USSP500CFDのトレードアイデア
全セクタープラス。一般消費財・素材が強い週【セクター1週間の値動き】先週と打って変わってセクターがプラスパフォーマンスでした。
素材の反発上昇が強い。
テックはSPより弱い値動き。
ディフェンシブセクターはヘルスケアは強かったが、生活必需品は相対的に弱い結果。
原油の下落によりエネルギーセクターは弱い動きだが、後半にかけて反発。
【1. プラス】
XLY(一般消費財)+5.65%
XLB(素材)+4.97%
XLV(ヘルスケア)+4.38%
XLRE(不動産)+4.18%
XLU(公益)+3.71%
↑
★SPX(S&P500)+3.65%
↓
【2. プラス・SPよりは下】
XLI(資本財)+3.37%
XLK(テック)+3.28%
XLC(通信)+3.25%
XLP(生活必需品)+1.84%
XLE(エネルギー)+0.64%
【3. マイナス】
なし
米国経済 過去比較最近は米国がリセッションするかどうかという記事が盛んに投稿されているのをよく見る。
その中でインフレが一瞬下がったからとか、失業率が高くないからとか、という理由でリセッションはしないという主張も見かける。
もちろん実際のところは神のみぞ知るわけで今はただ意見を言い合っている状態にすぎない。
両主張がもみ合っている時こそ実際に過去を振り返ってみて、改めて「どうなるか分からないからどっちに転んでも大丈夫なよう」に構えておこう。
最上段にS&P500にNBER発表の正式なリセッションをまとめている。2022/09/07現在はGDPで定義したテクニカルリセッションこそしたものの正式にはまだという段階である。
2段目にはSP500の前年比を表示している。肌感的には既にだいぶ落ちたなと思っていたが、まだレッドゾーン(-10% ~ -20%)に入ったかどうかという程度で、過去の大暴落と比べるとまだまだらしい。
このレッドゾーン(RZ)に接したあたりで、かつ過去にリセッション認定されている箇所に縦線を引いている。
過去の実績を見ると
①RZ入りしなくてもリセッション入り
②リセッション発表後にRZ入り
③RZ入りしてから追ってリセッション入り
④RZ入りしてもリセッション認定なし
というケースが存在するらしい。
④というケースも存在する限り、今回も正式なリセッションになるかどうかはわからない。だが実際に我々が気にするのはリセッションになるかどうかではなく株価自体がどうなるかであるため、リセッション入りするかどうかは正直どうでも良いのかもしれない。
3段目のグラフには失業率の発表値およびその前年比をまとめている。過去を振り返るとRZに抵触した時点で失業率が前年比越えしているケースが多かったようである。
一方で米国で完全雇用と言われている5%(by四季報) を基準に見ると、RZ入りした時点でも完全雇用状態になっていたことがそれなりにあった模様。
※完全雇用の定義は私の理解では「クビはNGで、自発的ニート(自ら望んだ退職)はOK」という状態で、後者がいるため0%とは定義されない。またここでは5%を基準としたが、実際には国や機関によって幅があるらしい。
また面白いのは、私がかねてよりベンチマークとしている第一次オイルショック時は、RZ抵触時点でも失業率が前年比を下回っていたことである。この時はまもなく失業率が上昇し、すぐにリセッション入りしている。
この失業率の状況は220907現在も同様で、前年比のグラフも直近ではかなりの勢いで±0%に近づいているので、この勢いで失業率が急上昇する可能性も十分あるだろう。
以上から失業率が「現状」高くないからリセッションしないだろう=新たな底値はつけないだろう、というのはただの希望的観測だというのが分かる。また今後の暴落の有無を予想するにあたり完全雇用という言葉は全く機能せず、表示している範囲内では多くの箇所で、ひとたび失業率が急増したらあっという間に株価も暴落しているので注意したい。
4段目には政策金利、インフレ率のチャート、および金利上昇時のみの金利の変化率(前回の利上げ時からの比)をヒストグラムで示している。
特に今年に入ってからは、平時の0.25%利上げから0.5%, 0.75%利上げが普通になってきているので、50bp(ベーシスポイント。100bp=1%)以上を紫にして見やすくしている。
右の縦軸が前回比を示しており、数十年ぶりに50bpを超えだしたことが見て取れる。
なおこれまで私の過去の投稿でオイルショック時は金利が異常に高かったことを示していたが、その変化率(前回比)は見たことがなかった。
変化率を見ると第一次OS時は100bp~200bp、第二次OS時は最大300bp超の利上げが実施されていたことが分かる。
ちなみに最近よく名前を目にするボルカー元FRB議長は1979年から第二次OSあたりで果敢な利上げを行った方で、最近そのインフレ退治の功績が再び注目されているらしい。この方については先日のジャクソンホールでもパウエル議長が言及していた。
もし今後インフレが再び上昇し始めたら、今回も一時期うわさされたように1%越えの利上げが起こるかもしれない。しかし過去にはボルカー元議長がそれ以上のペースの利上げがあったことを知っておけば動揺する必要はない。ただし市場は同様するだろうから、落ち着いて傍観していればいい。
3段目の失業率と4段目の金利の推移を比べてみるのも面白い。
基本的に株価の暴落は好転しすぎた景気や物価を正常に戻すために金利を上げて、ある程度引き締められたときに起こる。
金利が集中的に上げられているところに丸を付けてみた。これを見ると黒〇の箇所からおよそ2年以内に失業率が上昇していることが分かる。
※コロナのとこは明らかに偶然(だと信じたい)ので丸を省略。
一方で1984年と1994年の2か所の青〇部分はだけは、金利を上げてはいるものの失業率は増えていない。
この理由を自分なりに考察してみた。
最近は金利の上昇があたかも悪いことのように捉えられているが、本来は実際の経済の体力に応じて程よく利上げされるのは適度なインフレと共存するために良いことのはずである。そのためこの当時に消費マインドが高ければ、これらの金利上昇は景気上昇と共存できていたためと言えるのではと考え、最下段に消費者信頼感指数を表示してみた。
全体を見るとおおよそ75をセンターとして50~100程度の値となっている。これを見るに予想通り青〇の2か所あたりでは90~100程度と消費者マインドが高く、利上げの痛みがあってもその分ものが売れていたことがうかがえる。
一方で現在はどうだろう。なんと過去50年で最低値を記録しているではないか。コロナも続いているためか、第2次OS時の最低値を僅かながら更新してしまったようだ。
消費マインドが大きく落ち込んだ箇所では例外なく失業率が上昇しているのも見て取れる。物が売れないので当然ではある。
もちろん絶対ではないが、またすぐにではないが、追って失業率が上昇する確率は高いと言えそうだ。
まとめると「リセッションするかどうかは分からない(というかどうでもよい)が、今後失業率が上がって株価の暴落がいっそう加速する可能性は十分ある」である。
大事なのはいかなる時もパニックにならないことで、6月の底値が大底だろうと楽観で決めつけず、上がっても下がってもどちらも想定内だという余裕をもって今後の相場を楽しみたい。
SP500 反発の動きSP500の動きを見ていきます。
左が週足、右が日足です。
今週も、週足にしています。
前回9/3に書いていたのは、
---抜粋ここから-----------------------------------------------
反発の動きが出てくるのかどうか。
更に下げて、3721を目指す展開となるのか。
まずは、金曜の陰線の高値、このあたりが75日線になるので
ここを超えてくるかどうかに注目していきます。
---抜粋ここまで-----------------------------------------------
安値は、3883で止まって反発の動きが出てきました。
75日線を上回り、上昇波動になっています。
日足のトレンド判断としては
高値切り上げ、安値切り上げの上昇トレンド継続です。
3721から4325までの上昇の後の下げが3883までと
61.8%よりも下げたので、上昇後の押し目としては大きめです。
したがって、ここから高値4325を超えてくるというのは
結構大変です。
可能性としては、上を目指すとしても
一気に4325を超えるのではなく、途中で止まって
高値切り下げとなった後、その後の下げが大きくならずに
そこから上を目指すという動きが考えられます。
上昇が大きくならずに、高値切り下げとなった後
下げの動きが出てくると、また3883を目指す展開も考えられます。
どちらにしても、まずは上昇の動きがどれくらいになるのかを見ていくことになります。
それを踏まえて
来週は
上昇の動きがどこまで続くのか。
4200辺りまでさらっと上昇できれば強い動きとなり、4325まで上昇を目指せる可能性が高まります。
逆に、上昇に時間がかかる、もしくは下げてしまうようだと
4325を目指すのは、厳しくなり、もみ合いになる可能性があります。
この辺りを見ていきます。
以上です。
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9/8 短期マーケット目線 S&Pの見通し 気迷い 目線は柔軟姿勢9/8 短期マーケット目線
TLT 債券価格 上目線 反発ショートカバー 上昇リズム3-5本 今1本
DXY ドルインデックス 下目線 調整下落 下落リズム2-3本 今2本 ドル高再開イメージ
米国主要3指数 中立 やや買い目 出来高次第
ドル円 上目線
クロス円 中立 調整 調整リズム3--4本 今1本目、下落調整に警戒
ドルストレート 中立 ECB後 下目線 戻り売り目
ゴールド 上目線 調整3本リズム 調整中
原油 下目線 調整4-5本 今1本
ビットコイン 上目線 調整反発
S&Pの見通し
中立 ブレイク次第
上値 4069 ブレイク 上目線
下値 3904 ブレイク 下目線
調整リズムが2-3本 今1本
週明けには見通しが立つ予想です。
気迷い
昨日と同様に、達成感から、調整展開の銘柄が多いです。
TLTの反発からリスクオン判断となり、株高の展開
DXYも高値更新から、ドル調整安の展開となり、商品高、ビットコイン高
マーケットは気迷いです。
マーケット構図はTLT高 株高 ドル安 商品高 ビットコイン高
現在の展開は短期的な構図と見ており、今夜のECBのスタンスを見て、セルザファクトとなり、地合いが戻る想定です。
ただし、9月は天底の季節要因もあり、出来高の減少もあり、市場変化から、模様眺めが強まるシナリオもあります。
市場展開が、EU時間から、NY時間へとプレイヤーが代わるときに、大きく反転する傾向が強く、
市場が新たな展開のために、テストしている可能性もあります。
そのため、目線は柔軟姿勢、ポジションも軽めで対応してゆきます。
全セクターマイナス。ディフェンシブが相対的に良い【セクター1週間の値動き】全セクターがマイナスパフォーマンスでした。
相対的には公益・ヘルスケア・生活必需品とディフェンシブ・セクターがパフォーマンス良かったです。
原油の下落でエネルギーは大きく下落したが、2日米国時間から反発して引け。
ISM製造業の発表があった1日は、テックと素材も下げが他より大きく不調。
【1. プラス】
なし
【2. マイナス・SPよりは上】
XLU(公益)-1.44%
XLV(ヘルスケア)-1.80%
XLC(通信)-2.34%
XLP(生活必需品)-2.42%
XLY(一般消費財)-2.55%
↑
★SPX(S&P500)-3.29%
↓
【3. マイナス・SPよりは下】
XLE(エネルギー)-3.34%
XLI(資本財)-3.50%
XLRE(不動産)-3.93%
XLB(素材)-4.84%
XLK(テック)-4.98%
SP500 下げが続き75日線を割り込む動きSP500の動きを見ていきます。
左が週足、右が日足です。
今週も、週足にしています。
前回8/27に書いていたのは、
---抜粋ここから-----------------------------------------------
来週は
下げの勢いがあるので、簡単に反発上昇というのは難しいでしょうから
ここからの下げ方に注目していきます。
4000辺りで、一旦下げ渋るのか。
一気に割り込んでしまうのか。
その後の反発は?
その辺りに注目していきます。
---抜粋ここまで-----------------------------------------------
やはり、簡単には反発出来ないチャートで
下げてきました。
週足は、3連続陰線で3902まで。
75日線では、支持されず。
ただ、日足を見ると、3721からの上昇があるので
まだ弱いというわけではありません。
反発することができれば、上を目指せます。
3721まで下げてしまうと、弱い動きですので
それまでに上昇しておきたい所です。
それを踏まえて
来週は
反発の動きが出てくるのかどうか。
更に下げて、3721を目指す展開となるのか。
まずは、金曜の陰線の高値、このあたりが75日線になるので
ここを超えてくるかどうかに注目していきます。
以上です。
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プラス圏のセクターはエネルギーのみ【セクター1週間の値動き】金曜のジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言をきっかけに大きく下落。
エネルギーは+4%台だが、エネルギー以外はすべてマイナス着地。
とはいえ、金曜以前も一時的にプラス圏にいたのは素材・資本財のみ。
【1. プラス】
XLE(エネルギー)+4.20%
【2. マイナス・SPよりは上】
XLB(素材)-1.28%
XLU(公益)-2.55%
XLP(生活必需品)-3.22%
XLI(資本財)-3.39%
XLRE(不動産)-3.74%
↑
★SPX(S&P500)-4.04%
↓
【3. マイナス】
XLV(ヘルスケア)-4.21%
XLC(通信)-4.42%
XLY(一般消費財)-4.67%
XLK(テック)-5.58%
【ヘッジ売り】VOOとSP500のCFD年金代わりに長期的に、SP500ETFの「VOO」及び「SPDR」を毎年一定額買っていくことで、
20~30年にわたって、「VOO」に値幅、「SPDR」に配当金を期待している。
それで複利運用していば、老後の金問題を解決すると考えている。
本題に戻るが、ジャクソンホールでのパウエル議長の講演で、「金融政策の引き締め」を再び意識させるムードになった。
それまで、23年利下げ懸念だったのに比べて、大きなショックだと思うので、ヘッジしようと思うわけだ。
もともと、米国株価指数ETFは長期投資のため、基本的に手仕舞わないで、CFDでヘッジする戦術をおもっている
金曜日に売り損ねったが、週明け様子見しつつ、ヘッジしたいと考えている。
SP500 下げが加速SP500の動きを見ていきます。
左が週足、右が日足です。
今週も、週足にしています。
前回8/20に書いていたのは、
---抜粋ここから-----------------------------------------------
来週は
日足が上昇が長かったので、そろそろ下落波動に向けて
下げが拡大してくる可能性があります。
仮に下げたとしても、急落にならずにじわじわと下げて
4000ぐらいで支持されれば、その後の再上昇が見込めます。
その辺りに注目していきます。
---抜粋ここまで-----------------------------------------------
金曜の下げが大きくなり、週足は大きめの陰線。
先週書いていたように、下げが拡大してきました。
上昇が続いていたので、まだチャートは崩れていませんが
金曜の下げが大きいだけに、更に下げてくる可能性が高まっています。
4000辺りに日足の75MAがあるので、ここで止まれば
まだ上を目指せますが、簡単には止まれないかもしれませんね。
反発の動きが出来なくても、とりあえず
下げ渋ることが出来るかどうか。
4時間足もみておきます。
左が4時間足です。
4107まで下げて、直近安値を割り込んだ後
戻しましたが、75MAで止められて一気に下落。
4時間足は下降トレンドになって弱いチャートになりました。
それを踏まえて
来週は
下げの勢いがあるので、簡単に反発上昇というのは難しいでしょうから
ここからの下げ方に注目していきます。
4000辺りで、一旦下げ渋るのか。
一気に割り込んでしまうのか。
その後の反発は?
その辺りに注目していきます。
以上です。
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生活必需品・エネルギー・公益が続伸、SQで流れ変化【セクター1週間の値動き】生活必需品が続伸。
エネルギーが序盤下がるが、中盤から大きく上昇。
逆に一般消費財や素材が中盤以降、不調に。
金曜のSQでセクターに大きく変化の可能性がある値動きでした。
一般消費財・素材のほかテック・通信も下げ幅が大きめ。
【1. プラス】
XLP(生活必需品)+1.91%
XLE(エネルギー)+1.31%
XLU(公益)+1.28%
【2. マイナス・SPよりは上】
XLV(ヘルスケア)-0.52%
XLI(資本財)-0.96%
↑
★SPX(S&P500)-1.21%
↓
【3. マイナス】
XLY(一般消費財)-1.40%
XLK(テック)-1.64%
XLRE(不動産)-1.89%
XLB(素材)-2.43%
XLC(通信)-3.11%
S&P500は久しぶりの下げ、今週も様子見か先週のS&P500の動きは、週前半は上昇したものの、8/16に200MAに頭を抑えられ下落に転じました。先週、200MAがポイントになりそうと書きましたが、その通りの結果となりました。
個人的には200MAを超えてからの下落になるのではないかと考えていましたが、ショートカバー中心で上昇ペースが早かったため、そこまで力がなかったのかもしれません。
金曜の出来高が増加、MACDはデッドクロス
出来高を見てみると、一週間を通してあまり多くない状況でした。ヘッジファンドや機関投資家の夏休み等も影響してそうです。
金曜日の出来高は8/11以来の多さとなっており、下落圧力のほうが強いことを示しています。
MACD(ファスト期間8、スロー期間18、シグナル6で設定しています。)はデッドクロスしており、今後下落が続く可能性が高くなっています。
一方で、MACDがデッドクロスしても株価が上昇し続けるダイバージェンスが発生する可能性もあり、買いも売りも判断しにくい相場と感じています。
短期的には4,156ポイントで反発できるか
先週も書いた通り、4,156ポイントは過去のレジスタンス及びサポートがあったラインとなるため、そこで反発できるか今週注目です。
21MAも同じ水準に来ており、短期的にはサポートとして意識されそうです。
ジャクソンホール会議で雰囲気変わるか
今週は8/26にジャクソンホール会議があり、FRB議長のパウエル氏が公演を行う予定となっています。今後の経済見通しに関する講演であるため毎年注目されていますが、
個人的にはジャクソンホール会議が終わり株価がどう反応するかを待ちたいと考えています。
先日公開された7月のFOMC議事要旨が発表され、「ある時点で政策金利の引き上げペースを緩めることが適切」との文言から
市場ではそこまで利上げされないのではと判断するくらい神経質な状況となっているため、
パウエル議長のちょっとした発言でも大きく動く可能性は十分に考慮したほうが良さそうです。
SP500 週足75MAタッチで下げになってくるかSP500の動きを見ていきます。
左が週足、右が日足です。
今週は、週足にしています。
前回8/14に書いていたのは、
---抜粋ここから-----------------------------------------------
上昇が続くのかどうか。
調整の動きになるのか。
上昇が続いた後で、そろそろ調整の動きになってきてもおかしくありません。
ただ仮に、少々調整の動きが出ても、ここまで上昇の動きがしっかりと出た後なので
急落でなければ、調整終了後再上昇が見込めます。
---抜粋ここまで-----------------------------------------------
4325まで上昇した後、少し下げてきています。
下げてきているとはいえ、ここまでしっかりと上昇してきて
上昇トレンドです。
一方、週足を見ると
下降トレンドで、75MAの下からタッチ。
今の上昇は戻しの動きであり、75MAタッチで、
再度下げてくる可能性があります。
上に抜けてくるのか、ここで止められて下げてしまうのか。
もしくは、下げたとしても3636のボトムまでは下げずに
再上昇となるのか。
週足なので、長めの期間になりますが
注目していくことになります。
それを踏まえて
来週は
日足が上昇が長かったので、そろそろ下落波動に向けて
下げが拡大してくる可能性があります。
仮に下げたとしても、急落にならずにじわじわと下げて
4000ぐらいで支持されれば、その後の再上昇が見込めます。
その辺りに注目していきます。
以上です。
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【米国株】半値戻しは強気のサイン? SP500の弱気相場における半値戻し50年の傾向7月の米国CPIが発表されました。
結果は予想を下回ったものの、以前インフレは歴史的に非常に高い水準にあります。
一方の市場関係者の見方はというと、インフレはもうピークを打ったとの見方や、利上げのピークはまだと見方が分かれているようです。
株価の反応に目を向けると、7月のCPI発表当日のS&P500が日足の戻り高値を終値ベースでブレイクするという強気な形で終了。
さらにその翌々日には年初からの下落の半値戻しラインを、同じく日足の終値ベースでブレイクしています。(下記チャート)
※週足終値でも同様
SP500日足、直近の動き
今回は、この半値戻しという点に焦点を当て、S&P500が弱気相場で半値戻しをした後に再び安値更新することはあるのかどうかを、過去50年のデータを遡って調べてみた結果をシェアしたいと思います。
非常に面白い結果となったので、特に中長期投資を考えている方の今後の戦略立案の参考になるのではと思います。
SP500月足
以下のチャートはSP500の月足です。
下段は直近最高値からの下落率を示しており、青の破線を下回った部分が弱気相場です。
(インジケーターは投稿下にリンクしていますので適宜参照ください。)
今回は1970年代の第1次オイルショックまで遡り、弱気相場で半値戻し(50%)水準を”日足の終値ベースでブレイク”した後に、さらに安値更新するケースがあるのかどうかを調べています。
弱気相場は合計12回ありましたので以下に結果を記します。(弱気相場の年代、半値戻し後に安値更新したかどうか)
1.1970年、安値更新なし
左が月足、右が当時の日足です。日足の終値で50%戻し水準をブレイク。その後は月足を見るとわかる通り安値更新は起きていません。
2.1974年、安値更新なし
3.1978年、安値更新なし
4.1980年、安値更新なし
5.1981年、安値更新あり
6.1982年、安値更新なし
7.1987年、安値更新なし
8.1998年、安値更新なし
9.2001年、安値更新なし
10.2008年、安値更新なし
11.2011年、安値更新なし
12.2020年、安値更新なし
以上、結果を見てわかる通り終値ベースで半値水準をブレイクした後に、直近の最安値(Lower Low)をさらに更新するケースは1981年の1件だけでした。
半値水準を日足の終値でブレイクできるかどうかは、その後のSP500の相場推移の分水嶺といっても良いでしょう。
このことから言えるのは、日足終値ベースで半値以上戻してからの下落場面は、統計的に見ると強気ポジションを構築していくことを積極的に考えても良い場面と捉えられる、ということです。
皆さんはこの結果をどう捉えますか?
ダウやナスダックではどうなのか?欧州株やその他指数でも調べてみると新しい発見があるかもしれません。
今回の投稿は下値側に関する傾向ですが、高値側、つまり最高値更新について過去の傾向を調べた以下の投稿も合わせて参考にしてみてください。
【米国株】過去の米国リセッション局面で株価はどう動いたのか?
SP500とNASDAQ100の違い①トリガーの位置
②反転の位置
NQはボラが大きい分シグナルが出るのが早い。
前回の記事を書いている際にふと疑問になったことがある。
私は普段 NASDAQ 100のチャートを追っているのだが、TradingViewで記事を書く時だけ過去のチャートを見るためにSP500を参照している。
その際普段見ているNQでは最近上値の抵抗線をブレイクアウトしていたが、SP500ではまだ抵抗線の下だった。
そこで素朴な疑問として両者はどの程度違うのか気になったので調べてみた。
知っている人からすると今更な内容であろう。
まず最上段のチャートから分かるように、両者の山の位置はほぼ一致している。これは言わずもがなである。
続いてもちろん金額もそれぞれ4000pt、14000pt程度と大きく異なる。
両者ともGAFAMなどのトップ企業を含むため上位銘柄はおおよそ一致するものの、以下のようにその他含めた構成比率が全然異なるためである。
|SP500 NQ
セクター |(500銘柄) (100銘柄)
---------------------------------------------------------------------------------
情報技術 |27% 48%
ヘルスケア |13% 6%
一般消費財・サービス |12% 18%
金融 |11% 0
コミュニケーションサービス |11% 19%
資本財・サービス |8% 2%
生活必需品 |6% 5%
エネルギー |3% 0
素材 |3% 0
公益事業 |3% 1%
不動産 |2% 0
(※2021年2月のデータ)
次にこれらをトレードの指標にする際に生じる違いを確認した。
この確認については誰もが最低限使っているであろう「トレンドライン」で比較した。
ここでトレンドラインの引き方は当然人によって差があるため、極力客観的に比較するために"Trendlines 2x +"という有名なインジケータを使用した。
これを使って2,3段目に表示したSP500およびNQに自動でトレンドライン、抵抗線、売買シグナルを表示している。
※この手のインジケータを使うと線が多くなりすぎて見にくくなるのはご了承いただきたい。両者とも同設定で少しだけ見やすくしている。
これを表示するとそれぞれ売買シグナルが点灯するのは全く異なる位置になることが分かる。
一般にNQの方が情報技術セクターメインなゆえにボラが大きく、シグナルが点灯しやすくなる。
NQの最高値はよく見るとSP500より1か月前くらいのところが最高値だったようである。
これによりSP500と違ってNQでは年明け前から売りシグナルを連発していた。
一方で総合的にみて、SP500より無駄に買いシグナルも発行しており、見返してみるとダマしだったということも多いのが分かる。
これにより直近のチャートでもSP500が抵抗線に差し掛かろうとしているタイミングにもかかわらず、NQは既に買いシグナルである。
両者の売買シグナルがだいたい一致しているところだけ手で垂直線を入れてみたが、両者が一致するのはおよそ3割程度のようだ。
両者の特性の違いを生かすとすると、一例としてNQはトレンドに沿った方向の売買の手じまいには先行指標になるので参考にしつつ、
逆にトレンドに沿った方向の買い増し(or売り増し)のシグナルは遅行指標となるSP500も見て警戒しながら判断するのが良いかもしれない。
米国株式市場:トレンド転換につながるか?200日移動平均線まで到達!米国市場は3日続伸しています。
昨日にS&P500はちょうど200日移動平均線(白線)まで到達しました。
米国マーケットでは50日移動平均線と200日移動平均線が投資家から意識されています。
今週にここを上抜けてトレンド転換に近づいていくのでしょうか?
50日MA(赤)100日MA(青)はまだ200日移動平均線の下にいますから、まだ本格的な上昇トレンドにはなっていません。
黄色の水平線は過去に何度も意識されてきた価格帯です。
今日の米国マーケットで200日移動平均線を抜けてくるかをまずは確認です。
抜けてくれば4,500ドルが視野に入ってきやすいので今後も引き続き米国市場を見ていきたいと思います。
米国株の現状分析 (220814現在)ここ数日の米国株はようやく息を吹き返したかのような急激な上昇を見せている。
今年に入ってからの上昇としては最大の伸びを見せているので、本格的に上昇気流に乗ったと判断して積極果敢に買い向かい始めた人も大勢いるだろう。
(いや、いるだろうではなく実際にいるから上昇しているわけであるが。)
さて、ちょうど買い向かう人が増えているこのタイミングで相場の現状を整理しておこう。
本稿では以下の視点で分析する。
・過去との比較
・ファンダメンタルおよびテクニカルで見た現状
結論としては「今すぐは買わない方が良い」である。
■過去の代表的な大暴落との比較
まず初めに過去のチャートとの類似性を確認しよう。
1段目のグラフで以下の代表的なチャートを重ねている。
・1973年 第一次オイルショック
・2000年 ドットコムバブル崩壊
・2008年 リーマンショック
・1991年 日本バブル崩壊 (おまけ)
これらの大暴落直前の最高値が2022年の年初の最高値と重なるようにオフセットおよび倍率調整をかけている。
※本来はこれらのピークの絶対値は異なるが、ログスケールのため何倍してもチャートは平行移動し、その傾きは維持される。
これらを見ると、グレーの日本バブルを除く3本の同時期の価格と比較しても、特段回復したとは言えないことが分かる。実際楕円で囲んだ部分には青線と赤線があり、もう少し高いところから下落が再開している。つまるところまだ過去の暴落の範囲内なのである。
なお歴代の暴落たちは最高値から1.4年~2.6年の間にそれぞれ48% or 57%の下落をして底を打っている。そして5.5~7.5年の月日を経て最高値まで回復している。
※日本バブル崩壊の2.6年後の底だけ大底ではなく1番底としている。日経225だけはバブル崩壊からずっと最高値まで回復できず13年後にようやく大底を迎えたためである(酷すぎる)。ただし2031年あたりのグレー線および赤線に矢印で示しているように、最高値から10年以内に再び危機やショックが起こって上がるに上がれない状況になったというのは今後もあり得るので教訓にしたい。
■ファンダメンタルから見た現状
既にさんざん色々な方々の記事で言われ尽くされているとおり、2段目のグラフより逆イールドに突入し、リセッション懸念が騒がれている真っ只中である。グラフより逆イールドはリーマンショック以来であり、大暴落の1年前くらいにシグナルを発していることが分かる。
インフレ率は図示していないが、直近のニュースでは原油価格も減少し、インフレ率も前回より下がったため「ピークアウトしたか?」などと言われ始めている。ただしこれはまだ短期的に調整が入った程度の改善で、長期での改善はまだはっきりしていない。また確かに原油価格は下がっているものの天然ガスは上がっている。もしロシアが天然ガスの供給を制限し始めたら代替として再び原油価格が上がることもあり得るので油断はできない。
3段目には企業収益の前回比(3ヵ月比)を載せている。※TradingViewではUSCPRと入れると出てくるが、代表的な経済指標ではない模様。
これを見るに、前例として2008年のリーマンショック時は、逆イールドになったあたりから収益の減少がみられ、株価(1段目黒線)の減少とともに収益減少が継続し、1年ほどたってから大暴落するという流れをたどっていたことが分かる。その他の箇所でも株価がある程度下落した箇所の前後では収益の減少が起こっていることが確認できる。今のところ向こう一年は金利が下がらないことが見込まれているため、企業収益も回復しない可能性があり、次回10月の決算シーズンで悪いニュースが出始めるかもしれないため注視したい。ただ今年は11月に中間選挙を控えているため、あらゆるネガティブニュースの発表はそれ以降まで出し惜しみされる可能性もある。
■テクニカルから見た現状
6月中旬ごろから反発して、現在の価格は直近底値からちょうど半値戻しぐらいのところまで来たところである。第一関門であった抵抗線①をブレイクアウトしたかどうかと言った状態になっているのが分かる。これだけだとそのまま上がって行くようにも見える。しかしよく見ると数年前から続く抵抗線②にもぶつかっているのが分かる。2015年からこの線で何度も反発しており、強く意識されている線だというのが分かる。したがって今回もこの線が再び意識されるだろう。仮にここで反落すると次の下落で意識されるのは③の支持線となる。①の抵抗線に沿って下落が再開するとすると③の支持線にぶつかるのはちょうど直近の底値の3700ptあたりとなる。
一方で、もしこのまま抵抗線①②を突破し続けるとどうなるだろうか?次に意識されるのは第二関門の4550ptあたりとなる。過去の大暴落たちもこの辺りをうろついて結局下落しているので、ここを超えられるかが見ものである。もしこれをも超えたら相当な買い圧力であると言える。そのため第三関門である年初高値で、当時そこで買っていた人たちの含み損が0となり、安堵の売りが入るため一瞬反発するが、強い買い圧力によって一瞬で超えるだろう。
後半は楽観的なIFストーリーを並べてみたが、ひとまず目先は抵抗線②および第二関門が突破できるかを見守りたい。少なくとも抵抗線②の突破が見込めるまでは、テクニカル的には今すぐに暴落が再開してもおかしくない状態にあるため今すぐの買いエントリーはおすすめできない。「直近ではネガティブなニュースがないけど今下がることなんてあり得るの?」と思うかもしれないが、理由は簡単で、6月中旬ごろに買い向かった人が利確の売り(実際に私もいくつかの銘柄をその付近で仕込み、すでに+30%~+90%まで上昇している)、もしくは下落中盤で買った人の含み損が解消して安堵の売りを入れるためである。
以上さまざまな観点から考察したが、総合的に見て直近の上昇はまだ回復の兆しというには時期尚早だというのが結論である。また買うならもう少し前に買っておくべきであり、ちょうど今はまたいつ反落してもおかしくないポイントまで上昇してしまったため、またいったん買いを控えるのが吉である。