今回はXAU/USDと表示されることも多いゴールド(金)の価格を分析したいと思います。 といっても分析するのは8月に絞って行います。 なぜ8月か? それは8月が投資の世界では”夏枯れ相場”と言われ、国内外のトレーダーが休みを取る為、 ・流動性が低くなる ・大量注文が入ると価格が大きく動く 可能性があると言われているからです。 では週足で検証してみましょう。その年の8月を青の四角で色を塗ってみました。 (ここでは敢えてATRやADXなどのボラティリティやトレンドの有無を測るインジケーターを入れず、その時々の値動きを検討してみたいと思います。) 年ごとの8月相場の特徴...
今回はBTCUSD(ドル建てビットコイン価格)について分析をしていきます。 NFTやDeFiが形作られるにつれて世の中は所謂、Web3.0へ移行しています。 その中でブロックチェーン技術は主要な役割をになっています。 その中で最も注目を浴びるのはメインで使用されるETHかもしれませんが、 暗号資産で最初に華やかに登場し、今後も一定の(取引)需要は見込まれるBTCの行く末を予測することは一定の意味があると考えています。 以上の考えがベースにあって、BTC価格を考えていきたいと思います。 まず大きな流れから羅列すると ①2018年末に向けてBTC取引が大きく普及した時代 ②低迷の時代 ③2021年のバブルの時代 ④ヘッドアンドショルダーズのネックラインを割り込んだ下落トレンド途中の時代 と切り分けられます。 現在は④にい...
日足は131円台の高値をつけてから押しが入り、数日前からまた上昇を始めています。 一方、1時間足ですが、上昇トレンド途中の三角保合いを上抜けしました。 では1h足で狙うのにどこがターゲットになるのか?を考えてみました。 まずは直近高値の131.350円です。 ここも上抜けしていくと、目先の目標と考えられるのが一目均衡表のV計算値です。 具体的には 押しの分だけ高値に足し合わせた値を目標値にする考えです。 ここでV計算値を考えると押しは約5円なので、131.350円+5円=136.350円が一先ずの目安となり得るかなと思います。 目安の目標値についてはいろいろな考え方がありますので、自分にフィットした利食い幅を見つけるのも大事だと感じます。 それでは本日は以上です。 ご覧頂きありがとうございました!
金融政策には ・量的政策(国債を買い取り、市場に資金を流す、もしくは国債を売却し、資金を吸収する) ・質的政策(政策金利を下げること、もしくは上げること) の2種類があります。 アメリカは特にコロナショック後 質的、量的にも大規模な金融緩和政策を行ってきました。 つまり政策金利を下げ、国債を買い取ってきました。 その結果、FRBのバランスシート(B/S)はコロナ前には約4兆ドルだったものが、現在は約9兆ドルまで膨れ上がっています。 膨れ上がったB/Sを少しずつ縮小させていくことになりますが、これをQT(Quantitative...
本日はユーロドルを分析していきます。 大きな流れとしてはEAMは売りのパーフェクトオーダーが成立しています。 では問題となってくるのが、 ①その下げトレンドが続くのか? ②続くならどこまでか? という2点です。 2021年からの相場はダブルトップを形成してから大きく下降相場に転じました。 それが現在も継続しているというのが私の見解です。 そして一つの節目として見ていたのが2020LowLineです。しかし、このラインもあっさりクリアして下落。現在はこのラインがサポートラインからレジスタンスラインに変わるかを試しにいっている段階です。 ① とするならまだ目線は下げです。 次にターゲットになるのは2017LoLineとなりますが、2020LowLine付近から2017LowLineとの間では、2016年末から2017年3月...
今回は少し大きな視点からドル円相場を見ていきたいと思います。 表示しているのは1990年代からの週足です。 1995年から1998年までは3年かけて80円から147円と実に68円も上昇したこともありました。 ただ、近年は日米ともに金融緩和をおこなってきた為、金利差という意味では大きな開きがなくボラティリティは低い状態にありました。 しかし、 アメリカが金融緩和からの転換を明確にした一方で、 日本は連続指値オペや日銀総裁記者会見から更なる金融緩和の姿勢は崩れていません。 つまりアメリカはインフレを抑える為に金融引き締め、日本はインフレが進みつつも景気悪化への影響を勘案して金融緩和を継続していると言えます。 これにより、 円は売られドルは買われる...
左がドル円(日足) 右が長期金利(10年もの国債利回り) 青:アメリカ オレンジ:日本 赤:アメリカー日本 を表示しています。 今回は長期金利差と為替の相関関係から相場を考えていきます。 まず大前提として為替も株式、野菜、資源などの他の"モノ"と同様、需要と供給のバランスで価格が決まります。 ドル需要が高まれば、ドルの価格が上がる(ドル高になる)ということですね。 その需要量と供給量がどのように決まるのか?までは今回は深入りしないこととします。(あまりにも記述が多くなりすぎる為。興味がある人は国際経済学の書籍を参考にされると良いかと思います。 長期金利を見ていくと 日本はじわじわと上がってきているのですが急騰はしていないのが見てとれます。 一方でアメリカは今年に入ってから急騰していますよね。 結果、アメリカ長期...
右がドル円週足チャート 左がドル円日足チャート になります。 今回は 週足からどこがドル円の上値抵抗になり得るのかを考え つつ、 日足から今後の数ヶ月スパンの値動きも予測 していきたいと思います。 まず週足からわかること ・大きな上昇(円安)トレンドに入っているということ ・次の抵抗線は2015年につけた125.86円であること。 ・このラインをブレイクすると、2003年まで約20年遡り、130円台となるということ。 ...
ドル円の日足について解説していきます。 まずEMAからみると EAM5 EMA25 EMA75 EMA90 EMA200 が上から順に綺麗に並んで上昇トレンドと言えます。 それを踏まえて 4つのシナリオを考えていきます。 シナリオ...
日経225,S&P500,ナスダックと日米の主要な株価指数を並べてみました。 2月時点とは以下の明確な違いがあります。 ・S&P500が直近安値を更新したこと→上昇トレンドの終息。 ・日経225,ナスダックが本格的に安値更新をし続けてきていること。 ここから言えることは 株価指数は一旦の上昇トレンドを終えた可能性が高いということです。 裏返すと今後は レンジ相場入りもしくは下降トレンドに入っていく可能性も高まったといえます。
今までドル円と日経平均は高い相関関係を保ってきました。(青丸) つまり 円高になると日経平均は下がり 円安になると日経平均は上がる という関係です これは 円がリスク回避資産として認識されていた側面が強いです。 直近の円安、株安(水色の丸)は その転換の到来の可能性を示唆するものとも言えるでしょう。 今後、また相関関係を保つのか、それとも転換していくのかは、為替、先物、個別株を取引する上でも重要となりますので注視しておく必要があると感じています。
今回は 日足(上位足)をみた後に 1時間足をトレードする際の留意点を考えていきましょう。 まず日足ですが 移動平均線から分析すると上昇トレンド継続中と判断出来るでしょう。 しかし気になる点があります。 それは2022年1月4日高値(L1)を抜けきれていないこと。2月10日に高値に迫りましたが届かず、反落しています。 過去の高値を勢いよく更新していくか否かは、相場の勢いに直結してきます。 その点で言うと、抜け切れなかったのは今後の相場展開に影響を与えかねない重要な事象だと捉えています。 また、並行チャネルを引いてみると直近は明らかに上昇のエネルギーが弱まっています。 これらを踏まえて 1時間足でどのようなトレードをしていくべきかを考えたいと思います。 ①1月4日高値を抜いて行った場合 上昇トレンド継続と考え、1時間...
今回はドル円日足での、ある程度長期トレードを想定して、分析を行います。 ます週足のドル円は2012年にトレンド転換して上昇を続けたのち、2015年に天井を打ち、三角保ち合いを形成。(赤ライン) 2021年に保ち合いを上抜けする形で上昇し続けています。 少し見にくいかも知れませんが、Zigzagを使ってみると高値、安値共に切り上げており上昇ダウが継続していると分析できます。 以上を踏まえて日足の戦略を考えていきたいと思います。 移動平均線からの分析 2022年...
ユーロドルを1h足でトレードする場合の戦略を考えてみたい。 まず上位足の日足は 1.17041ドル(L1)を割ってダブルトップ完成で下降トレンドを形成。 11月26日からレクタングル(長方形)もしくは三角保ち合いに似た形状となりレンジの展開へ。 この様な形状が出た場合、今までのトレンドが継続することが多い。 これらを踏まえて1h足の分析を行っていく。 ・移動平均線からの分析 5EMA 25EMA 75EMA 90EMA 200EMA 共に傾きが下方向へ転じている。 また、5EMAのみならず25EMAも75EMA,90EMA,200EMAを下に位置しており、下降トレンドの力は強いと考える。 よって移動平均線からはショートと判断。 ・ライン分析および価格帯別出来高からの分析...
日米の代表的な平均株価・新興市場の平均株価の推移を分析することで今後の株価の見通しを予測していきます。 起点にはコロナショックから平均株価が底を打った地点を使用し、そこからどれだけ回復、伸長したのかを検討します。 まず 青色がダウ平均株価で、非常に堅調に推移していることが分かります。過去最高を更新し続けています。 次に緑色がNASDAQで、ダウ平均株価以上の伸びを記録していることが分かります それに対して オレンジが日経平均ですが、2021年9月に高値をつけてからは高値・安値を切り下げ、下降トレンド入りの様相が感じ取れます。 また 黄色がマザーズですが、2020年10月にかけて大きく伸長した後は下落トレンドになっています。 こうして日米の比較をすると 日本は実体経済に比べて過度な評価を受け、今後が正念場といえるで...
今回はユーロドルを1h足でトレードする際に見ていきたいポイントを解説します。 まず一番大きな特徴は日足レベルで注目されていたL2のライン(詳しくは下の”関連するアイデア”を参照)を割り込んできたこと。 そしてその際にある程度大きな出来高を伴ってきたことから勢いを感じさせます。(オレンジの丸) またトレードする際に注目しておきたかったのは緑の丸です。ここでは移動平均線が密集しています。 トレンドができるときは 移動平均線の密集→下落(上昇)→移動平均線の密集→下落(上昇) を繰り返していきます。 これはなぜかというと 一旦大きく下落(上昇)すると、ある程度の所で利食いが入り、その結果として一時的に価格の下落(上昇)が止まります。 それから一定期間は、もみ合いもしくは弱含み(強含み)の相場が展開され、再び移動平均線が密集...
ユーロドルの日足をみていきます。 月足はトレンドレス 週足は下降トレンドとなっています。 よって大きな流れとしては下方向とみて良いでしょう。 それでは多面的に分析をしていきたいと思います。 ・移動平均線からの分析 200EMA 90EMA 75EMA 25EMA 5EMA ときれいなパーフェクトオーダーを描いています。 かつ、5EMAが25EMA 又は 75EMAに接近する度に下落している為、売り手動で相場は動いているものと考えられます。 よって、ショート(売り)と判断します。 ・ライン分析・価格帯別出来高からの分析 オレンジのラインで引いたように 2021年1月、2021年5月を高値 2021年3月末を安値(L1...