基本を馬鹿にしてはいけません ~今こそ移動平均線大循環分析 初級編~DJI(NYダウ) 日足チャート
移動平均線大循環分析とはどういったものか。
そもそも移動平均線は、買い方(売り方)がどこで買い(売り)、その損益がどうなているかを見るツールです。
そして、移動平均線を3本使うことで、その買い方と売り方の攻防の軌跡を追いかけ、エッジを浮き彫りにするツールです。
エッジとはやや買い方や売り方が有利になるところです。
買い方が有利になるところが第1ステージです。
上から短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線の順番に並びます。
売り方が有利になるところが第4ステージです。
下から短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線の順番に並びます。
3本の移動平均線の並び順は6つだけです。それ以外はありません。
第1ステージ(上昇期)・・・・・・・上から、短期、中期、長期
第2ステージ(上昇期の終焉)・・・・上から、中期、短期、長期
第3ステージ(下降相場の入り口)・・上から、中期、長期、短期
第4ステージ(下降期)・・・・・・・上から、長期、中期、短期
第5ステージ(下降相場の終焉)・・・上から、長期、短期、中期
第6ステージ(上昇相場の入り口)・・上から、短期、長期、中期
第1ステージは買いにエッジがありますので、第6ステージのところから準備ができます。
第4ステージは売りにエッジがありますので、第3ステージのところから準備ができます。
このように移動平均線の並び順の変化によって相場の流れが変わることを理解するとトレードが大きく変わります。
移動平均線大循環分析を理解している方も、単純に並び順を理解するだけでなく、どのようになると精度が上がり、
どのような局面であれば精度が下がるのかを研究すると、トレードの成果がガラッと変わります。
基本を馬鹿にしてはいけません。
基本を何度もおさらいすることで、最初には気づかなかったところが見えてきます。
さあ、チャートをじっくりと眺めて、今まで気づかなかったところを発見しましょう。
基本の反復練習が上級者への近道です。
US30のトレードアイデア
【NYダウ日足】足元はサポートラインを割り込み、トレンド転換に向かうか注目NU/ND型のトレンドフォロー戦略の売買戦略では、トレンドに逆らった取引は行わないのが基本です。
株価は10月3日の安値2万5,742ドルを起点にサポートライン(下値支持線)に沿っての上昇トレンドが続き、11月19日には2万8,090ドルまで上昇して、年初来高値をつけました。
いまだ高値圏の推移が続いていますが、足元の株価はサポートライン(下値支持線)を割り込みました。
ボリンジャーバンドでは長く続いたバンドウォークも終わり、スクイーズ(収縮)に向かう可能性が考えられます。
現時点では、上昇トレンドを継続させるのか、それとも、もみ合いもしくは下降トレンドに転換するかはまだわかりません。
ただ、次なるトレンドの発生には時間が必要ですから、トレンドの発生を確認しても遅くはありません。
次のトレンドが発生したら、トレンドフォロー戦略でよいでしょう。
RSI(相対力指数)(前編) ~オシレーターは盲目的に使ってはいけない~DJI NYダウ 日足
移動平均線大循環分析で見ると、第1ステージの上昇期となっています。
第1ステージは買いを持ち続けるところです。
ところが、現在史上最高値の更新が続いていますので、高値警戒感も出てきます。
現在の価格が高いかどうかを判断するオシレーターの一つに、RSI(相対力指数)があります。
普段から使っている方も、使っていない方も、一緒に学んでみましょう。
RSIとは現在の価格が相対的にどの水準にあるのかを見ていくオシレーターです。
では、まずは計算式を覚えましょう。
RSI=A÷(A+B)×100
A=(N日)の間の値上がり幅の合計
B=(N日)の間の値下がり幅の合計
仮にN日が3日間のRSIを計算するとして、1日目が50円値下がり、2日目が50円値上がり、3日目が50円値上がりとすると、
A=100円(50円+50円)
B=50円
RSI=100円÷(100円+50円)×100
=66.67%
では、次にその計算式の意味を理解しましょう。
つまりは、値上がり幅と値下がり幅が同じであれば、RSIは50%となります。
ということは、RSIは相場の現在地の強弱を見るオシレーターとなります。
50%を超えていれば買い方が優勢であり、50%を割っていれば売り方が優勢であるということです。
ということは、数値が大きければ大きいほど買いが優勢になっており、数値が小さければ小さいほど売りが優勢になるということです。
この基本を理解するとRSIの使い方が大きく変わります。
後編は後日記載しますね。
【NYダウ】最高値更新もまだまだ上昇余地あり 天井は28500付近 / エントリー・利確ポイント解説【#すばるライン】狙い:ロング
条件:グリーンチャネル下限
利確:グリーンチャネルのセンターライン
損切:グリーンチャネルを明確に下抜け
下降トレンドのレッドチャネルを明確に上抜けブレイクし、今年の6月にキレイなサポレジ転換を見せて上昇中。現在は完全な上昇トレンドです。
センターラインを上抜けしていますので、売りが入りやすい傾向の価格帯に突入していますが…天井まではまだまだ余地があります。
28500あたりに上限があり、上限に到達するまで落ちてこないパターンを想定した場合、スイングで無闇なショートはできないと思われます
ダイバージェンス ~逆光現象をどう判断するか~NYダウ 日足
昨夜の米国市場でNYダウが史上最高値を更新しました。
その前にS&P500やナスダックが史上最高値を更新していました。
それまでは、NYダウが高値を更新していなかったので、ダイバージェンス(逆行現象)が起きていました。
ダイバージェンス(逆行現象)は大きく二つに分かれます。
価格とオシレーター(ストキャスやMACDなど)の関係が逆行するのをオシレーターダイバージェンスといいます。
例えば、価格が上昇しているのにオシレーターが下降するなどの場合です。
同業種の異銘柄の関係が逆行するのを異市場間ダイバージェンスといいます。
今回のS&P500が高値を更新するもNYダウは高値を更新しない場合などがその例です。
ダウ工業株とダウ輸送株の異市場間ダイバージェンスなどを見ている人も多いですよね。
今回は、ダイバージェンスとならずにNYダウが最高値を更新しました。
常日頃から様々な角度からチャートに隠れているヒントを探すことで、トレードの角度が上がっていきますよ。
さて、NYダウは最高値を更新しましたので、トライアングルからチャネルラインに見方が変わってきました。
この最高値更新が本物かどうかを見ていきましょう。
ヒント探しは色々ありますが、まずは、小さな「N」を探していきましょう。
NYダウ! ~ここからどうなる?~NYダウ(DJI) 日足チャート
FRB(米連邦準備制度理事会)は、FOMC(米連邦公開市場委員会)で政策金利を0.25引き下げました。
7月、9月に続く3連続の利下げとなりました。
利下げは今回で打ち止めであるといったニュアンスも含ませながら、景気の下振れリスクがあればFRBは適切に対応するということですから
更なる利下げにも含みを持たせているという内容ですので「ハト派的な」内容だったようですね。
では、チャートを見てみましょう。
すでにS&P500(SPX)は高値を更新していますが、NYダウは未だ更新していませんね。
前々回の高値から見ると3回目の挑戦ですので、「三山」といった見方をしてる方もいるかもしれません。
個人的には下値が切り上がっていますので、トライアングルを形成しているように見えますね。
トライアングルの基本は3種類あります。
「シンメトリカルトライアングル」
「アセンディングトライアングル」
「ディセンディングトライアングル」
今回はやや「アセンディングトライアングル」系のようにも見えますね。
いずれにせよ、トライアングルや持ち合いは「放れに付け」というのが鉄則ですので、どちらに抜けてくるのかをしっかりと見ていきましょう。
ポイント1
トレンドラインを更新する
ポイント2
トレンドラインでサポレジ転換する
ポイント3
高値(安値)を更新する
ポイント4
高値(安値)でサポレジ転換する
この流れが途中で終わればその動きには力が無いということですね。
米国の総合景気先行指数を表示するFRBが発表する指数。
これも景気の参考指数として役に立ちます。
景気の山に対して平均約9ヵ月、
谷に対して平均約4ヵ月の先行性があると言わているようです。
以下の指標で構成されています。
1.週平均労働時間
2.週平均失業保険申請件数
3.消費財受注
4.入荷遅延比率
5.非国防資本財受注
6.新規建設許可
7.普通株500種株価
8.マネーサプライ(M2)
9.長短金利スプレッド
10.消費者期待度指数
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米総合景気先行指数
Leading Index for the United States
コード:FRED/USSLIND
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※ インジケーターは「Quandl」というものを使っています(検索で出てきます)
チャネルラインとトレンドライン ~大きな動きに対応できるように~NYダウ 週足チャート
移動平均線大循環分析で見ると、第1ステージを維持しています。
そして、ステージの1→2→1の押し目買いのパターンとなっていますので、堅調推移であることが分かりますね。
その上で、高値と安値で大きなチャネルラインを入れると、チャネルラインの上半分で安定上昇しているのが分かります。
更に直近にトレンドラインも入れました。
ここから考えられるパターンを見てみましょう。
一つは安定上昇が続くパターンですね。そのときは、直近のトレンドラインをどちらかに抜けてもチャネルの中で安定的に推移しますね。
次に、トレンドラインをどちらかに抜けてきたときにチャネルも抜けてくるパターンです。
このときは、チャネルラインの高値と安値の値幅分を高値にプラスする値位置、安値からマイナスする値位置まで動く可能性があります。
要は、動きが大きくなる可能性が考えられます。
今は強烈に弱いファンダメンタルズが続いていますが、チャートは安定上昇を続けています。
弱いファンダメンタルズからチャートも相当下がっていくのか、それとも、弱いファンダメンタルズが打ち消されて大きく上昇するのか。
どちらになるかを考えるのではなく、どちらかに動きだしたときに、値幅の位置が大きく変わるかもしれないと準備をしておくことで、
どちらに動いても対応できるようになります。
私がいつも言っている、「上がるか下がるかは重要ではありません。動くか、動いていないかが重要なのです。」
今が高いとか安いといった値ごろ感も不要です。
値ごろ感を持てば持つほど、トレードの邪魔になってきます。
高値を超えてさらに2000ドル前後上昇するとか、
安値を割ってさらに2000ドル前後下落するとか、
そういった動きがもし出たとしても、チャート分析では当然のことですよね。
といって、しっかりと対応していきましょう。
雇用統計の前月比を表示するインジケーター作ってみました。
雇用統計の前月比を表示するインジケーターです。
見やすくするために、単位は調整しています。
※ コピペする場合は以下の変更を行ってください
[](全角の角括弧)→(半角の角括弧)
(全角スペース)→(半角スペース)
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//@version=4
study( "雇用統計" ,overlay=false )
payems = security("QUANDL:FRED/PAYEMS", "D", close) / 10
unrate = security("QUANDL:FRED/UNRATE", "D", close) * 100
is_change = payems != payems[1]
float PAYEMS = na
float UNRATE = na
PAYEMS := is_change ? payems - payems[1] : PAYEMS[1]
UNRATE := is_change ? unrate - unrate[1] : UNRATE[1]
p1 = plot( PAYEMS ,offset=1 ,color=color.red ,title="非農業部門雇用者数(万人)")
p2 = plot( UNRATE ,offset=1 ,color=color.blue ,title="失業率(0.01%)" )
p0 = plot( 0 ,offset=1 ,color=color.gray ,title="zero" ,editable=false )
plot( PAYEMS ,offset=1 ,color=color.red ,style=plot.style_circles ,show_last=1 ,linewidth=2 ,title="")
plot( UNRATE ,offset=1 ,color=color.blue ,style=plot.style_circles ,show_last=1 ,linewidth=2 ,title="" )
fill( p0 ,p1 ,color=color.red )
fill( p0 ,p2 ,color=color.blue )
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