ポンドドル 節目で小動き ここからの動きでカギを握るのは明日の米CPIかチャートは4時間足です。
7月末あたりからじりじりと上げてきたポンドドルですが、現在1.20台後半で推移しています。
8月4日にBOEが政策金利の発表があり、かなり乱高下しました。
1995年以来無い50bpの思い切った利上げがありましたが、上がるどころか乱高下したのち下落してしまいました。
なぜそうなったかというと、イギリスのガス代高騰により今年の第4四半期にはインフレ率は13%台になるだろうと発表がありました。
そして、マクロ予想では2022年2023年が続けてマイナス成長と予想。
また、今年の第4四半期から2023年末まで5四半期に渡ってリセッションになると発表。
ネガティブな材料もあり、ポンドは下がってしまいしました。
ここからのポンド予想ですが、すでにこれだけの悪材料が出ていますが、相場に織り込まれていると予想します。
それにこれだけインフレ率が上がるといくら景気が悪くても金融引き締めはせざるを得ません。
なので、金融引き締めと景気悪化と相反する材料により上がりもしないし下がりもしない拮抗状態と思われます。
今後はポンドの要因で動くというよりドルの動きに左右されやすいと思います。ドルの方がまだまだ織り込まれていくような材料が出てくると思いますので、特に直近で言うと明日のCPIは要注目です。
もし予想より高い数字が出てしまうとドル高になるでしょうし、予想より低く出た場合はややドル安方向かなと考えています。
ポンドは今1.21ドル前後で推移しており、そこを抜けて上昇するか、下抜けるかのところです。
ここのプライアクションは明日のCPI次第かなと思っているので、発表後の値動きを見てトレードの戦略を立てたいと思います。