ユーロドル1時間足チャートの分析普段は移動平均線を中心に見ていますが、転換時は移動平均線がサポート・レジスタンスに効かず、価格が反発を受けながらも抜けていきます。
(だって転換してるから。)
過熱感やチャートパターン(その意味をダウ理論などからきちんと理解して)で転換を感じ取り、それまでのトレンドに引っ張られすぎることなく、頭を切り替えて行く必要があります。
(これが初め、なかなか難しいのですが。)
トレンド相場とそうでない相場で移動平均線や水平線などの抵抗帯の信頼度が変わることを頭に置いてチャートを見ていきましょう。
またこの場面、売りで仕掛けている時もフィボを引き、どの辺で反発や次の転換が起こりそうかを推測しながらポジションを適正に伸ばしたり、部分利確や全決済のポイントを考えていきましょう。
ダブルトップ/ボトム
【USDJPY|ドル円 日足】大きな流れからスイングトレードのシナリオを考えてみよう2021年初めから始まったトレンドを眺めることで今後のスイングトレードの戦略を考えてみましょう。
①まず考えられるのが、2021
年7月から見れば下降トレンドではあるがもっと大きなトレンドの中で見れば1波の後の調整局面にあり、2021年4月安値(S1)を割らずに上げていくというシナリオ。(黒ライン)
②もう一つ考えられるのが
2021年4月と2021年7月高値をトップとしたダブルトップが形成されるシナリオ(オレンジライン)この場合、S1を割り込むことが条件になります。
①のシナリオでいくならば、
これから買いの力は必要になってきますが、丁度フィボナッチリトレースメントの38.2%押しという点も意識され、買いやすくはなっているでしょう。
そして上昇を続けた結果、R1を上方ブレイクした場合には青の四角がありますが、こちらは価格帯別出来高が少なく、一気に円安が加速する可能性があります。
一方
②のシナリオでは下落がうまくいってS1を割り込んでダブルトップが形成されても、ピンクの四角で囲った価格帯別出来高では溜まりは多くありません。
これらを勘案すると、ダブルトップを形成した場合にも比較的スルスルと下げるのではないかと考えています。
①②のシナリオいずれにしても
R1、S1がキーポイイントになると考えています。
私のデイトレードのやり方01上に載せたのはナスダック100の日足チャート。
チャートに記載したように、トレンドラインまで下がってきた局面。
ここからどのように考えてトレードをするか、私なりの考えを説明する。
日足チャートをもう少しアップで見てみる。
トレンドライン上でWを描くような感じになっているが、Wの右側が下ヒゲピンバーになっている。
この下ヒゲピンバーが上昇圧力の強まりを示唆している。
なお、Wの左側は仮想通貨が急落している局面だったので、左側ではロングせず様子見が無難だっただろう。
次に1時間足チャートを確認する。
Wの右側で力強い上昇が起きていることがわかる。
その上昇はニューヨークタイムで発生している。
しかもニューヨークタイムの引けにかけて全然下がっていない。つまり、決済売りや新規売りがあまり入ってきていないことを示唆している。
最終的に確認するのは1分足チャート。
下の画像に載せたようなことに着目する。
下の画像は1分足チャートの拡大。
私が重要視していることを画像に記載してある。
以上のように、日足、1時間足、1分足を確認してきた。
その結果、日足は上、1時間足も上、1分足も上というふうに三者が同じ方向を示唆していることが確認できた。
ここまで確認してからエントリーするのが自分の基本的なやり方。(今の場合ならロング)
では、ストップとリミットをどこに設定するか?
ストップは、こういう状態になったら自分の想定が崩れたと思える場所だ。
今回の事例だと、その日のレンジ上限を上に抜けていくという想定をしているので、逆にその日のレンジ下限を下抜けたところにストップロスを置く。
あるいは、結局その日のレンジ内でウロウロしていたり、レンジを超えたとしてもすぐにレンジ内に逆戻りして不安定な値動きになってしまうような時はいったん手動で決済する。
利食いについては、今回の場合だとニューヨークタイムでかなり力強い上昇が見られた場合は利食い設定せずに次の日まで待つかもしれないし、仮に金曜夜だったら自分が寝る前に決済してしまうかもしれないし、目先に分かりやすい節目があるならそこに利食いラインを置くかもしれない。状況によってさまざまだ。
私は、チャートは基本的に1分足で見るものだと思っている。
1分足チャートの値動きは相場で何が起きているかを一番よく伝えてくれる。
週足、日足、時間足チャートなどは大まかに全体像を捉えるためのもので、あまり信じすぎてはいけないと思っている。
なぜならたとえば週足で長い下ヒゲが出現したとしても、その下ヒゲの中身の値動きの仕方によっては下ヒゲの意味が全然変わってくるからだ。
来週のオージー円は、デンジャラスゾーンに要注意。。大きな上昇の末に高値をつけた後、大きく下げた後の反発は高値に接近する場面で値動きにつられ高値に飛びつき梯子を外されないよう注意が必要です。
高値切下げはもちろん、高値と同値をつけた時、更に、高値を更新した時ですら騙しとなる場合があります。
(特に近年は高値更新後に急落するパターンが増えていますね。時代と共にどんどん複雑化してきています。)
現在の反発上昇は、アメリカ市場がお休みのせいもあり、また週末を迎える事から下落前の上昇と比べ弱々しい感じがします。
高値更新して伸びていく可能性ももちろんありますが、買うなら早め。間際になって高値買いしないよう注意しましょう。