小口はネットショート縮小、大口はネットショート拡大、レバレッジファンドはネットショート縮小、アセマネはネットショート拡大。引き続き反落には警戒しなければなりませんが、その一方で小口が逆指標になっていることを考慮すると下落すれば拾われる可能性がありそうです。 アメリカサイドのファンダメンタルズ観点からドル円を語るのであれば、雇用統計の結果が予測を下回り、8月、9月分も下方修正されたこことやISM製造業景況感指数の結果が弱かったことも相まって10月23日以降は10年債金利も落ち着きを見せています。10年債金利とドルインデックスは下落している一方でドル円は上昇しているため、金利やドルインデックス対比で考えればドル円は買われすぎだと言えるでしょうし、日銀の介入に警戒はしているものの辛抱強く緩和を続けるため、日米金利差の縮小は見込み...
現在はETF承認期待に加えて有事のビットコイン買いが意識されているがその過熱感はいずれ修正されるときがくることでしょう。いずれにしても利確は入りやすい場所には来ているので、買いを検討するのであれば30050~32110ドルまである程度下に引き付けてからということになります。ここは先月時点での過去1年の最高値が位置していた場所でもあり、小口と大口の10月以降のロング平均建値でもあるため、ここまで下落してくれば買いたいと考えている人は多いでしょう。しかし、現在は買いの勢いが強いためETF承認の先延ばし報道などが出ない限りは、ここまですぐには下がりにくいように見えます。そのため、次に無難な買い場としてはファンドがここ直近2週間でロングを大幅に積み増しした、33990~34865ドルが候補となってきそうですがここまですらも下落しない...
1.0561~1.0602 にはファンドの 10 月の建値平均と直近2ヶ月の建値平均が位置しておりここに引き付けて買いを検討するのが無難ですが、上昇の勢いが強いためまずは 1.0673~1.0700 もしくは 1.0614~1.0660 に引き付けて買いを検討するのも一考でしょうか。
日本時間の11月2日の深夜にFOMCが開催されました。結果は据え置きとなり、追加利上げの見送りは9月のFOMCに続いて2回連続となり、これは2022年3月に始まった今回の利上げ局面では初めてのことです。利上げが最終局面にあるとの金融市場の見方は一段と強まる結果となりました。パウエル議長は引き締め局面が終了した可能性も認めている一方で、声明文では「委員会の目標の達成を妨げる可能性があるリスクが生じた場合、委員会は金融政策の姿勢を適切に調整する準備がある」との文言を維持し、追加利上げの選択肢を残す形となりました。アメリカは利上げの最終局面に差し掛かっており、日銀はこれから引き締めを行う予定ではあるものの、今回の日銀会合で緩和を維持する姿勢が示されたことから円金利の大幅な上昇は当面見込みにくいとして、金利差拡大見通しから円売りが活...
ファンドのポジション動向分ですが、先週は33943ドルで大口ロング+1039枚、ショート-102枚、小口はロング+13枚、ショート-514枚となっており、ショートのロスカットを行い、ロングを大幅に増加させているため買いに対して強気に転じている様子。大口のロング平均が28799ドル、ショート平均が27956ドル、小口のロング平均が28585ドル、ショート平均が27579ドル。大口はロングを大幅に増加させていますが、過去と比べるとロングが積み上がりすぎの水準でショートはほぼなくなっているのでロスカットを行った様子。大口はショートをほとんど保有していないので、ショートの平均建値まできても買い戻しの効果はあまりないでしょう。 小口はロング若干増加、ショート大幅に減少となっており、小口はまだ買いに対してそこまで強気にはなっていない。...
円のファンドのポジション動向ですが、先週は149.30近辺で小口とアセマネはロング減少、ショート増加、大口とレバレッジファンドはロングもショートも減少。小口とアセマネは円ショートを増加させているということはドルロングを行っているということなので、149.30近辺まで下落してくると一部ファンドの買い意識が高まりそうなため、一旦はサポートになる可能性がありそうです。ネットポジションでは、小口はネットショート拡大、大口もネットショート拡大、レバファンドはネットショートが若干縮小しているものの先週からほぼ変化なし、アセマネはネットショート拡大。また、レバファンドのスプレッドは拡大でここ数か月は比較的高い水準となっていることから反落への警戒心は持ち続けているように見えます。ほとんどのファンドが先週比ではネットショート拡大となっており、...
ビットコインが急激な動きを見せ始めてますが、現状は米ドル流動性指標に対してはかなり上ザヤとなっておりチャネルライン上限でもある$35680~37310より上を追いかけていくのは危険だと思うので様子見ですね。
180.40~181.40では逆三尊を形成しており引き続き買い場でしたがいつ日銀のステルス介入が入ってもおかしくない状況であるため、どこかで買い検討したいところです。現状185.20~186.40まで待って上値が重いようであれば売りを考えてます。
ファンドのポジション動向を分析すると1.0575近辺で小口はロングとショート減少、大口、アセマネ、レバファンドはロングもショートも増加となっているためここまで下落するとショーターの買い戻しとロンガーの買い圧力により一旦はサポートになりそうです。 当初は1.0430~1.0480に引き付けて下値が固いようであれば買いを検討していたのですが、1.0535~1.0578には10月のファンドの建値平均と先週の建値で下値が固く上昇しました。 売り検討に変更し1.0687~1.0739に引き付けて売りを考えてます。
JPYのファンドのポジション動向を分析すると先週は149.80で小口とアセマネはロング減少、ショート増加、大口とレバファンドはロングもショートも減少。ネットポジションは小口、大口、レバファンドはネットショート拡大、アセマネは若干ネットショート縮小。これまでは取組高が30万枚を超えると、そこがピークとなって取組高が減少して、ドル円もピークを打って反落していることを踏まえると、日銀も10月3日に行った小規模なステルス介入を根強く続けて、徐々にドル円のピーク感を醸成していき、過度な円安にならないようにボラティリティーも抑えていくのではないでしょうか。神田財務長官は「為替相場が激しく下落した場合」と述べているので、激しい円安にならないことを目的としており、他方で去年の介入後に起こった過度な円高にも振れないようにしてくるはずです。...
振り返りですが、今回の上昇は「ETFの承認」ではなく、GBTCを現物のビットコインETFに転換することをめぐる裁判の判決について上訴したことに合わせた「ETF承認のフェイクニュース」でした。 暗号通貨が戦争に使われていることに加えて、今回のフェイクニュースによって上昇したことでSECが以前から指摘している「市場操作」が簡単にできることが露わとなってしまったため、SECにBTCのETF承認を先送りする口実を与えてしまったことはETF承認に不利に働く可能性があるでしょう。また、ショートが焼かれてしまったことで、大きく上昇する燃料も切れてしまったようにも見えるため、やはり劇的な上昇にはつながりにくいように見えます。 いずれにせよ、今年の4月に3万ドル付近でトップを打った時も、今回の上昇も日照時間の変化スピードが速まるタイミング...
17日に発表された9月の小売売上高は予測の前月比0.3%を上回り、+0.7%となり、6ヶ月連続で増加。自動車購入やレストラン・バーでの消費が増えたことが押し上げ要因。8月の売上高も前月比0.6%増から0.8%増に上方修正され、アメリカ経済の底堅さが改めて示される結果でした。その一方でFEDの高官達は債権の金利上昇自体が引き締め効果に繋がる可能性があると述べており、これまでタカ派だったメンバーもタカ派色を弱めています。 またパウエル議長も19日の講演で「FOMCは政策の道筋を検討する上で慎重に進んでいる」とした上で、「経済成長が継続的に潜在成長率を上回っている兆候、ないし労働市場の引き締まりがもはや緩和していない兆候が新たに見られた場合、インフレに関する一層の進展にリスクが生じる可能性があり、金融政策の追加引き締めが正当化さ...
植田総裁が「年末までに十分な情報やデータがそろう可能性はゼロではない」という発言をしたことによって、これまでは早期利上げが懸念されていたわけですが、今回の決定を見ても、これまでも述べてきた通り、日銀はYCC解除や利上げにはまだ動きたくないというのが本音であり、政治的圧力によってけん制せざるをえなかったということでしょう。ただ、アメリカがタカ派姿勢を維持しており、まだあと1回の利上げが行われる可能性がある中で介入を行ってもあまり効果的ではないことから介入はしたくないのでしょう。 しかし、日銀が緩和維持姿勢を来年まで維持すると見せて、市場参加者にはドル高円安トレンドの継続を演出させ、安心しきった頃に急に介入してくる可能性はあるので148.75~149.45を超えて、さらにドル高が進行した場合は注意だと見ています。 5波目にフ...
AUDUSDは現在ドルストレートの中では最も底堅い通貨ペアとなっており、レバレッジファンドのスプレッドも2017年以降過去最大となっていることから、ドルストレートの中では一番反発する確率が高い通貨ペアだと言えるでしょう。 0.6405~0.6427で下値が固いようであれば買いを検討、0.6504~0.6554に引き付けて上値が重いようであれば売りを検討したいシナリオです。
現在は相変わらずCRB指数乖離率は過去最大の下ザヤ水準となっており、米ドル流動性指標に対しても売られすぎであること、さらにエリオット下落5波目形成中に見えるため、そろそろ反発には警戒しなければなりません。 買いを検討するのであれば1.0509~1.0568に引き付けて下値が固いようであれば買いを検討。売りを検討するのであれば1.0822~1.0877に引き付けて、まずは1.0703~1.0735に引き付けて売りを検討したいです。
円のファンドの動向を分析すると先週は147.08で小口ロング増加、ショート減少、大口とアセマネはロングとショート増加、レバレッジファンドはロングもショートも減少でバラバラな動きとなっています。現在は147.08を超えているため、一部のファンドは円ロング、つまりはドルショートを行って含み損を抱えていることから、ここまで戻ってくるとサポートになりやすいように見えます。 今週は9月21日の日本時間午前3時にFOMCが開催されるので注意です。あと1回の利上げが示唆されるかが焦点であり、裏ではステルス緩和は行っているものの、先日発表されたCPIを見るとまだ表向きはタカ派姿勢を緩めるわけにはいかないと思うので、利上げ姿勢は維持する見込みです。エリオット波動的には、4時間足で5波目の副次波動をカウントすると、5波目形成中の可能性があり、...
先週、実質金利は直近の最高値である2%まで再び上昇しましたが、これは超えずに1.95%で週を終えています。2%は超えなかったものの、高い実質金利を維持しており、乖離率はかなり上ザヤとなっています。従って、利下げの時期が見えてこない限りはビットコインやゴールドにとっては上値が重い展開が続くと見るべきでしょう。 米長短金利差は反発傾向を維持しているものの、横ばいとなって継続的な上昇には繋がっていません。但し、乖離率はもう少しで過去最高の下ザヤ水準となっているためサポートにはなりやすいですが、この材料だけでは、これらのポイントのように大きな反発には繋がりにくいです。米社債長短金利差は大きく下落しているわけではないですが、まだ下落傾向が続いているため、ビットコインが上昇転換するためには、これが、この下降トレンドラインを上抜けて上昇...
アメリカは半好況となっていることからしばらくの間は高金利が維持される見込みであるため、劇的な円高に振れることはなく、ドル高が維持されると予測しています。 神田財務長官は以前に「為替市場で過剰な値動きが観測されれば対抗措置を講じる」と述べており、去年のこのポイントのような過剰なドル高進行があれば日銀としても介入せざるをえない状況となるのでしょうけれども、ここの動きと比較しても現在のドル円の上昇は今のところ緩やかだといえるので神田財務長官が述べている「過度な値動き」には当てはまらないと見ています。そのため、今のような緩やかな上昇であれば日銀も介入を行うことはないでしょう。 先週のJPYのファンドのポジション動向から分析ですが、145.87近辺で小口とアセマネはロング増加、ショート減少、大口はロング減少、ショート増加、レバレッジ...