トレードアイデア
【図解】バランスシート縮小とは?テーパリングと何がどう違う?明けましておめでとうございます。
2022年最初の投稿は、昨年12月のFOMCの議事録で明らかになったバランスシートの縮小について解説したいと思います。
バランスシート縮小って何?テーパリングとどう違うの?という疑問を持っている方はこの機会に図解でイメージとともに理解してしまいましょう。
金融緩和のサイクル
下の図は金融緩和から引き締めまでのサイクルを示したものです。
バランスシート縮小とは、各国中央銀行が金融緩和フェーズで購入した国債や社債などの資産を売却し、市場に流通するお金を減らすことを言います。
以下、サイクルの①〜④まで順番に見ていきます。
①景気が悪くなると、お金周りが悪くなるので中銀は市場に流通するお金を増やすために、国債や社債といった資産を購入することでお金を市場に流通させます。これが①の量的緩和です。
②経済回復の兆しが見えてくると、量的緩和のペースを縮小し市場に供給するお金の量を徐々に減らす対策を行います。これがテーパリングと呼ばれるものです。
テーパリングは英語のTaper(徐々に先細るの意味)から来ています。裾の細いジーンズをテーパードジーンズと言いますが、それと同じ語源です。
現在アメリカのFRBが実施しているのがこの②のテーパリングのフェーズですね。
大規模金融緩和によって貨幣価値が下がり、その結果インフレが過熱するのを懸念して、昨年年末くらいから引き締め方向に舵を切ったという経緯があります。
テーパリングは資産購入の規模は縮小するものの、まだ購入は継続するため、図に示したように中銀のバランスシートの資産は緩やかですが増加を続けます。
③テーパリングが終了すると、資産購入がストップするため残高は一定になります。これが③のフェーズです。
ニュージーランド中銀は昨年7月時点で資産購入プログラムの終了を宣言し、昨年2021年にすでに利上げを実施。カナダ中銀も量的緩和終了を宣言しているのでこのフェーズに入ります。
④景気回復が進展し過熱感を帯びてくると、金融緩和フェーズで購入した資産を売却することで、市場に流通するお金の量を減らす対策を行います。これが④のバランスシート縮小です。
将来再び経済危機や不景気になった時に緩和策を実施できるよう、非常事態モードから正常モードへ向けて動き出す段階と言えます。
市場への影響と前回のバランスシート縮小
さて気になるのが市場への影響です。
アメリカのFRBを例に挙げると、昨日2022年1月5日に公開された昨年12月のFOMC議事録では、参加者の幾人かが利上げ後の早期バランスシート縮小開始が適切とする内容が公開されました。
2022年の(3回という回数含めた)利上げの可能性がより高くなったと受け止められ、議事要旨公開後は株安・ドル高で反応。FRBがより一層タカ派になるのを警戒した向きもあるかもしれません。
以下のチャートはドルインデックスの月足です。
前回リーマンショック後の金融緩和を経てバランスシートの縮小が行われたのが、2017年10月から2019年7月にかけてですが、この時のドルの動きを見るとドル高一直線であることがわかります。(ブルーの帯部分)
当時と今では相場状況は異なるものの、2020年のコロナショックにより金融緩和でドルが過剰に供給されてドル安になっていたものが、金融正常化の過程でドルの供給量が削減され、結果としてドルの価値が上がるという動きになる可能性はかなり高いと考えられます。
皆さんも自分が投資している資産や銘柄の値動きを振り返ってみると、何かしらの発見があるかもしれません。
投資のプランニングにもなることでしょう。
【売り場探し】EURAUD★ポジション
なし
★プラン
黒いラインあたりに引きつけて、戻りを確認してからショート
★テクニカル分析
・環境認識として、まだ下落相場
・以下3点が重なっているため、強いクラスターポイントとみなす
1.フィボナッチの38.2%戻り
2.中期EMA群の下限
3.戻り高値とはいえないものの、目立った陽線の上髭
★ファンダメンタルズ分析
・IMMの投機筋ポジションによると、どうやらAUDはピークアウトから減少し、EURは売り越しに転じたばかり
・資源高の今において、AUD>EUR
★注意
ローソク足の組み合わせは、ショーターにとってすごくいやなものとなっていること
※すべての足は前日高値より実体部分で上に陽線で引けたこと
以上、よろしくお願いします。
EUR/AUD 月足トレンドライン割れ? 11月02日
CXR宮本です。今日はユーロ豪ドル(EUR/AUD)の相場分析をしたいと思います。
ユーロ豪ドルは今年2月の急上昇をきっかけに三角保ち合いを形成、そして下抜けダマシ後の上抜けブレイクで上昇トレンドに移行しました。
1.6400の節目に到達後は、急上昇を作ったサポートラインである1.5900周辺まで下落しました。
その後高値を超えられず反転し大きく下落、日足レベルの上昇チャネル下限を下抜けした後は、1.5900のサポートラインを下抜け、そのままズルズルと下落していきました。
トレンドライン下抜け?
ユーロ豪ドル 月足
半年程かけて上昇した値幅を、たった1ヶ月でほぼ全戻しまで持ってきてしまうユーロ豪ドルは本当に恐ろしい通貨ペアだと感じます。
月足レベルで安値を切り上げていたのですが、押し安値を結んで引いたトレンドラインを下抜けしました。
もちろん下位足よりも上位足が強いですからこの下抜けの結果を無視することは出来ません。
前回安値を更新すれば、さらなる下落が起きそうです。
よって短期や中期で上昇したとしても、ロングポジションを持つのは個人的には控えようと思います。
調整後のショート戦略
続いて日足です。
1.5900のサポートラインを下抜けした後の下落はやはり凄まじかったです。
日足、週足レベルでも下降トレンドなので、調整後の戻り売りを狙いたいと思います。
今回の下落途中、月足のトレンドラインで一度反発しているので、このラインは比較的機能すると仮定します。
その上で、もし今後大きな調整が起きるのであれば、リターンムーブ後のトレンドラインレジサポ転換狙いのショートを考えています。
一方で、そのまま下落していき、水平線を下抜けした場合でも飛びつきエントリーはせず、調整を待ちたいと思います。
理由としては、急落の値幅具合からいつ反発してもおかしくないことと、ボラティリティが高い通貨ペアだということ、そして月足で反転したとはまだ断定できないからです。
今後の展開が非常に楽しみです。
EUR/AUD サポートライン下抜けで下降トレンド入りか 10月8日こんにちは、CXRの宮本です。
今日は(EUR/AUD)ユーロ豪ドルの相場分析をご紹介したいと思います。
ユーロ豪ドルは昨年の2月中旬まで、強烈な下降トレンドが続いていましたが、コロナショック時の急上昇をきっかけに三角保ち合いを形成、そして下抜けダマシ後の上抜けブレイクで上昇トレンドに移行しました。
8月の急上昇では、多くの損切りを巻き込みながら1.6400の節目に到達しましたが、やりきった感が出たのか、その後は上昇チャネルの下限であり、急上昇を作ったサポートラインである1.5900周辺まで下落しました。
その後再び高値を目指しますが、高値は超えられず反転し大きく下落、ついには日足レベルの上昇チャネル下限を下抜けしました。
日足レベルの上昇チャネルラインを下抜けした後は、ローソク足の上ひげとチャネルラインののサポレジ転換を見ると分かるように、リターンムーブのような動きを見せていました。
もちろん重要な水平線である1.5900のサポートラインで反発はしたものの、長い上ひげとローソク足実体のサポートライン下抜けで日足が確定し、次の日に急落しました。
この下抜けにより、個人的には日足レベルで目線が下に切り替わったとみています。
RCI52もマイナス圏に突入しており、ユーロドルも下目線であることから、今後も上値が重い展開が続くのではないかと考えています。
現在は急落直後で、下降の平行チャネルの下半分に位置しており、売るには価格が安すぎると思っています。
そのままずるずると下がる可能性もあれば、短期的に上昇トレンドを形成する可能性もあるので様子を見ながら、次の大きな調整が終わり次第、戻り売りを仕掛けていきたいです。
今後は、1.5900の水平線でレジサポ転換になるのかに注目しながら、上抜けなら4時間足200MAや下降チャネル上限で、RCIを見ながらエントリーポイントを見極めたいと思っています。
おるびすのトレード分析 EURAUD 20210910おるびすのトレード分析です。
日足で上昇する形に向かっているEURAUDに注目しています。
日足で大きく上昇した後、調整に入りました。
かなり下落しましたが、75SMAがサポートになり、再び上昇中です。
私感ですが、株価に敏感なAUDと株価に鈍感なEURの組み合わせw
4時間足チャートも上昇する形に近づいてます。来週くらいにトレードできるかもしれません。
<EURAUD日足チャート>
〇 EURAUD ロング (目標値・損切未定)
※投資は自己責任でお願いします。結果についての責任は当方ではお受けできません。
<おるびすのアイデア公開について>
定期的に「今日のトレード」と「トレード分析」を公開しています。
「今日のトレード」は、トレード開始する時、またはその予定がある時に、アイデアを公開しています。
「トレード分析」は、トレードがそろそろできそうなものや 、興味のあるものを公開しています。
アーカイブでわかると思いますが、今日のトレードの勝率は高いです。
トレード分析は、分析のみで、トレードインできずに終わることがあります。
アイデアを公開している理由は2つあります。
1つ目は、トレードの記録を客観的に残すため。
2つ目は、自分のトレードを公にすることで、客観的にトレードできるためです。
インジケータオシレータはSMA、MACD、RSIなど併用しています。
マルチタイムフレームのチャート分析によるトレードです。
トレードイン、利確ポイント、損切ポイントは私の手法に合わせたものです。
「今日のトレード」を公開している時点でトレードインしていることが多いので
タイミングがずれます。異なる手法でミラトレすると利益どころか損失になる可能性もあります。
ご注意ください。
私の手法はFXYoutuber「なべさん」にご教授いただいたものをベースに若干改良しました。
ただし、この手法が私独自のものとは言えないので、手法の公開はできません。
ご興味ある方はYoutubeで「なべさんFX」で検索してください。
EUR/AUD(ユーロオージー) 相場分析EUR/AUD 日足
ユーロ/豪ドル(EUR/AUD)の相場分析です。
EUR/AUDは昨年のコロナショック以降、下落相場が長らく続いていましたが、今年2月後半の急上昇をきっかけに、日足レベルでの上昇トレンドを形成し、現在も継続中です。
画像の緑の斜めのラインは、中期で引いた上昇の平行チャネルです。
1つ、上昇チャネル上限をはみ出している部分が見えると思いますが、行き過ぎ相場によるオーバーシュートと捉えて市場参加者にはあまり意識されない価格帯と考え、個人的には無視をしてより多く反応している角度を採用することにしました。
短期的には、オーバーシュートが起きた後から下降トレンドになってはいましたが、急上昇の起点になる価格帯まで落ち、中期の上昇平行チャネルの下限で反発しました。
さて、今後の展望ですが、下落も一段落つき、下降のトレンドラインも上抜けた状態で、短期的には方向感が無い状態です。
ここで個人的に注目しているのが、4時間足の200MAです。(画像では4時間足200MAを日足表示にしています。)
昨年の12月から見ていただけたらわかりやすいと思いますが、多くの押し目や反転時に反応しています。直近でも上昇に対して綺麗に反発していて、多くの市場参加者が見ている線であることが分かります。
上昇トレンド中はサポート機能の役割が多かったのに対し、今回はレジスタンスとして機能しているので、少し注意が必要かなと思います。
今後は4時間足200MA上抜けや上昇チャネル下限、水色の1.5900付近の水平線での買い目線は維持しつつも、1.5900を下抜かれたら目線を変える事を考えています。
EUR/AUDはボラティリティが非常に大きいので、トレードする際にはロット数や損切位置などに注意する必要があると考えています。
【EURAUD】新たなPC、MCの起点を狙え!!4HCのボトムを探る!サイクル理論による各サイクルのローソク足本数は下記を基準にしております。
・プライマリーサイクル(PC):週足24~35本
・メジャーサイクル(MC):日足35~45本
・4Hサイクル(4HC):4H足60-80本
【週足】
PC起点は1.52527であり、現在29本でのサイクルが完成しました。
24本目1.64365をサイクルトップと考えボトム時間帯に向けて下落に向かっていると考えています。
既にボトム時間帯に入ってきておりサイクルの終点を探し、新たなサイクルの起点から仕掛けたい
場面です。
【日足】
第4-MC起点は1.56160であり、現在46本でのサイクルが完成しました。
34本目1.64365をサイクルトップと考えボトム時間帯にむけて下落中と考えています。
MCの残り本数から考えると、ライトTでほぼ確定かと思います。
既に1サイクルの本数を超えてきているので、ボトムをつけた可能性があります。
45本目の安値1.59198がボトムの可能性を疑っています。
【4H足】
第4-4HC起点は1.61668であり、現在53本でのサイクルが完成しました。
7本目1.62659がサイクルトップでありレフトTとなっています。
サイクル短縮ですが51本目の安値1.59091のボトムを疑っています。
【今週の戦略】
PC、MCともにサイクルの完成でボトムをつけるタイミングを探っています。
MCも4サイクルでPCを形成してきているため、MCボトムはPCボトムとなります。
4HCは少しわかりにくいですが、直近1.59091はMCのボトム時間帯などから考慮し、
ボトムをつけた可能性があると見ています。
個人的には既に1.59469からロングを保有しており、MCのトップまで保有したいと思います。
安値更新は損切りとなります。