ダブルトップからの下落。警戒は日銀の為替介入直近高値を抜けずダブルトップからの下落になりました。
昨日も申し上げた通り上昇エネルギーは一旦終息を迎え調整期に突入しました。
ファンダメンタルズ要因として日銀の為替介入による相場の荒れは想定されますが、ここはあえてテクニカルだけで思考します。
中立よりはショート寄り目線ですが3つのアクションを考えています。
直下にサポートゾーンがあり
サポートブレイクの場合のアクション目安 上から1968、1962、1950
サポートゾーンで反発の場合
再上昇して直近高値ブレイク
もしくはヘッドアンドショルダー形成の可能性
この場合は移動平均線とピッチフォークを活用したグランヒルの法則でショートを考えます。
ダブルトップ
【ユーロドル】ネックラインに注目しよう!1.16850のブレイクアウトを狙う【週間分析】皆様、こんにちは。
今週からEURUSD(ユーロドル)の相場分析レポートも同時配信することにしました。欧州系のファンダメンタルや時事ニュース、そして、ユーロドルの相場分析をお届けしたいと思います。
こちらの分析レポートは週1回の配信を予定しています。トレード方針は2~3日間のスイングトレードをイメージします。
さて、ユーロドルは1.16850付近で推移しています。アフガニスタンの混乱によって、難民発生の危機が生じています。過去にも欧州に難民が押し寄せ、大混乱になった経験があることから各国も警戒モードです。
ファンダメンタル的には、大きな懸念材料の1つでしょう。
今週の予想レンジ:1.15150~1.18220
トレード方針:ネックラインのブレイクアウト狙い(売り)
レジスタンスライン:1.18220
サポートライン:1.16870、1.15610
日足のユーロドルチャートです。ヘッドアンドショルダーの変形版ともいえるような、大きな山(トップ)と肩(ショルダー)を形成していることが分かると思います。
ネックラインは1.16870付近です。ネックラインを抜けると、大きく下落する確率が非常に高いと思っています。一気に1.15500付近まで下落するかなと考えると、絶好のトレードチャンスですね。
では、今週のスイングトレード方針です。
私のトレード計画
新規エントリー価格・・・1.16850
損切りライン・・・1.17850(-100Pips)
利益確定ライン1(全決済)・・・1.15650(120Pips)
※アクティブ決済
必要最小限の利益確保を目的とした決済ポイント。半分のロットを決済するのがおすすめ。この価格に到達したら、残りのポジションのストップを建値(エントリー価格)まで移動させる。
日足単位の方針なので、終値でネックラインポイントをブレイクアウトしたことを確認してからエントリーすることをおすすめします。
チャンスを逃すのがもったいなく感じる方は、小ロットでエントリー、追加エントリーという流れにすると少しでも利益が狙えます。
1時間足にチャネルラインを引いてみると、綺麗な下落トレンドになっていますね。環境分析からすると、下落しやすい雰囲気を感じます。
ドルインデックスも見てみます。
ドルインデックスは上昇トレンドが続いているので、しばらくはドル買いの動きが強まっていく感じですね。
ドル買いが強くなれば、EURが売られ、USDが買われます。この場合、EUR/USDは下落になります。
ネックラインをブレイクアウトできるのか、注目です。
今週もよろしくお願い申し上げます。
【GBPJPY】ポンド円 上昇過程の可能性が高いものの、考えられる3つのシナリオ英ポンド円もユーロ円、ドル円などと同様に大きく上げています。
今後の展開を予測していきたいと思います。
・移動平均線&ダウ理論での分析
EMAは
5EMA(1週間相当)
25EMA(1ヶ月相当)
75EMA(3ヶ月相当)
90EMA(為替で意識されやすい90を使用)
200EMA(大局的なトレンドを見る際によく使われる200を使用)
を使用しています。
紫色である5EMAが黄色である25EMAを上から下へ抜けているものの、
75EMA,90EMA,200EMAは右上がり
かつ
しっかりとした傾きを維持しています。
また、青丸が高値、赤丸が安値ですが両方切り上げており、上昇ダウは崩れていません。
よって移動平均線、ダウ理論からは
上昇継続と判断します。
・トレンドライン・水平線・価格帯別出来高での分析
トレンドラインでは赤丸同士を結んだラインが引け、そこから平行移動した青丸同士を結んだライン(つまりチャネルライン)が引けます。
よって、2020 年11月から2021年3月18日までは勢いよく上昇し、現在は上下しつつも強含みで上昇する可能性が高いと考えられます。(シナリオ①)
一方価格帯別出来高を見ると
2019年まで戻らないと現在の価格水準での取引はないことを考えると、過去の建玉の"しこり"はないと考えてよいでしょう。
とすると
現在値付近でポイントとなるラインは赤の水平線(148.531円)です。
ここは赤丸とも一致する価格であり(つまりダウ理論上の重要な安値)この価格を割るのかがが重要となってきます。
割ってくるとダブルトップの完成で赤ラインがネックラインとなり、ネックライン割れが完成します。(シナリオ②)
また仮にヘッドアンドショルダーズ(三尊天井)を構成する場合には現在のトレンドラインがネックラインとなる為、重要な意味を持ちます。(シナリオ③)
まとめ
上記で記述したように
ダブルトップ、三尊天井とシナリオは頭にありますが、ダウ理論が崩れていませんので
現時点で可能性が高いのは上昇継続と判断します。
【EURUSD】①ユーロドルはダブルトップからの下落へ2020年5月以降ドル安ユーロ高
(正確にはドルが安くなった結果、相対的にユーロ高になっていた訳ですが)
であった相場が
2021年1月に高値をつけたあと、下落しています。
チャートの形状及び水平ライン から現在の相場を読み解いていきましょう。
・チャートの形状としてはオレンジのラインで引いた様に2020年11月初めを起点に ダブルトップ が形成されています。
一般的にダブルトップで右側が切り下がると、より下げへ転じる傾向が強いです。
かつ、
赤ラインがネックラインとなっていましたが2021年3月に割り込んでいることから更に下落トレンド入りが濃厚となりました。
(なお、赤ラインは2020年8月にレジスタンスとして働いていました(下赤矢印)が、ネックラインのポイントとなった2021年2月にはサポートへと転じています。(上赤矢印)
そして現在はネックラインを割り込み(ここでダブルトップ完成です)、
一旦は上昇したものの再び下落へ転じる可能性の高い値動きとなっています。
なお、ネックラインを割った後の反発の動きはリターンムーブ(又はプルバック)と言います。
リターンムーブで反発してレジスタンスとなった点(右側の下青矢印)は
2020年9月に高値をつけた点(左側の下青矢印)でもあり、意識されているポイントと考えられます。
またトレンドは3段の上昇で終わることが基本形だと考えると、綺麗な形で上昇を終えたと考えられるでしょう。(①〜⑤)
以上を踏まえると、
ダブルトップのプルバックからの下落ということで今後は下落トレンドが形成される可能性が高いと考えています。
ただ、
赤ライン、青ラインを再び上回ってきた場合には、
もみ合い又は再度上昇へ転じる可能性があることも頭に入れておくと良いでしょう。