高値圏でブロードニングディセンディングウェッジの保ち合いを形成していたNYダウは、24日に保ち合いを上抜け高値更新となりました。 しかし、その翌日直ぐに下落に再度転じ保ち合いの域内へと戻って来ています。 一度上限を上抜けた後に直ぐに下落に転じる場合、ブルトラップとなり、その後は弱く推移する可能性があります。 現在はブルトラップ形成後ウェッジの下辺付近で反発、過去のレジスタンスライン付近でもみ合っている状況です。 保ち合いの形状が拡大型のため、時間が経ち幅が広くなってくると、ブレイクの判断が難しい状況になります。 下落の場合のサポートとしては、フィボナッチリトレースメントで50%、61.8%ラインが過去の値位置と若干重なる部分があるように考えられるかと思います。...
8月末の安値より上昇を始め、10月初旬に一度押し目を作り、再度の上昇となっていた日経平均ですが、ダブルトップ形成となる可能性があります。 現在、ネックラインの少し上での推移となっており、これを割り込むと形成となります。 このネックラインは、8月末からの上昇波のフィボナッチリトレースメント、23.6%戻しラインと近い位置になっており、非常に強い場合はサポートラインとなる可能性も考えられます。 ダブルトップ形成となれば、セオリー通りのターゲットは21,800付近となり、これは過去の戻り高値や保ち合いの中央値付近、フィボナッチリトレースメントでの50%戻しとも重なる位置となっています。 このように、いくつかの節目が重なるため、特に意識されやすいのではないでしょうか。 また、フィボナッチリトレースメントに注目すると、他の数値ライ...
5月中旬頃より持ち合いを上放れし、駆け上がったNY金ですが、9月初旬の高値をピークに保ち合いの様相となっています。 見方によってはヘッド・アンド・ショルダーズ(三尊)の形を形成中とも見えるのではないでしょうか。 現在、右肩部分と見ることができ、下落に転じ、ネックラインを割り込むと形成となります。 H&Sのターゲットは、どこでネックライン割れとなるかによるため、まだ明確ではありませんが、1,400ドル前半付近になりそうな形ではないでしょうか。 この付近は、5月中旬頃からの上昇波のフィボナッチリトレースメントで50%戻りや、過去の保ち合いと重なる付近となります。 また、38.2%戻し付近も上昇中に意識された付近と重なるため、下落時にも意識されやすい可能性があるのではないでしょうか。
このところ下落傾向の続いていたユーロ・ドルは、先日のECB理事会後安値を試すも急反発となっています。 H1でのチャートですので、短い期間のチャートにはなりますが、ダイヤモンドフォーメーションとも考えられる形を形成しています。 あまり頻繁に出るチャートパターンではありませんが、リバースパターンとなり反転を示唆する事があります。 その為、これまでの下落傾向から反転し上昇に転ずる可能性があると考えられます。 反転上昇となった場合のターゲットとしては、直近の下落の波のフィボナッチリトレースメントで61.8%戻りである1.1215付近が、下落途中にサポートとなった部分と重なるため、意識されやすい値位置となるかもしれません。
先週の金曜日にはまちまちの結果となった米NFPを通過したドル円ですが、公表時の値幅を上下頂点とした、ダイヤモンド(トップ)を形成注の可能性があります。 現状ブレイク前とはなっていますが、セオリー通りのターゲットとしては、上昇時の波の出発点、ダイヤモンドの上下幅分をブレイクの位置から等あります。 現在の値位置でブレイクした場合は、どちらも似たようなレートがターゲットとなっています。 短期足のため信頼性は低くなりますが、あまり出現しないパターンと言われていますので、注意してもよいかもしれません。
1月3日のフラッシュ・クラッシュ後の反発以降、保合いといった様相のユーロ円ですが、現在フラッグの形を形成している可能性があります。 セオリー通りとなれば、下抜けの形となりますが、現状はどちらにも抜けず保合い継続となっています。 直前の動きがフラッシュ・クラッシュでの下落となっており、下落の波からターゲットを考えるのは難しく思い、フラッグと同値幅をひとつのターゲットとして考えるのがわかりやすいかもしれません。 このターゲットの場合、始点は抜けた位置からとなりますので、抜けるまではターゲットのレートは未定となります。
1.25付近の安値をつけ、反転となっているポンドドルは、ブレグジットの行方を材料に上下しつつも、堅調な推移となっています。 1.43後半からの下落38.2%戻し付近である1.32前半の高値をつけて以降は、上昇一服で保合いといった様相ですが、現在下降ウェッジを形成中の可能性があります。 現状はどちらにも抜けておらず、保合いの中の動きとなっていますが、下降ウェッジのセオリーでは上抜けとなります。 ターゲットとしては、ウェッジを形成する前の上昇の波と同値幅がひとつ考えられますが、始点がウェッジを抜けたところとなるため、それまでは未定となります。 また、1.43後半付近の高値からの下落に対するフィボナッチリトレースメントから見るターゲットとしては、50%戻しの1.34前半や61.8%戻しの1.36中盤が考えられるのではないでしょう...
昨年12月より下落となっていた米株指数であるS&P500は、クリスマス付近に反発、堅調推移となっていました。 現在は、12月の下落78.6%戻し付近まで反発しています。 この値位置は、昨年9月末から10月辺りの高値からの下落61.8%戻しと重なる位置となっています。 また細かいところを見れば、過去の保合いの中心値付近や、サポート付近とも重なっています。 そのため、意識されやすい値位置となり、売りも出やすくなるのではないかと考えられます。 また、反発上昇の動きがパット見で、綺麗な5波を作っているように見えるのも面白いところではないでしょうか。
10月初旬に24,000中盤台の高値をつけた日経225ですが、一転下落となり、先日のFOMC後より弱さが強まる結果となりました。 現在、20,000円付近のネックラインを割り込み、ダブルトップ形成といった状況となっています。 ダブルトップからのターゲットは、控えめに値幅の低い側である1月の高値をダブルトップの値幅とした場合、16,300円付近となっています。 この位置は、2013年12月の高値、2016年の2月から9月までの保合い付近と重なる位置となっています。 また、2016年2月安値から、2018年高値のフィボナッチリトレースメントから見た場合、50%、61.8%、78.6%戻しと、どの節目を見た場合も過去の意識されたレートと重なっています。 そのため今後下落となった場合は、該当付近のレートで今回も意識される可能性があ...
円建てのビットコインは、年始の大幅下落後、大きな上下を繰り返しており、大きなディセンディングトライアングルを形成している可能性があります。 セオリー通りに行けば下抜けが多いパターンとなりますが、上方ブレイクの可能性がないわけではないため、注意は必要かと思います。 ターゲットの考え方はいくつかあり、トライアングル形成前の値幅、トライアングル形成中の最初に作る一番広い値幅等あります。 前者をターゲットとした場合、ターゲット価格が0を下回ってしまうことになるため、チャートは後者を採用しています。 また、極端なターゲットとなるため、比較的近場となる過去のレジスタンス、サポートになった価格帯が意識されやすくなるかもしれません。 上抜けた場合も、基本的なターゲットの考え方は下抜け時と同じとなります。
10月初旬に2年近くかけ、大きな逆三尊ターゲットである77ドル付近の高値をほぼ取ってくる形となっていたWTI原油は、その後反落となりました。 現在は2017年6月中旬頃の42.5ドル付近からの上昇61.8%戻し付近へ到達となっています。 この付近は過去の戻り高値と重なる位置となっており、レジスタンスとなっていた辺りがサポートとして意識される可能性も考えられる付近ではないでしょうか。 大きく下がっている状況ではありますが、この辺りから買い検討も妙味ありかと考えています。 また、この付近を割込んで来た場合、次の目処は78.6%戻し付近の49.5から50ドル付近となっており、この位置も過去のレジスタンスと重なる付近となっています。
日経225は23,000円付近を意識し頭を抑えられ、半年ほどのアセンディングトライアングルを形成後、セオリー通りの上抜けをしました。 しかし、10月に入り急落、23,000円付近のレジスタンスはサポート転換とならず、ブレイクアウト後の上昇分だけでなく、 トライアングルのサポートも割り込む形となっています。 現状ブルトラップとなったと考えられる形となっており、上抜け失敗と考えられます。 下値の目処としては、3月末安値から10月の高値のフィボナッチリトレースメントで見た場合、現在50%戻しを一時割込んだ付近に位置しており、ここを下回ると61.8%及び78.6%戻し、それぞれ21,930、21,200付近となっています。 両方共に過去に意識されたことのある価格帯と重なる位置となっています。 急落後のため、それなりの戻しを見せる...
4月中旬以降ドル高の流れもあり、下落傾向となっていたユーロドルは、8月中旬に1.13付近の安値をつけて以降は下げ止まり、持ち合いが続いていました。 ここ数日ドルが弱含みつつあり、1.17前半のネックラインを上回った事で、リバースヘッド・アンド・ショルダーズ(逆三尊)の形を形成した可能性があります。 現在は、下落のフィボナッチリトレースメント、38.2%戻し付近に位置しています。 ドルインデックスも95前後での持ち合いが続いていましたが、94台を割り込んできています。 R-H&Sから見たターゲットは、1.2175付近となっており、下落前のネックラインと重なる付近となっています。 また、下落の波のフィボナッチリトレースメントでは、50%戻しラインの位置するレート付近は、上昇時、下落時ともに押しや戻りとなった部分と重なり、 61...
2014年末より、ほぼ一本調子での下落となっているトルコリラ円は続落、切り代の20円を下回り推移しています。 過去のサポートとして意識されたレートと、重なる部分が何度か見られるフィボナッチエクスパンションで見た節目としては、 近いところで19.05付近、14.55付近となっています。 特に14.55付近は、丁度200%という切のよい数値となっています。 過去最安値の更新を続けており、このところは下落の勢いも増してきています。 安易に買いでは入りづらい状況であるところではありますが、そろそろ薄く買い出動も妙味が出てくるかと考えています。
7月半ばに132円付近の戻り高値をつけていたユーロ円は、129円前半をつけて以降再度上昇し、131.15付近まで。 現在は短期的にはダブルトップの形を形成、ネックラインを割り込み38.2%ラインまで下落した状況となっています。 ダブルトップからのターゲットは、130.10付近となっており、フィボナッチリトレースメントの50%や過去の意識されたレート付近となっています。
本年に入り高値保ち合い後、ダブルトップの形を形成し、下落へと転じていたドル建て金は、昨年からの上昇61.8%戻しに到達。 ここ数日にわたりサポートされている状況です。 この付近は過去にサポートされた価格とも重なる位置となっています。 売りの投機玉の多さが目立つこともあり、買い妙味のある付近ではないでしょうか。 下落中にサポートされた1,290ドル付近が、下落の50%戻しと重なり、一旦の目処としやすい価格かもしれません。 また、下落と同じ61.8%リズムで動くと見た場合、ターゲットは1,300ドル付近となっています。 この価格は戻り高値と重なる付近となっています。
124円を下抜け、年初来安値をつけて以降は大きく反発となっていたユーロ円ですが、5月からの下落61.8%戻し付近で上値を抑えられる形となっています。 あまりキレイな形ではありませんが、130円を超えたところを頭とし、ダブルトップと見た場合のネックライン付近で保ち合いとなっていました。 現在は、その保ち合いを下抜ける形となり、124円ミドルからの上昇50%戻し付近で推移しています。 ダブルトップのターゲット及び、保ち合いまでの下落のN計算値のターゲットは、124円ミドルの安値からの上昇78.6%戻し付近と重なる位置となっています。
年初より下落が強まり、米大統領選の上昇78.6%戻しに到達となったドル円は、3月後半からドル安一服、反転ドル高の流れに沿い上昇となり、 以前投稿した、逆三尊ターゲット到達後2月戻り高値の78.6%戻し付近では、しばらく保ち合いを形成するも上抜けとなりました。 現在は昨年12月の戻り高値からの下落61.8%戻し、また本年下落中に試した2月初旬の戻り高値と同じ付近に到達となっています。 数日の保ち合いをつくった後での上抜けではありますが、この付近も意識される可能性が高いのではないでしょうか。 また、ここを上抜けた場合も直ぐ上の111円手前付近は過去のサポート及び保ち合った位置となっているため、意識されやすい可能性があります。...