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ビットコイン(BTC)はレンジ相場を超え一時大きな上昇をみせる、背景にはテザー(USDT)の大量売却が関与しているのか?-10月

BITFINEX:BTCJPY   ビットコイン/日本円
10月11日以降、レンジ相場を継続させてきた仮想通貨ビットコイン(BTC)はレジスタンスラインに抑えられた値動きを続けていましたが、本日10月15日にはレジスタンスラインを大きく抜ける値動きをみせました。また急上昇後のビットコインは一時反落もみられましたが、現在の価格帯は既に10月11日以降のレンジ相場を大きく抜けた位置で値動きをみせています。硬いレジスタンスラインの中で突如現れた急上昇、背景にはペッグ通貨であるテザー(USDT)が関与している可能性があります。チャートを確認していきます。

仮想通貨ビットコイン(BTC)は強力なレジスタンスラインを突き抜ける上昇をみせる
BTC/JPYの15分足チャートをみていきます。10月11日以降、70万5千円台をレジスタンスラインとしたBTCは、10月14日まではこのレジスタンスラインに複数回跳ね返される値動きを続けてきました。この70万5千円台という価格帯は2018年に入り、複数回レジスタンスライン・サポートラインとして機能した価格帯であり、更には2時間足チャートにて一目均衡表の雲も位置する価格帯です。そのため非常に強力なレジスタンスラインであったといえるでしょう。

そんなレジスタンスラインでのレンジ相場となっていたBTCでしたが、本日10月15日にはレジスタンスラインを大きく上に抜ける値動きをみせました。急上昇後したBTCは上値を75万円台までつけることになります。その後一時反落こそみせているBTCではありますが、10月15日現在の価格帯は71万円台で落ち着いてきており、すでに過去のレンジ相場を突破したことになります。

また本日の値動きにてBTCの売り注文量は大きく解消される動きをみせました。元々大量に溜まっていたBTCの売り注文量、本日の一時的な暴騰によりロスカットも多く発生したのではないでしょうか。ロスカットの誘発によりBTCは更に上昇する動きをみせることになります。

ビットコイン(BTC)とは対照的な動きをみせたテザー(USDT)
BTCのように本日10月15日は大きく急上昇している仮想通貨が多く存在しています。その中で逆にチャートを急降下させる動きをみせた通貨があります。それがUSDTです。BTCチャートでは日本時間14時台から大きな上昇をみせていますが、同時間帯にUSDTは大きく下落を開始します。このことからUSDTを売却し、その他の仮想通貨を購入している動きがみられている可能性が高まります。

今年10月に入り、USDTを発行しているTether社と関連の深い海外仮想通貨取引所Bitfinexは、一部の顧客に対して法定通貨の預金を停止するという情報が数回に渡り発信されています。また契約銀行との契約解消の噂も流れているBitfinexです。これらのニュースがファンダメンタル要素となり、USDTの急落を起こし、対するBTC等、他の仮想通貨に資金が流れ込んだ可能性があります。USDTの資金を取り込んだBTCは今後更なる上昇にも期待できるかもしれません。

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