移動平均線の見方(サポレジ)(トレンド方向)移動平均線の見方にはいろいろありますが、サポート・レジスタンスとして意識すると取引に使えます。
サポート・レジスタンス(支持・抵抗)といえば、水平線やトレンドラインを思い浮かべる人が多いと思いますが、移動平均線はそれらを自動表示してくれる優れものです。
チャートに示している移動平均線は、24時間、1週間、1ヶ月間などのメジジャーな期間の移動平均線で、私はこれらを時間足を切り替えても表示できる設定を行い、使っています。
これらに価格が影響され、チャートが作られているのは明らかで、驚きの感応度を示します。
多くのトレーダーが見たいと思うであろう、これらのメジャーな期間の移動平均線はサポレジとして機能します。直近のゴールドは紫の24時間線にレジスタンスされ、上昇して到達するたびに売り叩かれてきましたが、昨夜から今日にかけて、上抜け、サポートされ相場付きが変わってきました。
本日の日中は、強い上昇を維持し、レジスタンスに意識される1週間線を一気に超え、現在1ヶ月線にレジスタンスされています。
日足で見ると、昨日長い下ひげ付きの陽線をつけており、転換の可能性がありますが、24時間線、1週間線、1ヶ月線の並びは下げの形のままで、価格だけが先行して上昇している状況です。
このような場合、転換に失敗する時は、上に覆い被さっている、より長期の移動平均線に戻り売られ、格好の売り場になった、という結果になります。
目下の動きは転換にも感じられますが、そのようなケースも想定しないと、損失を出してしまうので、ロングするなら24時間線超えの後、サポートされたタイミングで入る必要があります。
その地点からであれば、仮に1ヶ月線で上げどまったとしてもプラスで逃げることができます。
下げトレンドの時期に、紫24時間線がレジスタンスに効いている移動平均線であることに気が付くことができれば、この移動平均線を根拠に売りを仕掛けて利益を出せるとともに、
サポレジ転換の動きから目先上昇していくと捉えショートを手仕舞い、ロング目線に切り替えて買っていけば、まだ転換かは確信がないが少なくともリバウンドはあるだろうという場面でうまくポジションを持つことができます。
結果的に転換になった場合は、スイングポジションとしてキープできるため、大きな利益を狙うことが可能ですね。
※各期間の移動平均線は、EMA、SAM2本を表示し、同じ期間同士のMAの間に着色するオリジナルインジケーターを表示しています。
Resistence
移動平均線から見たドル円の抵抗帯抜け具合について移動平均線による抵抗を抜けてしまうと値動きが軽くなる性質はご存知でしょうか。
平均値を基準に、ここまで戻ってきたなら逆ばってやろう、という考え方の投資家が、現在のトレンドとは逆方向に仕掛けてくることから、
移動平均線に回帰したものは直近のトレンド方向に動きにくくなります。
しかしそれを抜けてしまうと、それまでとは反対に、抜けた方向からその移動平均線に戻ってくる動きに対し、今度はその移動平均線で支えるようになります。
このことから、主要な移動平均線を全部抜けしてしまうと、トレンド方向に価格が進んで行きやすくなるわけです。
では、そういう観点で、ドル円の現在のチャートを眺めてみましょう。
この4時間足チャートに表示している移動平均線には、例えば比較的期間が長い、赤色の1年移動平均線が含まれていますが、
1年EMAとSMAの間を色塗りする特殊なインジケーターを用いています。
現在価格は黄緑6ヶ月EMAを抜けていこうとする動きに見えます。EMAだけを見ていると、ここさえ抜ければ移動平均線的には青天井に見えてしまう場面ですが、SMAも同時に見てみると、
実はまだ赤1年SMAが上に残っていて、黄緑6ヶ月EMAをしっかり上抜けてきても、まだ邪魔をする移動平均線が上に存在するのがわかると思います。
よってドル円は現在の鈍い上昇の動きがもうしばらく継続する可能性があることを示唆しています。
参考に、EMAだけを表示したチャートをアイデア更新欄に貼っておきますので、比較してみて下さい。
FXBTC BitFlyer 期間に応じた展望下の関連するアイデアを投稿したあとの分析
新たにトレンドラインとなりそうな
下の紫色のラインを割り込みました。
また①と記載した黒丸印のところで長期(40本)EMAを上回ることが出来ず、下方向へ。
ダウ理論のトレンドの考え方(下記の「関連するアイデア」を参照)
からすると前の高値を上回れなかったこと、前の安値を上回れなかったことからも
下目線へ。
一方、本日6:00に付けた下ヒゲの長い陽線がレジスタンスとして意識されています。下の②青線(1105000円)です。
(本日17:00,21:00もその付近で反発しています。
以上のことから
スイングトレード期間では相変わらずロング目線で見ていますが、
それより短い期間でのトレードでは下方向への動きを意識する必要がありそうです。
ひとまず青線(1105000円)を割るかどうかが目先の注目になるでしょう。
XBTUSD BitMEX 日足 過去高値を更新、リトレースメント上も上抜け今回はBTC(BitMEX)について解説していきます。
概ねFXBTC BitFlyer と同じ流れですが、念のための確認と、移動平均線でのトレンド判定についても触れていきます。
1.リトレースメント0.619と4月25日高値がほぼ一致していて、リトレースメントが働いていることを示唆しています。
2.トレースメント0.5では同様に2月20日、3月5日の高値が概ね一致。ここでもリトレースメントが機能していると考えられます。
他ピンクの赤丸はいずれもその証左なので確認して下さい。
3.さて本日(5月5日)にレジスタンスラインとして機能しているリトレースメント0.619および4月25日高値を更新しています。
→大きなレジスタンスラインはクリアしたと考えられ、次の高値である3月5日の11638ドルを目指す展開へ。
4.指数平滑移動平均線(EMA)は
青5日、オレンジ20日、赤40日を利用しています。
上から
短期(5日)
中期(20日)
長期(40日)
という並びで
かつ
全ての傾きが正となったた場合には
上昇トレンド入りの可能性が高くなります。
一方、
上から
長期(40日)
中期(20日)
短期(5日)
という並びで
かつ
傾きが負となった場合は
下落トレンド入りする可能性が高くなります。
2018年1月18日〜2月15日及び
2018年3月7日〜4月12日が
この通りの条件で下落トレンド入りしていることを確認してみて下さい。
ここで現状を鑑みてみましょう。
4月27日に上から
短期(5日)
中期(20日)
長期(40日)
の並びで
かつ
全ての傾きが正であり
上昇トレンドの可能性が高い形を形成しています。
ここからも日足レベルでも上昇へ向かうのではないかと考えています。
よって、BitMEX 日足でもロングとしています。