超シンプルなチャートで分析・トレード!調整は完了か?(付記:エルサルバドルについて)前回
>これだけの強い上昇トレンドなので、下げたところでは買い遅れたトレーダーからの買いが入り
>再度上昇して高値を試していく動きになるのではないかと見ています。
と書きました。
史上最高値を更新後の調整は、EMA20を少し超えるところまで進んで昨日は反発になっています。
さらに続伸して10/25の高値を超えてくれば今回の調整は完了となり再度史上最高値を試しに行く展開になるのではないかとみています。
10/25高値を早めにブレイクできない場合は高値圏でのレンジ入り。
EMA30を下回るほど調整が進むとトレンドが下降に転換していく可能性が出てきます。
★エルサルバドル
世界で初めてビットコインを法定通貨にしたエルサルバドル政府がビットコインを買い増ししたとのこと。
国の経済規模に合わせて政府は通貨を供給していかないと国で流通するお金の量が増えず、経済が発展していきません。
江戸時代の日本は幕府が所有している金山・銀山から算出される金銀を貨幣に鋳造して供給していました。
現代では、金貨・銀貨では経済の規模に対してとても足りないので、通貨を発行しています。
本来、政府が直接通貨を発行すれば良いわけですが(政府紙幣など)、法律上それはできない
(500円玉や100円玉などの補助貨幣は発行できる)ので
政府が国債を発行し、それを民間銀行を経由して日銀が買い上げることにより通貨が供給されています。
国債発行は実は通貨の供給に他なりません。
国債を発行して通貨を供給していかないと、同じお金がぐるぐる回っているだけで、
国全体の通貨量が経済規模に応じて増えていかず、経済が発展しません。
エルサルバドルが法定通貨をビットコインにしたと聞いた時、
通貨の供給は増やしていけるのか?経済の発展はできるのか?
エルサルバドル政府がマイニングを行って供給するのか?
と思いました。
マイニングするならともかく、ビットコインを買うということは、
政府の持っている外貨準備(ドル)を単にビットコインに置き換えただけですので、
新たに国の通貨を増やすことにはならないのではないかと思います。
エルサルバドル政府の保有するビットコインは1100BTCになったとのことですが、
現在のレートで76億円程度にすぎません。
エルサルバドル政府は地熱発電による電力でマイニングすることを推進するようです。
ビットコインを得るのには電力頼みです。
エルサルバドルには「地熱」という天然エネルギーがあったから、
ビットコインを法定通貨にする決断ができたのかな?
それにしても、国の経済発展を支えるほどマイニング(世界中の業者が競走相手)するのは大変だと思います。
このチャートは、ログスケール(対数)チャートです。
*ビットコインについては毎週金曜日に投稿しています。