンなので利益確定売りが発生しやすいかもしれません。
②下落する場合
下落材料が出るときは、まずはフィボナッチ23.6%が次の下落目安。もう少し強い下落だと5,000前後となります。
現在のサポートラインは5,000の節目や前回底値の4,832との間にありそうな状況です。現在の反発は調整の可能性もあり、中期的な下落トレンドが継続するリスクがあることは念頭に入れるとよいでしょう。
S&P500先物、安値4,832をつけてからの反騰今週の振り返り
今週は高値・安値切り下げでしたが、4月9日(水)に相互関税の90日間停止の報道を受け9%以上の大陽線で歴史的な反発を見せました。
先週末時点で下落する場合は「4,976を下回るとベアマーケット入りとなります。2月19日から3月13日までと同じ下落幅まで下がるなら4,900付近」と書きました。
4,900を超える下落で安値は4,832を記録しました。リスクオフの強烈な一撃でしたが、4,832からは安値を更新せず上昇しました。相互関税の90日間停止の報道があった4月9日に安値4,832付近まで一時は下げましたが、到達することなく、報道で9.5%上昇しました。
この反発上昇によりフィボナッチ50%まで回復しました。急な上昇だったため翌日こそ下げたがフィボナッチ23.6%までしか下げず止まって、4月11日(金)にはふたたび上昇しフィボナッチ38.2%を上回る水準まで戻しています。
一旦は大きな下落は4,832までの下落で終了といった動きで、どのくらい戻していけるかが焦点になるのではないでしょうか。もちろんトランプがやらかさない前提の上ではあるが。
トランプ政権の強硬派がこのまま突き進むことができないことが今週わかったことです。それだけでも好材料に見えるけど、2月中旬からの下降トレンド中で今はボラティリティが高い時期なので、米中関税交渉の動向やトランプ政権の発言ひとつで動きやすい状況はまだ続くとおもいます。
さて、今週の高値はフィボナッチ50%で止まっており、これ以上の強気にはいけなかったとも見て取れます。ここは21日出来高加重移動平均線が交わったところで、また3月31日安値ラインでもあり3月10日~3月31日までのレンジの下限です。この下限がレジスタンスとなっていた可能性があります。
先週末時点で上昇する場合は「リバウンドする場合は2024年8月の安値の上を取り戻すかが見たい。フィボナッチ(白)23.6%付近なので最低限レベルです」と書きました。2024年8月安値の上は取り戻しており、まだ弱いものの今後の回復の土台は整いつつあるだろう。
次はフィボナッチ50%を上抜けして上昇継続できるかが次週以降のテーマと見ます。
次週のシナリオ
①上昇する場合
フィボナッチ50%を上回って上昇する場合は、まずはフィボナッチ61.8%の5,688から5,700付近でのリアクションを確認したい。レンジで出来高が増えてるゾーンなので利益確定売りが発生しやすいかもしれません。
フィボナッチ61.8%を上抜けて上昇していけるなら、3月25日高値5,837.25が次の目指す先です。ただし75日出来高加重移動平均線が下ってきているため、手前で売り圧力が強まって失速する可能性を含みます。
②下落する場合
4月10日~11日の動きを見れば平常時ならフィボナッチ23.6%で止まりそうです。
フィボナッチ23.6%を下抜けて下落つづけるときは、5,000の節目あたりが次の値止まりポイントになりそうですね。
S&P500先物、ジェットコースターの急落今週の振り返り
今週は高値・安値切り下げで大陰線の下落となりました。
先週末時点では「5,561.25を下抜けて下落するときは、5,505が次の目安となりそうです。2月19日から3月13日の下落幅でもうひと波下落という可能性もまだ残っているので、次週以降の値動きを見ていきましょう」と書きました。
相互関税の発表後、4月3日(木)には5,505を下抜けて5,415下落しました。ここまでは振れ幅の範囲と思ったが、4月4日の下落はハイスピードでした。上述したように2月19日から3月13日の下落幅を考えれば、今回も同じ下落幅までと下がる可能性はあると考えていたがこんなに早く接近するとは思っていなかった。
4月4日のハイスピードな長大陰線は相当な売り圧力がかかったようで、短い時間足で見ると上昇するタイミングがあるがそのたびに売りが強くなって下落している。このスピード、下落幅からは行き過ぎでパニック売りに近い動きでしょう。出来高も最近では最高水準の高さでした。
次週前半はリバウンドの可能性もあるが、4月4日(金)のローソク足は下ヒゲが短く反発の気配がまだ見られていません。もう一押しする可能性もあるため気を抜けません。週明けトランプや各国首脳からどのような発表があるかによるため慌ただしく警戒も強いままでしょう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
リバウンドする場合は2024年8月の安値の上を取り戻すかが見たい。フィボナッチ23.6%付近なので最低限レベルです。
フィボナッチでみるとリバウンド継続できるなら、38.2%~50%が目安。戻り売りが起こりやすいゾーンとなるが反発の強さによりゾーンのどこまで登れるか見ながらの運用となる見込み。
②下落する場合
一段下には5,000の節目が待っており、ここは買いも起きやすく値止まりの可能性があるポイントです。ここで止まれるなら高値から20%下落にはギリギリ届かずベアマーケット入りしないラインです。節目付近で攻防はありそうです。
4,976を下回るとベアマーケット入りとなります。
2月19日から3月13日までと同じ下落幅まで下がるなら4,900付近。
S&P500先物、フィボナッチ38.2%上から戻り売り今週の振り返り
今週は高値切り上げ・安値切り下げで上昇からの戻り売りとなりました。
先週末時点では「まずは21日出来高加重移動平均線を上回ってフィボナッチ38.2%の上に到達できるかがテストポイント。できれば200日出来高加重移動平均線とフィボナッチ50%の上まで登ってほしい。しかし200日出来高加重移動平均線はレジスタンスラインとなって戻り売りするポイントになる可能性もあるので値動き注視」と書きました。
今週、フィボナッチ38.2を上回り5,837.25まで上がりましたが、200日出来高加重移動平均線までは届かず、黄色ボックスゾーン(下)で失速となりました。黄色のボックスゾーンで戻り売となるのはやはり今もモメンタムは弱いことが示されたとおもいます。
週末は3月安値から今週の高値までで引いたフィボナッチ(カラー)の78.6%付近で止まっています。下げ止まったかどうか微妙なところで、3月13日安値をもう一度テストする可能性があります。
先週末時点では「フィボナッチ23.6%を下回って今週の下値5,650を下回る場合は、直近安値の5,561.25のサポートを再度テストすることになるかもしれません」と書きました。上昇からの戻り売りだったため、5,561.25には届きませんでしたが、まだ可能性はあります。
薄い黄色の移動平均線はVWAPです。3月26日(水)にVWAPを下抜けたところが売りポイントでした。今週は月末およびクォーターのリバランスがあったと思いますが、3月28日(金)の下落では出来高が他の日より高くなって、売り圧力が強まったことがうかがえます。
次週は4月2日相互関税の発表、その他雇用統計など雇用指標が多く発表されます。前半は発表前のポジション控えが起きうる可能性と、次週全体ではボラティリティが上がりやすい可能性があるため要注意です。また、月初の買い戻しと利益確定売りの両方があるタイミングなので、上下どちらの値動きに傾くか月初は注意を払ったほうがよいでしょう。
安値圏でリバウンドがあっても、すぐに上昇トレンドに戻るような環境下ではありません。ロングする場合もスイングでは戻り売りに注意しながらのトレードになると思うので安心できませんね。トランプ砲や経済指標へのリアクションをよく見ましょう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
リバウンドする場合はまずはVWAPの上に戻れるかテストでしょう。売り圧力が強い場合はVWAP付近で反落する可能性があるので注意。
VWAPを上抜けしたら、次はフィボナッチ23.6%、38.2%の順でテスト。
②下落する場合
まずは3月13日安値の5,561.25サポートを再度テストです。
5,561.25を下抜けて下落するときは、5,505が次の目安となりそうです。2月19日から3月13日の下落幅でもうひと波下落という可能性もまだ残っているので、次週以降の値動きを見ていきましょう。
S&P500先物、横ばい推移でフィボナッチ23.6%をキープ今週の振り返り
今週は高値切り下げ・安値切り上げと下落が止まった週となりました。3月14日(金)の反発を引き継いだ週ですが、狭い範囲での横ばいで週末の引け値ではかろうじてフィボナッチ23.6%をキープした形です。
特徴的なのは安値は5,650で止まり毎日キープしていたため底堅い動きとなっていました。5,650を下値に上昇を試すが、5,770.5を最大値で止まってしまい、フィボナッチ38.2%に及ばず。
今週の出来高は薄く、3月の下落局面での出来高増加の頃には程遠い状況で、上昇を試せるほど勢いはありませんでした。FOMCやメジャーSQ等を通過する週だったためポジション解消や控えられた動きだったようにおもいます。材料待ちのような横ばい。
上昇するためには、まずは水色のボックスゾーンをローソク足実体で上回っていく必要があるでしょう。
7日出来高加重移動平均線は上向きになってきたのは直近の良い点。21日出来高加重移動平均線は下向き推移でローソク足がまだ届いていないことからは、リバウンドを試している状況で上昇に完全に回復したとは言い切れない現状です。
次週はもう一段上に登れるかを試す週となるかもしれませんね。下値を割り込まない値動きが底固めとするなら次週以降で登っていくことには期待したい。下落する場合は、5,561付近がサポートになるかを再テストする場面。
次週のシナリオ
①上昇する場合
まずは21日出来高加重移動平均線を上回ってフィボナッチ38.2%の上に到達できるかがテストポイント。
できれば200日出来高加重移動平均線とフィボナッチ50%の上まで登ってほしい。しかし200日出来高加重移動平均線はレジスタンスラインとなって戻り売りするポイントになる可能性もあるので値動き注視。
②下落する場合
フィボナッチ23.6%を下回って今週の下値5,650を下回る場合は、直近安値の5,561.25のサポートを再度テストすることになるかもしれません。
万が一5,561.25を下抜けて下落するときは5,453.75が次の目安となりそうです。
S&P500先物、調整局面入り今週の振り返り
今週は高値・安値切り下げの4週連続の下落となり、ついに10%を超える下落で調整局面入りしました。週足でみると長い下ヒゲのローソク足で、5,500付近で買いが入った動きでした。調整局面入りした週に底打ちすることも過去には4回ありましたが、今回そうなるかどうかは過ぎてみないとわかりません。
トランプ砲への中国や報復関税やカナダの電力輸出に25%の追加料金など今週も貿易戦争が賑わせて、株式市場は下落しました。週明けすぐから下落し7日出来高加重移動平均線の下で推移し続け、弱い値動きが示されています。3月13日(木)まで下落を続け、5,500の節目付近まで下がりました。
先週末時点では「下がる場合は3月7日(金)の安値5,673付近で値止まりできるかが確認ポイントです。止まれれば安値切り上げで少しずつ上昇を試せる。5,673を下回ると次は5,610付近に切り下げとなるか。」と書きました。しかし、5,610でも止まらず5,509まで下げました。トランプ砲の威力はいまだ強くポジションを落とす動きが続いているのでしょうね。
ごく短期的には勢いよく下がったため、私が見ているボリンジャーバンド(特殊設定・チャート外)では-2σを下回るほどの下落で、下がりすぎな水準です。CPIやPPIは予想下振れのヘッドラインで良好な結果でしたが、指数は下落しました。インフレ鈍化では上昇するには弱い材料だったと見られ、トランプ砲への不安のほうが相対的に影響が大きい印象です。
3月14日(金)には目立ったトランプ砲がなく、5,509から反発しました。長めの陽線で底打ちの兆しが示されました。終値でみると7日出来高加重移動平均線の下かつ3月12日(水)の高値も上回ることができていないため、ボックス(水色)圏内でのリバウンドに留まっています。下落のときの出来高は多く、反発の出来高は下落より薄いことも踏まえると反発は弱かった印象です。
今は下降トレンド中のリバウンドで、次週はここから登っていくかどうかが次週の焦点でしょう。フィボナッチ23.6%を上回り、3月12日(水)の高値を上抜けることが、本格的な反発への条件と思います。この下落トレンドではトランプ砲ひとつで下げてきたため、次週もどんなトランプ砲が撃たれるかに掛かっている難しい環境ではないでしょうか。
次週のシナリオ
①上昇する場合
リバウンドを続けるなら短期的には黄色のボックスゾーン5,750~5,850までの上昇を見込める可能性があります。まずはフィボナッチ38.2%の5,760付近が最初のトライポイントです。
フィボナッチ38.2%を上抜けることができると次はフィボナッチ50%が目処です。200日出来高加重移動平均線もゾーン内にありレジスタンスラインとして機能するか、200日出来高加重移動平均線を越えていくかがキーポイントです。
上記はいずれも出来高が厚くなる価格帯のためレジスタンスになりやすいことは頭に入れておきたい。
②下落する場合
リバウンド続かず下がる場合は5,500のサポートを再度テストします。
5,500を下抜けた場合は5,350前後まで下落する可能性があります。
S&P500先物、高値から8%下落今週の振り返り
今週は高値・安値切り下げの3週連続の下落となり、下落が始まる前の高値から8%下がりました。先週、ダブルトップが完成してブレイクダウンしましたが、パターン通りその後下落を続けました。3月3日(月)こそ反転した時点でVWAPを上回ってきたため、反発の兆しと思いましたが、VWAPを超えた少し上ですぐに売り圧力が高まり、結局週末まで下落しました。残念。
ダブルトップの下落トレンドは明確に進行中で、3月4日(火)には平行チャネルを下抜けました。3月5日(水)はVWAP突破を試みたけどまたもや否定されさらに下落という繰り返しでした。今週もボリンジャーバンド(特殊設定・チャート外)でみると-2σをはって下がり続ける売りの強さが際立っていましたね。
下落は3月7日(金)まで続き、雇用統計の発表後も下落しました。今週の安値は同日に5,673をつけて、パウエルの講演後に反転しました。安値を結ぶトレンドラインをやや下抜けて、流石に短期的には下がりすぎていたことも反転のタイミングとしてテクニカルには動いたように見えます。3月7日は前日比上昇で終わり、フィボナッチ23.6%付近まで回復したのは反発の兆しが出てきたかもしれません。
前回200日出来高加重移動平均線を下回ったのは2023年10月19日で10月30日から反発上昇をはじめ2024年の上昇相場につながっていきました。200日出来高加重移動平均線を下抜けたのは久しぶりですが、調整局面入りしないなら今までの傾向では200日出来高加重移動平均線の上に戻っていく可能性が高いです。調整局面入りすると、200日出来高加重移動平均線がレジスタンスラインとなって上がっても売りという状況が続きやすいかもしれません。
次週は3月7日(金)の反転攻勢を続けられるか反発具合を確認する週になるかなと考えています。ただ今はまだVWAPを下回っており、短期的にはまだ下がる可能性も十分あり予断を許しません。まだトランプ政権の政策動向は不透明感が強く、市場は強気に動けていません。トランプの報道や経済指標サプライズに左右されやすい可能性があります。
次週のシナリオ
①上昇する場合
200日出来高加重移動平均線を実体で上抜けることが反発上昇を続ける条件と見るが、短期的には200日出来高加重移動平均線の付近は上値が重い動きになるかもしれないので要注意。
200日出来高加重移動平均線を上抜けた場合は、平行チャネルを上抜けることと、ダブルトップのネックライン上まで回復するかが次のテストポイント。ここも跳ね返されやすいだろう。
②下落する場合
下がる場合は3月7日(金)の安値5,673付近で値止まりできるかが確認ポイントです。止まれれば安値切り上げで少しずつ上昇を試せる。
5,673を下回ると次は5,610付近に切り下げとなるか。