2/20トレードレポート〈昨日の振り返り〉
ドル円は135円まで上昇するがそこから下落して134.16水準で終えております。ユーロドルは1.06前半まで下げるが反発して1.07水準まで戻して終えております。
米国株式市場はダウ30銘柄以外は下落しております。FRBのタカ派発言や経済指標の強い結果で引き締め観測が高まっているため下落したと思います。金融引き締め観測が出てるときはナスダックが下げやすいです。ナスダックの構成銘柄はアメリカのグロース株(成長株)が多くそれらの成長株は融資を受けてるためです。金融引き締めになると融資が受けづらくなり成長株から売られていくというのが理由です。
米国債券市場は4日ぶりに上昇しております。
アメリカ市場はは18~20日まで休みと3連休になるため、そのポジション調整かもしれません
〈ファンダメンタルズ〉
アメリカのFRB高官の発言はタカ派ですが、マーケットはあまり反応してないです。今マーケットは経済指標の結果を重視してるのだろうと思います
〈今日の重要な経済指標〉
2/20は特に注目の経済指標はないのですが、2/21はイギリス・フランス・EUのPMIが発表されます。PMIは卸売物価指数ですが、CPIの先行指標になりますので注目です
〈テクニカル分析〉
ドル円が135円まで上昇しましたが下落しております。このまま下落して132円を割るのか、135円を上抜けしていくか注目です。
〈今日のトレード戦略〉
20日はアメリカが祝日になるためアメリカ市場は休みとなります。そのため21時当たりからはマーケットは閑散としてくると思いますのでこの日はトレードしてもメリットがないかもしれないです。
2月も重要な経済指標が終えたので、3月までは閑散とすると思います。
日銀のYCC撤廃が23年前半で行われるという予想が多く出ております。日銀がYCCを撤廃してもまだマイナス金利の状態ですし、そこから利上げをしても0.25%の利上げを1~2回行うのが限界ではないかと私個人的には思います。もし日銀が政策金利を1~2%もしくは3%まで利上げしたとなれば、かなりの円高トレンドが生まれると思います。その時にアメリカの利下げ観測が出た場合はドル円が100円割れもあるかもしれません。それはあくまでもテールリスク(起こる可能性は低いが起こったらかなりのリスク)と考えております。個人的はおそらく年内でYCC撤廃をして、その時は円高トレンドが生まれると思いますが、日銀の利上げを行っても0.25%利上げを1~2回行うだけと思っており、それが海外勢に見抜かれた途端また円安トレンドに戻るというのがメインシナリオで考えております