RYUJI_NAKAYAMA

GBPUSD 連日の経済指標でポンド安が加速するか

ショート
FX:GBPUSD   ポンド/米ドル
ポンドドルは、しばらく上昇が続いていましたが、
利上げペースの鈍化やIMFがG7の中で唯一マイナス成長との見解を示したことで、1.24000を上抜け出来ずに下落。

テクニカル的に日足チャートを見ると、1.24000を上辺、1.19000を下辺としたレンジになっている。
ただ、先週は一時的にもたついており、正直やりやすい環境とは言いにくい状況ではある。

しかしながら、カレンダーを見てみると英国は来週、14(火)雇用統計、15(水)CPI、17(金)小売売上高、と
連日のように経済指標発表を控えている。

CPIに関しても米国の翌日でもあるので、比較対象にもなりやすい。

ここで利上げペース鈍化や景気後退が示唆されるようであれば、再びポンド安に向かいやすいのでは。

ドルストレートは、全体的にドル安傾向ではあるので、
対ドルだけではなく、欧州通貨との比較で、ポンドがどういった状況なのかを見てみると、


EURGBP【日足】


対ユーロに関してみると、日足で800MAの上にいて、高値安値を切上げ続けている。

また、直近では62EMA(赤ライン)がレジスタンスとなっていて、キリの良い場所と合わせると、
0.88000または少し行き過ぎて62EMAで反発してきて、まずは0.90000を目指していく展開になりそう。


次に、対スイスフランを確認してみると


GBPCHF【日足】

1.11000で下落が止められているものの、
144EMA(黄ライン)がレジスタンスとなり、高値を少しずつ切下げていて、ディセンディングトライアングルのようにも見える。

この1.11000を切り下げてくると下方向に行く可能性が高い。

ともすると、欧州通貨の中でもポンドが売られる要素は多いように感じる。


最後に英国債利回りの状況も確認してみると、


英国債利回り【日足】

先週、3.00%で反発して少し上昇しているものの、
ずっと62EMAが意識されていて、現在も上抜いたとはまだ言えない状況ですし、
やはりこちらも高値を切下げてきていて、3.00%という場所が節目になりそう。切下げるかどうかはわかりませんけど。。


こういった事を考えると、ポンドドルも
14日(火)米国CPIで一時的に上に動く可能性もありますが、まずはレンジ下辺の1.19000を目指すのではないだろうか。
さらにブレイクしていくのであれば、再びダウントレンドに入っていく可能性も十分にあるのではないかなと思います。

いずれにせよ、動き出すのはおそらく火曜日以降になるので、それまではゆったりと構えていれば良いのかなと思います。

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