【米国債】中国がついに“売り”に本腰?利回り急上昇でドル円は乱気流へ!どうも、トレードアイデアラボの猫飼いです。
さて、本日のテーマは「米国債とドル円の乱気流相場」。
いつもはテクニカル中心に相場を見ている方も、今日ばかりはファンダメンタルズを無視できません。
というのも、先週末から「ある国」の動きが、相場全体に大きな乱をもたらしているのです。
その「ある国」とは……はい、みんな大好き中国です。
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■ 中国が米国債を大量売却、しかも“計画的”に?
通常、米国債は「長期保有してナンボ」という安定資産。
ところが2025年3月以降、中国は突如としてそのスタンスを変え、大量に米国債を売却し始めました。
先週末には、その影響で米10年債の利回りが5%台に突入。
そしてなんと、昨日も再び5%を超えるという、異例の事態に。
一部では、ムーディーズが米国債の格付けを「Aaa → Aa1」に引き下げた影響とも言われていますが……
正直、ムーディーズと中国がグルなんじゃ?
と思いたくなるくらい“タイミングが良すぎる”格下げですよね笑
■ 通常とは違う、異質な“ドル円”の反応
米国債が売られると、普通はこうなります:
【米国債売り → 現金(ドル)化 → ドル買い上昇】
ですが今回のケース、かなりイレギュラーです。
米国債を売った中国が「ドルいらないから円に替える」という動きをしており、
【米国債売り → ドル化 → ドル売り・円買い】
となっている。つまりドル円は下落圧力ということです。
しかも、この売り先は限られます。大口で買える国=日本(東京市場)かイギリス(ロンドン市場)くらい。
ですから、東京時間やロンドン時間に不可解な値動きが出ている時は、中国絡みを疑ってみるとヒントが得られます。
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■ 追い風理論で読む“今の相場”
【追い風理論】では、相場には以下の3つの状態があると考えます。
• ✔ 追い風(ファンダもテクニカルも方向一致)
• ✔ 向かい風(ファンダとテクニカルが逆)
• ✔ 乱気流(どっちにも飛ばされる危険状態)
そして、今の相場はまさに……
💥「乱気流」状態!
テクニカルだけで判断すると、簡単に振り落とされてしまいます。
でも、「追い風情報」を持っている人だけが、乱気流の中で生き残れる。
「いやいや、テクニカルは大事でしょ?」って声もあると思います。
もちろん大事です。
でも、そのテクニカルも“風の向き”がわかっていないと逆効果になることも多いのです。
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■ 米国債・中国関連のトレードアイデア
ここからはトレード目線で。
✅ 中長期視点
• 米国債は今後も中国による“断続的な売却”が続く見込み
• FRBが利下げに踏み切るまで、この売り圧力は続く
➡ 米債利回りは高止まり、ドル円は短期的に下方向圧力が強まる
✅ 短期〜スイング視点
• 米債売り → 東京時間のドル円下落 → オプション防衛の145円攻防
➡ 145円オプションをバックに“窓埋め買い”+“追い風監視”が有効
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■ 猫飼いからひとこと
相場って、技術(テクニカル)と情報(ファンダ)の両方が必要。
でも、その情報も「風向き」として読めないと意味がない。
ドル円、ただの押し目と思って飛び乗ると、風に飛ばされますよ。
今は「乱気流」。
この中で勝ち続けるには、「戦術」よりも「追い風」が何よりの武器です。
「テクニカル捨てて、風を読め!」
そんな気持ちで、今週も僕らはは市場に飛び込んでいきます。
参考:「中国、米国債売却カードを使ったか…3月保有量、日本・英国に続き3位に
」Yahooニュース
US30Yのトレードアイデア
FRBが数ヶ月以内に戦略を修正する可能性 #トレードアイデアラボどうもトレードアイデアラボの猫飼いです。利下げ渋り戦略を続けてきたFRBのパウエルさんですが、トランプ政権になりそろそろ戦略の転換を迫られております。
米国債の利回りもそれを示すかのように上昇傾向。FOMCの声明を聞いても7月の利下げは遠のいた感がありましたので直近では5.0%を目指していることが明確でした。
昨日、とうとう5.0%に到達。
それを見計らったかのように昨日パウエルさんの発言がありました。
「今後数ヶ月以内に戦略を修正する可能性が高い」
数ヶ月というと3〜4ヶ月でしょう。7月以降のFOMCでなんらかの追加のアナウンスがあると見ています。当然ながら利下げ方向への戦略転換でしょうし、ドル円も当然下落するでしょう。
米国債利回りは本来あるべき4.25に向かう #トレードアイデアラボRWA(リアルワールドアセット)のトークン化が進んでいることで、米国債が買われています。その結果として米国債利回りが下がっていますね。
とはいえ本来あるべき姿(4.25%)に戻っているだけ。
また、トークン化によって暗号通貨が売られており、トークン化の流れが終わるまで暗号通貨があがりにくい状況になっております。今後米国債はトークンで取引され、一般投資家もアクセスしやすいものになっていくでしょう。
トークン化された米国債を国民にギフトとして配るという案もあるようですし、投資のデジタル化の流れは、そういった国の施策もやりやすくなってきます。
米国債はどこへ行った?どうも、トレードアイデアラボの猫飼いです。米国債の利回りが5.0%付近で高止まりしていますね。本来であれば毎月のFOMCで断続的な利下げを行い3.0%台まで落ちていても良い時期です。少なくとも現在の実効金利4.25%にいなければならないはず。
意図的に金利を下げず、米国債が安く売り叩かれているということであり、その行き先が気になるところ。花はどこへ行った、、、じゃなく米国債はどこへ行ったかってこと。中国を始め米国債を引き受ける国家は少ないので。
数年前からステーブルコイン化する暗号通貨が増えてきています。テザーを始めサークル、True、バイナンス、ペイパルコイン、リップルなど。これからも増えてくるでしょうし、それらは米ドルおよび米国債を担保として価値を補完しています。その発行額も簡単に◯◯兆円のレベルになってきていますね。
新たな米国債の受け入れ先として暗号通貨が主体となっていくのは間違いなさそうです。国際間の送金手段としても地位を確立しており、今後私たちは経済活動を通じてステーブルコインを使用し、知らず知らずのうちに米国債を支えることになりそうです。欧州や中国は最後まで反対するでしょうけれど、ロシアはトランプさんの暗号通貨政策に賛成しており、仮にロシアから欧州への石油、天然ガスの支払いをテザー建てにされたりしたら欧州も拒否できませんね。
以前からお伝えしていた通りトランプさんは暗号通貨で米国債をチャラにしようとしており、暗号通貨業界がその作戦に乗っかりトランプさんを当選させ、着々と物事が進行しているのだろうと推測しております。
4.5%でしばし安定する米国債利回り:ドル円が動かない理由 #トレードアイデアラボ米国債利回りの推移とドル円の停滞理由について
どうも、トレードアイデアラボの猫飼いです。米国債の利回りは、FRB(連邦準備制度理事会)が利下げ方針への転換を示唆したことを受け、徐々に低下傾向を示してきました。現在では約4.5%で安定する局面が続いており、市場参加者の間でも一時的な落ち着きが見られています。
◾️実戦的な戦略アドバイス:年末に向けてドル円は小動きが続くでしょう。
この利回りの動きは、ドル円の相場における停滞要因の一つとも考えられます。米国債利回りは、為替市場においてドルの需要を左右する重要な指標です。利回りが下がるとドルの魅力が薄れ、為替変動が抑制される傾向があります。さらに、FRBの今後の政策に対する市場の確信が高まるまで、為替市場は方向感を欠く状況が続くと予想されます。
このような環境下では、為替市場のトレーダーや投資家にとっては、次の大きな動きがいつ訪れるかを慎重に見極める必要があります。ドル円相場が膠着状態にある間、他の通貨ペアや資産クラスへの分散投資を検討することも、リスクヘッジとして有効かもしれません。
米国債利回りやFRBの政策変更に注目しながら、ドル円の今後の動向を見守ることが重要です。市場の安定が続く中でも、次なる変化に対応できる柔軟な戦略が求められるでしょう。
カナダ政策金利発表前です 米・カナダ金利差はちょうど良い状態トレードアイデアラボさて、今日の相場解説です。まず、注目すべきは米ベージュブックとカナダの政策金利発表です。
カナダについては、インフレが緩和されていることから、6月と7月の2回の会合で連続して政策金利を引き下げることを決定しました。現在の4.75%から4.5%に引き下げると発表しています。カナダ銀行が利下げを行うのは、4年3か月ぶりに利下げに踏み切った6月に続いて2回連続でしたね。今日もまた利下げが行われる可能性がありますが、米国債の金利と比べて見ても以前は米国債利回りを上回る勢いでしたが、なんとかカナダの金利は低め安定で落ち着いています。これ以上利下げするとカナダから資金が逃避しかねないため追加の利下げはしないだろうと思っております。
どちらにしても今日に関してはカナダドルはやめた方がいいかもしれませんね。バイザルーモア、セルザファクト(噂で買って、事実で売る)になりかねません。
米国債の方も見ておきましょう。ここのところ、米国債への資金流入で利回りが低下していましたが、最近では金利が戻ってきています。年内の追加利下げは無いという見方が強まってきているため、4.1%から4.5%で落ち着くでしょう。そのため、米ドルは不安定な動きが続く可能性があります。ドルストレートの取引はやりにくい状況ですね。
最後に、要人発言についても触れておきます。皆さん、各国の要人発言はチェックしていますか?意外と見ていない人が多いですが、各国の中央銀行の総裁がタカ派なのかハト派なのかくらいは把握しておくべきです。これは今後の相場を読む上で非常に重要なポイントですよ。以上、今日の相場解説でした。
トレーダーに必要な13の要素をコンプしない限り負けるリスクがある。
皆さんも熱心にFXの勉強されていることと思います。しかし、書籍をいくら買い漁っても、所詮はエントリーレベルの知識か、著者の宣伝広告目的に過ぎないことが多いです。勉強の一助にはなりますが、職業としてトレーダーを目指す場合には、これだけでは到底不十分です。また、インジケーターや自動売買に頼って、「これが自分の代わりにトレードをしてくれる」なんて幻想を抱いていると、相場の中で植物状態になっているようなもので、自然の猛威に晒され朽ち果ててしまうでしょう。
重要なのは、本を読んで満足することではありません。もちろん本やブログで学ぶことは良いことですが、本当に大事なのは、自分をプロレベルに引き上げてくれるような、本当のプロトレーダーを見つけることです。トレーダーとして独立するための要素は13ありどれかが欠けても上手くいきません。モグラ叩きのように、1つ課題を解決するとまた1つ問題が出てくるというイメージ。ですから、ネットやこのTradingviewでひたすら他人を観察し、これだ!と思う人物や、信頼できる情報源を探し出し、それに基づいて成長していくことが、成功への近道です。ですから、ただ知識を詰め込むのではなく、プロの視点を得るために、本当の情報源を見極める目を養ってください。
プロトレーダーはフィボナッチやピボット、移動平均線、メンタルなどについても独自の見解や相場観を持っているもので、ちょいと質問するだけで初心者さえもなるほど!と納得させられる見識と説得力があるものです。
トレーダーとして独立するための13の要素:
・トレード倫理
・正しい手法
・ツールの使い方
・環境認識
・トレード戦略
・9つの場所の情報
・13の戦術
・5つの防御
・精度の高いトレードアイデア
・正しい演習方法
・メンタルコントロール
・資金管理(予算管理、ポジション管理、正しいロット計算)
・トレードの永続性
ドル円下落は一旦小休止 米国債の利回りが4.5%を回復する動きで米ドル買いトレーダー同志の皆さん、こんにちは!
最近、ドル円が下落していましたがドル円下落の小休止の可能性です。
ドル円の下落が一旦小休止しています。これはどういうことでしょうか?実は、米国債の利回りが4.5%を回復したことで、米ドルが買われたからなんです。
米国債の利回りって?
米国債の利回りというのは、アメリカの国債(政府が発行する借金)の利息のことです。これが上がると、米ドルが魅力的に見えるので、ドルが買われやすくなるんです。
これは一時的な動き
今回のドル買いは、一時的な動きと考えられます。つまり、しばらくしたらまたドル円の動きが変わる可能性があるということです。今は米国債の利回りが4.5%まで上がったのでドルが買われていますが、この利回りが4.8%くらいまで上がったら、また落ち着くかもしれません。
ドル円の下落が一旦止まっているのは、米国債の利回りが上がった影響です。ただし、これは一時的な動きなので、これからも注意深く市場を観察することが大切です。
トレードを続けるには、こうした市場の動きをしっかりと把握することが重要です。
米金利は5.%台 ドル円のごく短期的な戦略はショート優位米国債の債券トレーダーも金利の上昇に賭けてきましたが、5%に達したので一旦は落ち着いています。
▶ 本日のコメント(USDJPY)
米ドルに対しての戦略はショート優位でしょう。
ドル円も売り目線です。
今週はハロウィンによる連休モードからの11月月初に入り、経済指標が目白押しです。
11/31ハロウィンで欧米が4連休祝日ムード
ドル円はギャップほぼ無しでスタート
150円を回復するまでは下落優位
本日11/30のPPピボットから下落するなら、
売り目線で149円20銭(S1)へ
米指標連続するため月末月初様子見ムード
米国債利回りは5.00%台で推移
▶ 注目の経済カレンダー
11/1 FOMC
11/2 英政策金利
11/3 米雇用統計
アメリカ国債は今が安い時かもしれませんね。上のチャートはアメリカ国債30年物の利回りです。月足での長期チャートになってます。
下のチャートはアメリカ国債20年以上のもののETFです。TLTと言います。
上下のチャート共に黄色い水平線とその両端に水色の○を描きました。この意味は現在の金利水準と過去に同水準だった所を水平線でつなげたものです。
上下で見比べてみると同じ金利水準の時は株価も同じですね。という事を確認しました。
赤い楕円は目標と出来そうな水準です。TLTの株価は下落した分を全戻しする170ドルに行く事は基本的には無いだろうと思っています。もし全戻しすると予想するならそれは長期金利の水準では1%位まで下がると予想しているという事になります。過去にはコロナショックで「世界がまずい事になる~」ってパニック気味だったころにようやく到達した水準です。今後株価が下落したとかそんな程度でソコまで行くと予想するのは無理が有るかと思ってます。
でも株価が140ドル位まで行くなら充分利益が取れますね。一応Maxで140ドル位だろうという予想でソコまで行かない位で利確を検討した方が良いかとは思います。
利上げ局面は終盤だろうという予想から今後の金利は少なくとも上がっていかないだろうという事を根拠にしたトレードプランです。
その中で先週の国債の格下げは良い買い場になるんじゃないかと思いました。持続的に国債が売られ続ける要因ではないと思ったからです。
また、今は金融引き締め中なのでどこかでまた株価が下落する事は十分に有りえます。ショックになることも有りえるかと思っています。そうしたら国債は株と逆相関して上がるという事は充分に有りえます。株が下落した中で含み益を抱えたいですね。
最後に私は日本市場でのETF2621で投資を検討しています。円ヘッジが有るのでヘッジコストが高くつきそうです。なので大金を入れて勝負するとまではちょっと考えられません。ビビりなので。
金利を見てトレードを改善する方法: パート3みなさん、こんにちは!👋
このシリーズでは、金利とは何か、なぜ重要なのか、そして金利の情報をどのようにトレードに活用できるのかといった金利に関するトピックを取り上げています。マクロ経済学やファンダメンタル分析についてもっと学びたいという初心者の方にとって、このシリーズが実践的で役に立つものになれば幸いです!
最初の記事 では、TradingViewで金利の情報を見つける方法とどのようにレートが公開市場で変動するかについて取り上げました。 2回目の記事 では、債券(金利)投資と他の資産への投資を比較して、投資家が行うべき意思決定の例をご紹介しました。
今回は、3つの具体例を用いて、世界の投資家が金利をどのように捉えているかを見ていきたいと思います。
それでは、さっそく本題に入りましょう。
前回もお話しましたが、どの地域の金利を理解する場合でも、主に3つのポイントに注目する必要があります:
1.) 中央銀行の政策金利リスク
2.) インフレリスク
3.) 信用リスク
まず、「信用リスク」について見てみましょう 💥💥
信用リスクとは、ある組織に貸したお金が返ってこないかもしれないというリスクを指します。このシリーズでは、国債だけを取り上げていますので、政府がお金を返してくれないリスクということになります。
教訓: 他すべてが同じ条件だとして、組織がお金を借りるために支払わなければならないものが多いほど、その組織(企業、国)は投資家の目から見て「安定的」ではない状況です。
次に、インフレリスクについて見てみましょう 💸💸
インフレリスクとは、インフレ率によって、得られる金利よりも早く、時間の経過に伴い元本の購買力が低下する恐れがあることを指します。
例えば、こちらのチャートをご覧ください:
青と白の部分には、トルコの1年債利回りが表示されています。緑のラインは、米国の1年債利回りです。金利の違いにご注目ください - トルコ債は14%、米国債は3%です。米国の方が経済規模が大きく、先進国である(したがって「信用」リスクも低い)一方で、経済のインフレ率が大きく異なることが、この利回りの違いの一因となっています。
赤のラインは米国のインフレ率、黄色のラインはトルコのインフレ率です。為替レートが安定していると仮定すると、トルコリラは米ドルに対して相対的に購入できるモノやサービスが少なくなっていくため、投資家は購買力の低下を防ぐために、より高い利回りを求められることになります。
教訓: 金利の方向性は、投資家がある時間軸でインフレがどのように推移すると考えているかを教えてくれます。
最後に、中央銀行の政策金利リスクについて見てみましょう 🏦🏦
中央銀行の政策金利リスクとは、中央銀行が資金供給金利を不利に動かす可能性があることを指します。
こちらのチャートをご覧ください:
先程と同じチャートですが、インフレ率を金利に重ねるのではなく、現在の中央銀行の金利をチャートに追加しています。
覚えておいてほしいのは、中央銀行の金利は、あなたのお金を政府への融資に「縛り付ける」ことなく、銀行から得られる利回りだということです。
中央銀行の金利のリスクは、債券の価格決定に最も大きな影響を与えます。特にこちらは1年債であるため、中央銀行の金利とかなり接近して動いていることがわかります(次回はイールドカーブについて見ていく予定です)。
とはいえ、世界中の中央銀行は通常、消費者のために安定した物価を作り出すことを使命としているため、彼らの行動はしばしばインフレに踊らされることになります。時には、金利を上げすぎてデフレになることもあります。時には、(現在、多くの人がそう考えているように)金利の上げ幅が小さく、インフレに「遅れをとる」こともあります。
教訓: 金利は中央銀行の政策を示すものであり、その政策はいくつかの要因に左右され、地域によっても異なります。言い換えれば、金利は経済の健全性を表します。金利が高すぎる場合、中央銀行はコントロールを失っている可能性があります。低すぎる場合は、経済が停滞している可能性があります。これらは一般論ですが、相対的な基準で地域を比較し始めるには良い方法です。
今回は以上です!具体的な例と、市場の生の動きを見て学ぶべき教訓をいくつか挙げました。このような力学を理解することは、より包括的な取引戦略を構築するのに非常に役立ちます。例えば、FXの取引では、国ごとの金利差や金利動向の背景を知ることが極めて重要です。同様に、ある企業に投資する場合、その企業の債券利回りを見れば、投資家がその企業の債務不履行のリスクをどの程度と捉えているかが分かります。
来週は、イールドカーブについて取り上げて、物価や経済全体の予測を行う方法について、さらに詳しく学んでいきます。
- チーム・トレーディングビュー ❤️❤️
米国債とVIX【恐怖指数】の関係コロナショックによる一旦の底をついた際の国債日足チャート(上段)と恐怖指数のVIX(下段)の関係。
一般的に国債はリスクオフ相場(投資家達の不安が強く、リスクを取らない相場)では買われやすいです。
なぜか?
会社の株などは、倒産すればその価値を失います。
急激な経済状況の悪化により、より安全なものに資産を逃したいため国債に
資金が集まりやすくなります。
会社が破綻しても、アメリカが破綻するとまでは思いませんよね?
そういう事です。
一方、VIX指数は通称【恐怖指数】と呼ばれ、投資家達の心理を映し出す
と言われています。
このVIXが上昇すればするほど、相場のボラティリティーが高くなります。
要は、みんな不安なのでちょっとした事で値が上下に飛びやすいという事です。
よって、VIXが上昇している時は国債が買われやすいという、相関関係にありますが
その恐怖が極限状態までいくと、国債を含めたあらゆる資産を売ってキャッシュを確保しようとします。
そうなった時、VIXが急上昇しているにも関わらず国債は暴落しているのがチャートから読み取れます。
逆に言うと底が近いシグナルとして考えても良いかもしれません。
コロナの終息が見えない中、緊急的な経済政策によって大きくリバウンドしている
現在の相場ですが、果たして二番底、三番底はいつどのように形成されるでしょうか。
その時はまた、同じく国債さえ投げ売りされる事はあるのか。注目しています。