SMA200から反発上昇したナス100先物今週の振り返り
月曜は前週金曜に大きく下げた反動で値を一定戻したが、EMA200でストップ。
火曜もEMA200を試すが超えられず下落開始。
水曜には、ISM製造業のインフレ再加速懸念でさらに下落。
木曜の夜まで下落は続いたが、Fed高官のハト寄り発言に反応して金利低下とともに反発上昇スタート。
木曜はS&P500がSMA200とトレンドラインで反発を演じた日で、ナス100も同様にSMA200で追随した動きとも言える。
金曜も反発の流れを受け継ぎ、とうとうEMA200を上抜けて強い上昇。
ISMサービスがやや上振れだったが、気にせず金利低下・株高で続伸。
金利の重力で下がり続けた指数は、Fed高官のハト寄り発言を拠り所にした金利低下・株式反発を演出した。
10年金利4%台は高水準な領域なので、金利低下が起きやすい局面とも言えるのかもしれない。
次週のシナリオ
①上昇の勢いが続く場合
フィボナッチ78.6%あたりが1次試験会場だろうか。このあたりで反落しないか要観測。
出来高も溜まってる場所。
向かう途中で一時的に押し目を作る場合は12/13高値やEMA200付近が止まるポイントとして機能するかどうか。
フィボナッチ78.6を抜けられるなら赤色直線のレジスタンスラインが2次試験会場かな。
②金利反発・株安になる場合
SMA200付近が再び下落目処となるかが試される1次試験会場。
ここで失格して下抜けると11,700~11,600付近の前回高値水準付近で溜まってるポイントが目処か?
それほどの売り圧力となる材料があるかどうか。
相当な売り圧力が必要だろうから、1週間ではもう少し手前が目処となる気はする。
いずれのシナリオも雇用統計のサプライズと反応次第で金利動向が変わるだろうか。