ダウ30:週足±1σを抜けるのを確認するまでは方向性の予想は難しそう~ダウ30~
22:17 2018/06/19記載
月足を見ると、はっきりとバンドの5つのラインが上を向いた上昇トレンドです。その上、+1σ(現在24235ドル)~+2σ(現在26761ドル)のラリーとなっているようです。米大統領選挙でトランプ氏が当選した2016年11月から5月平均線~+2σのラリーが始まり、18年3月に実体で5月平均線を実体で下抜けたものの、+1σはトランプ大統領誕生から実体で下抜けたことがないため、+1σはとても注目しています。24000ドルを下抜けてしまったなら、大きな風向きが変わる可能性を意識しておく必要があります。
週足を見ると、1月29日週足で急落し、それから振幅は大きかったものの、それ以降は±1σを実体で抜けたことがありません。それからは値動きがだんだんと落ち着いて、実体よりもヒゲが目立つようになり、バンドの形も収縮しヨコヨコになっているように見えます。ローソク足を見ても、若干上昇しているようにも見えますが、大きく動いていなさそうに見えます。これらから、±1σを実体でしっかりと上抜けるまでは大きな流れは起きなさそうに見えました。
日足を見ると、若干上向いたようなヨコヨコのバンドで推移しているように見えます。ただ、+2σがレジスタンスとして機能しているように見えますが、肝心のサポートラインが-2σ(現在24356ドル)でないのが印象的です。もし、-2σを下抜けるのであれば、5月29日安値(24237ドル)付近の反応に注目しています。
現在は、大きな方向感を予想するのはとても難しいと思います。大きなポイントにくるまでは、慎重に確認する程度しかできなさそうです。
・月足バンドは上昇トレンド
・月足+1σ~+2σのラリー
・週足バンドがヨコヨコに転じている
・1月29日週足の急落以降±1σを実体で抜けていない
・週足±1σを抜けるのを確認するまでは方向性の予想は難しそう
・日足+2σはレジスタンスとして機能しているが、-2σがサポートとして機能してなさそう
・5月29日安値付近の反応に注目