6日に発表された米国失業率は4.2%と前月から改善したものの、FRBが参考にする3か月平均の失業率(青の実線)は着実に悪化してきている。 ここに米国の景気後退時期(水色背景)を重ねてみると、3か月平均の失業率が上昇に転じた初期段階と景気後退期が重なっていることがよくわかる。 現状は3か月平均の失業率が上昇に転じた初期段階にあるが、おそらくサームルールよりも簡単にチェックできるのではないだろうか。 なおサームルールを確認したい場合には失業率のHLバンドを12期間(12か月)で計算しLowバンドのみを表示すれば、過去1年間で最も低い失業率を調べることができる。
銘柄欄にCOVIDと入れることで新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者数、死者数、回復者数の各国別数値と合計数値を表示することが可能です。 このチャートでは、感染者数の推移を中国(黄色)、イタリア(オレンジ)、日本(青緑)、合計(紫)で表示してあります。 左側の軸にはNYダウ(青)を価格軸を反転して表示させました。中国の感染者数増加が止まるいっぽうで全世界の感染者数が増加する動きとNYダウの下げの相関が近いことがわかります。
こちら今週火曜の「シグナルトレードファクトリー」で紹介した手法です。 メインチャートに表示されているのはHMA(ハル移動平均線)、HMAはWMA(加重移動平均線)を加工したもので、追随性をよくダマシが少なるなるような式となっています。 計算しやすいよう16期間HMAを例に取ると、(16÷2)WMA×2 − 16WMAを計算し、その値を√16で均します。つまり、4WMA×(8WMA×2−16WMA)となります。短期間のWMAを使うことで直近のレートに過剰なウェイトをかけるという発想ですね。 見方はシンプルにHMAの傾きの変化を見てください。上向きなら上昇トレンド、下向きなら下降トレンドです。 そしてサブチャート下段にあるのはアルーン・オシレータです。これは中段に示したアルーンのAroon UP-Aroon...