(8306) 三菱UFJフィナンシャル・グループ 日足
前回同じ銘柄をローソク足と200日EMAの関係から見てきました。
今回は、トレンドラインを中心に見ていきましょう。
ローソク足の動きからで見ると、底打ちと二番底を付けているところがありますが、
ここにラインを引くと昨年の3月からの動きは三角保ち合いのような動きになっています。
それを上放れてからはチャネルラインの中での推移となっていました。
更に、そこを上放れてからは上向きのトライアングルになっています。
こうしてラインを引くと相場の推移の変遷がよく分かります。
まず、二番底を付けて三角保ち合いを上放れるまでの黒色の矢印の角度は緩やかです。
そこから、上放れてからの矢印は角度が鋭くなりました。
そして、チャネルラインを上放れてからの矢印の角度はもっと鋭くなっています。
これは、上昇の勢いがどんどん強くなっているということを示しています。
相場は勢いが強くなったり弱くなったりしながらトレンドを形成します。
そして、天井を打てばトレンドが転換します。
ここから上昇トレンドを継続するには今の上昇の角度が続くと長続きしません。
なぜなら、上昇の角度が鋭くなればなるほど早く天井に近づくからです。
継続するためには今の角度から外れて緩やかな動きで力を貯めてから再度上昇することが望ましいですね。
逆に、ここで力尽きれば天井打ちとなって反転します。
ローソク足と200日EMAの関係も重要ですが、ラインを引いてローソク足の動きの角度を見ることも参考になります。
チャートにラインを引きながらヒントを探していきましょう。