S&P500先物、長大陰線の下落今週の振り返り
今週は高値・安値切り下げでしたが下落で終了しました。前半は問題なく小幅な上昇を続け12月6日の最高値まであと少しのところまで登っていました。しかし、12月20日(木)から雰囲気が変わり週末引けまで下落しました。
12月20日(木)にウォルマートの見通しが弱く悲観的だったこと、12月21日(金)に発表されたPMIサービス業が不調を示す50割れの弱さ、中古住宅販売件数が4か月ぶりの減少と、個人消費が悪化してきたのではないか?との懸念が生まれています。トランプ大統領の関税政策は不透明でインフレ再燃が懸念されており、個人消費にネガティブに影響している可能性があるのです。
12月20日(木)から下落を始め、12月21日(金)には長大陰線の下落が起きました。個人消費が多くを占める米国経済で、個人消費が落ち込むとなればこれまでの「経済成長が好調」ストーリーが崩れかねないのです。12月20日から12月21日の発表で景気減速や景気後退が決まるわけではなく今後のデータを確認する必要がありますが、市場はすでに高水準な株価の現状に対して景気減速を先行して織り込んで売り圧力が働いたのだと想像します。
チャートでは12月21日(金)の下落で75日出来高加重移動平均線とフィボナッチ61.8%を下回りました。先週のサポート安値(白色の丸印)に急接近しています。
また、私が見ている特殊設定のボリンジャーバンド(チャート外)では-2σに迫っており、ボリンジャーバンドは収束から拡大に切り替わってボラティリティが増大し始めています。-2σに到達後、反発の可能性もある一方で、トレンドフォロー型の下落が続くリスクも残りますね。週末終値の6,029の水準は出来高が薄い価格帯でサポートになりにくく、下落してもおかしくはない状況です。
総合すると、先行した売りは弱含みでまだ下げる余地は残っているため重力がかかっていると見えます。長大陰線で下げたので短期的にリバウンドする可能性もありますが、週末時点では上値を更新していく上昇トレンドにすぐ戻れる環境下ではなさそうです。
鍵を握るのは次週のNVDAの決算発表です。生成AIが牽引する相場が続いていた2024年でしたが、最近ではDeepSeekショックでNVDAは上昇継続できず横ばい傾向です。中心的存在であるNVDAの決算如何で指数株価の方向感も左右される局面に来ています。ケチがつく決算内容があれば指数下落に拍車がかかり、今の不透明な空気を打破できるほどのポジティブサプライズがあれば、指数は上昇トレンドに戻す可能性もあるのです。
NVDAのジェンスン・フアンCEOがネガティブサプライズを許容しないのでは?と想像すると、ポジティブな材料を何か持ってくるような期待値もありますよね。
次週のシナリオ
①上昇する場合
21日出来高加重移動平均線を上抜けて反発するなら、もう一度最高値6,184.5を超えを目指し、6,200まで登ることに期待したい。
②下落する場合
白色の丸印を下抜けて下落するなら、ダブルトップ完成となる5,935.5が意識されます。ここを下回るか、反発して戻すかを確認したい。
5,935.5を下抜けると、次は黄色のボックスゾーン(上段)が次の狙い目です。このボックスゾーンは出来高が多い価格帯で、2月19日(水)の高値から5.5%下落ラインともなります。200日出来高中移動平均線もボックスゾーンに接近してきているため、サポートされるかどうかを見守るところです。
MES1!のトレードアイデア
S&P500先物、レジスタンスラインをブレイクアウト今週の振り返り
今週は高値・安値切り上げの上昇となりました。安値が限定的な下げで底堅く上値は伸ばしたブレイクアウトが起きた週でしょう。
特徴的な動きだったのは2月10日(月)と2月12日(水)に下落を試したシーンです(丸印つけたところ)。いずれの日も75日出来高加重移動平均線の近くまでしか下がらず、その後反発しています。フィボナッチで見ると、61.8%を下回るが50%には届かず浅い下落でした。先週のミシガン大インフレ期待の上昇を材料とした売りは一過性で特に問題なかったと振り返ります。
安値が底堅く買いイベントとなって、2月12日(水)の反発から上昇を試し始めました。当日、フィボナッチ78.6%を軽く上抜けて、その後、右下に下がるレジスタンスラインをローソク足実体でブレイクアウトしました。フィボナッチ78.6%の上はこれまで跳ね返されてきたゾーンですが、今回は到達した後も維持できています。これはポジティブな値動きですね。
2月14日(金)はあまり動きがありませんでしたが、レジスタンスラインを下抜けせずサポートラインとして機能している値動きをしています。この流れを汲むなら、次週もレジスタンスラインの上で値動きできそうな機運です。
ただし、私が見ている特殊設定のボリンジャーバンド(チャート外)は収束中で2月14日(金)には+2σに接近しているため、ごく短期的には日柄調整を経てから上昇となる可能性はあります。2月14日(金)は週末で出来高薄かったので、週明け後に出来高を伴って買い圧が強くなるとうれしい展開ですね。
下落するようなネガティブな材料が出ないなら、7日出来高加重移動平均線の下あたりやVWAPあたりでポジション積んでいくと上昇トレンドに乗れたときには利が乗りそうですね。
次週のシナリオ
①上昇する場合
右下に下がるレジスタンスラインがサポートになったり、フィボナッチ78.6%がサポートになるのであれば、引き続き最高値6,184.5を超え6,200まで登ることに期待。
②下落する場合
フィボナッチ61.8%や75日出来高加重移動平均線がサポートラインのテスト場所。
S&P500先物、ぎくしゃくした動き、上値は売り圧力今週の振り返り
今週は高値・安値切り下げで先週比では若干の下落でした。先週末の引け値を上回る水準まで上昇しましたが、金曜日の下落でわずかに先週末より下がってしまいました。
2月3日(月)から追加関税の報道で再び下落しました。先週末時点で下落シナリオは「再び75日出来高加重移動平均線を下抜けて下落を続ける場合は、フィボナッチ38.2%に再トライ。フィボナッチ38.2%を下抜ける場合は下降トライアングルの上値ライン付近が次のサポートテストライン」と書きました。月曜日の下落はフィボナッチ38.2%を下回り、下降トライアングルの上値ラインでピッタリ止まりました。この上値ラインがサポートラインとして今も機能していることが示されました。
サポートラインから反発後、長めの下ヒゲをつけて月曜日は陽線まで回復しています。下値では買いが入り底堅い値動きだったと言えます。
2月4日(火)は先週末終値あたりから始め一時は長い陰線を形成しましたが、フィボナッチ50%で下落は止まって長い下ヒゲの反発を見せています。次の2月5日(水)は75日出来高加重移動平均線でサポートされ買いへ。その後も2月7日(金)の途中までは上昇を続けました。ただし2月4日(火)から2月6日(木)の出来高は薄く裏付けに弱い展開でした。
今週もフィボナッチ78.6%の上は売り圧力が強い展開となりました。先週末時点の振り返りで「この売りをこなしてそれを上回る買い圧力で上げなければ最高値まで到達できません。」と書きましたが、今週の3回目のトライも売りに押されて2月7日(金)は下落となってしまいました。きれいに高値から右下に下がるレジスタンスラインが引ける値動きとなっています。
2月7日(金)はミシガン大学消費者態度指数の発表直後に下落リアクションでした。インフレ期待の上昇が嫌気が差されて売りでしたが、すでに高値圏で利益確定売りが出やすい価格帯のときに売り材料に使われたのだと思います。
2月7日(金)は下落しましたがフィボナッチ61.8%で引けを迎えています。ここがサポートになるならば、フィボナッチのサポートラインを少しずつ上に切り上げている段階と見て取れます。4回目のフィボナッチ78.6%上のレジスタンス超えを目指す可能性があるでしょう。しかしフィボナッチ61.8%と75日出来高加重移動平均線を下回ってしまう場合は、また下落と買い支えのギクシャクした動きに付き合う必要が出てきます。
今は方向感がハッキリとしないタイミングのため、どちらに行ってもいいようにリスク管理が必要な時期でしょう。トランプ政権の動向にも右往左往されるため、報道には注意した方がいいですね。
次週のシナリオ
①上昇する場合
フィボナッチ78.6%の上にある右下に下がるレジスタンスラインを上抜ける場合は、最高値6,184.5を超え6,200まで登ることに期待。
その次は先週までと変わらず6240~6,250がターゲット。
②下落する場合
再び75日出来高加重移動平均線を下抜けて下落を続ける場合は、フィボナッチ38.2%から2月3日安値5,935.5あたりがサポートテストライン。
S&P500先物、DeepSeekショックの急落後、反発上昇今週の振り返り
今週は高値・安値切り下げの下落でした。今は1月13日(月)の安値から切り替えす上昇トレンドを開始しているところです。しかし、1月27日(月)からDeepSeekショックで上昇トレンドラインをぶち抜き、前週の上昇を帳消しにする急落が起きましたね。
急落は5,948まで下げましたが、そこで止まり長い下ヒゲで反発しています。ちょうどフィボナッチ38.2%ラインで止まりました。フィボナッチ38.2%で反発なら耐えたなという印象。下ヒゲで反発した後の推移を見る限りは、1月27日(月)の安値まで下げることなく消化した値動きに終始しています。
先週末時点では「フィボナッチ61.8%~75日出来高加重移動平均線のあたりが最初のサポートゾーンお試しポイントでしょう。上記を下回って下落する場合は下降トライアングルの上値ラインが近い場所でサポートを試す次のポイントです。」と書きました。75日出来高加重移動平均線は軽く突き抜けて、下降トライアングルの上値ラインも一時的には下回りました。想定外の値動きだっただけに急落は強かったですね。
下降トライアングルの上値ラインは一時的に下抜けましたが、下ヒゲで反発してる点を考慮すれば、まだサポートラインとして機能していると見てもいいだろうと考えます。
さて、急落でしたが一過性の売りだっただけで市場は落ち着きを取り戻していると見ていいでしょう。1月28日(火)以降は高値・安値を徐々に切り上げながらヒタヒタと上昇しました。
上昇した先は1月31日(金)にフィボナッチ78.6%を上回っていきましたが、前週1月24日(金)の高値には届かず失速しました。長めの上ヒゲとなり、終値では前日始値まで下落しています。フィボナッチ78.6%の上では利益確定売りが厚いのでしょう。月末リバランスの影響もあったかもしれません。この売りをこなしてそれを上回る買い圧力で上げなければ最高値まで到達できません。
12月から1月中旬までの下落の後、1月24日と1月31日が最高値に迫る2回のトライでした。3回目のトライは2回目までよりも最高値のレジスタンスを上抜ける確率は上がってくるでしょう。その流れに持っていけるかどうかが今のトランプ相場の難しいところ。
次週はトランプ政権の関税へのリアクションや、Google、Amazonなどの大型決算を通過しなければなりません。関税報復の行く末によって短期的にはギクシャクした動きがあっても仕方ない時期と考えています。
次週のシナリオ
①上昇する場合
再びフィボナッチ78.6%を上抜けて上昇続けられる場合は、まずは最高値6,184.5まで登るか確認。
強く上がれる時は、先週と変わらず6240~6,250が次のターゲット。
②下落する場合
再び75日出来高加重移動平均線を下抜けて下落を続ける場合は、フィボナッチ38.2%に再トライ。
フィボナッチ38.2%を下抜ける場合は下降トライアングルの上値ライン付近が次のサポートテストライン。
S&P500先物、トランプ就任を無事通過で上昇継続今週の振り返り
今週はトランプ大統領の就任式を通過し、高値・安値切り上げで上昇した週となりました。最高値6,184.5に対して今週の高値は6,162.25とあと少しのところまで上がっています。先物ではなくS&P500指数を見ると、最高値を上回り新高値を形成しました。
フィボナッチ78.6%を上回り好調な上昇でしたね。フィボナッチ78.6%は12月26日に一度否定された場所でその後下降トライアングルを形成してきました。その下降トライアングルを先週末に上抜け、今週はフィボナッチ78.6%を上抜けた。この動きは買い圧力の強さが示された結果と見えます。
出来高加重移動平均線で見ても、7日出来高中移動平均線が21日と75日とゴールデンクロスして急角度な上昇を描いています。
1月24日(金)は下落となっていますが、指数の新高値と高値圏での利益確定売りをこなしていることや週末売りと短期的な要因での下落と今のところは見ています。私が見ている特殊設定のボリンジャーバンド(チャート外)を見ても、+2σに到達した後に下落しているため、ごく短期的な上昇の一服といったところでしょう。ただし、今週後半3日間は出来高が薄いことは上昇継続の裏付けが弱いとも言えそうで懸念点です。
もう少し上昇する余地はありますが、すでに高値圏のため日柄調整が起きうる可能性も否めません。次週、トランプ政権にどのような動向があるか、また市場がどうリアクションするかを見定めて動く必要があります。トランプ政権に好感を示した今週の値動きがそのまま次週以降も継続するかというと、一辺倒な動きにはならないのではないかと想像しています
来週はFOMCがあります。金利据え置きで織り込まれており、今のところはノーイベントとなる可能性がありますが、政策金利よりパウエル議長の発言に注目が集まると想定します。また月末リバランスもあるため利益確定売りに押されるのか上昇を続けるのかポジション取りが気になります。利益確定売りをこなしながら高値を模索していく動きが続くといいですね。
次週のシナリオ
①上昇する場合
先物も新高値更新が次の目標だが、最高値を上回れば6,240~6,250が次の狙い目。
②下落する場合
直近の短期間で上昇したトレンドライン(白色の右上に登るライン)を下抜けると、やや下落基調となり押し目を試します。その場合はフィボナッチ61.8%~75日出来高加重移動平均線のあたりが最初のサポートゾーンお試しポイントでしょう。
上記を下回って下落する場合は下降トライアングルの上値ラインが近い場所でサポートを試す次のポイントです。
S&P500先物、下降トライアングルを上抜け上昇今週の振り返り
今週は高値切り下げ・安値切り下げでしたが上昇となりました。1月13日(月)には前日の安値を下回りましたが、反発して週末まで上昇を継続しましました。
安値は下降トライアングルの下のライン(白)と、出来高が多い価格帯のボックスゾーン(黄色・上段)を若干下回りましたが、そこでストップしました。1月13日(月)は長めの下ヒゲとなり、反発を示唆しました。
反発後は上昇を続け主要な出来高加重移動平均線を上回りました。再び75日出来高加重移動平均線の上に戻ってきたことはポジティブです。75日出来高加重移動平均線が下向きにならずまた上向きになっていることも良かったですね。
先週末時点では上昇シナリオを「反発するなら、高値を結ぶ右肩下がりのトレンドライン(白)を目指す動き。このトレンドラインを上抜くか、反転して下落かを確認したいですね」と書きました。1月17日(金)にはこの下降トライアングルの上のライン(白)を上抜けたことで、上昇トレンド回帰を示唆しています。
しかし、前週の高値には届いておらず高値切り下げとなっていること、大統領就任式が次週あることから、次週の値動きに注目です。1月6日高値を上抜けるのが最低限の条件。
フィボナッチ78.6%を12月26日に否定されて形成している下降トライアングルなので、本命はフィボナッチ78.6%を上抜けることでしょう。短期トレード的にはそこまで待てずすでにインしてる人も多いと思います。フィボナッチ78.6%を再度否定されずに上抜けて上昇で1月を締めくくってほしいところ。
次週のシナリオ
①上昇する場合
トレンドラインを上抜け継続できるなら、フィボナッチ78.6%が次の目標ライン。
フィボナッチ78.6%を上抜ければ最高値に向けて上昇か。
②下落する場合
下降トライアングルの上のラインを下抜けしてトライアングルに戻るかどうか。まずはフィボナッチ38.2%で止まるか確認でしょう。
フィボナッチ38.2%を下回る場合は、黄色のボックスゾーン上段が再度サポートゾーンとして機能するか見るポイント。
S&P500先物、三尊天井を形成中、否定なるか?今週の振り返り
今週は高値・安値切り下げの下落でした。12月26日に反発の天井を迎え、6,113の水平線を上回ることができませんでした。この水平線はディセンディング・トライアングルの下値ラインでレジスタンスラインになりやすいと12月に言っていた場所で、そのとおりの動きになりました。フィボナッチ78.6%戻しで反転しているのもまだ強気な動きになっていない証左でしょう。
レジスタンスで跳ね返されたことで、S&P500先物は三尊天井を形成中です。左肩は11月11日の高値6,126.7、頭は12月6日の最高値6,184.5、右肩が12月26日の高値6,107.5で右肩下がりの三尊天井パターンですね。安値も右肩下がりで調整局面ですが、右肩は休暇シーズンの薄商いで崩れている形です。
短期的には調整局面で三尊天井が完成するか否定するか次週以降の値動きが注目されます。安値は75日出来高加重移動平均線を下回ってるが、出来高が多い価格帯ゾーン(黄色の長方形・上段)でサポートされ、上に戻る動きを示しています。
この休暇シーズンの値動きで判断することはできないが、今のところは安値は底堅く、上値は伸びるほどの買い圧力もない状況でレンジ相場です。
出来高加重移動平均線で見ると、7日と21日出来高加重移動平均線は下向き継続で弱気な動きが続いています。75日出来高加重移動平均線は上向きなので、75日出来高加重移動平均線付近で反発して上回る動きなら、再び上昇を目指していく可能性があるでしょう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
次週上昇し6,113の水平線を上抜ける場合は、ダブルボトムの完成で6,184.5を上回る最高値の更新が次の動きとなります。水平線で反転や下回る動きだと買いが弱くもう少し調整となるのでしょう。
②下落する場合
再び75日出来高加重移動平均線を下回る値動きになる場合、まずは5,825~5,870の出来高が多い価格帯ゾーン(黄色の長方形・上段)でサポートされるかトライ。
上記を下抜ける場合は、下段の長方形ゾーンが次の値止まりポイントとなる。
S&P500先物、フィボナッチ23.6%の上に回復今週の振り返り
今週は高値・安値切り下げの週でしたが反発上昇となりました。
先週末時点では上昇シナリオは「反発するなら、フィボナッチ23.6%が次の目安。買い圧力が強いなら6,050台を目指す動きになることを期待したい。」と書きました。結果としてはフィボナッチ23.6%をやや上回る5,987まで上昇しましたね。概ね想定通りの値動きとなってよかったです。
一方、下落シナリオで「ベースの出来高を作っていたゾーンの5,850あたりを下抜けると、もう一段下のゾーンまで下落するかもしれない。」と書いていました。11月19日(火)に今週の安値をつけましたが、安値は5,855で5,850を下抜けることがありませんでした。ほぼ21日出来高加重移動平均線に支えられた値動きで下値は堅かったです。
NVDA決算クリア、PMIの好調な結果とイベント通過しました。特にPMIは製造業が前月比プラスの予想一致で底打ちしたかもしれない兆しが出てきました。サービス業は相変わらずの絶好調で伸ばしており、PMI総合も予想上振れとなりました。
今週は11月11日高値から日柄調整後の反発でしたが、次週以降に最高値更新をトライする値動きに期待したい。
次週のシナリオ
①上昇する場合
このままフィボナッチ23.6%を上回る値動きとなっていければ、11月11日最高値超えにトライ。次の節目の6,100が短期ターゲット。
②下落する場合
フィボナッチ23.6%を下回る場合は微調整はあるのかもしれないが大幅に下がる兆しはまだなく、21日出来高加重移動平均線の上にいる間は横ばい程度の動きとみる。
21日出来高加重移動平均線をローソク足実体で下抜ける場合は、再びフィボナッチ61.8%あたりがサポートになるか試される場面。
S&P500先物、行き過ぎた上昇から日柄調整今週の振り返り
今週は高値はわずかに切り上げ、その後下落した週でした。
先週末時点では上昇目安を「次週も上昇を継続できる場合は、まずは6,052。その次まで行けるとして節目6,100が短期的には上限いっぱいと見る。」、下落目安を「節目6,000超えからの利益確定売りがあるなら、前回高値の5,927~21日出来高加重移動平均線のゾーンあたりまで下げていくのも一考。」と書きました。
上記に対して、今週は高値6,053.25、安値は21日出来高加重移動平均線をわずかに下回るポイントとなりました。高値はほぼぴったり、安値も一考と考えた水準まで下落で概ね想定の値動きとなりました。やはり短期的には6,050付近は上限ということだったのでしょう。
今週は高値をつけたあとは徐々に下げていたが、11月14日(木)に直近数日の安値を下抜けて下落をスタートしました。その流れを引き継いだ11月15日(金)はSQで出来高を伴って長めの陰線となる下落になりました。
11月14日(木)はPPIが予想上振れでインフレ再燃懸念や、パウエル議長が利下げペースを落とす発言をしています。結果、長期金利や実質金利は上昇し、株価に重しとなっています。
11月15日(金)にはNY連銀製造業景気指数が予想大幅上振れの強い結果、小売売上高も予想上振れ、前月修正値上振れでこちらも好調となりました。また、輸入物価指数が予想マイナスに対して結果プラス0.3%と上振れでこちらもインフレ懸念を示す結果でした。
強い経済データとインフレ再燃懸念➡長期金利の上昇が、急騰したトランプご祝儀相場を冷やすことになったのだろう。
次週はNVDA決算があり期待以上の決算ビートが必須だろう。いずれにせよ決算後のボラティリティに注意。また、11月22日(金)のPMI速報値が確認場面となりそうだ。
次週のシナリオ
①上昇する場合
反発するなら、フィボナッチ23.6%が次の目安。
買い圧力が強いなら6,050台を目指す動きになることを期待したい。
②下落する場合
ベースの出来高を作っていたゾーンの5,850あたりを下抜けると、もう一段下のゾーンまで下落するかもしれない。その場合はまずはフィボナッチ78.6%の5,794.75~5,800が値止まりのお試しポイントと見立てる。
フィボナッチ78.6%を貫通するときは、再度5,723.5の水平ラインを試す場面となりそうだ。
S&P500先物、高値・安値切り下げの下落今週の振り返り
今週は高値・安値切り下げの下落となりました。先週までのジリ上げが失速し、今週はほんのり弱い値動きに転じています。
下落する場合、先週末時点では「7日出来高加重移動平均線を下抜けて21日出来高加重移動平均線も下抜ける値動きになってから調整だろう。今は21日出来高加重移動平均線でサポートされた上昇トレンドなので、21日出来高加重移動平均線を下抜けていく動きにならない限りは大丈夫。」と書きました。
10月23日(水)に一時的に21日出来高加重移動平均線を下回るが、下ヒゲとなって反発しています。トレンドライン(白)で反発して耐えているようにも見えます。
実体で21日出来高加重移動平均線を下抜けて下落には至っていないので、下落転換とは決まりきっていません。
TSLAを除くM7の決算発表を次週以降に控えているため、今のところはポジション調整で弱い値動きとなっていると想定する。
10月25日(金)は寄りで上昇したが、寄り天で上ヒゲをつけた下落となりました。7日出来高加重移動平均線の上に戻すことができず、週末の売り圧力が強かった模様です。
次週は火曜日アフターから木曜日アフターまでGAFAM決算が続くので、ボラティリティが拡大した値動きになるかもしれません。
次週のシナリオ①上昇する場合
10月17日高値5,927.25を上抜ければ、次は5,950ターゲット。節目の6,000も引き続きその後のターゲットとして見たい。
②下落する場合
21日出来高加重移動平均線を下抜けて下落していく場合は、先週から変わらず5,700~5,724がサポートゾーンになるか確認したい。
S&P500先物、5900超え今週の振り返り
今週も高値・安値切り上げの上昇トレンド継続でしたね。先週末時点では「引き続きまずは5,900が次のターゲット。各社のQ3決算が好調続きとなれば、6,000を目指していく流れとなるか。」と書きましたが、10月14日(月)から5,900のターゲットを上回って、10月17日(木)には5,927.25まで到達し最高値を更新しました。順調に上値を伸ばしていく流れで好調です。
7日出来高加重移動平均線が登ってきていますが、ローソク足の安値が7日出来高加重移動平均線に接すると反発上昇する動きで、買い圧力のほうが強い状況が続いているようです。
私が見ている特殊なボリンジャーバンドでは+2σ付近を這っているため、上昇幅はこれ以上大きくはならないがジリ上げが続いているのでしょう。
決算本格化する次週以降は、決算結果によっても値動き左右される。今のところ前半戦は概ね好調な結果なので、次週も好調な決算結果に期待したい。
出来高は徐々に減少してきおり、大型株の決算を確認してから本格的に動くのだろうと待っている。大統領選もこれからあるため、それらの前後の値動きをよく見守るのが良いでしょう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
次は節目の6,000がターゲット。6,000の手前で失速する動きもあるだろうが、今はまだ心配する動きがないのでジリ上げについていく流れか。
②下落する場合
7日出来高加重移動平均線を下抜けて21日出来高加重移動平均線も下抜ける値動きになってから調整だろう。今は21日出来高加重移動平均線でサポートされた上昇トレンドなので、21日出来高加重移動平均線を下抜けていく動きにならない限りは大丈夫。
21日出来高加重移動平均線を下抜ける場合は5,700~5,724がサポートゾーンになるか確認したい。
S&P500先物、新高値更新今週の振り返り
先週末時点では「次週から決算シーズンが始まるので、もう1週~2週は日柄調整と付き合う印象。」と書いていたが、今週の結果は最高値を更新して上昇となりました。月曜日から火曜日にかけてはフィボナッチ(白)23.6%をやや下回るラインまで下がったが、下がれば買いが入る展開で底固めとなって反発上昇へ向かった。出来高は薄くなる中、緩やかに上昇を続けた。
移動平均線では21日出来高加重移動平均線が日柄調整で追いついてきて、10月8日(火)に安値が21日出来高加重移動平均線にタッチしたところから反発した。引き続き21日出来高加重移動平均線で支えられる上昇トレンドが続いているのだろう。
10月8日(火)に反発上昇した後は、週末まで7日出来高加重移動平均線を上回って推移しており、新高値を更新している。
上昇する場合、先週末時点のターゲットとして「5,830を上抜けて上昇する場合は、5,900の節目をターゲットとして継続。」と書いたが、週末の仕上がりは5,859.75と一歩手前でした。7日出来高加重移動平均線を上回って値動きしているうちは5,900以上に上がっていく機運は続く。
Q3決算がスタートしました。銀行株は今のところは市場予想を上回る堅調な結果で、この後続くほかのQ3決算が概ね好調となりそうな気配がでています。利下げサイクルで好決算、GDPも好調で株価は自ずとついてくるだろう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
引き続きまずは5,900が次のターゲット。各社のQ3決算が好調続きとなれば、6,000を目指していく流れとなるか。
②下落する場合
21日出来高加重移動平均線を下抜けて進行する場合は、10月2日安値5,724で値止まりするかをまずは確認したい。
5,724を下抜ける場合は5,700から5,650付近がサポートゾーンのイメージ。
S&P500先物、日柄調整今週の振り返り
今週は上も下も限定的な日柄調整でした。
先週末時点では「ここからは上昇するなら日柄を見ながら緩やかな推移がちょうどいい」「先週末と同様、まずは5,850」と書いていました。結果としては5,850まで上がることはできず、緩やかな日柄調整が進行していました。
下落する場合は「7日出来高加重移動平均線を下抜けて下落開始する場合は、21日出来高加重移動平均線~フィボナッチ38.2%が最初のサポートゾーンを試す場面と見る」と書いていたが、7日出来高加重移動平均線を下抜けた後、フィボナッチ23.6%付近で止まり、21日出来高加重移動平均線まで下落せず反発しました。
10月4日(金)の雇用統計後の上昇は5,830を上回れず、上昇回帰はお預け。再び7日出来高加重移動平均線を下抜ける場合は、弱めな値動きで短期的には推移だろうか。5,830を上抜ければもう少し上値を伸ばすが大幅なアップサイドはイメージしづらい。
次週から決算シーズンが始まるので、もう1週~2週は日柄調整と付き合う印象。
次週のシナリオ
①上昇する場合
5,830を上抜けて上昇する場合は、5,900の節目をターゲットとして継続。
②下落する場合
7日出来高加重移動平均線を下抜けて下落開始する場合は、フィボナッチ38.2%でサポートラインとしてテスト。
S&P500先物、ATH更新今週の振り返り
先週末時点では「ボックスゾーンの高値を上抜けて上昇する場合は、7月16日(火)の高値にトライ。高値を越えてATH更新していくなら、次の節目は5,800。」と書いていた。
9月18日 水曜日の FOMC で0.5%の利下げを決定した後は値動きは荒れたが、一段落した9月19日木曜日には大きく上昇した。9月19日木曜日に7月16日の最高値をわずかに上回り、高値5797.5をつけてATHを更新した。
ATH 更新後の9月20日金曜日は、高値圏での利益確定売りと思われる売り圧力でやや下げています。前日の陽線を下回ることなくボックス圏の上で推移していることから小幅な動きに終始したようです。
9月19日木曜日のローソク足を下抜けて下げ続けない限りは下落転換はなさそうだ。
ボックス圏の価格帯の出来高は高く、大きな売り圧力がなければサポートゾーンとなりやすいだろうか。
短期的な上昇では5,800前後が上昇幅の上限と見てるが、ここからはヨコヨコもしくはひたひた上昇とが上に行く場合の上がり方と想像する。次週はPCEがあるため、結果へのリアクション次第となるが、そこまではペースダウンだろうか。
次週のシナリオ
①上昇する場合
買い圧力が高まる場面があれば5,850が次のラインか。
最大限でも5,900の節目あたりが上昇ラインだろう。
②下落する場合
下がっていく場合は、75日出来高加重移動平均線や右上にあがるトレンドライン(白)あたりの価格帯が出来高が厚くサポートされやすいゾーン。
S&P500先物、リバウンド上昇今週の振り返り
今週は5営業日陽線のリバウンド上昇でした。再び0.5%の利下げを催促する市場、トランプとハリスの討論会でハリスが優勢となったローテーションなど、株式市場は利下げ確実視されているFOMC前の上昇を演出した。
9月9日(月)の始まりからすぐに上昇を始め、下落目処と見ていたフィボナッチ38.2%までの下落を見せることはなかった。
1日の中では一時的に下落することもあったが、9月6日(金)の安値を下回ることはなく、底堅い推移となっていました。
9月11日(水)に長いヒゲをつけているが、この時下落しても9月6日(金)安値の手前で値止まりして、反発したことがエントリーしやすかったポイントだろう。
9月6日(金)の引けには、8月下旬のボックスゾーン(黄色の長方形)に到達した。
しかし、ボックスゾーンの高値まで上がりきれず週末を迎えた。高値越えトライはお預けとなった。ボックスゾーンでも見合っている価格帯のため、今回も高値越えできるかはイベント待ちの様相と見る。
次週はFOMCがあり、0.25%の利下げ、0.50%の利下げのどちらになるかによって、高値越え→上昇とつなげられるか、もしくは失望売りとなるかの値動きが想定されそうだ。
次週のシナリオ
①上昇する場合
ボックスゾーンの高値を上抜けて上昇する場合は、7月16日(火)の高値にトライ。
高値を越えてATH更新していくなら、次の節目は5,800。
②下落する場合
失望売りとなるなら、もう一度ボトム作りに向かうが、フィボナッチ61.8%~50%の間が目安。今のところは、下がっても9月6日(金)の安値前後がサポートラインとなるかを見届けておけばいいかも。
S&P500先物、ベース構築今週の振り返り
今週は週足レベルでは長い下ヒゲをつけてハンマーのような陽線となりました。先週から続いてベース構築していたが、木曜日にベースの安値を少し下回った後、安値から急回復して金曜日にはベースの高値付近まで上昇した。
今のところは木曜日から金曜日の上昇の勢いをもって、次週ベースの高値を上抜けていけると、7月の高値越えを目指していくだろう。
しかし例年、レイバーデー明けの9月は値動きが荒れやすい。ベースで上値を抑えられている状態なので、金曜日の高値も否定されてベースの安値に向かう可能性が残っている。ベース安値を下抜けると売られやすくなるため、下落の動きには注意した方がいい。
S&P500構成銘柄の50日移動平均線を上回る割合が81.5%と天井圏に近づいているため、こちらも注意したい。利益確定売りが増える可能性がある。
次週のシナリオ
①上昇する場合
ベースの高値を上抜けると7月16日の高値越えを目指す。
7月16日最高値5721.25をうまく上抜けられる場合は、5,800が一段上の短期ターゲット。
②下落する場合
ベースの安値を下抜ける場合は5,500からフィボナッチ61.8%(5,491.5)の辺りがサポートになりやすい。ちょうど75日出来高加重移動平均線も重なっているポイントだ。
フィボナッチ61.8%を下抜ける時は、フィボナッチ38.2%が次のターゲットだが現時点では遠く時間が必要と見る。
S&P500先物、フィボナッチ78.6%を上回って横ばい今週の振り返り
週足は高値・安値切り上げの上昇。
今週は日足ではフィボナッチ78.6%を上回ってからは横ばい推移していました。
7月16日最高値の一歩手前で待っている状況で、利益確定売りをこなしながら、どちらにエネルギーが放出されるか攻防中だ。
ただ今の水準では出来高が薄いまま。
7日出来高加重移動平均線まで下がるが、また上に戻る動きで今のところは上昇トレンドを維持している。
7日出来高加重移動平均線を明確に下抜けていかない限りは反落にはならないだろう。
ここで止まっている要因のひとつは、次週、生成AIテーマ本命・エヌビディアの決算発表を控えているからだろう。
M7も今週は横ばいでスッキリしない動きで待ち。
エヌビディアの決算結果へのリアクション次第で指数も動いていく可能性がある。
次週金曜日にPCEがあるが、CPI・PPIが順当だったので大きく荒れることはないだろう。
もう一つのリスクは中東情勢だろうか。念頭に入れておきたい。
次週のシナリオ
①上昇する場合
まずは7月16日最高値付近までの上昇が想定。少し上回り最高値更新が順行ルート。
最高値更新したところで利益確定売りもシナリオの一つ。
そのまま上昇するなら、5,800が次の目処。勢いがあるなら5,850が上限イメージ。
②下落する場合
反落する場合は、フィボナッチ61.8%付近が最初の目処。
フィボナッチ61.8%を下抜けていく場合は、フィボナッチ38.2%が次の目処。
S&P500先物、フィボナッチ78.6%付近まで反発今週の振り返り
今週は行き過ぎたリセッション懸念を払拭するように上昇をしました。
上昇はおそらくショートカバーを巻き込んで反発しており、上昇した先は75日出来高加重移動平均線を上抜けて、8月1日の下落する前の水準まで戻っている。
7日出来高加重移動平均線が75日出来高加重移動平均線とゴールデンクロスしていけるなら、上昇トレンドに戻ってくる可能性がありそうだ。
ただし下落してた日に比べ出来高が薄く、裏付けに乏しい上昇なので反落には注意。
7月16日の高値から8月5日の安値までで引いたフィボナッチリトリースメントを見ると現在78.6%まで上がってきている。
この78.6%と8月1日の高値を超えることができれば7月16日の水準まで戻す兆しが見えてくる。
逆に78.6%の付近で反落する場合には、もう一度多少の下落をこなしながら調整する可能性が残る。
急回復してきたので上昇がスピードダウンするなら、一時的には多少の下げに付き合う必要があるかもしれない。
次週のシナリオ
①上昇する場合
フィボナッチ78.6%と8月1日の高値を上回る場合は5700を目処に上昇する兆しがある。
正しい利益ゾーンに差し掛かるので売りが強くなることには注意したい。
7月16日の最高値を上抜ける場合は5800を目途に上昇する可能性がある
②下落する場合
上昇が腰折れて反落する場合は、まずは75日出来高加重移動平均線やフィボナッチ50%付近を目処にサポートされるか確認したい。
それ以上に下げる場合はフィボナッチ38.2%から23.6%の間でサポートされると期待する。
S&P500先物、反発続かず下落へ今週の振り返り
今週は、高値・安値切り下げで3週連続の下落となった。8月1日(木)までは反発上昇できたが、そこから反落し、木曜日から金曜日にかけて出来高が増大し下落した。
先週末には「反発の上値となる目ぼしいポイントの候補は、右下に下がる上値のトレンドラインと、21日出来高加重移動平均線、フィボナッチ23.6%あたりとなる。高値圏での売り圧力の強さや日柄調整を考えると、上記3ポイント前後での反落が起きやすいと推察する。」と書いていた。
結果、7月31日(水)には21日出来高加重移動平均線に到達、8月1日(木)には5,600まで到達してそこが天井となって反落しました。やや示してたより上だったが、概ね方向性は間違ってなかった模様だ。
先週末の下落シナリオには「7月25日(木)安値を下抜ける場合は、下落継続として次はフィボナッチ50%あたりが意識されやすいポイント。値幅としてはもう少し強くありそうなので、下落の勢いが強い場合は5,300~5,330くらいがサポートになるか確認したい。」と書いていた。
8月2日(金)に7月25日安値を下抜け、安値は5,331.75、引けはフィボナッチ50%で週末を迎えた。偶然にもほぼほぼ的中したようだ。
上昇トレンドライン(白)をローソク足実体で下抜けてしまったのも弱気な値動きだ。ついでに75日出来高加重移動平均線もサポートにならず下回っている。この弱気展開が続くなら、200日出来高加重移動平均線あたりまで下がるのもありえるシナリオだ。
金曜日の下落が特に出来高が増えているため、週明けも引きずる可能性があるだろう。反発するなら、今週反落したポイント5,600を上抜けるまでは売り圧力が強く反落しやすい。
次週のシナリオ
①上昇する場合
反発するなら、まずは上昇トレンドラインの上まで戻せるかどうかが試される。上昇トレンドラインあたりで下落転換する可能性もある。
上述したとおり5,600が次の目安となる。今週反落したポイントで引き続き上値が重くなるだろう。
②下落する場合
先週同様、まずは5,300~5,330で耐えれるかが見届けポイント。耐えれず下げる場合は5,250、勢いが強いなら5,200前後まで下る可能性はある。
S&P500先物、最高値から5%の下落今週の振り返り
今週も偏っていたM7への投資が引き上げられ、指数は先週からの続きで下落した。
7月16日の高値から5%まで下落となりました。
週足では高値・安値の切り下げ。
先週末には「次週、フィボナッチ23.6%を下抜けて下がっていく場合は下落継続で、もう少し値幅調整があるだろうと見る。」「値幅調整となる場合、フィボナッチ38.2%付近の5,450~5400がサポート機能するか確認したい。」と書いていた。
今週の安値を付けた7月25日(木)安値は5432.5で、上記で書いた範囲内で下落が収まっている。
7月26日(金)は安値から反発を続けて7日出来高加重移動平均線まで上がった。
木曜日の高値を上抜けられず上ヒゲを形成しており、このあたりの水準は攻防があったようだ。
この短期間ではそれなりの値幅調整したので、ネガティブな材料がなければ、次週もう少し反発上昇が続いてほしいところだ。
反発の上値となる目ぼしいポイントの候補は、右下に下がる上値のトレンドラインと、21日出来高加重移動平均線、フィボナッチ23.6%あたりとなる。
高値圏での売り圧力の強さや日柄調整を考えると、上記3ポイント前後での反落が起きやすいと推察する。
次週のシナリオ
①上昇する場合
まずは右下に下がるトレンドライン(白)の前後まで上がるかどうか。
次にフィボナッチ23.6%、21日出来高加重移動平均線の前後が目安となる。
上記を明確に上抜けできるなら、5,650あたりをみておきたい。
②下落する場合
7月25日(木)安値を下抜ける場合は、下落継続として次はフィボナッチ50%あたりが意識されやすいポイント。
値幅としてはもう少し強くありそうなので、下落の勢いが強い場合は5,300~5,330くらいがサポートになるか確認したい。
S&P500先物、最高値から5%の下落今週の振り返り
今週も偏っていたM7への投資が引き上げられ、指数は先週からの続きで下落した。
7月16日の高値から5%まで下落となりました。
週足では高値・安値の切り下げ。
先週末には「次週、フィボナッチ23.6%を下抜けて下がっていく場合は下落継続で、もう少し値幅調整があるだろうと見る。」「値幅調整となる場合、フィボナッチ38.2%付近の5,450~5400がサポート機能するか確認したい。」と書いていた。
今週の安値を付けた7月25日(木)安値は5432.5で、上記で書いた範囲内で下落が収まっている。
7月26日(金)は安値から反発を続けて7日出来高加重移動平均線まで上がった。
木曜日の高値を上抜けられず上ヒゲを形成しており、このあたりの水準は攻防があったようだ。
この短期間ではそれなりの値幅調整したので、ネガティブな材料がなければ、次週もう少し反発上昇が続いてほしいところだ。
反発の上値となる目ぼしいポイントの候補は、右下に下がる上値のトレンドラインと、21日出来高加重移動平均線、フィボナッチ23.6%あたりとなる。
高値圏での売り圧力の強さや日柄調整を考えると、上記3ポイント前後での反落が起きやすいと推察する。
次週のシナリオ
①上昇する場合
まずは右下に下がるトレンドライン(白)の前後まで上がるかどうか。
次にフィボナッチ23.6%、21日出来高加重移動平均線の前後が目安となる。
上記を明確に上抜けできるなら、5,650あたりをみておきたい。
②下落する場合
7月25日(木)安値を下抜ける場合は、下落継続として次はフィボナッチ50%あたりが意識されやすいポイント。
値幅としてはもう少し強くありそうなので、下落の勢いが強い場合は5,300~5,330くらいがサポートになるか確認したい。
S&P500先物、3営業日下落今週の振り返り
今週は火曜日までは上昇して高値を更新したが、上昇する場合の短期ターゲットで置いた5,750には届かず5,721でストップした。
水曜日からは3連陰線で下落で先週の安値を下回る売りとなった。
そして以前から書いてた21日出来高加重移動平均線を下抜けた。
Volume Deltaを見ても売り圧力が強い3日間だった。
先週下落する場合は「21日出来高加重移動平均線を下抜けてもフィボナッチ23.6%あたりでサポートされるならさほどの心配はなくレンジ相場の範疇」と書いてたが、金曜日の安値がちょうどフィボナッチ23.6%に差し掛かって引けとなっている状況だ。
また、上昇トレンドライン(白色斜め線)を少し下回っており、ここで反発できるかどうかは印象が若干変わってきそうだ。
次週、フィボナッチ23.6%を下抜けて下がっていく場合は下落継続で、もう少し値幅調整があるだろうと見る。
M7のGOOGL、TSLAの決算、半導体もNXPI、TXN、KLAC、STM、他いくつかあるため、決算結果への反応によっても相場の値動きは荒れるかもしれない。
次週のシナリオ
①上昇する場合
反発する場合は、現在値から高値5,721までの間どのくらい戻せるかを観測する時期か。
高値は売り圧力が強くなりやすい水準だろう。
②下落する場合
フィボナッチ23.6%あたりでサポートされるならさほどの心配はなくレンジ相場の範疇。
値幅調整となる場合、フィボナッチ38.2%付近の5,450~5400がサポート機能するか確認したい。
S&P500先物、5,708に高値更新今週の振り返り
Xのタイムラインでは下がるという声も増えてきたが、S&P500週足は陽線で今週も上昇だった。週前半はNY連銀調査がインフレ期待の低下やパウエルのハト化を受けて、上昇を続けた。
しかし7月11日(木)にCPIの予想下振れが発表された後は、上昇してたM7を中心に利益確定売り➡他のセクターや小型株へシフトする動きがあったことで、指数は下落した。
7月11日(木)は短い時間軸で見ると、急落で行き過ぎていました。
7月12日(金)は反発でした。PPIが予想上振れでも利下げ期待の折込で金利低下が進み、指数の反発をサポートした流れだった。
ただし、上値は重いようで金曜日の朝4時以降に反落して引けを迎えている。
先週末に書いたときの上昇シナリオでは「次の短期ターゲットは5,650。
上がりすぎても5,680が限界値か」だったが、高値は5,708まで上がっていた。
週末は5,664の引けで近しいラインか。
下落の場合は21日出来高加重移動平均線を下抜けるまでは値幅調整は問題ない主旨は書いてきたが、今週は21日出来高加重移動平均線に近づく場面すらなかった。
さて、日曜の朝からトランプが銃撃されるセンセーショナルな報道がはしり、トランプが大統領選に勝利する予想がXのタイムラインで流れていた。
トランプ相場で月曜日から金利上昇・株高が予想されている。
とはいえ、株高が起きても大きく上昇を続けるよりはすぐに落ち着きやすいのではないかと見てる。
むしろQ2決算が始まったので、決算相場の色が強くなりそうだ。
主要銘柄の決算結果で動きやすい環境下で、Q2決算を占う銀行決算が月曜日から火曜日、半導体が17日ASML、18日TSMCと続く。18日はNFLXもある予定だ。
半導体が好調な結果を見せて、AIテーマ回帰の上昇が見られるとベターだろう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
5,707.75の高値を上抜ける場合は、次は5,750がごく短期のターゲット。
5,750を超えるなら5,800を見たいが短時間では上がりすぎな水準でもある。
②下落する場合
21日出来高加重移動平均線を下抜ける場合は、値幅調整の可能性あり。
下抜けて下落継続しない限りはあっても日柄調整でレンジ相場となる。
21日出来高加重移動平均線を下抜けてもフィボナッチ23.6%あたりでサポートされるならさほどの心配はなくレンジ相場の範疇。
値幅調整となる場合もフィボナッチ38.2%の5,448前後がサポート確認したいライン。