S&P500先物、レンジ内で下落今週の振り返り 
今週はCPI・PPIともに予想上振れの結果でインフレ再燃が懸念されたようだ。
小売売上高は前回値の下方修正、今回結果の予想下振れで減速している。
チャートは先週と似たような値幅でレンジを推移するような値動きでした。
月曜日は金曜からの下落を引き継ぎ一時的には下げるが、21日出来高移動平均線を下回ることはなく反発した。
火曜日はCPI発表後、出来高増加を伴って上昇した。
木曜日には週足高値をつけたが、PPI上振れ・小売減速が発表された後は反落。
金曜日はクアドルプル・ウィッチングだったが大陰線になるような大きな動きはなく通常の下落で通過した。
金曜日も21日出来高移動平均線を下抜けることなく、まだサポートされている状況だ。
次週はFOMCを控えているため微妙な位置だが、21日出来高移動平均線を下抜けていく場合は注意したい。
日柄調整でレンジ形成に移行していく可能性もある。
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
反発する場合は、5,727.25の最高値がまずは目安。
このラインを上抜けるなら、上昇トレンド継続と見ればいいか。
 ②下落する場合 
21日出来高移動平均線をローソク足実体で下抜けていく場合は、短期的な値幅調整が始まる想定。
軽い調整ならフィボナッチ38.2% 5,069前後での値止まりがあるかが確認。
38.2%で止まらない場合は、75日出来高移動平均線が伸びた先、フィボナッチ50%前後でサポートされるか見たい。
トレードアイデア
S&P500先物、最高値更新後に反落今週の振り返り 
ISMサービスは予想よりやや弱めな結果、雇用統計は雇用者数が上振れだが失業率も上昇、賃金インフレは鈍化とミックス。
また、パウエル議長は、利下げ開始に必要な確信はそう遠くない主旨を公聴会で発言した。
長期金利は今週も低下傾向が続いた。
S&P500は前半は下落するが21日出来高移動平均線にサポートされ、今週も後半は上値を追った。
金曜日の雇用統計発表後には、5257.25をつけた。
今週の最高値更新によりN波動の2倍水準の値(5,232.75)を達成した。※限月調整・清算価格
しかし、金曜日は最高値を更新した後、反落に転じた。
上昇を支えてきた生成AIテーマの銘柄が同様に反落している。
金曜日のローソク足は長めの上ヒゲを付けた陰線だ。
下落開始の合図と見る向きもあるが、終値では7日出来高移動平均線の上で引けとなっている。
BTFP終了時期とも重なっており、荒れてはいないが売り圧力が強くなる要因のひとつだった可能性も残る。
ここまでの上昇は21日出来高移動平均線でサポートされているため、金曜日時点ではまだ21日出来高移動平均線を割り込むことはなく本格的な調整開始かどうかは決まっていない。
次週、下落が続き21日出来高移動平均線を下抜けて進行するならば、短期的には調整局面の可能性があるだろう。
21日出来高移動平均線でサポートされる場合は、上昇トレンド継続となるだろうか。
次週はCPI、PPI、小売売上高、及び金曜日は米国のメジャーSQがあり値動きが激しくなりやすいかもしれない。
上下どちらもあるのでシートベルトをしめて臨みましょう。
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
21日出来高移動平均線でサポートされたり、反発上昇する場合は、まずは5,257の高値を上抜け確認してからスタート。
その場合は、5,300の節目が次のターゲット。
 ②下落する場合 
21日出来高移動平均線を本格的に下抜けて進行する場合は下落調整スタートか。
まずは平行チャネル(オレンジ線)の上のラインがサポートラインとなるか確認。
平行チャネルの上ラインを下抜ける場合はフィボナッチ50%の5,011前後を目安に見たい。
S&P500先物、PCEインラインで上昇今週の振り返り 
週前半はPCEを控えてやや下落していた。
木曜日はPCEが予想インラインで鈍化の結果を受けて上昇開始。
失業保険の予想上振れもあり雇用の陰りもスパイスだったか。
今週は21日出来高移動平均線まで下がることもなく、7日出来高移動平均線の上を推移しており強気維持しています。
サポートライン(白色のトレンドライン)まで調整した後、PCEで上げるというわかりやすい値動きでした。
金曜日の上昇は、先週末の高値を上抜けていることから、こちらも強さを伺えます。
PCEを確認したあとの月初の買い戻しも起きていたかもしれない。
PCEインライン・失業保険上振れ・ミシガン冷え込みは長期金利の低下にも繋がり、長期金利を無視して上げてきた株式市場だが、長期金利の重石はやや軽くなったと見れる。
また木曜日のDELL好決算を受け、AI・半導体テーマの勢いが増したことも金曜日までの上昇を裏付けた。
AI・半導体テーマの強気が続く今は、下落トレンドに転換する兆しが見られない。
3月のBTFP終了、リバレポ残高の枯渇は懸念されているが、株式には余波は来ていない。
次週は、長期金利の低下が続くかどうかがISMサービスと雇用統計の結果に左右される。
株式はAIテーマが続く限りは今のところ陰りがないまま強気相場が続くだろうか。
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
引き続き5,200の節目が次の目安。
強気相場が続く限りは、N波動の2倍水準5,296が次のターゲット。
 ②下落する場合 
引き続き右上に上がるサポートラインを下抜けてからが下落トレンド転換の可能性。
オレンジ線の平行チャネルがサポートになる可能性もあるので、大きく崩れる値動きになるにはまだ距離がある。
下抜けてもフィボナッチ50%(4,925)前後で止まれるか確認したい。
S&P500先物、NVDA好決算を受け跳ね上がり今週の振り返り 
週明けの火曜日から水曜日は、2週間続くレンジの安値を試しに下落していたが、21日出来高移動平均線でサポートされ反発した。
水曜日はFOMC議事要旨があり、アフターにNVDA決算があったため警戒売りの下落基調だったが、NVDA好決算を受け木曜日から跳ねた。
NVDA好決算の勢いは強く、レンジの高値を上抜けた。
その勢いのまま先週チャレンジできなかった節目の5,100にトライして節目超えが実現した。
節目超えした金曜日はM7が軟調だったが、NVDAがわずかにプラスで差が出ている。
金曜日は5,100を上抜けたが、月末リバランスで株式から債券買いへの流れが起きるとの観測から週末に向けて利益確定売りが続き、上ヒゲをつけた。
NVDA決算が終わり、生成AI祭りが一旦は終わったとの見方も出ている。
次週は、週前半の入札の結果がどうなるか次第。
月末リバランスが本当に債券買いに流れるのであれば短期的には売り圧力が強まる可能性がある。
そして2月29日(木)のPCEの結果次第でも動きは変わる可能性があるので、ボラティリティ拡大に注意。
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
上がり続けるなら次は5,200が簡易的な目安だろうか。
N波動の2倍水準5,296はまだ距離がある。
 ②下落する場合 
右上に上がるサポートラインを下抜けると下落トレンド転換になる可能性がある。
また21日出来高移動平均線でサポートされている節があるので、このあたりが調整への入口。
フィボナッチ78.6%(4,921)までで止まるなら高値圏での軽い調整となる。
S&P500先物、最高値を更新するが不安定な値動きへ今週の振り返り 
月曜日に先週末より若干高値を伸ばしたが5066.5で止まり、節目の5,100をチャレンジすることはなかった。
火曜日には予想を上回るCPIの結果を受けて下落しました。
火曜日は出来高が増えて下げたが、安値のトレンドライン(白)がサポートとなって反発した。
丸印の箇所。この値動きは一過性の利確に見える。
オレンジ色のトレンドラインもサポートと機能し始めているのだろうか。
反発上昇したが5066.5に届かず、金曜日のPPIもCPIに続いて予想を上回り、下落の材料とされた。
CPI/PPIの予想上振れは、FRBの「利上げを急ぐ必要がない」主旨をサポートするものとなった。
先週まで5月から利下げ開始と予想されていたが、今週は利下げ開始は6月に延期する確率を織り込み、長期金利は上昇を継続した。
金曜日に下げたと言っても、今は依然として高値圏にいる状況だ。
次週は注目されているNvidiaの決算だ。
先鋒はウォルマートの決算も予定されている。
NVDA決算が天井との声もあるが、下がるとしても押し目が提供される買い場と見る向きが多いか。
サポートライン(白のトレンドライン)を下抜けるなら、買い場探しの旅が始まる。
2月後半から3月はアノマリーで市場が弱いと言われているが、どこまで下げるかを観測、注視するといいだろう。
しかし、市場が強気を継続し上昇するならば、高値5066.5を上抜けたところから上値追いするといいだろう。
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
強気継続ならまずは高値5066.5を上抜けると、高値更新継続。
次は5,100節目にトライは変わらずの目線。
その次は5,300を目指すのか見てみたい。
ここはN波動の昨年7月から10月までの下落の2倍にあたるポイント。
 ②下落する場合 
トレンドライン(白色線)のサポートを下抜けたら、上昇継続から短期下落へ切り替えと見る。
火曜日の安値止まりしたフィボナッチ61.8% 4,942で止まるか確認したい。
61.8%で止まらない場合はまずは100%の4,866を目指す可能性がある。
さらに下がる場合はm4,800前後が出来高が多い価格帯のため、この辺りが値止まりするサポートとなるか確認ポイント。
S&P500先物、最高値を更新今週の振り返り 
今週はS&P500指数が5,000をローソク足実体で上抜けて、最高値を更新した。
S&P500先物も2022年1月最高値を上抜けて5,044をつけた。
利下げを急がない主旨の要人発言が繰り返され、長期金利は上昇する週だったが指数が下がることはなく上昇を続けている。
チャートはオレンジ色の平行チャネルを抜けて、この上抜けからは現在の指数の強さが示される。
今週は7日移動平均線(水色線)の上をキープして推移してることから上昇の勢いが止まっていないことがわかる。
今週は特に水曜日が平行チャネルを大きめの陽線で上昇したところが強かった。
出来高は減少傾向な週だったので、出来高増での上昇する日がきてほしいが、ここからはチキンレース。
安値を結ぶトレンドライン(白色線)を下回らないうちは、上昇継続だろうか。
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
新高値の勢い継続なら、次は5,100節目にトライ。
その次は5,300を目指すのか見てみたい
ここはN波動の昨年7月から10月までの下落の2倍にあたるポイント。
 ②下落する場合 
トレンドライン(白色線)を下抜けてから押し目を確認したい。
その場合は、1月31日につけた安値4,866が特徴的な水平ラインとなるかもしれない。
もう少し下がるならバリューエリア上限の4,800前後がサポートとなるか確認ゾーン。
S&P500先物、トレンドラインでサポートしリバウンド今週の振り返り
今週は月曜日から先週の高値を超える展開でスタート。
水曜日にはFOMCで政策金利が発表され、利下げを急いでいないことが示され下落へ傾いた。
NYCBの貸倒引当金の計上と赤字、配当引き下げとネガティブインパクトがあったことや、商業用不動産への懸念が相まって大陰線の演出となったか。
しかし、水曜日の下落は止まり、それ以上下げなかった。
徐々に上げ始めていた木曜日は、米国市場オープン後にリバウンドし、前日の下落をすべて取り戻した。
トレンドライン(オレンジ)で一度は止まって下げるが、金曜日にはトレンドライン超えを果たした。
先週は買い勢力、売り勢力の一進一退で、どちらの勢力が勝つかで短期的な方向が決まるだろうと書いていた。
今週は、買い勢力の勝ちで上目線となったようだ。
上昇シナリオの1つ目に書いたトレンドラインが上昇目安の1つ目と示したが、今週達成された。
この勢いが続くなら2022年1月の最高値を目指す。
S&P500指数は一足先に新高値を更新し続ける週となった。
トレンドライン(オレンジ)は2022年10月の底から引いてる長期間の平行チャネルで、このトレンドラインを上抜けたまま推移できるなら強いが果たしてどうなるか。
逆に売られる展開も視野に考える時期感か。
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
上昇の勢い継続なら、まずは5,000の節目超えが始まりの合図。
次は2022年最高値の5,028.25がトライするポイント。
 ②下落する場合 
水曜日の安値4,866がまずは第一次チェックポイント。この前後で止まるなら再反発する可能性がある。下抜けると次の押し目探索へ。
次のわかりやすいポイントは、平行チャネルの下限ラインが目安。平行チャネルの下限ラインを下回らない限りは上昇トレンド継続と見て良さそうだ。
S&P500先物、一進一退の値動き今週の振り返り 
先週の上昇気流に乗って、今週はさらに上げてきた。
上がったが水曜日から金曜日にかけては上下動を繰り返している。
水曜日には上ヒゲで売り圧力→木曜日は下がったところを買い→金曜日は上下動して売り買い拮抗。買い勢力と売り勢力が一進一退といったところだろうか。
どちらの勢力が勝るかによって短期的な方向は決まるだろう。
今は静観でいい気がする。今週は毎日、安値を切り上げてきた。
しかし高値では売られる展開。2022年1月の最高値付近で出来高が少ない価格帯のため、上に抜ければ強いが、下押しも出やすい。
安値を切り下げて下抜けしない限りはゆるやかな上昇に身を任せる構え。
これからM7など大型決算があるため、決算結果へのリアクションで値動きが変わる可能性があるので注意しましょう。
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
右上に上がっていくトレンドライン(白)にはまだ届いていないので、短期的には上値目安の1つ目として見る。
上昇の勢いが強いなら、節目の5,000や先物の2022年1月最高値5028.25が次の目安となる
 ②下落する場合 
1月22日(月)の安値4,872.5を下抜けていく場合は、一時的には下落に向かう可能性がある
最初のサポートラインの可能性は、12月下旬~1月上旬のレンジの高値4841.5からバリューエリア上限あたり。ここで値止まりするかを確かめたい。
次の安値は1月上旬レンジの安値4,702が目安。ここは出来高が薄い価格帯なので突き抜けると下落は加速する可能性あるが、レンジ内に戻す動きはありえるかもしれない。
S&P500先物、12月高値を上抜け今週の振り返り 
先週12月高値を上抜けることができなかったところから週明けから水曜日まで安値を探ったが、バリューエリア上限まで下がると買い圧力が強くなる最近の傾向に沿う動きとなった。
レンジの安値に来ると、買い勢力がいるようで買い圧力が強くなって一気に上昇する。
今回は水曜日の安値から金曜日まで大きく上昇し、12月高値4841.5を3回目で上抜けた。
レンジで何度もトライして上に上がりたがってるチャート形状となった。
安値は1/5安値に対して今週は切り上げで上昇機運のあるパターンとなっていたことからもレンジ上抜けの期待値は高かっただろう。
指数のSPXは今週の上昇により2022年1月の最高値を上抜けて新高値を更新した。
2022年高値が上限でダブルトップを形成するとの声も見かけるが、それは今のところ実現せずマーケットの強さが勝った。
上値を超えたとき、実現したことで売りが強くなって下がるとの主張もあるが、素直に上値超えの強さで上昇が続くパターンもある。
AIテーマが支える今の上昇は、もう少し先まで見届けたいですね。
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
右上に上がっていくトレンドライン(白)が目先の上値目安となるかもしれない。
上昇の勢いが強いなら、節目の5,000や先物の2022年1月最高値5028.25が次の目安となる
 ②下落する場合 
1月5日安値4,702を下抜けるまではレンジ内の動きとして、まずはこの安値が目安。
1月5日安値を下抜ける場合は黄色のボックス圏で値止まりするか確認。
S&P500先物、リバウンドで12月高値に迫る今週の振り返り 
先週末は「チャート上はもう少し下向きの余地を残しているが、現在地からフィボナッチ23.6%前後の間でリバウンドできるなら、もう一度上昇しレンジ形成を見せる可能性がある。」と書いてた。
月曜日からリバウンド上昇し、木曜日には高値が4,838をつけ12月28日高値4,841.5に迫った。高値を上抜けることはできず、木曜日と金曜日は十字線で売り買い拮抗している。時間足で見ると高値に来ると利確売りに押されるが、また買い圧力で登りだす値動きに見える。
チャートはRSIが低下する中、高値圏をキープするダイバージェンスが発生している。チャートだけなら勢いが落ちてくる可能性があるが、4,841.5を実体でブレイクする強さがある場合は、もう一段上を目指す動きに変わる可能性も残る。
CFTCの1/9までのデータでは、大口投機筋はネットショートが続いており、機関投資家・小口投機筋が買い越しで増えている。
12月中旬から直近までレンジ形成しているので、このレンジを高値と安値どちらにブレイクするかを見定める時期となりそうだ。
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
4,816.5を上にブレイクする場合は、2022年1月の最高値を目指す値動きとなるか。その場合もまずは平行チャネルの上限(白ライン)が目先の上値となるかもしれない。
 ②下落する場合 
直近レンジの安値4,702を下抜ける場合は、黄色ボックス圏が最初にサポートするかテストゾーンと見る。
S&P500先物、5営業日連続下落今週の振り返り 
12月下旬の強気で強欲な人が増えていたタイミングで年始から売りを浴びせられた。大衆が一方向を向いたときは注意が必要な「相場のリズム」だったということだろう。
年末から年始にかけて5営業日連続で下落後、金曜日は十字線。
金曜日の雇用統計、ISMサービス発表後、ファーストリアクションでリバウンド上昇したがその後戻り売りで下ヒゲ・上ヒゲが形成されている。
2023年7月27日高値を一時下回ったが、十字線でこの水平線ラインでとどまっている。
現在地はバリューエリア上限の内側に戻ってきた程度で、弱い値動きだったがまだ本格的な下げには至っていません。
チャート上はもう少し下向きの余地を残しているが、現在地からフィボナッチ23.6%前後の間でリバウンドできるなら、もう一度上昇しレンジ形成を見せる可能性がある。
現在地はやや中途半端な位置ではあるので下抜けていく場合、もう一段の下落は否めない。
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
反発上昇できるなら、まずは12月末の高値4841.5が上値目安となるだろうか。
 ②下落する場合 
第1関門は、上段の黄色ゾーン(4,600前後)でここで値止まりするか確認したい。
9月1日高値があり、かつ11月下旬から12月頭で小さなベースを築いた価格帯で、出来高は厚くなっているため、黄色ゾーンがサポートとなる可能性がある。
10月27日安値から引いた短期フィボナッチでは38.2%戻しが黄色ゾーン内で良いサポートになる可能性にも見える。
第2関門は、下段の黄色ゾーン(4,300前後)だが、ここはまだ距離が遠い。
第2関門は2022年何度も山を築いた価格帯で溜まっている場所なので、下落してもこのあたりではサポートされやすい水準になるだろう。
S&P500先物、8週連続の上昇トレンド継続今週の振り返り 
8週連続で高値・安値切り上げの上昇トレンドは続いている。
上値を伸ばした週だが、水曜日は利確売りで陰線の模様。
しかし、木曜日から金曜日にかけてリバウンドしてることから、買い勢力がまだ続いている可能性がある
日足では後半、安値切り上げ・高値は水曜日を上回れずレンジ内の動きと見える。
金曜日は上昇したが水曜日の高値を上回れず失速しているが、高値超えできない流れが起きると下落の流れにつながることもあるので注意。
ホリデーシーズンで出来高が減少してきている時期なので、裏付けのない値動きになりやすいことには留意。
週足ではNew High-Lowsが拡大、日足もプラス推移が続いており、上昇トレンドは継続していたようだ。
 次週のシナリオ 
先週から変わらず以下が目安。
 ①上昇する場合 
次は2022年1月の最高値5028.25が目指す先となるが、少し距離がある
 ②下落する場合 
利確売りが優勢となり失速すると、短期的には下げることもある。
下げる場合は、コントロールプライス(赤色の水平線)の4,625前後が最初の値止まり確認ポイント。
コントロールプライスは直近の出来高が最も多い価格帯で意識されやすい可能性。
大きく下げる材料があるならば、VWMA75が次の目安。
S&P500先物、2023年YH更新今週の振り返り
 
先週のポジティブな流れを引き継ぎ、月曜日から木曜日まで出来高を伴った上昇が続いた。
その勢いで7月高値を上回り、23年高値を更新。
先週金曜日から5日連続の高値・安値切り上げの上昇でした。
先週コントロールプライス付近でベース構築して売りを吸収してから買い圧力優勢となって上昇した良い流れとなった。
7月高値で止まらず、水曜日に力強く上抜いたのは買いが失速していない証左か。
パウエルからは24年は利下げ3回が議論されている話が挙がり、思ったほどタカ寄りな牽制がなかったことで、利下げシナリオの織り込みが今後も続くかが焦点。
来年は大統領選で株価上昇が期待される年だが、バイデン再選の行方次第で上昇期待の幅も変わってくるのだろう。
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
次は2022年1月の最高値5028.25が目指す先となるが、少し距離がある
 ②下落する場合 
23年新高値更新で利確売りが優勢となり失速すると、短期的には下げることもある。
下げる場合は、コントロールプライス(赤色の水平線)の4,625前後が最初の値止まり確認ポイント。
コントロールプライスは直近の出来高が最も多い価格帯で意識されやすい可能性。
大きく下げる材料があるならば、VWMA75が次の目安。
S&P500先物、前週の高値を上回る上昇今週の振り返り 
7月高値から引いたバリューエリアのコントロールプライス(赤色の水平線)が先週から引き続き今週も安値前後と底堅いサポートだった。
月曜日から水曜日にかけて下落したが、月曜日~木曜日まで何度もコントロールプライス付近で反転している。
11月21日安値を下回れば多少なりとも反落の流れとなったかもしれないが、安値を割ることはなくコントロールプライス付近で買いが優勢となる展開でした。
今週は経済・雇用が強いことが確認され、”Bad news is good news”から”Good news is good news”に変わってきている中、金曜日に発表された雇用統計が好結果であったため、9月1日の高値を上回る上昇を示した。
Bad news is good newsと思ったままの人は、強い雇用統計で下がると思って逆に行ってしまったように見えただろう。
VWMAは7日・75日・200日すべてが上向きで今のところポジティブ。
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
下落要因がなければ7月高値4734.5が足元の目安となるだろう。
 ②下落する場合 
コントロールプライス(赤色の水平線)や11月21日安値を本格的に下抜けるなら、多少押し目をつくる過程に入る可能性がある。
その場合は、まずはフィボナッチ61.8%の4,520が最初の関門。
次が、VWMA75がサポートとなって値止まりするかを確認したい。
S&P500先物、パウエル発言で9月高値超え今週の振り返り 
先週から日柄調整が続く形で今週はスタート。
水曜日に一度、9月高値を超えた達成感から利確売りで上ヒゲ陰線を演出。
しかし、日柄調整のレンジをその後下抜けることはなく木曜から金曜は上げていった
金曜日には水曜日の高値を上抜けて力強さを示した。
9月高値を実体で上抜けとなった。
フィボナッチ78.6%前後が出来高が増えてたが、買い圧力が勝ったようだ。
出来高も平均近くで感謝祭の後では木曜日が最も多かった。
先週「VMWA75からは3.7%前後の乖離が出てきたが、もう少しの余裕はあるか」と書いてたが、やはり余力が残っていたような結果だ。
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
次は7月高値4683.5が目安だが、手前の4,651付近がやや出来高が増えてる価格帯のため、この前後で利確売り圧力が強くなる可能性には留意。
 ②下落する場合 
まずはフィボナッチ78.6%前後の出来高が多い価格帯レンジで留まれるかが焦点。
10月末から上げてきた上昇の利確売りフェーズに入るとするなら、赤色のボックス圏が値止まりを確認したいゾーン。
S&P500先物、9月高値手前までジリ高で上げる今週の振り返り 
感謝祭で出来高が少ない週だが、上値抵抗線を超えた後の上昇はジリ高で続いた。
VMWA7にサポートされ、下落はほぼなかったと言えるだろう。
フィボナッチは78.6%まで戻し、9月高値に肉薄する株価まで上がった。
VMWA75からは3.7%前後の乖離が出てきたが、もう少しの余裕はあるか。
乖離幅だけ見ると、7月高値まで上がる余裕はまだありそうだ。
次は9月1日高値をうまく超えていけるかどうか。
9月1日高値を上抜けるなら7月高値の4,683.5を目指す可能性がある。
現在の株価から上は出来高が少なくなる価格帯なので、現在の買い圧力が続いていければ上昇期待できる。利確売りが増える可能性もあるゾーンなので、値動きと出来高には注意したい。
12月はQ4の利益を確定したい勢力が増える可能性あるので、いつ来るかそろそろ見始める必要がある。
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
上記の通り9月1日高値を上抜けるなら7月高値4683.5が次の目安だ。
 ②下落する場合 
赤いボックス圏がサポートされやすいゾーンで、下がるとしてもこのあたりで買い戻しが起きやすいだろう
赤いボックス圏の下にある黄色ボックス圏は、出来高が多い価格帯なのでより値止まりしやすい可能性がある。SMA200・VMWA200もあるので、より強化される意識ラインだろう。
S&P500先物、上値抵抗線から打ち上げ今週の振り返り 
火曜日に上値抵抗線から打ち上げて上昇
上値抵抗線で跳ね返されることなく突き抜けたのは良い兆候
New High-Lowがプラスに推移し始めてることから、M7以外の上昇がついてきたか
水曜日以降は横ばいで日柄調整中だが、固く下げずに上値も試そうとしている
現状の価格帯は出来高が多いゾーンなので、上抜ければ短期的には売り圧力が少ない領域に向かえるかもしれない。
とはいえ7月高値付近では利確売りが増えやすいだろうか。
出来高は徐々に減少しているため、上値を追いかけるには出来高増加もほしいところ
M7以外の銘柄の買い圧力が続いていくなら、上昇しやすい環境となるか?
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
フィボナッチ78.6%から9月1日高値が目安。
このあたりで売り圧力が強くなるかは確認
9月1日高値を上抜けるなら、100%戻しの7月27日高値がいよいよ次の上値目標となる
 ②下落する場合 
押し目を作るなら、赤いボックス圏がチャート上のサポートライン隣りやすい場所
赤いボックス圏はこれまで過去サポート・レジスタンスラインとなっていたゾーンでチャートの意識されやすいポイント
突破した上値抵抗線とも重なる場所で意識はより強まるかも
赤いボックス圏を下抜けることがあるなら、VWMA200付近が値止まり確認の目安
S&P500先物、10月高値をブレイクアウト今週の振り返り 
- SMA200でサポートされ、金曜日の反発は赤いレジスタンスゾーンを上抜けでまた一つ買い圧力が売り勢力に勝った。
    - 8月までサポート、9月からはレジスタンスとなっていた赤いゾーンを上抜けたことは良い兆候
    - 出来高は少ないので、金曜日の反騰はやや信憑性に欠けている点には注意
    - 週明け以降にはEMA7とEMA200がゴールデンクロスしそうだ
- 一方で、レジスタンスライン(白のトレンドライン)に接して引けとなっているが、ここで跳ね返されるともう一回もみ合うかも。
    - 週明けはこのレジスタンスラインを上抜けることを確認することからスタート
    - 出来高増加を伴ってレジスタンスライン上抜けできると強い値動きになりそうか?
    - 跳ね返される場合は逆三尊の右側を作る可能性もあるかもね
- New High-Low(下段の棒グラフ)は今週再びマイナス圏に下がっている
    - M7や一部銘柄が牽引するが、他の銘柄がついてきていない模様
 次週のシナリオ
①上昇する場合
     - フィボナッチ(白)78.6%
        - 9月高値付近の78.6%で値止まりするか確認ポイント
 ②下落する場合 
    - フィボナッチ(白)38.2%
        - 今週はEMA200付近で止まっているが、もう少し下のSMA200から38.2%付近で値止まりしてレンジになるか確認
    - フィボナッチ(白)23.6%
        - 押し目を作るなら23.6%付近、10月頭の安値付近が下落目処として機能するか見たい
        
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S&P500先物、5連騰で回帰チャネル上限まで上昇今週の振り返り 
高値・安値切り上げが5連騰
昨年10月から引いたフィボナッチ(カラー)の50%戻しで下落ストップしたと見てとれる。
10月末に出来高が多い価格帯4,141前後で反発の動き。
ここの価格帯を守りたい買い圧力が初動
FOMCや雇用統計などで金利低下に動いたことも好影響
金利低下が続くかが焦点か?
金曜日には9月以来のNet New High-Lowプラス転換
といってもまだNetは小さな値なので、この流れが続くか見届ける必要がありそうだ
回帰トレンド(点線)を引くと、上限まで上がってきています。
白線のトレンドラインまではもう少し余地がある。
金曜日にはEMA200とSMA200の上まで取り戻しているが、EMA75で止められた形。
フィボナッチ(白)の50%までほぼ1週間で戻した強さがあるが、出来高は微妙な推移。
出来高が多めの価格帯である黄色ボックス圏(上)に差し掛かっているが、まだ上抜けできていない状態で引けている。さらなる上値を追いかけるには黄色ボックス圏を上抜けて上がり続ける力強さが見たい。
 次週のシナリオ
①上昇する場合
1) トレンドライン(白) 
フィボナッチ(白)50%を上抜けていくなら、トレンドライン(白)まで上がる余地はありそう。
 2) フィボナッチ(白)78.6% 
②下落する場合
回帰トレンドの平行チャネルの上限前後で跳ね返されると、どの程度の下押しか見ていきたい
 1) 小さな下押しならフィボナッチ(白)23.6%
2) もう少し下押し進むならまずは10月27日安値4,122付近で止まるか見たい。
S&P500先物、4月~5月レンジ安値を下抜け今週の振り返り
 
今週も週足は高値・安値ともに切り下げの下落トレンドが続いた。
日足でも3営業日連続で高値・安値切り下げの強い下落でした。
アックマンが国債ショート手仕舞いの報道で金利低下したが今も高水準で、指数の株価は調整が続いている。
期待していた下の黄色ボックス圏での反発は叶わず、下抜け下落した。
フィボナッチ100% 4,154も下抜け、4月から5月のレンジ安値を下回った形だ。
2週に渡っての強い下落だったため、白線の平行チャネルを突き抜け、より傾斜のある点線の平行チャネルに変化しています。
各種MAからの乖離率が高くなってきたので、もう一段下落があっても反発も期待するタイミングか
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
2週間下げてきただけに反発するなら次の順か。
 1) 10月4日安値 4235.5 
下の黄色ボックス圏が反発の最初の目安で10月4日安値がわかりやすいライン。
ここで反発が止まるようであれば一時的な弱い反発と見える。
 2) SMA200 
この下落調整が終わりしっかりした反発になるにはSMA200の上を奪還する必要があるだろう。
 ②下落する場合
1) 節目4,100・週足SMA200前後  
ごく短期的には4,100で値止まりするなら反発してほしいポイント。
止まれるかどうか確認したい。
 2) フィボナッチ(カラー)38.2%の4,052から節目4,000 
2022年10月安値から2023年7月高値までの長期のフィボナッチを引いた時、すでに50%を割り込んでるため、次のターゲットは38.2%か。
50%割り込んでるのは弱く見える。
4,000までストンと落ちることもあるかもね。
S&P500先物、前回10月4日安値に接近今週の振り返り 
今週は、高値・安値ともに切り下げの下落トレンド。
先週の週足で長い上ヒゲが売りシグナルだったか。
月曜こそ反発で上を目指したが勢い続かず、火曜日から反落開始。
上の黄色ボックス圏を上抜けることができず、EMA75で2回目叩かれており値動きは弱いものだった。
売り圧力強く、水曜日~金曜日の下落は強かった。
チャートのポイント4,335.25(黄色の水平線)はサポートにならず突き抜けた。
水曜日から金曜日は前日に対して高値・安値切り上げで、弱さがわかりやすい。
また、EMA200/SMA200もいとも簡単に下抜けて、こちらもサポートにはなっていない。
それだけ中東情勢などに対してリスクオフで反応しているのだろうか。
金曜日には先週の安値も下抜けて10月上旬の安値水準まで下がった。
フィボナッチ78.6%ラインを下抜け、平行チャネル下限の下限に到達した形だ。
平行チャネルからの反発上昇を見たいタイミング。
下の黄色ボックス圏が、4月~5月のベースとなっている出来高ゾーンでこのあたりでの反発が起きてほしいところ。
10月4日安値(赤色の水平線)前後で反発するかが見所。
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
平行チャネル下限または黄色ボックス圏から反発するなら、次の順で確認していきたい。
 1) SMA200 
まずはSMA200の上を取り戻すところを確認。SMA200を下抜けたままでは値動きは弱いものと見れる。
近くには4,335.25のライン、VWAPがあり上抜けたいポイント。
 2) 10月12日高値 4,430.5 
先週の高値でもあるが、上昇トレンドになるためには、この高値を上抜けられることが条件。
おそらく右下に下がる平行チャネルの上限超えも前後で起きる水準。
 ②下落する場合 
10月4日安値(赤色の水平線)と黄色ボックス圏を下抜けると、落ちやすく次の順で値止まり確認したい。
 1) フィボナッチ(白)100% 4,154 
フィボナッチ100%前後が次の出来高が多い水準値で止まりやすい場所。
 2) 節目4,100・週足SMA200前後 
多少の調整なら4,100前後で止まらないか見たい。
昨年10月安値から今年7月高値までのフィボナッチを引いたときには38.2%ラインが4,047.5と4,100の少し下にある。
4,100から下に突っ込むときは4,047を見ておくといいだろう。
S&P500先物、上昇を目指すがEMA75で失速今週の振り返り 
今週は、安値・高値切り上げの上昇だが、ローソク足の実体は週足では長めの上ヒゲで横ばい展開。
前半は先週金曜からの続きで4連騰。
黄色ボックス圏をグイグイ上がったので、上抜けも期待したがEMA75でストップ。
中東情勢による週末に向けたリスクオフもあると思うが、フィボナッチ50%が今週の上値目処だった模様。
黄色ボックス圏を上抜けないと上昇トレンドは挑めない状況。
上下しながらヨコヨコする展開になるか。
週末の引けはEMA200。再びSMA200下を試す可能性を残したか。
週末のリスクオフで、中東情勢が大きなネガが出てこなければ次週はもう一度上昇を試す可能性もある。
 次週のシナリオ
①上昇する場合 
週末リスクオフからの週明け戻すなら、もう一度黄色ボックス圏を狙うか。
 1) 黄色ボックス圏の上限 4,440 
今週上抜けできなかった黄色ボックス圏の上限は変わらず上目線の最初の関門。
手前のEMA75で止まるかも要チェック。
 2) 右下に下がる平行チャネル上限 
同じく変わらず同じ目標ライン。黄色ボックス圏を上抜けた先の値止まりが意識されるポイント。
この上限を上抜けると上昇トレンドか。
 ②下落する場合 
リスクオフで下げる場合、先週と変わらずのポイントが目安。
さほど下げないならSMA200が目処だが突き抜けると次の順。
 1) フィボナッチ(白)78.6% 4,268 
SMA200を下抜けて下押しする場合は、78.6%付近で値止まりするか確認。
 2) フィボナッチ(白)100% 4,154 
10月4日安値を下抜ける場合は、フィボナッチ100%前後が次の出来高が多い水準値で止まりやすい場所。






















