20年4月、コロナ禍OPECプラスの減産協議がまとまらず サウジアラビアが逆ギレ増産表明したことで マイナス40ドルもの歴史的安値を示現したWTI原油価格。 その後、米国の仲裁で慌てて協調減産で合意。 OPECプラスの原油減産が継続していることや 米国のシェール生産の戻りが鈍いことなどから 原油在庫がタイト化しており WTI原油価格は21年3月67ドル台まで上昇しています。 この水準はリーマンショック前の最高値である147ドルから 引いた高値のレジスタンスラインでもあり、 ここを月足終値でしっかりと抜けてくるかどうか。 このレベルには一目均衡表の雲も位置していますが、 ちょうどねじれに差し掛かったポイントで 雲の上に顔を出しており、 このまま勢いよく上昇する可能性も秘めています。 もし、反落した場合の押し目買いポイン...
金利上昇に伴って上値が重くなってきたグロース銘柄群。 ナスダック総合指数の月足は、2月に長い上ヒゲをつけて下落開始。 当面の高値をつけて短期下落トレンド入りしたようです。 調整には日柄調整と値幅調整の二通りありますが、 現在のところの下落の下値メドは 3月のコロナショック時の安値から2月高値の上昇幅に対しての 半値押し(50%下落)水準である14103P。 ちょうどこの水準に一目均衡表の基準線が位置しており このレベルでは支えられるものとみています。
200日移動平均線を割り込んだCOMEX GOLD先物市場。 20年3月のコロナショック急落時の安値から8月高値の 半値押し(50%下落)がサポートとなるかが焦点。 現在、一旦は反発しています。
円高予想が大勢を占める中スタートした2021年のドル円相場。 1月5日の102.60円を下値に上昇をはじめました。 一目均衡表の雲を上抜け、RCIも長期線、中期線が上昇と継続し 短期線が下降から上昇へと折り返してきました。 コロナショック直前のドル円高値が20年2月20日の112.22円。 この高値から102.60円の安値の半値戻りが107.42円。 このトレンドではひとまず107円台がターゲットとなります。
ゲームストップ株急騰のきっかけを作ったとされる掲示板Reddit。 Redditのフォーラム「r/wallstreetbets」に 「世界最大のショートスクイーズ」として 「シルバー市場は地球上で最も操作された市場のひとつ」 「ショートスクイーズがあれば相当な出来事になる」との投稿が。 これを受けて銀連動型ETFのiシェアーズ・シルバー・トラストは 28日に一時7.2%上昇しました。 これはCOMEX銀先物 月足チャート。 月足MACDがゴールデンクロスしてから上昇が続いています。 Redditへの投稿がなくても、2020年はゴールドとの比価修正で シルバーは大きく上昇しており、さらにバイデン大統領誕生で 再生可能せネルギーへの政策転換を好感した買いが入り始めていたところ。 太陽光発電向けの銀の需要は、2019年...
12月中旬から急騰を見せたビットコイン。 足元では大きな三角持ち合いを形成しています。 三角持ち合いを抜けた方に新たなトレンドができると見るのが定石ですが ボリンジャーバンドを見ると足元ではミドルバンド(赤)を実体が下抜け。 上値の重さ気になります。 ボリンジャーバンドは拡大から縮小のフェーズに入っており バンドが収縮するスクイーズ形成に向かっています。 ボラティリティが低下し、値動きが乏しい時間帯に入ると思われます。 レジスタンスとサポートラインがクロスするのが1/30前後。 2月に入ればどちらかに抜けると見えますが、 三角持ち合いから高値と安値を水平に引いた四角のボックス相場に 入る可能性もあり、新たなトレンドができかどうかはわかりません。
2000年の安値から2008年までの上昇でおよそ2倍になったユーロドル。 8年の日柄をかけて上昇。 2008年の高値から2017年まで9年間の下落相場は 2020年のコロナショック安値が2番底となり終焉が確認されました。 2008年からの長期レジスタンスライン(黄色のライン)を 今年7月に上に抜け、11、12月の上昇で三角持ち合いを 確実に上に抜けた事が確認され、超長期下落トレンドから 上昇トレンドへとフェーズが変わったものと思われます。 まずはこの下落トレンドの38.2%戻りの1.25166がターゲット。 ここを超えると半値戻り(50%戻り)が1.31890に位置しており、 このラインまでの上昇が見込めます。
ポンドドル月足チャート。 ポンドは大底を打った可能性が。 ①黄色のラインは 2007年高値2.11612ドルからの長期レジスタンス(抵抗)ライン 13年にも及ぶ長い上値抵抗ラインを2020年12月に上に抜けましたが ブレクジット交渉合意後、材料出尽くしから上値が重くなっています。 この黄色のラインをしっかりと抜けてくることが第1条件。 ②このレベルには2009年の暴落時の安値1.35016ドルとも重なっており これが現在上値抵抗となっていると見られます。 ③また2014年の戻り高値から、2020年3月の歴史的安値の下落幅に対し 0.382%戻りが1.36029であり、フィボナッチ・リトレースメントからも 上値を押さえられる位置に到達していると言った状況です。 この3つの抵抗を超えられれば、ボンドドルは大底確認で大き...
8月を天井に下落が続いてきたゴールド。 ゴールドETFから資金が抜け、ビットコイン市場に流れているとも 指摘されていますが、今年の安値であるコロナショック後の1450ドルから 8月高値の2090ドルのちょうど半値押し水準である1767ドルで下げ止まり 緩やかに反発してきています。 8月高値からのレジスタンスである点線のラインを超えられるかが焦点。 MACDがゴールデンクロスしたところから上昇しており これがデッドクラスにならない限り強気継続。 RCIの短期線も急反騰。 中期線まで上向きとなってきており期待が高まりますが 長期線である緑のラインが上昇してこそ本物。 まだレジスタンスでは頭を叩かれる可能性があります。 ただピンクのライン200SMAを完全に下回らない限りは 弱気相場入りとはなりませんので、 押し目買い方向...
ユーロドル月足チャート 2008年の天井からの下落トレンドのレジスタンス(上値抵抗ライン)を 11月の月足終値で上抜け確定。 12月に入ってこの下落トレンドからの上放れが加速しています。 ユーロ誕生の2000年からの超長期の下値抵抗ラインもキレイにサポート され続け、この大きな三角持ち合いをどちらに抜けるかが注目されてきました。 MACDもゴールデンクロス。 月足でのクロスは数ヶ月単位での上昇トレンドとなってきた経緯があり このユーロ上昇、ドル安のトレンドは本格化するものと考えられます。
2019年3月からスタートしたゴールド上昇トレンド。 2020年3月コロナショックでは換金売りに押され50%程度下落するのですが、 この時200日移動平均線がこのレベルとほぼ合致していました。 今回、ワクチン相場では経済正常化期待から株に資金が集中し ゴールドが売られていますが、200日移動平均線まで下落してきました。 半値押しレベルまで下落するなら1750~1760ドル近辺までの下落の可能性あり。 ここがサポートされないようなら2019年からの上昇相場はいったん終了となりますが ゴールドのシーズナリティからみると、年末に向けゴールドは安く 年明けから急反発となる傾向が強いため、年末に向けての下落は買いの好機とみます。
NT倍率とは(日経平均株価➗TOPIX) 日経平均の構成銘柄は225種。 TOPIXは東証一部上場全銘柄が対象です。 日経平均はファストリやファナック、ソフトバンクなど 値嵩株の影響を受けやすい特徴があります。 現在NT倍率が過去最高値を更新しています。 つまり、日経平均が高くTOPIXが追いついてきていない。 景気の実態は東証1部全銘柄が対象のTOPIXに反映していると思われ 日経平均は値嵩株手動でやや買われすぎの感が。
日経平均が29年ぶりの高値を更新しました。 2017年から続いてきた24000円を高値としたレンジ相場を上方ブレイク。 これが本物なら上昇トレンドが加速する局面です。 1999年のバブル崩壊から続いた長い下落トレンドは、 2013年のアベノミクスを持ってようやくはっきりと終焉が確認されましたが (下落トレンドは14年も続いた) 2013年からスタートした上昇トレンドはまだ7年。 そのうち2017年からの3年間は20000円から24000円の間でのレンジを形成。 これがようやく放たれました。 MACDも月足レベルでは2019年11月以来のゴールデンクロスとなっており、 トレンドの発生を期待できる形となっています。 (2019年11月のゴールデンクロスはコロナショックに...
ウィリアム・J・オニールは 1962年10月から1964年12月までの26ヶ月で、 自身の口座の資金を20倍に増加させた著名投資家。 代表的名著である「オニールの成長株発掘法」に出てくる カップウイズハンドルがナスダック総合指数に出現?! カップウイズハンドル(取っ手の付いたコーヒーカップ) ①カップができる前の上昇が30%以上 ○ ②カップの調整幅は12%-33%が理想的 ○ ③取っ手の部分は2週間以上が好ましい…? オニールは、週足でカウント。 7週間から65週間にかけて形成されるとしている。 ナスダックのこのチャートは日足であるため 厳密に言えば該当しないが・・・。
小麦月足。 2014年から長期もみ合い相場が5年以上継続。 10月が上昇のまま終われば4ヶ月連続陽線となり、 ボリンジャーバンドはこの10月陽線でエクスパンション。 MACDもゴールデンクロスを確認。 テクニカルでも大相場発展の兆しが出てきました。 ファンダメンタルズからもこの秋から買い材料が相次いでいます。 USDA米農務省が発表した需給報告で 小麦の四半期在庫が前年同期比8%減少となったことが 予想外だったことに加え、ラニーニャも懸念材料に。 足元ではロシア産地などの乾燥懸念が価格を押し上げています。
WTI原油、下降シグナルが点灯 ①長期のトレンドをみる200日移動平均線は下降を続けている。 4月のマイナス40ドルからのリバウンド局面でもこれは変わらなかった。 7~8月と40ドル大台を維持するレンジが続いていたが、 長期トレンドはいつ崩れても不思議はなかった。 ②一目均衡表の雲に支えられてきたが、下抜け ③MACDデッドクロス
豪ドル円はコロナショックの安値からの反騰局面では MACDが綺麗にゴールデンクロス。 RCIの中長期線も上昇しており、 わかりやすい上昇トレンドを演じていました。 ところが6月中旬にMACDはデッドクロス。 RCI中期線も下落を始めましたが、豪ドル円は 地味ながらも上昇を続けてきました。 MACDなどオシレーター系指標が下落しているのに 価格が上昇を続けることを「ダイバージェンス」と呼びます。 これは大きなトレンドの終焉を意味しており、 いずれ価格はオシレーター指標に引っ張られることが多いのですが、 今回も3ヶ月続いたダーバージェンスの終焉となりそうです。 3ヶ月間、MACDは下降しながらもつれ合っていましたが 9月初旬、再度綺麗にデッドクロスし下方に勢いが出てきました。 RCIの中長期線も下落を開始。 上昇トレン...
円高が進行しています。 今年2月のコロナショック前の高値は112.22円 コロナショックの安値が3月の101.18円 以降、この高値と安値の間で長期レンジ相場が続き 大きな三角持ち合いを形成していましたが 9月16日、この下値サポートラインを割り込んでしまいました。 緩やかではありますが、200SMAが下向きであること、 そしてドル円相場は200SMAの下で推移していたことから この三角持ち合いは下方にブレイクすることは予想できましたが、 よりそのタイミングを見るのに優れているのがMACD 2020年はMACDがデッドクロス(青の丸)すると ドル円相場が下落を強めるパターンが繰り返されて来ました。 今回も9月14日にMACDがデッドクロスしており ドル円相場が下落を強めています。 まだデッドクロスしたばかりである...