【米国株/S&P500】相場分析20211119 S&P500は100%上昇ルールを破るか?チャートはリーマンショック以降のSP500の月足(ログスケール)です。
アメリカのFRBによるテーパリングも織り込み、早期利上げ観測が後退する中、インフレ懸念を払拭する企業好決算で最高値を更新中。
一時騒がれていた暴落の可能性などどこ吹く風という勢いです。
さて、タイトルの件です。
リーマンショックから現在まで続く上昇トレンドには、100%近く上昇すると大きな調整(15-35%)を挟むというパターンが見られます。(チャート上の矢印)
直近の上昇の起点はどこかというと、コロナショックでつけた安値ですが、すでにここからの上昇率は8月時点で100%を達成。
過去の動きに倣い大きな調整を挟むのか、それともFRBが利上げに踏み切るまでこのままの上昇で突き進むのか注目されるところです。
次の大きな節目は5000ドルの大台ですが、ここはヒゲを無視したコロナショックの安値からの100%上昇水準と一致。
心理的にも意識される節目であり、転換ポイントとして警戒すべきエリアでしょう。
過去の大きな調整前の価格水準を見てみると、
1300ドル(2011年)
2000ドル(2015年)
3500ドル(2020年コロナ)
となっています。