6月末までリスクオフから一転、7月・8月と米株の上昇が続いています。 先週は7月CPI(8/10)が注目でしたが、CPI(インフレ)が市場予想を下回り、利上げ警戒が和らいだことで米株はさらに急伸しました。「インフレ→利上げ→景気悪化」をある程度織り込み、株の買い場となっているようです。 8月の指標・イベントは、7月雇用統計(8/5)、7月CPI(8/10)を経て、次はジャクソンホール(8/30,31)ですが、今週8/15の週は、8/17(水)の小売売上高、FOMC議事録公表(7月26日・27日開催分)が注目となります。 引き続き、欧米勢が本格的に夏休みとなっており、薄商いのなか急変動には注意ですが、とりあえず短期的上目線は変わらないのではないでしょうか。 ■米国の主な予定 8/15(月)NY連銀製造業景気指数 8/1...
ビットコイン半減期の翌年にバブルを繰り返すというパターンが本当なら、次回半減期2024年の翌年2025年が大幅上昇の年となります。まだまだ先の話ですね。 さて、2021年後半からのビットコインを俯瞰しますと、昨年11月の高値69000ドル付近(2021/11/10)から、今年1月の安値33000ドル付近(2022/1/24)まで約50%の下落でした。 2月は月の前半こそ上昇したものの、後半はロシアのウクライナ侵攻で株式市場が混乱するのと歩調を合わせるように、ビットコインも下落基調。その後3月は一旦48000ドルまで戻す場面(2022/3/28)もありましたが、4月は下落、5月は30000ドルを挟んでもみ合い膠着状態が続いていました。 そして5月末一旦上昇を見せたもの、6月に入ってまた下落が加速、20000ドルも割ってき...
8月1週目の注目は8/5(金)の雇用統計でしたが、まず週の前半にペロシ下院議長の台湾訪問という、地政学リスクのイベントが発生しました。 特に8/2(火)はペロシの搭乗した航空機が無事に台湾に到着するまで相場は下落、到着後は上昇と、その動向に相場も連動して動きました。 そして、注目の7月分雇用統計通過(8/5)です。結果は雇用者数25万人増の予想に対し52.8万人増と、大幅に予想を上回る結果となりました(失業率は3.5%)。そして米株は発表直後に大きく下げましたが、その後やや持ち直しました(ただ週明け、その評価がまた変わる可能性もあるので要注意…?)。 さて、8月2週目は、8/10(水)のCPI(7月消費者物価指数)が注目です。 雇用統計のあの結果に対して、一時的に下落したもののその後持ち直した動きを見ると、CPIの結...
ビットコイン半減期の翌年にバブルを繰り返すというパターンが本当なら、次回半減期2024年の翌年2025年が大幅上昇の年となります。まだまだ先の話ですね。 さて、2021年後半からのビットコインを俯瞰しますと、昨年11月の高値69000ドル付近(2021/11/10)から、今年1月の安値33000ドル付近(2022/1/24)まで約50%の下落でした。 2月は月の前半こそ上昇したものの、後半はロシアのウクライナ侵攻で株式市場が混乱するのと歩調を合わせるように、ビットコインも下落基調。その後3月は一旦48000ドルまで戻す場面(2022/3/28)もありましたが、4月は下落、5月は30000ドルを挟んでもみ合い膠着状態が続いていました。 そして5月末一旦上昇を見せたもの、6月に入ってまた下落が加速、20000ドルも割ってき...
7/27(水)のFOMCは予想通り0.75%利上げとなりました。そしてパウエル会見は「ハト派」と受け止められ米国株急上昇です。 続けて7/28(木)に発表された第2四半期の米GDPは0.9%減と2四半期連続で縮小、テクニカル・リセッションとなってしまいました。が、奇しくもこれが米利上げペース鈍化につながる「良いニュース」と解釈され、さらに株価上昇でした。 7/25の週はFOMC直後の反発として、過去最大の上げ幅を記録しました。 また、GAFAM決算をはじめ、主要企業の決済もポジティブな要素がやや多かったのではないでしょうか。 7月を通して長期金利が低下傾向で市場心理が改善してきており、株価は6月末で底を打ったのではないか、という見方もちらほらあるようです。 さて8月です。8月は雇用統計(8/5)、CPI(8/10)、...
ビットコイン半減期の翌年にバブルを繰り返すというパターンが本当なら、次回半減期2024年の翌年2025年が大幅上昇の年となります。まだまだ先の話ですね。 さて、2021年後半からのビットコインを俯瞰しますと、昨年11月の高値69000ドル付近(2021/11/10)から、今年1月の安値33000ドル付近(2022/1/24)まで約50%の下落でした。 2月は月の前半こそ上昇したものの、後半はロシアのウクライナ侵攻で株式市場が混乱するのと歩調を合わせるように、ビットコインも下落基調。その後3月は一旦48000ドルまで戻す場面(2022/3/28)もありましたが、4月は下落、5月は30000ドルを挟んでもみ合い膠着状態が続いていました。 そして5月末一旦上昇を見せたもの、6月に入ってまた下落が加速、20000ドルも割ってき...
7/18の週は企業決算に一喜一憂しました。月曜日に下げてスタートしましたが、火曜日・水曜日・木曜日と上昇、金曜日は若干下げたものの、総じて上昇した週となりました。底打ちしたのか、下落局面のリバウンドか。「サマーラリー」とも言えるかもしれませんが、出来高も減っているようですし、「夏枯れ」かもしれません。 さて。今週7/25の週はいよいよ注目のFOMC(米連邦公開市場委員会)です。 予想では、今月0.75ポイント利上げ後はペース落とすとも言われていますが、どうなるでしょうか? また、今週は第2四半期決算のピーク、GAFAM決算が発表されます。 ※GAFAM決算はそれぞれNY引け後の発表のようです。 FOMC、GAFAM決算、そして月末です。荒れそうな予感がしますが、自分なりにいくつかのシナリオを準備し、慌てないようにトレー...
最近は読みにくい相場が続いている。原油価格が下がり始めてインフレ上昇が収まるかと思いきや予想を上回ったり、それによって株価が下落するかと思いきやその下落は一瞬で、金利が景気後退懸念で下がったことで逆に上昇したりなど。 この第三次オイルショック(OS)と言われる現在の読みにくい相場に対して、元祖OS(第一次オイルショック)時のチャートと比較したら何か見えてこないかと淡い期待を込めて重ねてみた。 色が濃い線(およびコメント)が現代、同色で色が薄い線(およびコメント)が元祖として、元祖のチャートをウクライナショックとなるべく横軸が重なるように49年分オフセットをかけて重ねている。(SP500だけは値もx40倍している。) 一番下の原油価格だけあたかも別種のチャートのように見えるが、これも同じチャートを横にずらしただけである。元...
ビットコイン半減期の翌年にバブルを繰り返すというパターンが本当なら、次回半減期2024年の翌年2025年が大幅上昇の年となります。まだまだ先の話ですね。 さて、2021年後半からのビットコインを俯瞰しますと、昨年11月の高値69000ドル付近(2021/11/10)から、今年1月の安値33000ドル付近(2022/1/24)まで約50%の下落でした。 2月は月の前半こそ上昇したものの、後半はロシアのウクライナ侵攻で株式市場が混乱するのと歩調を合わせるように、ビットコインも下落基調。その後3月は一旦48000ドルまで戻す場面(2022/3/28)もありましたが、4月は下落、5月は30000ドルを挟んでもみ合い膠着状態が続いていました。 そして5月末一旦上昇を見せたもの、6月に入ってまた下落が加速、20000ドルも割ってき...
7/18の週は、20日(水)に6月CPI(消費者物価指数)、7/22(金)ミシガン大指数が発表されました。 どちらも最近注目度が高くなっている経済指標です。6月CPIは前年比9.1%上昇、40年超ぶりの大幅な伸びとなり株価は下落しましたが、7月ミシガン大調査では予想インフレが低下し、来週のFOMC「1.00%利上げ」予想が和らいで株価が上昇しました。 先週一週間の株価は、木曜日の欧州時間まで下げましたが、同米時間から金曜日の終了まで上昇しほぼ下落分を戻しています。ただ、ここ数週間は出来高も減っていますし「夏枯れ」と言えるかもしれません。 俯瞰しますと、6/13の週からダウは30000ドルから31800ドルの範囲でレンジ相場になっています。 ※なお現在、短期金利が長期金利の水準を上回る逆イールドの状況です。 今週は注目...
ビットコイン半減期の翌年にバブルを繰り返すというパターンが本当なら、次回半減期2024年の翌年2025年が大幅上昇の年となります。まだまだ先の話ですね。 さて、2021年後半からのビットコインを俯瞰しますと、昨年11月の高値69000ドル付近(2021/11/10)から、今年1月の安値33000ドル付近(2022/1/24)まで約50%の下落でした。 2月は月の前半こそ上昇したものの、後半はロシアのウクライナ侵攻で株式市場が混乱するのと歩調を合わせるように、ビットコインも下落基調。その後3月は一旦48000ドルまで戻す場面(2022/3/28)もありましたが、4月は下落、5月は30000ドルを挟んでもみ合い膠着状態が続いていました。 そして5月末一旦上昇を見せたもの、6月に入ってまた下落が加速、20000ドルも割ってき...
SNSで流れてきた数年前の写真、そこには当時の日本の首相である安倍晋三氏を中心に、笑顔のトランプ元大統領、プーチン大統領、習近平国家主席らが並ぶという、今思えば奇跡のような瞬間がありました(G20大阪サミット、2019年)。これから日本は何処へ向かうのでしょうか? 今だ動揺している方も多いかと思いますが、なんとか頑張りましょう。 さて、7月です。 世界の金融市場は金利とリセッション(景気後退)が市場のテーマとなっており、まだまだリスクオフが続いているかと思われますが、アノマリーでは、独立記念日からレーバーデー(9月第1週月曜日)までは株価が上昇しやすいという「サマーラリー」に突入です。 6月前半は大きく下落した市場も、6/20の週に大き目のリバウンドがあり、その後小康状態、6/27の週は少し下げ、先週7/4の週...
先日マネクリで米2年債利回りが4%を超えればドル円が140円になるという記事を見つけた。 面白い分析だなと思ったのと同時に、信憑性はどれくらいかと単純に疑問になったので自分でもチャートを書いてみることにした。 まずこの見解に対する感想を先に述べておくと、個人的にはちょっと強引すぎる結論だなと感じた。 直近の1年程度を拡大してなんとなく2年債利回りとドル円が重なっているのでそれを外挿するイメージで推測しているが、実際に自分で重ねてみるとなかなか重ねられなかったためである。 もちろん仕組み的にはこれらは連動するので参考にはなる。だが4%と言い切れるかは何とも言えない感触だった。 これを皮切りに、勉強を兼ねて為替変動の要因について自分なりに調べてみた。 一般に為替変動の要因としては金利のほかに物価や貿易収支などがあげられる。...
ビットコイン半減期の翌年にバブルを繰り返すというパターンが本当なら、次回半減期2024年の翌年2025年が大幅上昇の年となります。まだまだ先の話ですね。 さて、2021年後半からのビットコインを俯瞰しますと、昨年11月の高値69000ドル付近(2021/11/10)から、今年1月の安値33000ドル付近(2022/1/24)まで約50%の下落でした。 2月は月の前半こそ上昇したものの、後半はロシアのウクライナ侵攻で株式市場が混乱するのと歩調を合わせるように、ビットコインも下落基調。その後3月は一旦48000ドルまで戻す場面(2022/3/28)もありましたが、4月は下落、5月は30000ドルを挟んでもみ合い膠着状態が続いていました。 そして5月末一旦上昇を見せたもの、6月に入ってまた下落が加速、20000ドルも割ってき...
下落を続けていた米国株式市場ですが6/18(月)の週にリバウンド、このまま月末まで勢いが続くかと思われましたが、6/25(月)の週は火曜日の消費者信頼感指数悪化をきっかけに大きく下落、そのまま月末まで下げ、米連休(月・独立記念日)前の7/1(金)に少し戻して(ISM製造業景気指数が低水準、金利低下で株上昇)、週末を迎えました。 結局、米国株式市場続落で6月は終了し、S&P500上期の下落率は1970年以来最大となってしまったようです。金利とリセッション(景気後退)が市場のテーマとなっており、これから更なる下落も懸念されます。 7/4(月)は「米国独立記念日」で米市場は休場です。アノマリーでは、独立記念日からレーバーデー(9月第1週月曜日)までは株価が上昇しやすい「サマーラリー」とされていますが今年はどうでしょうか? 今...
米国株はスタンダード&プアーズ社(S&P)とモルガン・スタンレー社(MSCI)によって作られたGICS(世界産業分類基準)と呼ばれる計11種類のセクターで構成されている。 最近よく「今後も原油高でエネルギーセクターが伸びるのでは」のような言い方を目にすると思う。 しかし、文字ではよく見るが本当に伸びているのか、もしくは実はもっといいセクターがあるのではないかなど、ふとした疑問をチャートで俯瞰できるものが見つけられなかったのでまとめてみた。 各セクターごとの指数もあるが、買えるものの方が良いだろうと思いバンガードセクター別ETFで代用することにした。 ※S&P...
ビットコイン半減期の翌年にバブルを繰り返すというパターンが本当なら、次回半減期2024年の翌年2025年が大幅上昇の年となります。まだまだ先の話ですね。 さて、2021年後半からのビットコインを俯瞰しますと、昨年11月の高値69000ドル付近(2021/11/10)から、今年1月の安値33000ドル付近(2022/1/24)まで約50%の下落でした。 2月は月の前半こそ上昇したものの、後半はロシアのウクライナ侵攻で株式市場が混乱するのと歩調を合わせるように、ビットコインも下落基調。その後3月は一旦48000ドルまで戻す場面(2022/3/28)もありましたが、4月は下落、5月は30000ドルを挟んでもみ合い膠着状態が続いていました。 そして5月末一旦上昇を見せたもの、6月に入ってまた下落が加速、20000ドルも割る場面...
先週水曜日と木曜日に開催された議会証言で、パウエル議長は「FRBはインフレ抑制に無条件でコミットする」と発言、あらためてインフレ抑制の方針を確認し、金利が下落そして株価は上昇しました。6月はリスクオフが続いていましたが、先週はちょうど、先々週分の下げをほぼ戻した格好となっています。 今週は、水GDP・木PCE・金ISMなどの指標が予定されていますが、6月月末四半期末、月末まではこのまま株価のリバウンドが継続される可能性が高いかと思われます。ただあくまで下落局面の中でのリバウンド、引き続きボラティリティは高めなので注意してトレードしたいと思います。 なお、来週はFOMC議事録、雇用統計です。 ■米国の主な予定 6/27(月)耐久財受注 6/28(火)消費者信頼感指数 6/29(水)1-3月期四半期実質国内総生産(GDP)...