ドル円のトレードアイデア米指標が悪く株価も下落しVIX指数も24に到達し相場のセンチメントが明らかに悪化しております。全面的にドル売りになっておりますが、それらは動き出しのトリガーにしか過ぎず、実際はお伝えしていた通りオプションと先物価格に収束する動きです。
先物はさらに下落し146.78円までの可能性が出てきました。3月3日には、トランプ大統領より「今後、円安誘導は許さない」と名指しでくぎを刺されたばかりですし、今後大幅な円安になることはなさそうです。
ダウ理論やエリオット波動でいくら波をカウントしても方向感くらいしかわからない時代になりました。投資銀行やヘッジファンドの戦いが熾烈になってきたからですね。
彼らは金融工学や高速アルゴリズムを駆使し、オプションや先物と原資産を織り交ぜた僕らには到底できない(理解はできるが)戦略で仕掛けてきます。こういった戦略は日経オプションや株など“クローズド”な世界だけでした。FXはオープンな相対売買で全ての情報をアルゴリズムにぶちこむのは難しいと考えられていました。
しかしAIの劇的進化により為替相場に影響のある全ての情報を収集、参照、評価できるようになり、アルゴリズム開発戦争になってきています。FXは第六世代に入ったといっても過言ではありません。
僕らが彼らに立ち向かおうとすると、ボラティリティが高過ぎて、方向は合っていても安易に設定した損切りはすぐにストップアウトさせられてしまいます。かといって深いストップロスではロットを上げることができず儲からない。毎回(毎日)、目の前でどのような攻防が起こっているのかを推論し、時間、ロット、場所をリニアに変化させるようなエントリー方法の工夫が必要です。
書籍やYOUTUBEで学んだテンプレート的な単一手法では毎回ヤラレると言うことです。
※引き続き追記していきますので、フォローしていただくと通知が届いて便利です。
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未来予測系インジケーターを裁量の補助として利用可能どうも、トレードアイデアラボの猫飼いです。僕らトレーダーの仕事は未来を予測することに他なりませんね。ヘッジファンドや マーケットメイカーも数秒先、遅くとも3分先の予想を高速でし続けるロジックにしのぎを削っている。
TradingViewにも未来予測系インジケーターはたくさん掲載されていますので、あなたのトレード研究の糧となるでしょう。
未来予測には2つの分野があります。方向の予測とボラティリティの予測です。ボラティリティの予測は金融工学を使うか又はなんらかのオリジナルな手順で分析するしかないですが、方向の予測(環境認識)は、ほぼテクニカルですので、インジケーターを“補助的に“使っても良いのではと思います。
オプションバリアの攻防戦!月末フローとドル円ショートの戦略設計月末と週末が重なり特有のフローが出そうですが、ドル円は3月5日期日の151円のオプションバリアを意識し、そのエネルギーを逆手に取ってショートを仕掛けたいところ。
▶︎Bloombergさんに下記のタイトルの記事がありましたので検索してご参考になさってください。
「ウォール街の為替トレーダー、アルゴリズムで代替可能-新時代に突入」
「為替ディーラーの役割は「アルゴのDJ」に-AIで仕事一変」
僕らは、彼らと戦っているんですよね。もちろん僕らにも勝ち目はありますが、テクニカルやナントカ理論なんてものだけに頼って売ったり買ったりするのがいかに運任せかということに気づいていただけるかと思います。
「なぜあなたのトレードは抑え込まれるのか?」— FXはマーケットメイカーにより最も最適化された市場みなさん。今日も相場と格闘してますか?どうも、トレードアイデアラボの猫飼いです。
昨日のドル円、わかりやすくもあり面白い動きでしたね。ロンドンフィックスの影響が薄れたタイミングで、149円を目指すアノマリーを使ってショートを仕掛け利食いしたわけですが、まあピンポイントでそこしかないような場面でした。こういうのを見逃すと、「ああ、また無駄な一日を過ごしちゃった…」ってなるんですよね。深夜ですからやむなしです。
で、相場を見てると「なんでこんなにトレンドが出ないんだ?」って思った人、多いんじゃないですか? テクニカル的には「ここで抜けるでしょ!」ってところで何度も跳ね返される。
はい、これマーケットメイカーの仕業です。
◆ マーケットメイカーが動かす相場、その正体とは?
「マーケットメイカーって何?」って人もいるでしょう。簡単に言うと、大口の注文をさばく市場の“裏方”です。LP(Liquidity Provider)といってもいい。彼らは相場を動かしてるように見えますが、実際には 高速で「最適化」 してるんですよ。つまり、急激な動きを抑えて、リスクを承知でオーダーの板に厚みを生み出しボラティリティをコントロールしてる。
たとえば、みなさんが「おっ、このライン抜けた!買いだ!」ってエントリーするとします。でも、その瞬間、なぜか価格がピタッと止まる。むしろ逆行する。
「え? なんで!? 俺のポジション見られてる!?」
なんて思ったことありません?
実際、見られてます(笑)。
いや、厳密に言うと 個別のトレーダーのポジションを監視してるわけじゃない んですけど、大口のフローを見ながら「ここで個人が狩られるな」っていうのはバレバレなんですよ。で、それを利用して大口が有利になるように相場を調整する。
◆ 月末相場は「売らされる人」が多い!
さらに今回は月末特有の動きも絡んできます。
ショートオプション(ラダーオプション)への逆張りっぽい仕掛けと、それに対する防戦売りが28日まで続くんですよね。だから「売らされる人」が増える。そして、そういう動きが出るとマーケットメイカーが調整して、思ったよりも値が伸びない。結果、「なんだよ、結局ヨコヨコかよ…」ってなっちゃうわけです。
これ、知らないと「なんで俺だけ勝てないんだ…」って変な自己嫌悪に陥るんですよ。でも、テクニカルだけ見てても限界がある ってことを知ってるかどうかで、トレードの質は大きく変わります。
◆ じゃあどうすればいいの?
「売れば上がるし、買えば下がる、、、でも相場はそんなもんですよ!」なんて達観したように語るベテランも多いですが僕らは違います。
じゃあ、こんなマーケットメイカーの最適化に巻き込まれずに勝つにはどうすればいいか?
答えはシンプルです。
「彼らが何をしているのかを意識しながらトレードする」
「なんでここで止まるんだ?」
「今、誰が苦しんでる?」
「この動き、何かの調整じゃないか?」
こういう視点を持つだけで、エントリーの精度が変わります。
それこそ、昨日のロンドンフィックス後のショートなんかもそうですよね。「この時間帯ならロンドン勢の影響が薄れる」「マーケットメイカーの最適化が働く前に狙う」っていう流れを理解してたからこそ、ピンポイントで狙えたわけです。
◆ 知らないと一生狩られる側
マーケットメイカー(Liquidity Provider)やオプショントレーダー、先物トレーダーの存在を知らずに、テクニカルだけで戦おうとすると、もうずーっとカモにされます。
たとえば、釣りの世界でもそうですけど、賢い魚って簡単に釣られないんですよ。でも、何も知らない魚は「おっ、美味しそうなエサがある!」ってパクッと食いついて、すぐ釣られる。
相場も同じです。
「おっ、ブレイクした!ロングだ!」
↓
ストップ狩られる
↓
「おいおい、なんでやねん…」
このループから抜け出したいなら、 “マーケットメイカーの動き“ を意識してみてください。
さあ、今日も市場の裏側を読みながら、賢く立ち回っていきましょう!
GSが金(ゴールド)の2025年平均値を3100ドルに上方修正す昨年は、中国が1兆元(約21兆円)分の超長期特別国債を発行し、大規模な公共事業などの内需拡大政策の財源に充ててきましたが、2025年は発行額を増やすとのこと。今後5年間で10兆元(約210兆円)の地方債を追加発行することも予定されており、米ドルに替わる外貨準備としての金(ゴールド)購入はまだまだ続きそうです。
※これをやめてしまうと元は暴落し、国外に投資している中国の投資銀行は損失を被ります(逆に元高になれば人民銀行は儲かります)。
GSも2025年の金(ゴールド)の平均価格を上方修正しました。押し目買いのタイミングはいつも通りMP(Missed Pivot)を根拠として。さらに中国元ベースの SAXO:XAUCNH およびCOMEX上海金先物の限月の切り替わり時の価格動向に注視しましょう。
中国元の価格をこのまま維持できるか、為替相場にも注目しております。
来週のドル円の行方は?相場解説とタイミングの取り方を徹底解説皆さん、こんにちは!トレードアイデアラボの猫飼いです。
先週のドル円は横ばいが続いていましたね。こういうとき、「このままどっちに動くんだろう?」と考えてしまう方も多いかもしれません。でも大事なのは、動き出すタイミングとその兆候をしっかりと捉えること。
環境認識としては、ダウントレンド継続を疑う時間帯。つまり、基本的には下落を想定しておく場面です。プランとしては、
プランA: 一旦オプションへの戻りを試してから下落
プランB: そのまま下落
どちらも同じくらいの可能性がありました。特にオプションの効力が切れることで「動くのは20日以降」と考えていましたが、案の定、20日から下落が始まりましたね。152円付近で停滞していたことでプランBを疑い、20日に売り。そして週末も下落して終了。僕も売りポジションはホールドしています。
ターゲットとしては、先物147円19銭を見ています。同じタイミングでクロス円を売るのも良いですね。
さて、ここで話は変わりますが、最近ちょっと驚いたニュースがありました。
FXのオンラインサロンで「先出し情報」を提供していたり、YouTubeでフェラーリF8スパイダーやランボルギーニなどの超高級車を見せびらかしていた人物が逮捕されたそうです。どうやら彼(もしくは彼ら?)のSNSを見て憧れた若者を、闇バイト(点検詐欺やリフォーム詐欺)にリクルートしていた特殊詐欺グループ「トクリュウ」のリーダーだったとか……。もはやトレーダーですらない。
いや、確かにFXは儲かりますよ。でもね、税金を払った上で、何千万円もする超高級車を買うっていうのは、相当なキャッシュフローがないと無理です。正直、ストイックに相場に向き合っている人なら、ランボルギーニなんて乗ってる暇はないし、買ったとしても自慢する気にもなりません。だって、トレードしてたら「次の一手」のほうが気になるでしょ? なので、そういうYouTuberを見かけたら、「この人、本当にトレードしてるの?」と疑ってみるべきですね。
トレードで先出しは当たり前。重要なのはタイミングのほう。
トレードアイデア(計画書)を先出しするのは当然のこと。計画なしにトレードするのは、地図なしでジャングルに飛び込むようなものです。中には天性の感覚でトレードして勝てる人もいますが、それは1万人に1人くらいの話。
もっと大事なのは、計画通りにトレードを執行する能力です。そして、それにはタイミングを測る技術が必要になります。
僕らは24時間チャートに張り付いているわけにはいきません。アラートを設定していても、ちょうど手が離せないこともありますよね? だからこそ、事前にある程度タイミングを予測し、“時間”と“場所”を絞り込んでいく手順を身につけることが重要なんです。
要するに、「ここでチャンスが来る可能性が高い!」と事前に準備しておくことが、勝つための鍵ってことですね。時間の情報とは時間的な要素つまり経済カレンダー、オプション・先物など期日のあるものです。場所の情報とはもちろん価格ですが、単なるキリ番とか抵抗帯ではなく“今起こっている攻防“の原因となっている場所の情報がタイミングの鍵となります。
というわけで、来週も慎重に、でも大胆にトレードしていきましょう!
元安、円相場、トランプ関税—不確実要素だらけの為替市場ドル円は20日から、下落再開とお伝えしていましたね。先物価格は148円59銭へと低下しています。チャネル下辺のブレイクで売り、ポジションはしばらくホールドします。
人民元の動きがカギを握る?円・ウォン相場への影響を分析
中国はこれまでも為替市場に強く介入してきましたが、最近は状況が大きく変わっています。不動産バブル崩壊や信用不安で海外資本の流入が細り、内需拡大のために超長期国債を発行しているのは、まさに「元安を受け入れざるを得ない」状況とも言えますね。
その一方で、人民銀行は断続的にドル売り・元買いのオペを行い、急激な元安を防ごうとしています。この規模が大きいので、日本円や韓国ウォンにも影響が出るのは避けられません。特にドル円は、単純に米国要因だけでなく、日本の金融政策や中国の動き、さらにはトランプ関税の影響まで考えなければならないため、非常に複雑な局面になっていますね。
テクニカル的にはドル円のアップトレンドは終了し、戻り売りが基本戦略になるものの、オプションや先物の動き、中国の為替介入などで突発的な値動きが発生する可能性も高い。不確実要素が多く、慎重なトレードが求められる局面です。
このような環境では、短期トレードに徹するか、リスク管理を徹底したうえで戦略を組むことが重要になりそうですね。
【ドル円相場解説】円ロングの増加とオプションSQ後の展開どうも、トレードアイデアラボの猫飼いです。2024年9月以降、中立的なポジションが続いていた円先物市場ですが、IMMポジションの推移を見ると、ここにきてようやく円ロングが増加し始めました。市場全体のセンチメントが変化しつつある兆しが見えています。
※このように通貨の転換期には週に1度、IMMポジションの傾きをチェックすると良いですね。
現在の環境認識としては、上昇チャネルが一段とワイドになり、その下限付近で推移しています。先週末のオプションSQ(特別清算指数)の影響もあり、154円をトライした後、先物価格まで下落し、週を終えました。
特に注目すべき点として、20日までは154円のオプションが効力を持つため、下値が支えられやすい状況です。しかし、それ以降はチャネル下辺をブレイクする可能性が高まり、テクニカル的にも重要な局面を迎えます。
今後の展開としては、20日までの値動きを慎重に見極めつつ、オプションの影響が薄れたタイミングでの動きに注目する必要があるでしょう。
金相場が暴走する理由:中国の『日本化』と外貨準備戦略(金本位制2.0)金(ゴールド)相場の異常な上昇:中国人民銀行の影と「日本化」する国債政策
どうも、トレードアイデアラボの猫飼いです。みんな、最近の金相場の動きを見て「なんじゃこりゃ!?」って思わなかった?
まるで止まることを知らないジェットコースターのように、金価格は右肩上がりに爆走中。
「あれ?金って不況のときに上がるんじゃないの?」と思っている人も多いと思う。
でも、ここでちょっと冷静になって、なぜこんなに金が一辺倒に上がり続けているのかを掘り下げてみよう。
結論から言うと、今の金の爆上げの裏には 「中国人民銀行」 の影がちらついているんだよね。
そして、それは単なる偶然じゃなく、しっかりした理由がある。
今日はこの話を深掘りしながら、わかりやすく解説していくよ!
金価格の発端:中国人民銀行の大規模な金買い
まず、金価格の大幅上昇のトリガーとなったのは 中国人民銀行(PBOC)の金購入 だ。
「え、中国って昔から金を買ってたんじゃないの?」と思うかもしれない。
確かに、中国は長年にわたって金を戦略的に買い増してきた。
でも、2022年11月以降、2024年4月まで18カ月連続で金を買い増し続けている のはちょっと異常なんだよね。
しかも、2024年12月の時点で 金の保有量は2279トンに到達!
これ、どれくらいの規模かっていうと、日本銀行が金をほぼ持っていないのに対して、
中国は 国家戦略として金を増やしている ってこと。
これはまるで…
「お年玉を貯金するか、全部お菓子に使うか」っていう話で、
中国は ガチで貯金(=金購入) しているわけだ。
なぜ中国はこんなに金を買い続けているのか?
金を買いまくる理由を理解するには、中国経済の現状を知る必要がある。
中国の経済は今、かなりヤバい状態になっているんだ。
① 不動産バブル崩壊による銀行の運用難
中国の不動産市場は、かつて「永遠に上がり続ける」と言われていた。
でも、その神話が エバーグランデのデフォルト で崩れ去った。
不動産がガタガタになった結果、中国の銀行は資金の運用先を失ってしまった。
「じゃあどうするか?」って話になるよね。
そこで出てきたのが 「国債の日本化」 なんだ。
「国債の日本化」とは?
日本のバブル崩壊後、企業は投資をやめて資金を貯め込むようになった。
そうすると、銀行は 「貸す相手がいない」 という状況に直面する。
結果として、銀行は国債を大量に買い、
日銀もそれをバックアップする形で 超低金利政策 を続けてきた。
この流れが、今の中国にも起きている。
中国の超長期特別国債
中国政府は、2024年に 1兆元(約21兆円)の超長期特別国債を発行 した。
さらに、2025年にはこの発行額を増やす方針 も示している。
「おいおい、そんなに国債を発行して大丈夫なのか?」と思うよね。
でも、実はこれ 政府の戦略的な政策 なんだよ。
つまり、銀行が余った資金を国債に突っ込むことで、
景気を下支えしつつ、人民元の暴落を防ぐ狙いがある。
ここで面白いのが、中国の人民銀行は 「国債買い支えますよ」 って公言していること。
これ、日本がやったのと ほぼ同じパターン なんだよね。
なぜ金価格が上がるのか?
ここで、「じゃあなんで金が上がるの?」って疑問が出てくる。
これには 2つの大きな理由 がある。
① 人民元安による外貨準備の目減り防止
中国は人民元を安定させるために外貨準備を増やす必要がある。
でも、外貨準備は ドルの価値が下がると目減り してしまうんだよね。
そこで、中国は 「外貨準備の一部を金にしてしまえば、リスク分散できる」 と考えたわけ。
これが、 金の爆買いが始まった理由 なんだ。
② 金の国際的な信頼性
ドルはアメリカの都合で価値が変わるけど、金は 「どこの国でも価値がある」 資産。
つまり、中国が ドル依存を減らし、金を基軸資産にしようとしている ってこと。
これ、歴史を振り返ると面白いんだけど、
昔、アメリカが 金本位制を放棄したとき も、金価格は爆上がりしたんだよね。
中国が今やってるのは 「21世紀版の金本位制復活」 に近い動きと言えるかもしれない。
今後の展望:中国の動き次第で金相場はどうなる?
ここまでの流れを見ると、金の上昇は 短期的なものではなく、長期的なトレンド に見えてくるよね。
今後の焦点は 中国の政策がどこまで続くのか? ってところ。
いくつかの可能性を挙げてみよう。
シナリオ①:中国が金の買い増しを継続する
→ 金価格はさらに上昇。
中国が金を買い続ける限り、金の需給バランスは 買い圧力>売り圧力 になる。
シナリオ②:中国が政策を転換する
→ もし中国が突然「金買うのやーめた!」と言ったらどうなるか?
短期的には 暴落のリスク もあるけど、中国の戦略を見る限り、それは考えにくい。
シナリオ③:アメリカが金の高騰を抑えにくる
→ これも十分にあり得る。
例えば FRBが急に金利を大幅に引き上げる と、金よりドル(またはビットコイン)の方が魅力的になる。
そうすると 金価格の上昇は抑えられる可能性 がある。
まとめ
• 金の異常な上昇の背景には、中国人民銀行の金爆買いがある。
• 中国は国債を日本のように「自国の銀行に消化させる戦略」を採用。
• 中国の外貨準備としての金の役割が増えており、長期的な金の高騰リスクがある。
• 今後は中国の政策転換や、アメリカの金融政策に注目。
金相場の行方は 「中国の動き」×「アメリカの対策」 にかかってるってわけだね。
さあ、次は どこでエントリーするか が問題だ…!
ポンドドルは先物価格1.2394ドルで硬直 売り目線継続どうも、トレードアイデアラボの猫飼いです。ポンドドルは相変わらずと言ったら良いのか、先物価格に収束しトレーダブルな通貨ではないですね。
とはいえ、英中銀は今後も利下げを継続するというスタンスですので、1.2000までの下落のなかでタイミングよく売りを仕掛けたいところです。タイミングを図るには場所(価格)の要素と時間(日時)の要素がありますが、場所的にはまさに今であり、タイミング的には米国による、対英・対欧州への関税が発動されるときでしょう。特に鉄鋼に関しては全世界に対してすでに発動されましたので、英にとってはすでにダメージ。
英の株式指数、FTSE100などを注視しながらポンドを売っていきましょう。
// ランダムウォーク理論 //
相場の捉え方にはさまざまなアプローチがありますね。
しかし根底にある考え方は2つです。
相場は方程式で全て説明できるのだというテクニカル100%のアプローチと、
相場はさまざまな参加者がいて自然界のようなランダムな世界だということを前提としたアプローチ。
僕らはその両方を使った手法でトレードしています。
どちらに偏ってもいけないと思いますし、特に暗号通貨やAI、
アルゴリズムなどが台頭している昨今、
特定の通貨だけを取引するとか、テクニカル100%で相場に挑むのはリスクがありそうです。
ランダムウォークを深く知るには書籍「ランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて」がおすすめです。この4連休(?)に一読しておくのは今後のトレードの糧になるはずです。
ユーロドルの静寂:トレーダーに求められる冷静な通貨選びの判断どうもトレードアイデアラボの猫飼いです。ユーロドルは最も流動性の高い通貨ペアですが動けばすごいものの、動かざることも山のごとし。“ダウントレンド中の横ばい“が継続しておりますが先物価格が1.03025でしばらく停滞するため、今のところ率先して注目するような“トレーダブル”な銘柄ではないですね。
1月23日には1.03と1.02の非常に大きなオプションの期日がきますので1.02をトライする動きが無きにしもあらずですが、CMEのOIP(Open Interest Profile)を見ると下方向のオプションはプットもコールも増えておりませんので、ジリ下がりか突発的な仕掛け的下落の可能性であり、一か八か売っておくのでなければ売り方向を取るのは難しいでしょう。
今回は「相場の値動きには必ず理由がある」というテーマで、少し深堀りしていきますね。
相場の値動きには、全て理由がある
上昇でも下落でも、突発的な動きでも停滞している時でも、相場の値動きには必ず理由があります。「え、でもこんなめちゃくちゃな動きに理由があるんですか?」って思うかもしれません。あります。いや、むしろ理由がなければ、その動き自体が存在しないんです。
たとえば、アベノミクスの時代を覚えていますか?あの頃は、相場参加者全員が同じ方向を向いていました。「買いだ!」っていう熱気がすごくて、誰がトレードしてもある程度勝てた。テクニカルもきれいに機能して、「ボリンジャーバンド?はい、勝ちました」みたいな状況。懐かしいですね。でも、それは特殊な環境でした。
じゃあ、今はどうか?市場参加者の方向性がバラバラで、テクニカルが通じない局面が増えています。そんな時、値動きの理由を特定する能力が重要になってくるわけです。
アジア市場とロンドンの「阿吽の呼吸」
一つエピソードを話しましょう。ある日の朝、アジア市場で値がダラダラと下がっているのを見て「今日は売り優勢か」と思っていたんです。でも、ロンドンの早起きトレーダーたちが参入してきた瞬間、チャートが狂ったように反転上昇を始めました。私はその動きを見て、「なるほど、またロンドンのアーリーバードか」と笑いました。
実はこれ、アジア市場のポジションを引き継いだロンドンの金融機関が実務的にやる“アノマリー的な動き”なんです。ロンドンが「これ売らされすぎだから、ちょっと買い戻ししとく?」みたいな感じで動く。これがわかっていると、「あ、これ、反転あるな」と準備できます。
でも、知らないとどうなるか?アジア時間の流れに乗って売りポジションを持ったまま「うわああああ!」ってなるんですよ。僕もトレード始めた頃は、何度もこの“阿吽の呼吸”にやられました。
NYカットと目に見えない戦い
また、特定の時間や節目で、何度も同じ価格にトライする動きを見たことがありませんか?たとえばNY時間のオプションカット(NYカット)とか、重要な指標発表前後の動き。これ、テクニカルだけじゃ説明がつきません。
ここには、オプションや先物トレーダーと、それを請け負う投資銀行のガチンコの戦いがあるんです。彼らの会話を想像してみましょう。
「おい、俺たちのストライクプライス守れよ!」
「任せろ、絶対死守する!でもちょっとプレミアムもらうぜ?」
…なんて感じでね(実際はもっと洗練されてるでしょうが)。相場を動かしているのは、人間です。そしてその人間には、目的や意図があります。それが目に見えない理由として、相場に反映されているんです。
相場は基本ランダム。でも、狙い目はある
こうして話してみると、相場がいかに複雑でランダムに見えるか、わかると思います。薄っぺらなテクニカルだけで勝てる!と豪語する人もいますが、ちょっと相場に対する畏敬の念がないなって思います。でも、僕たちは目に見えない参加者の行動を先読みする努力をして、トレードアイデアに組み込んでいます。
全部を完璧に先読みするのは無理ですよ。でも、9割方読めるようになれば、まるで予言であるかのようにドンピシャでタイミングを合わせることができる。だから僕たちは、テクニカルだけに頼らず、目に見えない理由を探るトレードスタイルを磨いているんです。
結論:見えない理由を読むトレードのススメ
最後に、一つだけアドバイス。
「市場参加者全員の心理を読み切るのは無理。でも、目に見えるヒントは必ずある。それを拾える目を養え!」
トレードは難しい。でも楽しい。そして、理由を探るというちょっと探偵っぽい感覚を持てると、さらに奥深さを感じられるようになりますよ。
今日も素晴らしいトレードライフを!ではまた次回!
ポンドドル下落トレンドにおける効果的なエントリー戦略ポンドドルの相場分析と戦略
どうも、トレードアイデアラボの猫飼いです。ポンドドルは現在ダウントレンドが継続しており、先物価格も断続的に下落を見せています。しかし、この下落はかなり急激であるため、PP(ピボットポイント)が価格の動きに追いついていない状況です。
この先どこまで下落するかについては、XDR(特別引出権)に対するポンドの比率が中立となる価格帯である1.2000付近を目指している可能性があります。
また、オプションの集中している価格帯は1.2300であることを踏まえると、相場全体のドルインデックスが下落に転じるタイミング(米国債利回りが下落し始める局面)で、一旦戻りを試す動きが発生することが予想されます。
その際の戦略としては、
•最大で1.2400付近での戻り売り
•1.2300での戻り売り
を検討するのが妥当と考えています。
現在の相場は、ドルの強さと米国債利回りの動向が影響を与えているため、これらの指標を注視しつつ、慎重にエントリーポイントを見極める必要があります。特にポンドドルの戻り局面では、価格帯ごとの売り場を計画的に設定し、リスク管理を徹底していきましょう。
1/6 GOLD 環境認識(1h)今日のGOLD少しだけ振り返ります。
(私事ですが今日は滅多にないくらいXで先出しのトレードや環境認識、目線を呟き続けました。GOLDは1度損切りありましたが結果+150pips以上取れて無事仕事したなって感じでした。最後にお宝エントリーチャンスもきました)
今日のGOLDですが荒れた1日でしたが皆さんはどう感じましたでしょうか?
先週金曜日の日足が陰線で終わった事で上昇に対する調整が深い所まで来ました。が、ポイントは今の波はどっちが優勢かです。
上昇が今の相場は支配しています。
であるなら今日の下落で割ったらダメな所を割ったのかどうかです。
結果、割らずです。
直近の波 日足は上、4h上、1h上です。ダウではなく直近の波の優位性です。
上が有利な状態で今は上昇に対する調整が今日しっかりきたな。そんな感じでみていました。
トレーダーの目線を迷わせるのが1h足の22時~23時に確定した陰線です。
一見下に崩れたように見えますが、それは1hしか見えないとそう見えます。日足は重要な陽線2621に下髭があり、ここを実体でしっかり抜いてこないと日足が崩れないです。
結果どうなったか、、、
日足の髭を取れず、1hのOBも抜けず髭で4hのOBを触り反転のサインです。
綺麗なストップ狩りの典型に見えました。
皆の損切りを巻き込み上昇に転じる初動が23時~24時に確定した1hの陽線です。
環境認識できればあとは下位足に落としてロング拾って行けます(僕は拾いました。)
やりやすい相場があれば難易度の高い相場もあります。今日のGOLDは僕は難易度高かったと思いますが、それでもしっかりと環境認識出来れば日々トレード出来ると思います。
1/5 GOLD 環境認識(週足 日足)あけましておめでとうございます。
僕は年明けゆっくり過ごしていますが今年のGOLD相場はどんな波を作ってくるのか、また1年戦いが始まるな、そんな感じですが今日は週足と日足を少しだけ見ていきます。
週足・・今のGOLDは10/21週に高値を取った陽線を陰線が取り崩れる初動がありました。週足が崩れかかったって事ですが問題は11/18週の陽線で下落を否定してきています。
その中で週足は上昇の波が崩れてから上がって行きたい陽線のろうそく足が出たのか、それとも崩れる前に出たのかをまず見ないといけません。
結果→週足は波が崩れる前に陰線を陽線が取って来た。
となると週足の目線は今は上です。
日足・・2022年9月末から続いた上昇のダウが崩れたのが11/12
かなり久々の波の転換が起きました。
その中で下落の1波、戻しの2波があり何度か下落の3波を出そうとしてきましたが伸びない。これが日足の現状です。
なぜ下落が伸びないのか?
なぜ?ってなる方は上位足が相場を支配しているという大前提を思い出して下さい。
月足は最後の高値を取った陽線がまだ崩れてません。
週足は波が崩れる前に強い陽線で下落を否定しにきています。
それが見えていれば日足以下の下位足が下に行こうとしても下落の波が伸びにくいなというのが見えてきます。
(因みに伸びにくいからショートはしないって事ではないです。デイトレレベルならその中でも十分伸びる所が分かれば狙っていきますし例えば1/3の金曜日は実際上昇に対する戻しのショートを取りました)
週足、日足の環境認識が出来たならチャートを細かく見ていきます。
表示さしているのは日足のチャートですが週足の陽線のはらみの中で日足以下が動いているのが分かります。
その中で日足は既に下落の3波を3回出そうとして失敗しています。
1回目は11/25 2回目は12/18 3回目は12/30です。
何故下落が伸びないかは先程かきました。FXはこういう事がよくあります。
(想定していた波が伸びない時は大概今見ているチャートの時間足ばかり見ている場足が多いはずです。そういう時はその波しか見えなくなってくるので注意してください。)
その中で1/2に日足は陰線のはらみを上に抜いてきました。
下落の3波を否定しに来ているのが分かります。
ありがちなのがチャートを引いてみると三尊に見えます。が、直近の波は下落を否定しています。
三尊などのチャートパターンはろうそく足の波の連なりで作ってきます。
僕はチャートパターンも勿論使いますがあくまで重要なのはろうそく足です。なので三尊の右肩はまだ決まっていない。そのまま2790を捉える動きがきてもおかしくないよと頭の片隅に入れておきます。
今の日足は一旦下落を否定してきたので週足のはらみの高値2715辺りを捉えに来やすい波が出るんじゃないか、僕はこう考えています。
2715を抜いてくるかはわかりませんが、捕まえにくる動きは来るなと考え1/6からはチャートを見ていこうと考えています。
ロングを拾いたいなら今のGOLDの上昇が崩れる所はどこなのか等しっかり見ていければ押し目は拾って行きやすいはずです。
なかなか投稿等頻繁にはしませんが今年もアイデアや動画等やる気ある時にはちょこちょこ出していきます。
お楽しみに。
ドル円年末年始のアノマリーを攻略する:テクニカルだけでは勝てない理由さて、トレード仲間の皆さん、年末ですね。今年もいろいろありましたが、相場の流れはまだまだ続いています。特にドル円が158円近辺でじりじりと上がってきています。これがいわゆる年末の「ドル資金需要」ってやつですね。この時期、海外の企業や投資家がドルを必要とする動きが強まるので、自然とドルが買われて円安になりやすいんです。
資金需要の高まりを知るにはベーシススワップスプレッドやLIBOR金利、プレミアム金利などを参照しますが、これもTradingViewを使えば簡単に把握できます。
で、158円近辺で安定している今、年末ギリギリには「160円タッチするかもな~」なんて期待もあるわけです。ただ、ここで油断しちゃいけないのが「年始」です。2日から6日あたり、チャートが急に方向転換して156円近辺を目指して下落する可能性がある。これ、先物やオプション価格を目掛けた動きが影響してるんですよ。
この辺りの話、いわゆる“アノマリー”とか“ファンダメンタルズ”が関係してるんです。「アノマリーって怪しいやつでしょ?」と思うかもしれませんが、いやいや、これが相場の性格みたいなものなんですよね。だから僕がいつも言ってる「テクニカルだけでは勝ち続けられない」っていう話に繋がってくるんです。
たとえば以前、テクニカル派の友人が「チャートだけ見ていれば問題ない!」と豪語して、年末から年始にかけて大きなポジションを持ったことがありました。結果どうなったか?年始のアノマリーに見事にやられて、「こんなこと聞いてないよ~!」とぼやいていました。いやいや、聞いてないんじゃなくて、知ろうとしてないだけでしょ?って笑いながら話したことを思い出します。
もちろん、「テクニカルが機能する時期ならテクニカルだけでいいでしょ!」という意見も分かります。僕もテクニカルの美しさが大好きですし、機能しているときは使います。でも、ここで大事なのは“テクニカルだけでは勝ち続けられない”という事実。なぜなら、相場には常にファンダメンタルズや心理的な要因が影響を与えてくるからです。
で、今年のトレードを振り返ってみて、うまくいかなかったなぁ…と思っている人、ちょっと冷静になって考えてみてください。あなたの手法、あるいは教わっているやり方に“優位性”はありましたか?ここが一番大事なんですよ。優位性のない手法を使っていたら、どんなに頑張っても勝ち続けるのは難しいし、来年も同じ過ちを繰り返す可能性が高い。
だからこそ、今年の失敗を来年に持ち越さないために、自分の手法や考え方を見直すタイミングだと思います。年末は忙しいかもしれませんが、この時間を使って振り返りをしてみましょう。で、相場に戻るときは「自信のある手法」で臨む。それが2025年のトレードを振り返ったときに「いい経験をした年だった!」と言える秘訣です。
それでは皆さん、年末年始の相場を楽しみつつ、慎重にトレードしてくださいね!