4,500にトライしたS&P500先物は年初来高値を更新今週の振り返り
前週noteで示してた4381.75のサポートラインをやや下回ったが、4368.5で耐えて反発となった。
それまでの下落トレンドラインを火曜日に上抜いて反発開始。
木曜日までの経済指標は堅調で、利上げ織り込みで金利上昇していたが、指数はじわじわと上昇を続けた。
金曜日にはPCEが発表された。
CEは前月比0.1%と伸びが鈍化、コアも予想下振れだった。
PCE鈍化を受け、市場は株式買いを加速した。
そこまで大きく買いとなる材料ではなさそうだが、四半期末リバランスの週だったこと、翌週は米国市場が月曜日が時間短縮、火曜日が休場のためポジション調整があることが重なった結果と言えそうだ。
金曜日には4,460を超え、4,500再テストに向かった。
6月16日高値を上回り、4,498まで上がったがそこを天井に利確売りが強くなり失速。
4,500超えは次週以降へのお預けとなった。
しかし、ローソク足の実体は6月16日より上にあり、しっかりしているようにも見える。
注意点は6月16日前後と比べるとやや出来高が少ないことか。
いずれにせよ今のところは大きな下げ要因が見られず、足元はしっかりしてそうだ。
ただ金曜日は上がりすぎた可能性があるので調整されるかも(?)
次週は4,500超えの再トライするのか、するなら4,500を実体で超えられるのか確認していきましょう。
利確売りで調整が入ることも視野に様子を見るといい。
次週のシナリオ
①上昇する場合
まずは4,500の節目を上抜けるかどうか。
次に4,500を上回りに上に続く場合は、22年3月高値4631.5が意識ライン。
②下落する場合
下落調整する場合は6月26日の安値4368.5が最初の目安となる。
4368.5を明確に下回る場合は、次の意識ラインが22年8月高値4327.5。