ナスダック100先物、平行チャネル上限で値止まり、メジャーSQで2日分を包み込む陰線今週の振り返り
今週はずっと横ばいで上下していたが、金曜日はメジャーSQの売り優勢により今週安値まで下落した。
金曜日の下落は水曜日・木曜日のローソク足を包み込んだ包み足陰線で、売りの強さが伺えた。
途中まで上昇していたが、9月1日高値に到達することはできず、平行チャネルの上限で値止まりして反落となった。
7月安値付近で頭打ちされているチャートで、現状はうまく上抜けできていない日が続いている。
この点は赤色・水平線のアンカー出来高プロファイルのPOC(最も取引量が多い価格帯)で示す通りで、POCまで来ると売り圧力が強くなっている。
また、POCの少し上にある黄色・水平線がバリューエリアの高値(VAH)で、厳密にはVAHが頭打ちラインとなっている模様。
※バリューエリアは85%設定
金曜日の終値は8月18日安値から右上に上がるトレンドライン(白)に接しており、ここがサポートになるかは次週にお預けとなった。
次週のシナリオ
①上昇する場合
横ばいな一週間だったが、金曜日の引けから反発するなら、まずはPOCと平行チャネル上限を上回る必要があるだろう。上抜ければ次の順。
1) 9月1日高値 15,630
VAH付近で今月上抜けできていないライン。平行チャネル上限を上抜けても小幅な上昇であれば、ここで売られやすい。
2) 8月高値 15,804
前月の月足高値は次のトライ価格になるのではないか。
②下落する場合
金曜日の下落が次週も続くなら、次の順で値止まりを試すだろう。
1) EMA75前後(黄色ボックス圏)
まずは黄色ボックス圏で下げ幅が小さくなり、EMA75前後で止まるかがテストポイント。
2) フィボナッチ38.2% 14,714
先週から引き続き黄色ボックス圏を下抜けたあたりでは買いが入りやすいだろうか。止まらないなら8月安値が次の意識ライン。