コロナショックの安値からわずか1年3ヶ月あまりで2倍になったS&P500 上昇トレンドは傾斜が穏やかで過熱感がありません。 市場関係者が注目する50日移動平均線。 ここをタッチ&割り込んだ水準が買い場となり反発が続いています。 RCIもきれいに買い場を示唆し続けています。 赤の短期線が反発する局面が買い場。 反落し下落するところが短期の売り転換箇所となっています。 緑の中期線が下落に転じるポイントでは調整が大きくなる傾向がありますが 今回の調整ではまだ中期線が下落に転じていません。 中期線の下落があっても、上昇に転じる局面は強い買い場ですので むしろ米株を安く買えるチャンス到来とみる投資家も多いでしょう。
天然ガス 月足200SMAトライ 2005年の大相場の高値から上値を切り下げ続け 15年に渡る下落トレンドを形成してきた天然ガス相場。 今年5月に超長期レジスタンス超えとなり下落トレンドは終焉。 現在200ヶ月移動平均線をトライ中。 先物市場の投機家ポジションは5週連続ネットショートが積み上がる形で 売り玉が増える中での上昇相場となっている。 売り越し幅はそれほど大きくないものの 買い戻される過程では値が上がりやすい構造で 200SMAを突破し新境地入りとなる可能性も否定できない環境。
IEAとOPECの8月月報は 原油需要の伸び鈍化を示す内容となった。 ■21年世界原油需要予想 IEA:前年比日量530万バレル増 (7月から10万バレル引下げ) OPEC:前年比日量600万バレル増 (経済成長率上方修正も原油需要は従来見通し維持) デルタ株の影響で年内の需要の伸びが鈍るとの見通し。 投資家らは中国の購買力低下を懸念している。 WTI原油価格は2018年の高値と面合わせで反落しており Wトップとなる可能性。 投機家らのポジションもロングが減少しており リスクポジションの手仕舞いの傾向が伺える。 投資家ポジションの解消がトレンドとなれば 200SMAの55~56ドル台までの調整があるか? マーケットはデルタ株感染拡大と中国の動向を注視。
2008年高値147.27ドルから20年4月に▼40.32ドルをつけるまで 12年にも及んだ長期下落トレンド。 上値レジスタンスを21年5月に上抜け、下落トレンドは終了しています。 しかし足元では200ヶ月移動平均線に阻まれ反落。 2018年10月の高値76.90ドルとほぼ面合わせでのWトップ。 調整を強いられる展開となっています。 調整の目処は20年5月安値18.05を起点に今夏7月の高値までの 上昇幅に対してのフィボナッチリトレースメントで 38.2%押しが54.47ドル。半値押しとなるなら47.52ドル。 ここまで下げずにこれまでの上値レジスタンスであった グレーのラインにタッチしたところで反発できれば押し目完了となりますが 200SMAの抵抗は強烈であるため一度レジスタンス下まで頭を叩かれる リスクにも留意しておきます。
20年3月の安値123.99円から21年5月の高値156.07円まで 32円強の上昇となったポンド円。 2007年の高値238.27円からの上値抵抗線超えをトライするも失敗。 キレイにレジスタンスで頭を叩かれての下落となっています。 下落のメドは20年3月の安値から21年5月までの上昇幅に対して 38.2%押し水準が143.66円。 半値押しが139.82円。
6月FOMCとブラードセントルイス連銀総裁の発言を受けて GOLDが冴えない展開を強いられていますが、 GOLDはカップウィズハンドルを形成している可能性が?! ◆オニールのカップウィズハンドルの条件 ①前回の底値から30%以上の上昇を形成したか ○ ②カップ部分は「U字」を描いているか ○ ③カップの頂点から安値までの調整幅は12%-33% ☓ ~高値から45%程度下げた ④カップの上半分部分で形成されているか ○ ⑤ハンドルは2週間以上かけて形成、およそ3~6ヶ月 △ ~もっと時間がかかる見込み というわけで必ずしもすべての条件に合致していませんので オニールの指摘するカップウィズハンドルとは異なるチャートを形成中ですが 一目均衡表の赤いライン「基準線」が支えとなり続けるならば 時間の経過とともに10月には雲...
ドル円相場週足 2015年高値125.86円から上値が切り下げ続け 6年もの下落トレンドを形成してきましたが 21年3月、上値レジスタンス超え。 4月に再び下落トレンドチャネルに叩き落されるも 200日移動平均線がサポートとなり、再度レジスタンス超えを達成、 ようやく6年にもわたる下落トレンド終了が確認できました。 2015年高値から2016年6月の100円割れ安値の 50%、半値レベルが112.41円、 まずはここを目指す上昇トレンドを形成しているようです。 MACDはデッドクロスを寸前で回避。 クロスせず再上昇する形は強い上昇を示唆。 112円40銭近辺では一度抵抗に合うと思われますが ここを超えれば2015年高値を目指す可能性もでてきました。
コロナショックの下落でつけた20年3月の123.99円を安値に 21年6月155.93円まで上昇してきたポンド円。 リーマンショック前の2007円6月の高値238.27円を起点にした 上値レジスタンスを抜けようかというところでの反落となっていますが、 ボリンジャーバンドの2σはプラスマイナスどちらも拡大方向にあり 中心線も上向きであるため、上昇基調は継続しているようです。 今回のFOMCショックでのドル高がいい押し目となる可能性も。 押し目はボリンジャーバンド1σ148.56円が目処。 ここで下げ止まらなかった場合、 3月安値から6月高値の38.2%オシの143.55円が買い場となります。
2008年、147ドルの高値まで駆け上がったWTI原油。 5月GSレポートで200ドル予想が出た2ヶ月後にトップアウト。 リーマンショックは9月でしたが、原油の高値は2ヶ月早い7月でした。 その後の金融政策で原油は戻りを入れるも最高値を更新することなく 2015年にはチャイナ・ショックで再び暴落を強いられます。 こうして上値をおさえられ続けてきた上値レジスタンスを この4月、12年半振りに上に抜けてきました。 20年4月のコロナショック時の安値を起点に 新たな上昇トレンドがスタートしています。 目下ターゲットは 過去の上値抵抗であり下値支持線であった77~78ドル近辺。 MACDもゴールデンクロスから上昇継続を示唆。 77~78ドル水準を切り上げ100ドルを目指す展開も。 この夏場に78ドル近辺までの上昇があれば一度...
ポンド円月足より半年はやく20年12月には上値レジスタンス超え。 今月このまま価格を維持できれば 一目均衡表の雲の上限をも上に抜けそうです。 ブレグジット騒動時の安値を、一時大きく割り込んだコロナショック。 20年3月のポンド安は長い下ヒゲに終わり、2015年安値とのWボトム形成。 MACDはゴールデンクロス、RCI中長期線上昇基調ということもあり、 反落局面があっても一目均衡表の転換線(水色線)が買い場となり 大きな上昇トレンドを形成する形に見えます。
ポンド円月足 リーマンショック、欧州債務危機、ブレグジット騒動で下値を試す展開が 長期化していたポンド円。これまで120円が鉄板下値となってきましたが コロナショックでの安値は123円。円高圧力は弱まっていることが伺えます。 2008年高値238.27円、アベノミクスでの円安の頂点195.88円を結ぶ 上値レジスタスライン(白線)にタッチしてきました。 ここを突破できれば新たな円安ポンド高トレンドの発生となりますが 一目均衡表の遅行線(緑線)がロウソク足実態を上抜けている他、 MACDのゴールデンクロス、そしてRCIの中長期線の上向き上昇が確認でき、 このレジスタンスは突破できるものと見ています。 さすがにレジスタンスラインでは多少の抵抗があり 価格が弱含む調整局面を迎える事があると思いますので その下落を狙って押し...
20年8月を高値に下落トレンド継続中のゴールド。 3月~4月にWボトムを付けて上昇してきましたが 1855~65ドル近辺に高値レジスタンスが走っており、 ここを抜けることができるかが最初の関門。 このレベルには200日移動平均線も同時に走っており 強力な抵抗となるものと見られます。 上抜けに失敗すれば再び下降チャンネルの下限までの下落も想定。 株式市場が不安定となってきましたが、米長期金利も上昇基調にあり 決してこの関門突破は容易ではないと考えています。
ユーロ円月足。 1999年のユーロ発足から20年あまりの間の高値と安値の 丁度半値となる129.16円を3月に上抜けました。 同レベルに200SMAが走っており、これを今月4月に上抜けそうです。 (月足なので月末まで確定しません) 同時に2008年の歴史的高値からの上値レジスタンスラインをも 今月4月に上抜けてきました。 これも月末まで確定しないものの、これが確定すれば 12年あまりに及ぶ長い下落トレンドに終止符が打たれます。 仮に今月の終値ですべての節目超えが確定した場合、 最初のターゲットは2018年2月の137.50円。 中期ターゲットは2014年12月の戻り高値149.78円。
日経平均日足、一目均衡表とRCI、MACD 今日4月29日の安値28720円を維持できるか否かは重要。 2月16日に30728円の高値をつけてから上値が重い展開ですが 足元は三角持ち合いを下抜けそう。 同レベルに一目均衡表の雲の下限が合致しており、 一旦は下げ止まりサポートされる水準となりますが 下げ止まることができなければ11月安値から2月高値の上昇トレンドの 38.2%押しとなる27714円、 半値押しとなる26791円あたりまでの下落の可能性も。 下げ止まって反発した後、三角持ち合いの上値抵抗ラインを 上に抜けてくれば上昇再開となりますが、 今年の高値30728円を超えなければ強気再開は確認できません。 MACDはデッドクロス。 RCIも緑のh後期先が下降してきてお...
ユーロドル月足チャート。 ユーロドル相場 2008年7月の高値1.6038ドルからの 長期レジスタンスを2020年11月に明確に上抜けし 上昇トレンド開始かと思われたものの21年年明けから下落基調へ。 12年に渡る下落トレンドにピリオドを打つことができるのか?! 1.1650ドルが割れるとユーロ上昇は騙しに終わる可能性もありますが 一目均衡表の基準線1.1492ドルが支えられ反発できるかどうかがポイント。
2015年6月のアベノミクス日銀バズーカの高値となる125.85円を高値に 高値が切り下がる展開を強いられてきたドル円相場。 5年あまりものレジスタンスライン(高値抵抗=黄色のライン)を超えそうです。 日足チャートのRCIは長期線(黄)中期線(緑)が2重天井となっており 短期線(赤)が下落し調整を示していましたが、ここに来て反発(黄色マル) 絶好の押し目買いシグナルがでました。 米長期債利回りは1.6~1.7%台まで上昇、 一方で日本の長期金利は上がっても0.25%までのYCC政策継続が示されており、 日米金利差拡大は明らかで、4月新年度からは本邦機関投資家らが 外債投資を増加させるとの思惑が強まっています。 ドル円相場、まずはコロナショック急落前の112.22円が 最初のターゲットとなるでしょう。
年初から続いてきたドル円の上昇トレンド。 2015年の高値125円台からの週足チャートの上値レジスタンスに ちょうどぶつかる位置にまで到達。 同レベルには200日移動平均線が走っており 一旦上値を抑えられやすいレベルと考えます。 1月4日の安値102.59円を底値に3月高値109.36円までの 上昇幅に対してのフィボナッチリトレースメントで 0.382押しが106.77円。 ここまで調整があっても上昇トレンドは継続ですので 押し目を待ちたいチャートですが、 このままレジスタンスを勢いよく超えれば スケールの大きなドル高円安相場のスタートです。 106円台までの調整があるならば短期ショートにも妙味ありですが 終値でのレジスタンス超えで早期撤退が条件です。