IXIC(ナスダック) 週足 上昇トレンドを上げ幅と日柄から考察IXIC
アメリカの株価指数については
全て上昇トレンドを形成していますが
とりわけ勢いが強いのがナスダック(IXIC)。
これは過去の上昇トレンドの
・上昇幅
・到達にかかった日数
からも非常に強いといえます。
前回の大統領選の年である2016年から計測すると
上昇幅は概ね4000ドルに対し
到達にかかった日数は931日→421日→133日と極端に短くなってきています。
株価は実体経済と比べて評価されなかったり、行き過ぎたりします。
そして長期的に見ると実体経済の状態と整合性が取れるのも株価の特徴です。
(要はファンダメンタルズがチャートに反映されるということですね)
今回の3月末からの上げは急ピッチな気はしますが、
トレンドが続く限りは引き続き上目線で、大きな下落があった場合には要注意といったところでしょうか。
Uptrend
FXBTCHPY BitFlyer 今朝の下落の影響は?日本時間5月6日の大きな下げがあったのでコメントしておきます。
5:00、6:00共に大きく下げましたが
ローソク足の実体は長期(40日)EMAを下回っていないこと
および
6:00での下げでは大きな陽線下ひげがでたこと
から一時的な売りによるものと考えています。
ただしトレンドラインには変化が生じたと考えた方が良さそうです。
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トレンドの変化についての考え方については再度確認しておきましょう。
(下の関連したアイデアにも載せてありますが念のため、再掲しておきます)
(指数平滑移動平均線(EMA)は
青5日、オレンジ20日、赤40日を利用しています。 )
上から
短期 (5日)
中期 (20日)
長期 (40日)
という並びで
かつ
全ての傾きが正 となった場合には
上昇トレンド入りの可能性が高くなります。
一方、
上から
長期 (40日)
中期 (20日)
短期 (5日)
という並びで
かつ
傾きが負となった場合は
下落トレンド入りする可能性が高くなります。
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ここで現状を鑑みてみましょう。
5月6日に上から
短期(5日)
中期(20日)
長期(40日)
の並びで
かつ
全ての傾きが正であり
上昇トレンドの可能性が高い形を形成しています。
このことに加えて
今回の下落により安値(5月6日6時114万)が
前の安値(5月5日16時115万)を下回った
→トレンドラインの変化
上昇トレンドには変わりないが
修正が必要 ということで新たにトレンドラインを引き直しました。
(ヒゲ部分は一時的なものと考え考慮外としています。)
よって、引き続きロングとしていますが、
一服感は出て
下げたり上げたりを繰り返しながら
次の高値(3月6日136万)へ向かうものと考えます。
ダウ理論にもとづくトレンドとは?今日のFXBTC BitFlyer 1時間足 を用いて
ダウ理論にもとづく「トレンド」を説明していきたいと思います。
トレンドという用語自体、ダウ理論の中の一つの用語を示しています。
よってここからは、"ダウ理論にもとづく「トレンド」"を"トレンド"と記載します
ダウ理論ではトレンドを以下のように定義しています。
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・ 上昇トレンド
次の主要な高値は前の主要な高値より高く、
次の主要な安値は前の主要な安値より高い。
・ 下落トレンド
次の主要な安値は前の主要な安値より低く、
次の主要な高値は前の主要な高値より低い。
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(トレンドの定義に際して参考とした書籍:投資の王道(日経BP社 著者:新井邦宏)
今回のケースでは
上昇トレンドの定義である
「次の主要な高値(オレンジ)は前の主要な高値より高く、
次の主要な安値(青)は前の主要な安値より高い」に当てはまっています。
よって上昇トレンドが発生していると言えます。
上昇トレンド時の主要な安値を結んだ線、
下落トレンド時の主要な高値を結んだ線は
トレンドラインと呼ばれます。
今回でいうと紫の線が該当します。
(なお今回は5月3日を境に2本のトレンドラインを引いています。
これは上昇トレンドがこの時点を境に加速していることを示しています。)
裏を返せば
次の主要な高値(オレンジ)が前の主要な高値より低かったり、
次の主要な安値(青)が前の主要な安値より低い場合には上昇トレンドに該当しません。
(右上のチャート)
なお、トレンドの定義にある、"主要な"高値、安値とはどのようなことをいみしているのでしょうか?
これは大きなヒゲが出た場合は、その高値、安値は例外として外して考えてもいいですよ、という意味です。
つまり、あまり厳密に考えず、 まずは安値、高値を見てトレンドを把握することが大事 、ということです。
今回はこれで終了しますが、
テクニカル分析の基礎から
しっかりと解説していきますので、よかったらまた見て下さいね^_^