ドル円展望10/14~ドル円週足は、先々週に引き続きの陽線でしたが、中身は 小幅な動きのレンジ相場 となりました。
レンジの要因となったと考えられる主な原因が、 先週発表の失業保険申請件数が、ハリケーンの影響を受けて増加した事 では無いかと市場でも考えられてますね。
今回は小幅なレンジ内の動きをよく観察する為、先ずは1時間足チャートからご覧ください。
【1時間足】⇊
まず初めに今回のレンジ幅について説明します。
・現在の小幅のレンジ幅は内枠が149.4~148.4辺りと見ていて、外枠は149.611~148.246と考えています。
・先週の失業保険申請件数と同時刻にあったCPI発表の結果を受けて、ドル円は初動大きく上振れましたが、その後上下に大きく振れた値動きから、先週のレンジ相場を作るきっかけとなった動きになっていると考えられます。
・その際の高安値の髭先で見た場合のレンジが今回の外枠のBOXレンジになります。
そして、内枠のレンジが、1時間足レベルで見たローソク足実体までの幅としています。
という事で、現在はその小幅のレンジ内を推移しておりますが、
週末のPPIでも発表後の初動は148円台まで下落し、その後持ち返したものの結果的に高値を超える様な上昇にはなれず、現在は149円台前半に留まっています。
しかし148円台前半からの買いのサポートは硬く、テクニカル的には4時間足20SMAのサポートや更に上位足レベルでもう一回り大きなレンジでみた時の先週の最安値147.347からPPI前の高値149.548迄に引いたフィボナッチ0.5(148.448)からの反発、買い支えで反応しています。
現在の動き方としては小幅のレンジ内を推移中の上昇過程に有ると推測できますが、恐らく 来週はこの147.3付近から149.6付近までの大きなレンジ内を暫く推移していくもの と考えています。
ここで少しファンダっぽい話になりますが、
レンジになっていきそうな理由としては、やはり 先週の失業保険の実態が何だったのか? という部分に有ると考えられます。
私の中では、先週の ハリケーンが無ければ恐らく150円台に到達していた という予想でした。
ファンダ的にもドル円が下落する要素はそこ迄多くなく、CPIの結果だけを見ればそうだったのではないかと思っています。
しかし上昇を阻んだのが 失業保険申請件数の増加 による 雇用の悪化 と考えるなら、それが ハリケーンによる一過性のものかどうか という所に着目すべきだと考えます。
よく地震や台風などの天災に見舞われる我が国日本でもそうですが、その被害を受けて一時的に普段通りに仕事が出来なくなり休業すれば、 失業保険(休業補償) を受けるという流れになる事がありますが、もしかしたら中にはそういう経験が有る方もいらっしゃるかと思います。
ただ、そういうものに関しては 一時的なもの で、恒久的に続くわけでは有りません。(勿論その期間は被害の程度にもよりますが)
なので、来週以降は 米雇用 や、 被災した後に影響してきそうな指標 に関しての今後の数値やそのニュースにはしっかり注視して総合的に判断していく必要がありそうだなとかんがえられます。
そしてやはり、ドル円が動くためには ファンダ的な要因(材料) が必要になる為、特に $ の動きに関しては米経済指標の結果が大きく影響してきますので...。
来週注目すべき米指標は、
10/17(木)21:30・新規失業保険申請件数、小売売上高 がメインでしょうか。
恐らく、ここまでに他に大きな影響を与えそうな突発的なヘッドライン等が無い限りは、レンジ外枠を超えたとしても騙しとなってレンジ内推移に戻るか、又は特に何もなければ徐々に小幅に持ち合いとなって、小康状態が続くのではないだろうか?と予想しています。
来週の失業保険申請件数が先週より大きく減少又は増加していたりなど予想と乖離する結果になったとすれば、いつもより大きく動いてくる可能性が有りそうかな?と考えています。
しかし、それ迄は突発的な値動きに備えながらも、 テクニカルを意識した戦い方 をしていく必要がありそうかなと考えております。
と、いう事でここからが私のテクニカル考察になります。
先ほど下位足を見たので今回は日足を見ていきましょう。
【日足チャート】⇊
現在の日足は200日指数平滑移動平均線(EMA)の下で止められています。
このEMAというのは...まぁ調べれば出てきますが、SMAとの主な違いは、私個人の見解で簡単に言うとSMAよりも直近の値動きに沿う流れを表すMAという感じです。
まぁ日足レベルなので、直近と言っても結構な期間をみる必要があるのですが、感覚的にはこのチャート内に見える最近まで続いていた下降トレンドに対しての流れをSMAよりもより早く(敏感に)察知して形成されている平均線だという認識で構いません。
つまり今回でいうと、200日間の移動平均値という長期目線の大波の値動き(ローソク足)、に対して起こるファーストアクションが発生するのがこの200EMAにぶつかった時という事です。
要するに今回の200EMAの下で留まっている先週1週間の値動きというのが、テクニカル的に言い換えると、「大衆が意識する中でも、特に早い段階で重視される線に反応した『初動』のプライスアクション」という風に捉えています。
ここで注目すべきは、今回その200EMAからの初動の反応では、大きく反落したりしているわけではなく、200EMAに交差した後、陰線と陽線が交互に発生し、小幅な動きで暫くとどまっているという所です。
つまり、この後もこの付近での反応が二度三度(数日間)と、複数回起きる可能性が有るという事を意味していると推測できます。
もし仮に、この200EMA到達時にもっと強い下落(反落)をさせる様な値動き(例えば長い上髭を付けたピンバーや日足の包み足等)になっていたとすれば、それがここを起点とし反転していく流れになりうる価格帯であったという風に判断する要素になっていたでしょう。
しかし、今回はそれが有りませんよね。
今回は200EMAの下に長く留まっていますよね。
という事は、ここから直ぐ下降転換して行くのではなく、今後暫くこの付近を推移する(下位足ではレンジ推移)か、又は現在の日足は上昇トレンド中なので、その下位足である4時間足レベルで、下降転換から下降トレンド発生にでも発展しない限りは、上値を追う動きになる可能性の方が高いのではないか?という風に推測できるのではないかと考えています。
なので私は、来週もまだ暫く中期(4時間足)レベル以下の動きを観察しつつ、メイン戦略は押し目買い、という上位足(日足上昇トレンド)に順張りでトレードしていく考えが最も優位性が高いと考えています。
ただし、先ほどファンダっぽい説明で話した、今起きているファンダ的なドル円の上昇を阻む状況(失業保険の件)が払拭されるまでの間は上値は重く、もし何も材料が無い筈なのにも関わらずなぜか高値を更新しようとする動きがあれば、いやいや時期尚早!と大きめに売りが入ってくる状況である事もまた想像できる事であり、やはりその中でトレードするのであれば、レンジ内である状況を踏まえ、押し目買いを高値付近では利食いするというスタンスでの短期デイトレがメイン戦略となってきそうかなという風に考えています。
又、チャート上の白い200EMAでは無く青の200日移動平均線(単純移動平均線)SMAは、未だ向きが上向きとなっている事からも、テクニカル的には日足レベルから見た更に長期目線の大筋の流れでは(週足レベル)、まだ上昇トレンドの最中(というか上目線)であるという事も十分に考えられ、少なくとも私はまだ来週は先週の高値を更新してもう一段上の151円台位迄の上昇余地は残しているだろうと予想しています。
そして200SMAに到達すれば、今回の200EMAに交差した時と同じように抵抗となって反落する事は十分有ると思いますが、今度は200EMAを背に$買いが先行し上昇が強まる可能性も有ります。
しかし200EMAと同じ位置には上位足の赤い週足20SMAが下向きに下りてきているので、下げのテクニカル的抵抗力は強く予想されますが、それでも長期の200MAとは違い短期のMAである20SMA付近では一時的には20SMAを上抜ける事はあっても、やはりその下迄戻されるという長期のMAとの交差時と比べ、比較的激しい値動きになっていくと予想しています。
まぁなんにせよ、この150円台前半はその各時間軸における重要なMA、上位足レベルで引けるフィボナッチライン、その他各抵抗帯が多く存在する為、いつどのタイミングでそれに反応し、大きなプライスアクションを起こすか予想は難しいので、
少なくとも分っている今の目先のトレンドの流れと一度反応している重要ラインからのセカンドアクションを予想したトレード戦略が無難であると私は考えています。
ここ迄書いて気づいたのですが、ほぼ戦略についての説明が終わってしまいましたw
今週は短期、デイトレを推奨しているので、一応4時間足チャートも見ておきましょう!
【4時間足】⇊
4時間足の上値は、ローソク足実体で見ると149.4を超えれずにその上値を留めていますが、直近の高値だった149.135は一度上抜けています。
現在はその真下の149.128でクローズとなっていますが、直近高値の抜け方としては値は僅かですがしっかりと上抜けしていますし、その後直ぐに騙しで戻ってきたようでも有りません。
どちらかと言うと、上値更新を邪魔されすぎて結果的にまだそれ以上いけなかったという印象のプライスアクションだと私は思います。
4時間足のトレンドを示唆する4H20SMAもまだ下抜けしていないので、現在も安値は切り上げてきています。
しかしこれからレンジ相場になっていくと予想しているわけですから、乖離もわずかな20SMAの下に割れていくのは時間の問題だと思います。
先週の高値を実体で更新していけば勿論トレンドは継続となる訳ですが、上位足レベルの日足200EMAそのた諸々が邪魔しています。
なので今は20SMAを下抜けてきた時、次のサポートがどこなのか?という事を考えて置く必要が有りますよね。そしてそれが押し目となって再度上値を目指すと。
その一つ目は上記で説明している148.4なのですが、これはもう1時間足レベルの短期のサポートなので、もっと目線を4時間足レベルにしてみる必要が有ります。
となると考えられるのが一つ前の押し安値147.347です。
このラインを下抜けない限りはまだダウ理論的には上昇トレンド継続中なので、来週の目先のサポートとして有効そうなのはコレとなりそうですね。
又この価格帯には以前までに意識されていた高値ライン(現在のレジサポ転換線)147.212が有ります。
恐らく強くサポートとして機能する可能性が高いとすればこのラインで、押し目の本命です。
来週は、1時間足レベルのサポートが崩れてきた時、短期の流れには敢えて背かず暫く動きを様子見ながら、短期の動きが上位足の4時間足レベルのサポートまで押してくるのをしっかり待って、そこからの短期の反転を狙い、押し目買いするのが有効そうかなって思いますね。
まぁそんな感じです!
では今週もよろしくお願いします!!!!
価値
AI業界の王者が50日移動平均線を215日ぶりに割り込んだ → 次決算発表に注目NVIDA
AI業界の王者のエヌビディアが215日ぶりに50日移動平均線を下回りました。
ある分析情報では、過去3年間でNVIDAの株価が50日移動平均線を下回ったのは21回で、その後3ヶ月後の平均上昇率は18%もあったそうです。
これまでの上昇加熱感と金利上昇で投資家心理の警戒感の表れでしょうか。
AI技術発展を過大評価していたのでしょうか?
更なる上昇へ向けての調整なのか監視していく必要があります。
次回決算日は8月23日です。
■決算予想
EPS:1.725(前回決算実績:0.82)
売上:110,642億ドル(前回決算実績:71,920億)
このNVIDAの決算が、今後のAI業界のカギとなるかもしれません。
■目標株価予想
平均目標値:506.720ドル
最高価格 :600.000ドル
最低価格 :390.000ドル
現在の株価は423.88ドル、平均目標価格まで83ドルの上昇期待がされています。
最低価格予想は390ドルで、33ドルの下げしか予想されていません。
市場はNVIDAには強気でいるようです。
【明日発表】1月12日のCPI(消費者物価指数)発表でドル安?ドル高?1月12日の22:30に消費者物価指数(CPI)12月の発表があります。
”前年比”と”前月比”の発表です。
通常は
CPI結果が予想より高ければ「ドル買い」となりドル高
CPI結果が予想より低ければ「ドル売り」となりドル安
へと動きます。
今回の予想と前回値は以下の通り
前年比予想「6.50%」(前回:7.1%)
前月比予想「0.00%」(前回:0.1%)
⭐前年比に注目しています
2022年7月をピークに、毎月下がってきています。
jp.investing.com
前回の「7.10%」よりも高い結果が出た場合にはビックサプライズで「ドル高で急騰」する可能性がありますが
予想の「6.50%」の少し上振れ程度の結果だった場合は、マーケットの反応は鈍いかもしれません。
ドル円のショート・ロングの仕掛けは、結果を確認してからにしたほうが良いでしょう。
■コア発表
CPIコア(食品とエネルギーを除いた消費者物価指数)もあります。
FRB(米連邦準備制度理事会)が金融政策を決定する上で注目している指標であるためこちらも注目していきます。
【01337 RAZER 雷蛇】世界のeスポーツ市場拡大でビッグトレンド化!ネオンカラーで世界征服こんにちは。
RAZER(レイザー=雷蛇)という企業は、これからのeスポーツの時代を作っていく企業の一つになると考えています。そして、僕のeSpotsプレイヤーとしての個人的な経験や多言語を使った調査に基づいた判断で、2021年1月15日、18日の2日間で香港の取引所でロングを仕込みました(米国では店頭取引のみ。ティッカーは「RAZFF」です)。
ただ・・・
まず、はじめに伝えなければならない大事な事実があります。
それは、この企業が「5期連続で赤字」ということです。
なので、これを読んでいる方々が変な気を起こさないように一応書いておきます。危険であると。
僕の投資はクレイジーなプロジェクトばかりなので、時間も比較的長めに見ています。参考程度にとどめていただけると幸いです。
さて、さっそくですが、「RAZER」について解説します。
RAZERは、ゲーマー向けのライフスタイルブランドです。
RAZERのロゴの認知度はeスポーツコミュニティの中では非常に高く、知らない人の方が少ないです。
そして、世界中に信者がいるので、製品にもて定評があります。
北米時間2021年1月12日、RAZERはN95マスク企画「プロジェクト ヘーゼル」と画面付きのゲーミングチェア企画「プロジェクト ブルックリン」を発表しました。特に前者のマスク開発が反響を呼んでおり、そのコンセプトは「世界で最もスマートなマスク」だそうです。僕自身、機能を確かめた瞬間、即決するレベルの中二病心くすぐる見た目と機能性でした。95%の粒子を除去し、呼吸もしやすく、尚かつマイクアンプ内蔵で声もしっかり相手に届きます。
この情報を見てから、RAZERについてしばらく熟考し、今後のeスポーツを引っ張っていく候補の一つであることを強く認識しました。これまでのRAZER製品を使った時の経験や海外でどのような立ち位置にあるブランドなのか、ゲーマーとして当然知ってはいたものの、改めて調査した結果、同社の株は今がお買い得であると考えました。2HKDは安すぎる。
★ここで、RAZER株を見る上でのポイントを簡単に書いておきますね。
・eスポーツ市場拡大で認知度はさらに拡大。どこかのタイミングでブレイクするーがやってくる
・プロ選手とのタイアップが売上に貢献。世界のプロ選手たちは日に日にどんどん影響力をつけている
・黒字転換を達成してからが本番
・今回発表のマスクはゲーマー以外もファッション面で惹きつけた。世間へのインパクトは絶大
・中国のRAZER公式サイトが何時間もサーバーダウンしたままだった。
・今株を買い上げているのは明らかに中国勢
初動でしっかり仕込み終えたので、あとは放置です。
2017年10月に「 eスポーツは世界的に認められる競技になる 」といったタイトルで業界の発展について記していますので参考までどうぞ。
ではごきげんよう。
HKEX:2368 イーグルニース(インターナショナル)ホールディングス株式会社HKEX:23
HKEX:2368 HKEX:2368
www.google.com
主にスポーツウェアと衣料品の製造と取引を行う投資持株会社。米国、中国本土、ヨーロッパ、日本、その他の5つのセグメントで事業を展開しています。
子会社には、イーグルニース(EAG)リミテッド、イーグルニースデベロップメントリミテッド、ユエメイ(HK)ガーメントリミテッドが含まれます。
PER 8.79 と割安で配当も 7.99%と高く、中国電子製品やサービスなどのように自由主義諸国との制裁にも比較的無縁でいられそうです。PSR 0.84。業績も好調。先日上場来高値を更新したばかりであり、比較的にすぐにアフターコロナの輸出増で株価は上昇していきそうです。
ただし衣服製造と売上利益率、営業利益率、ROEはさほど高くないために割安の安定株といったところか。
シルバーゲート銀行についてCoinbaseやGeminiなど
アメリカ系のクリプト取引所へのFiat入金先口座として指定されるのは
シルバーゲート銀行 $SI
ビットコインを担保にしたドルのローンである「SENレバレッジ」も提供しており、1,300万ドルの貸出実績があるとのこと!
クリプト価格に左右されず儲かる胴元企業だ。面白い!
coinchoice.net
かなり悪徳この会社は元々全く別名のヘルスケア会社。直近4半期開示によると、資産は0で売り上げも0なのに、時価総額が3桁億(現時点で500億弱)ある。
1/19 社長が株式を1400万株ほど売り出しの発表。
1/20 社名変更の知らせ(clubhouse media groupに変更)
この間、株価暴騰
2/1 redditにsocial media運営に力を入れていく旨の株主向けのレターを発表
ここでも株価暴騰。
背景に、年末頃から流行り始めたclubhouseという音声型SNSアプリがある。
このアプリの名前に便乗し、株式の値上がりを狙った社名変更だと私個人は推測している。
*個人の意見であり、情報の恣意性や正確性については責任を持ちません。また、売買の推奨を狙うものではありません。
【Twitter (TWTR)】ニュースレターサービス開始と新ライブ機能追加で成長が見えてきた!Twitterはここ数年、特に新しい動きはなかったのですが、2021年1月27日にTwitter社が買収したニュースレター配信サービス Revue がさっそく使えるようになっています。ここでは、自らが作家やコンテンツホルダーになり、有料で提供することが可能となります。
大きなポイントは、これまでクリエイターが無料でやっていたことを収益化するところです。しかもTwitter内で完結します。
無料ユーザーの収益化を実現して成功したビジネスモデルとして、YouTube(広告収入型)、抖音(投げ銭型)が挙げられます。
Twitterは長年有料プランを導入するなどアイディアや噂こそありましたが、実現してきませんでした。なぜならユーザーが離れることを恐れたためでしょう。
しかし、ユーザーの収益化とライブ配信ということで、コンテンツ作成からコンバージョンまでの流れを作ることができました。環境としては決して悪いものではありません。影響力のあるユーザーが離れることがTwitterへの一番のダメージですが、既に多くのフォロワーを抱えているクリエイターはこのニュースレターサービスの登場後も、よりTwitterを使おうとするので、影響力のあるユーザーの囲い込み効果もあるわけです。
また、他のメディアとも差別化ができると思います。TikTokなどのショートムービーが流行った世界線でも十分に戦えます。
少なくとも、Twitterが成長するので価値が減少することがないでしょう。ということでロングです。どこまで成長するかは現時点では読めません。
ではごきげんよう。
【NETFLIX】ネットフリックスが「メディア界の勝者」になることができる理由 $NFLXこんにちは。昨日ずっと買うか迷っていたNETFLIX株を買ったんで、解説します。
まず、NETFLIXがメディア界で勝者になることはほぼ約束されているといってもいいでしょう。
その根本的な理由は、従業員の生産性を意識し、なによりも「 期待を超えてくる企業だから 」です。
NETFLIXは常に期待を超えてきます。
成長ストーリーがあり、投資家もユーザーもそこに期待します。クオリティの高い作品を出し続け、世界展開においても国ごとの特色を上手く理解しています。国ごとの特色については後ろで説明をします。
期待を超えてくるというのは、ユーザーの新規純増数やアクティブユーザー数はもちろんのこと、経営の動向をしても映画館ビジネスを始めようと画策したり、オリジナルコンテンツ制作でハリウッドスターを起用できるまでに進歩したりと、もう目が話せないのです。投資家が見ているのはNETFLIXに対する希望であり、何かしてくれるという期待感です。
もちろん数字は大事ですが、雇用方針も生産性の高さを基準としており、不正をする人間は即解雇なので、シビアではあるものの、投資家としてはやはり期待してしまいますよね。
ではライバルサービスの状況を見ていきましょう。
現在ディズニープラスという米ウォルト・ディズニーのサービスが大躍進で、ユーザーの囲い込みを進めています。NETFLIXのライバルです。ディズニープラスは世界中で契約者が増えていて、サービスをローンチ初日にアクセス殺到でサーバーが落ちるほどでした(笑)先日、渋谷駅前の誰もが目にする看板に広告を出していて、日本市場でもいよいよ本腰を入れてきたと確信しました。世界で同時に行っているはずです。今年は特に広告予算を高めに設定していると考えています。
しかし、ネットフリックスは中長期であれば時価総額もディズニーより低いですし、伸びしろがあるのです。実際にNETFLIXは過去に時価総額で一時、ディズニーを抜いたことがあります。
参考: ネットフリックス、最大のメディア企業に-時価総額がディズニー上回る
たしかにディズニーはコロナでパークが閉鎖していてもオンラインのディズニープラスで稼いでいるので物凄く期待したいところですが、僕たちは投資家なので、企業の成長率を重視するべきですよね。
投資額が2倍、3倍になるまでにどれくらいの時間がかかるかということも考えます。ディズニーが数年かかるところをNETFLIXのような企業は1年足らずで達成してしまうことがあります。あくまで可能性の話ですよ。ただ、ここで言いたいことは、投資額が増える速さを考える時に確度の高い方を僕は選択する、というだけなのです。より確信を持てる方が根拠が明確なので、売買の基準になります。
話は戻りますが、NETFLIXの魅力の一つであるで「国ごとの特色について理解している」とは、例えば日本だと、韓流系コンテンツの配信がとても多いです。単に契約単価の問題だけではなく、実際に日本のユーザーが好んで見ているからに他なりません。
つまり国ごとに配信コンテンツが異なるということです。韓国に行ったら多くのサムネイルの中の文字がハングルになるし、ロシアに行ったらキリル文字になります。そして、日本ではまだどの配信サイトでも見れないものが配信されていることもありました。
その点においても、各国のユーザーの満足度を高める大事なポイントとなります。
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さて、チャート分析に入ります。
僕は21年1月20日の寄り付きでドカーンと上に上がった後に直ぐ買いました。
その理由はレンジ(というか並行チャネル)を上に抜けてくると考えたからです。つまりNETFLIXは成長株なのでブレイクアウトを基準に設けてました。
しばらく持っていたらその後も取引時間中に伸び続け、無事ブレイクアウトしたので、このまま放置していようと思います。
では、次の調査へ向かいます。
ごきげんよう。
【くら寿司(2695)】コロナでチャンスを掴んだ飲食の勝ち組 堅実経営と優れたマーケ戦略「くら寿司」といえば、ミッションに「食の戦前回帰」を掲げ、日本古来の健康的な食事を実現させるべく、4大添加物不使用の商品を提供する企業です。
また、ミッションとは別にコンセプトとして「食のテーマパーク」を目指しており、お寿司が苦手だったりアレルギーで食べれない人のために、ラーメンやうどん、丼もの、カレーといった多種多様なサイドメニューを充実させており、老若男女から支持されています。
今回のコロナを気にピンチをチャンスに変えた飲食では少ない企業の一つといえるでしょう。後ほど詳しく解説します。
そんなくら寿司は、24期連続売上更新という記録を保持していましたが、コロナが到来してさすがに大きな損失を受けました。
コロナでは直ぐに対策強化に乗り出しました。目立った点は以下です。
・セルフレジ導入
・アルコール設置
・換気を徹底とテーブル間の飛沫防止措置
・テイクアウトにびっくらポンをつける
・鬼滅コラボ←これは株価に効果あり
何より鬼滅コラボ企画が反響が大きかったですが、もっと大きい動きがあります。
そしてくら寿司はこのタイミングで今まで採算を気にしてなかなか出店できなかった都心への進出を加速させます。それが「西新宿」と「渋谷駅前」です!これは凄い。この2店舗は2021年1月19日にオープンです。
このタイミングで都心に攻め込む理由は以下の2つが予想されます。
1. コロナ影響下で多くのテナントが空き、好立地の物件を確保できたから
2. 賃料が今下がっていて、攻戦をかけるにはベストなタイミングであるから
元々都心エリアへの出店は数年前から発表されており、計画されていたものでしたが、新宿、渋谷エリアには進出できていませんでした。この会社は採算を何よりも大事にします。銀行からの借入金も付き合い程度のもので堅実経営そのもの。だからこそコロナで生き残りました。
実は新宿には昨年2020年にドデカい広告を出していたんですね。「無添くら寿司」と名前だけの。歩いている人が絶対見てしまうような超目立つ真っ白のライトアップされた広告を。その時、「あれ?新宿まだ出店してないけど、今後来るのかな?まさかな・・・ははは」って思ってたのですが、本当に来てしまってああ、ブランディング戦略すげえ・・・となりました。
コロナ前、池袋サンシャイン60前店では、夜22時まで多くの若者が待合いスペースにいて満席でした。こんな寿司屋は絶対他にはないと確信しています。なので、都心出店は企業戦略上、重要な役割を果たしていくと考えています。
ちなみに、唯一全国の都道府県で進出ができていなかった北海道への進出も決定しました。これもコロナでピンチをチャンスに変えていますね。
今後は、客単価を上げるさらなる施策がいろいろ出ているので、そちらにも期待するとし、基本的には緩やかに上昇していくのかなと考えています。
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最後に、くら寿司を今後見る上での同社の競合に対する優位性を確認しておきましょう。
1. 食品4大添加物不使用。
2. 借入金が他社に比べ圧倒的に少ない。
3. 食品添加物を使っていないのに価格が安い。ヒントは仕入れ方法。
4. 特許出願だけで80件以上。
5. 売上記録はめちゃめちゃ意識しているものの、よくある大手飲食のようにやたらに売上を伸ばすためのリスクの高い出店をしていない。勝算あって進出しているため、無駄撃ちが少なく利益率を高めやすい。
6. キャラクターコラボのマーケ戦略が上手すぎる(鬼滅・コナン・銀魂・刀ステなど)
念の為言っておきますが、僕はくら寿司の回し者ではありません。単にあの社長の経営すげえってずっと思って投資してました。尚、今はテスラやビヨンド・ミートなど米国株のウェイトが大きいため株は持っていません(笑)
では良い投資ライフを。ごきげんよう。
ビヨンド・ミートから始まる280兆円の食肉革命ビヨンド・ミートという会社は、世界の食文化や環境問題に変革を起こすでしょう。それも、2040年までに2.7兆ドルまで成長すると言われている食肉市場のど真ん中で展開します。
ビヨンド・ミートは、食肉市場から世界を変えることをミッションにおいた革新的な企業です。製品は全て 培養肉 で、昨今の健康の意識の高まりから注目されています。培養肉は、通常の肉とは違い、製造を研究室で行います。下図が従来の食肉製造工程との違いです。僕もまた、この企業の技術や行動から、競合に勝てるだけの力を感じています。直近では米マクドナルドとの協業も話題になりました。
クリーンミート(代替肉)のトレンドはもう誰にも止めることができず、これからの ビッグトレンド になると考えています。そして、ビヨンド・ミートは、世界で初めて植物性の培養肉がスーパーの食肉売り場に並んだ企業であることを忘れてはいけません。後ろで解説しますが、今後、クリーンミートの市場規模は拡大し続け数兆円規模に発展します。
さらに未来を見通すと、環境汚染や、動物保護意識の高い人たちによって、このパラダイム・シフトが後押しされます。さらに、ビヨンド・ミートの培養肉には豊富なタンパク質が含まれているため、世界の健康へのニーズが高まってくればくるほどビヨンド・ミートも資金調達がしやすくなります。すると、製造コストが下がってくるので、最終的に200兆円の食肉産業に革命を起こすでしょう。
ちなみに、現時点のビヨンドミートを分析する際に必要なことは、以下の5つのみです。
1.提携
2.売上高
3.財務
4.パンデミック
5.投資家の温度感
直近では慎重な見方が強いですが、キャッシュフロー面もギリギリの状態というわけではなく、中長期的な見方で投資する対象となります。
より深い内容は こちらの記事 で解説しています
ではごきげんよう。
【SLACK (WORK)】セールスフォースによるスラックへの買収交渉報道。成立の可能性大で即ロング即買いでした。
こんにちは。
今日、2020年11月26日(米国時間25日)に「セールスフォースがスラックへ買収交渉をしている」との報道がありました。
参考: BREAKING: Salesforce has recently been in talks to buy Slack Technologies, Dow Jones reports.
では簡単に解説します。
Slackといえば、チャットツールとして有名です。チャット部屋を細分化できたりと管理がしやすいことからスタートアップ系からは評判の良いツールでした。
しかし、競合のマイクロソフトのTeamsの登場で苦戦していました。
なぜなら、Teamsの方が機能とマーケティングが圧倒的に優位だったからです。
Googleで「Teams Slack」と検索をすれば比較が出てきますので、そちらも参考に。
そこで今日報道されたセールスフォース。顧客管理ツールを提供する同社にとって、Slackのチャット機能の導入は同社の価値を押し上げるため、Slackの立場からしてもこの買収提案をのむ可能性があるということです。
もしセールスフォースが買わなくても他が買うでしょう。
よって、SLACK株は短期売買目的で買いです。
ではごきげんよう!
【アリババ/NYSE(日足)】中国の内需がフィーバー中🔥コロナで海外旅行できず引きこもり急増中!中国の内需関連銘柄にはかなり期待しています。
内需といったらそう、中国のアマゾンとも呼べる「アリババ」です。
今年は国慶節と中秋節という祝日が重なっているため、8連休となります。
そこで普通は中国人なら海外旅行にみんな行くのですが、今年はパンデミックで行けません。
そんなわけで本土に人が溢れかえっているのです。
独自ソース(現地)から得た情報によると、都市部はみんな外に出たくなくなるくらい人が多いらしいです。
これはECサイトの売上に期待できます。
さらに、アリババは、ここ数週間でブロックチェーン関連の事業にも出資を始めているとのことで、その事業内容からも後にかなりの利益を得ることになるでしょう。
これについてはまたどこかでお伝えします。
香港市場ではなく、あえて今回は米株で見ています。
なぜならニューヨーク証券取引所は休場じゃないからです。この時期のアリババの価格形成は米株手動です。
直近の株価は、大型連休前に飛びついた投資家が少なからずいたことが9月30日の上昇から伺えます。
また、短期的には調整局面のチャートですが、中長期的には上昇基調となりそうです。
GAFAの株価推移及びS &P500との比較から見える未来今回はGAFAとアメリカの代表的株価指数であるS&P500を比較しつつ、今後の展開を考えていきたいと思います。
(なお、補足として日経225も加えてあります。)
注:GAFAはG(Google)、A(Apple)、F(Facebook)、A(Amazon)です。
起点は2020年のコロナ前後も考えましたが、長期的な企業成長力を判断する為、チャイナショック後の2016年を持ってきました。
世界でも優秀と言われている株価指数の代表選手S&P500が黄色です。
しかし概ねどの期間も
GAFAの下にきています。
(なお、日経225は紫色であり、ほぼ全ての期間でS&P500を下回り、現時点での上昇率も低く留まっています。)
そしてGoogle,FacebookとAmazon、Appleの差が2019年から顕著な広がりをみせ始めています
Amazonはいわゆる2019年初頭のAppleショックの影響がありつつも何度も2018年高値へアタックし、2020年4月に本格的にブレイクしました。
Appleは逆にその影響をほぼ受けず2019年中に前回高値をブレイクしています。
ここから見てとれるのは、
時代に合った潜在的ニーズの掘り起こしの上手さとイノベーションへの期待だと感じています。
AppleはiPadOS、CPUの自社開発など
Amazonは物流、AWSなど多角化に成功しており、現在もドローン配達、無人店舗など、多くの事業を進行しています。
今、世界では金融緩和政策による金余りの中、ファンダメンタルズとは解離した株価をつけている国、企業も多いですが、その中でもじわりじわりと差が起こっている気がします。
そして今後はGAFAに限らず、2極化が起こると考えています。
それは
Withコロナそして、その先まで見据えた、イノベーションを起こせるポテンシャルのある企業への投資が増えていくでしょう。第二、第三のGAFAを求めて。
まとめ
本日は長期的にも安定上昇を続けているS&P500とGAFAの対比、そしてGAFAの中でも少しずつ差が生まれているのではないかということを米国株を普段から見ている投資家の肌感覚をお話しました。
今後も米国株からは目が離せないという結論です。
ニトリに並ぶ日本が世界に誇れる企業カテーテルの技術で世界的にも強い医療機器大手。カテーテル治療で使用するアクセスデバイスでトップシェアを誇る!
9月24日にSMBC日興証券は投資評価を新規「1」でカバレッジを開始。目標株価は5000円に設定しています。
コロナの影響で不急の検査・手術が延期されており、足元は伸び悩んでいるものの、国内承認を取得したり、オランダの医療機器ベンチャーと買収したりと地固めは順調。
21年3月期の営業利益は963億円と会社予想(850億円)を上回るとみられており、22年3月期の同利益は1204憶円と最高益更新を見込み。
毎年500~600円を株価を上昇させているため、超長期的な保有も可能な銘柄。
【01953 RIMBACO】時価総額50億ドルの壁を乗り越え、A株への重複上場を目指す軌道に乗ってきたのでようやく記録できます。
香港個別株の森馬(リンバコ)です。
マレーシアを拠点とする建設請負業者で、低層加工施設や製造工場などの工場、民間病院、ホテル、ショッピングモール、高層住宅、商業・住宅複合施設などの施設、商業、住宅建築物の建築サービスの提供に注力しており、リフォーム工事、修理工事、電気工事などの小規模な付帯工事も手掛けています。
現在のPERは73.5倍、PBRは7倍と非常に高く感じるでしょう。僕が投資していたときは、PER60倍、PBR6倍くらいでした。
僕の投資手法では絶対に手を出さない割高株ですが、背景に注目し、現在保有しています。
中国は建築学科を卒業する人が多く、人気な業界です。人材もごっそり雇用されています。そればかりか、中国政府が建設業界を支援しているので、成長が継続しています。
また、昨今、米中間での対立が激化しており、米株式市場に上場する中国企業が締め出されることを中国政府や中国の民間企業は危惧しています。
そのため、中国政府は質の高い企業に重複上場することを奨励しており、投資家は中国政府を味方につけて運用を行うことができます。
リンバコは、H株のみならず中国本土(A株)への重複上場の可能性が高まってきました。しかし、現在はA株への上場基準となる時価総額50億ドルにも満たないため、今後はファンドの押上げに期待できます。多くのファンドが関わっていることは確実のためバブルは作り出されます。ファンドが撤退しないことを祈りましょう(笑)
香港のHモデルに加え、中国本土のAモデルが追加されることで資金ニーズは急速に拡大し、株式市場から投資家が得られる利益は2倍に膨れ上がります。
僕のポジションは2020年7月15日に0.98HKDでロング。しばらくは保有を続けます。
【2038 原油ダブル・ブルETN】勝ちにいく投資(再送)TradingViewのハウスルールでツイッターやソース提示のためのリンクが貼れないということで、修正して消された投稿を再送します。今後はこちらでアップデートしていきますのでよろしくお願いします。
↓消された投稿(2020年5月8日)↓
◆2020年5月8日
原油ダブル・ブルETNは東京商品取引所の原油指数の2倍の値動きをする指数が対象のETNです。ETFみたいなものです。
なぜこのタイミングで買うのか。それはテクニカル的にもファンダ的にも上昇の初動にあるからです。
そして、コロナショックや、OPECプラスが仕掛けた逆オイルショックの反動を狙うためです。
1年~2年後の世界を見通せば極めて割安だと感じました。
具体的に解説します。
僕がこの商品で取引する理由は2つ。
1.先物に対して短期的に減価されたとしても、長期的には数倍のパフォーマンスが期待できるから。
2.証券口座内で動かせるから。
TwitterのDMなどで予想される質問に事前に回答します。
Q:コンタンゴで減価されるなら先物でやればいいじゃん。
A:いちいちSQを意識する投資スタイルは僕が望む生活スタイル、投資をする上での精神状態から乖離し、幸福から遠ざかる行為なのでそのようなストレスは極力取り除きます。数週間以内の次元なら今でも先物は結構やりますよ。
Q:なんで原油なの?
A:ロシア関係の政治経済動向をよくロシア語で読んでいるため身近に感じるからです。
さて、原油価格に対してテクニカルでは底を打ったように感じます。
また急落する場合は、コロナウイルスの感染第2波がきて、第1波を超えるほどの原油市場悪化に陥ったときとき。
でも恐らく第一波を超えるものはきません。なぜなら、OPECプラスは減産方向で動いているからです。
今回の逆オイルショックはコロナだけでなくサウジが米原油業者を潰そうとしていたからです。でもさすがにこれ以上増産に踏み切ることはできません。
また、コロナウイルスがきっかけとなって、世界経済はリセッション入りしたと僕は考えています。
いくら中銀がQEを無制限に行おうともコロナの恐怖には打ち勝てません。それで実体経済は良くなりません。
でも、これだけは言えるのです。
コロナが収束し、原油の減産が行われる世界では、何事もなかったかのように人・モノの移動が再開されます。
その時、インフラを活発に機能させるためには原油は必要ですし、飛行機にも船舶にも鉱山の採掘する車にも原油は必要です。もちろん僕らの身の回りにある生活必需品にも原油は使われています。
それで今の価格(20ドル台)を維持するとはどうしても思えないのです。
僕は先物市場を常に見ています。原油は2020年の5月限でマイナス40ドルまでいきました。次の注目は6月限はそのレベルまではいきません。なぜなら在庫は着実に減っているからです。
確実に勝ちたい投資家による中長期投資の結果はどうなるでしょうか。
◆2020年5月15日
トレード中:
投資開始した200円から12円の下落ですが回復の初動にあるとみています。
直近、WTI原油の在庫は微減ではありますが、着実に減っています。
「米国石油協会 週間原油在庫」を検索して見てください。
ドバイ産プラッツ原油も在庫は減ってきており、WTIに比べやや遅めの回復でしたが、市場は常にイメージしやすい未来を織り込んでいくので、回復期に入ったと言ってもいいでしょう。
ちなみに、当ETN 原油ブル(2038)は、ドバイ産原油の先物価格を参考とされているものなので、WTI原油だけでなくドバイ産も見ていく必要があります。
「ドバイ産原油の相場はプラッツドバイ原油 相場表(TOCOM)」を検索して見てください。
背景には先日お話したように、経済活動が、各国で続々と再開されているためです。ウイルスによる死以上に、経済的に死ぬことを恐れた国家の選択です。
補足
・コンタンゴについて:
コンタンゴとは、期先が期近より高くなってしまう状態です(逆に期近が期先より高くなってしまうのをバックワーデーションといいます)。コンタンゴの場合、当銘柄を持っていると、SQの度に調整されることから減価のダメージに苦しむことになります。たしかにそうです。ただ、4月20日の原油大暴落の状況とは全然違います。コンタンゴの異常乖離状態も解消され、せいぜい1ドルちょっととかです。6月限もすでにロールオーバーしてしまった業者がいたので、それほど酷い調整にはならなそうにも感じます。また、ブル(2倍の動き)で期待収益率が高いため、他の銘柄を選ぶことは今のところ考えていません。ドバイ産原油については直近、取引量の多い9、10月限に注目しています。
引き続き観測していきます。ではまた。
◆2020年5月22日
トレード中: 先週のコメントから著しく上昇してましたが、5/21の夜(日本時間22時30分)から急落がありました。
一部、損失を回避するために先物で売りヘッジをかけました。
その時の記録は2020/05/22「 【原油先物】売りヘッジ分」
その急落について、新聞社やエコノミストなどの専門家らは、米国の指標悪化と中国の全人代が影響したと報道されていましたが、それは違うと僕は考えます。
実際は、原油は、CFD市場が先行して下げ始めました。仕掛けられたかのように。そして、CFDが急落しだした時、先物は無風でした。そこからCFDがさらに下に掘削する様子が鮮明になってきたところで初めて先物も釣られて落ちるようになり、結果、連動しました。
このところ、上昇が続いたので、そろそろ一度調整が必要なタイミングだったので、利益確定する動きと短期的なショートで急落が同時に起きたと考えています。
米国の指標が悪化したことや世界のマクロ経済が深刻であることは織り込み済みです。それに今更気づいて原油を投げる(あるいはショートする)ほど単純ではありません。
それに、足元、原油の在庫は着実に減ってきています。
世界中が旅行者を受け入れるなど制限の緩和は進み、飛行機が動き出します。あとは自動車がどれだけ再稼働するかなどに注目しています。結局は足になるものには原油・石油が必要です。
EIAの短期予測によると2021年までにWTI原油が43.31ドル、ブレント原油が47.81ドルを目指すと予測しており、ある程度の水準まで戻してからは緩やかな上昇とイメージできます。
ただ、僕はOPEC+のさらなる減産ラッシュにより、もう少し回復する可能性があると考えます。2021年中にWTIが49ドル、ブレントが53ドルと、EIAより6ドル高い水準を想定してます。
調整はありましたが、大局での見解に変更はありません。ではまた。
◆2020年5月29日
トレード中: 今週は、OPECプラスで協調減産の延長が承認されるかどうかや、原油在庫統計の悪化によって一旦売られました。
ただ、Longerの僕としては、昨日出た情報は見逃せませんでした。
それは、メキシコ湾からの米原油輸出向けのタンカーに仮予約が相次ぎ、需要が増加する兆しが見られると、海運筋の情報で明らかになりました。
詳細記します。
英BPとノルウェー・エクイノールは、来月各国に向け米産原油を出荷する予定で、過去一週間で仮押さえできる原油タンカーをすべて確保したとのこと。
他、スイス商社のトラフィグラと米オクシデンタル・ペトロリアムもアジア輸出のためタンカーを探していると海運筋から。6月荷積み予定なので、6月以降の在庫減少に期待できそうです。
また、過去2週間のタンカー運賃が安くなっており、世界中が輸出に積極的になってきている。
直近のリスクは、
・6月2週目のOPECプラスの会合で協調減産が延長されるか(ロシア次第)
・コロナ第二波
・米中関係
の3つです。
◆2020年6月4日
トレード中: この1週間弱で感じたことをアップデートします。
・OPEC+の協調減産、1ヶ月延長で合意
・原油以上に天然ガスの回復が勢いありそうなこと
・プラッツドバイ原油(当銘柄参考指数)とWTI、ブレントの細かい値動きの相関性が弱まってきていること
このニュースの中で、特に重要なアップデートは、1ヶ月延長したことですが、個別企業が増産に踏み切らないか心配しています。増産すると原油価格は均衡点から離れ、価格低下を招きます。企業が減産ではなく、増産に踏み切ろうとする理由は、株主に対する利益還元を意識するからです。
そして、サウジとロシアは、減産合意を遵守しなかった国に対して圧力を強めていますが、5月に合意を完全順守しなかった国が、今後世界の需要に対して適切な生産量になるよう減産できるかどうかで、価格は決まってくると考えています。
さらに、サウジ、クウェート、UAEは、各プロジェクトの損益分岐点まで価格を戻すため必死ですが、OPEC+の協調減産に加えて自主的に減産を継続する保証はないという関係者からの話も出てきています。
なので、ここからの原油価格は、需要に対してゆるやかに上昇していくことが考えられます。
◆2020年6月8日
トレード中: こんにちは。今週も観測結果と未来予測を続けていきます。
直近、OPECプラスの協調減産が7月まで延長合意したことにより急騰しています。
今は、どこまで織り込んでいるかを認識した上で観測しなければならない難しい局面です。
5月中、多くの投資家は、ロシアが協調減産延長を支持することを疑問視していました。そのため、OPECプラスで協調減産の合意延期が確定するまで、減産を折り込む動きは抑制されていました(それでも上昇していましたが)。
それが、実際に合意が行われたとなると、抑制されたら期待は爆発します。これが、合意の材料出尽くしで売られずに、伸び続けた理由です。チャートからも読めない需給の変化です。
後日また解説しますが、サウジの原油プロジェクトは60ドル前後が損益分岐点になっており、現在価格の40ドルでも赤字です。ロシアも脱原油依存を掲げていても、現状は相場を無視できません。ロシア経済=ルーブル=原油なんて言われてるくらいですから。その点も踏まえて、4月にツイートをしました。
今後も多角的に状況分析をしていきます。
◆2020年6月15日
トレード中: こんにちは。原油持ってますか?
ここ1週間で起きたことについて冷静に分析していきますので、今回もお付き合いいただけると嬉しいです。
今回の解説テーマ
・サウジの自主減産終了
・コロナ第二波
・株式市場との関係性
【サウジの自主減産終了】
さて、サウジが7月以降の自主的な減産をやめると宣言しました。「目的を達した」といっていますが、これはOPECプラスの強調減産とは別です。また、サウジの政府予算における均衡油価70-90ドルですがプロジェクトにおける損益分岐油価は10ドルと低くても問題はなさそうです。ところが、ロシアが低油価を許しません。ロシアのプロジェクトの損益分岐点は40ドル。今のままでは国営・民間企業共に衰退し、最悪1年ちょっとで破綻説が浮上します。そんな背景から今後も減産は意識されるでしょう。
【コロナ第二波】
ただ、とはいっても、需要がすべての鍵を握るわけで、それは多くの投資家が理解しているかと思います。コロナ第二波の懸念再発で、需要低下による原油市場にまで不安が押し寄せています。
【株式市場との関係性】
全世界の市場がコロナの影響で動いており、FRBが景気回復が遅れる可能性があると発言したことにも反応し、ダウとの相関性は比較的強めです。
これらは再び原油価格を押し下げる要因にはなっていますが、注目は第二波なので、全世界でロックダウン第二弾が行われるか、それとも、このまま突き進むかのどちらかです。人命を優先するところを、国家運営のために経済を優先させているくらいなので、経済続行なのかなとは思いますが、実際のところはわかりません。どこまで規制するかに僕は注目しています。もし、全世界でロックダウン第二弾の流れがくるなら、保有株の一部を売却するかもしれません。
僕のロングポジションですが、6/12に再び買い増しをしました。参考:遠藤タカシtwitter
このまま様子を見ます。価格は下がっていますが、190円から200円にかけて分割買いしてきたので今のところ含み益は出ています。上記リスクに懸念は示しつつもまだ調整の範囲内です。
◆2020年6月16日
トレード中: 本日、日銀がコロナ対応特別プログラムの拡大を発表しました。
そして、同時間帯にこの発表に合わせるかのように、トランプが1兆ドルのインフラ支出を発表。
ダブル緩和サプライズで株式市場は祭りに。
これが原油価格の上昇をさらに伸ばす格好になっています。
ちなみに、コロナ対応特別プログラムは、これまで拡大させてきた100兆円の枠に今回発表の10兆円分を合わせて110兆円に拡大しました。中小企業の資金繰りを改善させ、日銀は日本経済の崩壊を延命させる方向で動き出したと認識していいでしょう。これは中国人民銀行が行っていた政策に似ています。このまま続けばゾンビ企業が量産されますが、現段階ではそこまではいっていません。
さらにアメリカも同じようなことを行っています。とにかく緩和の方向で動いているので、投資家心理は冷めるどころか熱くなり、さらなる株高をイメージした動きになってきています。
原油も釣られて上昇していますが、こちらはどちらかというと実態が意識されそうです。一時的にマネー経済の恩恵を受けますが、調整という形で適正価格に収斂されると考えています。
◆2020年6月23日
トレード中: こんにちは。今週も原油市場を見ていきます。
コロナ第二波を警戒きていたものの、感染者数が増えているのにも関わらず、株価は上へ上へと推移しています。原油固有の動きというより、ダウとの連動性で推移しています。コロナの感染者数が米国で酷くなっていることから、量的金融緩和への期待で市場全体が活況です!なので、しばらくはダウを見ています。ロシアの金融政策にも目を向けています。外貨準備を使った為替介入があれば原油も底堅いと読んでいます。
ただ、原油個別で見ても決して悪くはないのです。在庫は相変わらずですが、エクソンモービルの豪州事業トップは原油需要の回復についてエネルギー業界の会合で話していたり、原油の輸出タンカーが既に稼働していたりなどなど、実はコロナ第二波の裏では経済回復の動きが進んでおり、それを実感している業界関係者と少なくありません。それに、今後協調減産は延長すると思われます。特にロシアの動向には注目しています。
上昇は時間の問題なので、今回はこの程度のレポートで終わりにします。ではでは〜
◆2020年7月16日
Twitter: 2020年7月17日午前8:54 投稿
「原油関連のポジションを半分に減らしました。」
◆2020年7月31日
Twitter: 2020年7月31日午後11:50 投稿
「原油ですが昨日と今日で全部売りました。先日半分売りましたが残りの半分も無事終了。
理由はコロナ警戒とETNの想像以上の複利による減価が割に合わなかったからです。
コロナ2波来なければ減価無視してグングン上に上がってたけど、仕方ないですね。全部合わせて35%の収益率でした。」