負けトレードに対処するための5つのヒント(誰にでも起こることです)負けトレードとは、言わば長旅の一部であり、誰の身にも降りかかってくるものです。常に勝ち続けるトレーダーや投資家などというものは存在しません。あなたが知っている有名な投資家やトレーダーも、そのキャリアの中で何度も「負け」を経験しており、ごく普通のことなのです。ヘッジファンドのマネージャーとして有名なレイ・ダリオが、30代ですべてを失ったことをご存知でしょうか?彼は破産して、ゼロからやり直さなくてはいけませんでした。
この記事では、負けトレードの本当の意味と対処法についてご説明します。
前置きとして、ごく当たり前のことをお伝えしておきましょう:
- 「負けなし」と公言して憚らない人に要注意。
- あり得ないような勝率や成功率を誇示する人は避けましょう。
- 負けトレードは誰にでもあることです!あなた一人ではありません。
それでは、悪いトレードとは何かということから、これに対処するための5つのヒントについてお話をしていきます:
その1: 負けトレードは、悪いトレードとは違うものである
熟練の域に達しているトレーダーは、トレードを行う前に自分が抱えているリスクを十分に認識しています。一回一回の負けトレードは、テストや研究を徹底的に行ってきたシステム・計画・戦略といった大きなプロセスの一部を成す小さな要素に過ぎません。経験豊富なトレーダーにとって、負けトレードとは計算された出来事なのです。そこではリスクやポジションサイズ、損切りや利確目標が明確に決められています。🎯
悪いトレードはこれとは全く違っています。悪いトレードとは、苦労して稼いだお金を何の計画もプロセスもなくリスクにさらした、ということです。悪いトレードとは、無謀で無分別なトレードです。これは新米の投資家やトレーダーに起こりがちなことで、堅実な計画を立てるには時間や学習、研究が必要だということをまだ理解していないのです。計算された負けトレードと、計画もプロセスもない悪いトレードの違いを必ず覚えておきましょう。
TradingViewを活用するヒント: 計画・システム・プロセスを作り始めるなら、いくつか方法があります。ペーパートレード、バックテスト、そして貴重なフィードバックをくれる熟練トレーダーとの共同作業 ― これらは全てその方法になります。最初に調査もしないで、自分のお金をリスクにさらしてはいけません。
その2: どの負けトレードにも改善に結び付くデータがある
これまで何度もお伝えしてきたように、負けトレードは誰にでも起こることです。しかし、負けトレードには洞察を要する情報やデータが詰まっていることも忘れてはいけません。負けトレードを分析することから、多くを学ぶことができるのです。 🔍
各取引日、週、月が終わると、経験豊富なトレーダーは負けトレードを詳細に分析します。どんなパターンが現れているのか?そこに共通している点は何か?なぜそんなことが起こったのか? ― こうした情報を得ることによって、トレーダーや投資家は自らが発見したことに基づいて戦略を調整することができるのです。
その3: 負けトレードを健康に影響させない
精神的・肉体的な健康は、財政的な健康と同様に重要です。負けトレードがそのどちらにも影響しないようにしましょう。
システムに故障が生じたり、何回かの負けトレードのせいで自分の感情に変化が起き始めたら、パソコンやスマートフォンから距離を置いてみましょう。電源をすべて落として、その場から立ち去るのです。市場は何百年にもわたって開かれていて、消え去るものではありません。 あなたに戻る準備ができたとき、市場はまたそこにあるはずです。
起き上がって、新鮮な空気を吸って、準備ができた時にまたアリーナへと戻ればよいのです。
その4: 自分の経験を他の人と共有する
世界中のトレーダーや投資家たちは、あなたの体験談や負けトレードから何かを学びたいと考えています。これは、私たち全員が共有している貴重な経験でもあります。ソーシャルネットワークを使って、同じような経験をしている人たちとチャットしたり、何かを共有したり、出会うことができます。私たちは皆、お互いから学ぶことができるのです。
もちろん、勝者に与したり、史上最高のトレーダーのごとく振る舞いたいという誘惑に駆られることもあるでしょう 😜 - しかし、敗者からの教訓を共有することによって、共に学んで、より良い行動ができるようになるのは明白です。ここにこそ、最も深い洞察が得られる場所があり、共に市場で勝とうとしているトレーダーのコミュニティとして成長が可能になる場所があるのです。
建設的なフィードバックを行うようにして、それを共有しましょう!
その5: 継続する
市場とは、学んだうえに、さらに学び直して前進するゲームです。新しいテーマ、トレンド、話題が日々現れては消えていきます。その旅は長く、決して止まることはありません。トレード計画や投資計画の実行にあたっては、長期的な視野を持つことが重要です。1日や1週間の期間で1回や2回くらい負けトレードがあったとしても、何ヶ月や何年も先のことに比べれば、ほんのわずかなことに過ぎません。 🌎
継続しましょう。作り続けましょう。計画の練り直しを続けましょう。データを研究しましょう。
この記事をお楽しみいただけたのであれば幸いです!
皆さんにとって、新しいことや役に立つ情報があればと願っています!
ぜひ、以下にコメントをお寄せください。チームで拝読いたします。
- トレーディングビュー ❤️
TradingViewのTips
強気相場について覚えておくべき5つのことみなさん、こんにちは!👋
強気相場は楽観的なムードが強まり資産も成長する時期なので、大きな利益を得るには絶好の機会になるでしょう。しかし、強気相場は永遠に続くわけではないということを心に留めておくことが大事です。ご自分の長期的な目標を見据えながら、適度な警戒心を持って相場に臨む姿勢が重要です。🙂
ここでは、強気相場でのトレードや投資において気をつけるべき点をいくつかご紹介します:
🚨 投機熱の渦に巻き込まれないようにしましょう
目先の利益にとらわれて衝動的に判断するのではなく、冷静さを保つことが大事です。取引を検討している銘柄があるのなら、時間をかけて徹底的に調査しましょう。テクニカルだけではなく、強力なファンダメンタルズを備えた銘柄に的を絞るのもお勧めです。
📚 バリュエーションに注目しましょう
強気相場では価格が上昇するのが普通ですが、現状のファンダメンタルズではあり得ないようなレベルまで値上がりすることもあります。投資家にとって需給やバリュエーションへの目配りは大切であり、投資中の資産が妥当な価格かを確かめることがさらに重要になってきます。
🔔 反転に備えましょう
良いものすべてがそうであるように、強気相場にもいつかは終わりがやって来ます。それゆえ、下降に転じる際への備えが不可欠です。分散投資やヘッジといった手法を使って、リスクにさらしている資産を管理するのがお勧めです。
💸 リスクをコントロールしましょう
順調に成長しているポジションをずっと持っていたいと思うのはもちろんですが、強気相場もいずれは終わりを迎えることを忘れてはいけません。
すでに相当の含み益がある場合には、トレーリングが良い選択肢になるかもしれません。状況が急変してもすぐに利益確定ができるからです。トレーリングを継続して勝ち分を上乗せしていく方法は、トレードのリスクリワードレシオ向上に特に有効な戦略です。
📈 長期的な視野を持ちましょう
トレードはマラソンであり、短距離走ではありません。強気相場は利益を得る絶好のチャンスですが、自分の目標について長期的な視野を持つことが大切です。大きな動きを見逃したですって?でも、怒りにまかせて、突発的な判断を下してはいけません。これから先にも、いま学んだことを生かす機会はもっとあるはずです。
強気相場は素晴らしいチャンスを与えてくれますが、個人の目標を明確にした上で慎重に臨む必要があります。それぞれの投資のリスクとリターンを考慮して、バリュエーションに目を配り、常に下降への転換に備えましょう。
この記事をお楽しみいただければ幸いです。また、その他にもコツやアドバイスがございましたら、ぜひ以下の欄にコメントをお寄せください。
- チーム・トレーディングビュー ❤️
「マインド」をご紹介します!知っておきたい5つのこと。ソーシャルメディアはトレーダーや投資家にとって必要不可欠なツールへと発展を遂げました。市場の最新情報を入手したり、トップクラスのアイデアを共有してそれを読んだり、他の人と直接コラボレーションすることなど、こうしたこと全てが、調査を行う過程におけるこのメディアの役割を極めて重要なものにしています。そういうわけで、今日、私たちはその進化の次のステップとも言える「マインド」を発表できることに胸を弾ませているのです!
今回の記事では「マインド」を使用して、お気に入りのシンボルをフォローしたり共有する方法、そして、そのシンボルについてのチャットをより良いものにしていく方法をいくつかご紹介します。結局のところ市場では、情報が全てということに行きつくのであれば、これこそワークフローに追加すべきツールにもなるでしょう:
1.) 「マインド」とは、あなたの仲間によって創られるフィードのことだと考えてください -「マインド」には、あなたが今見ているティッカーに関連した仲間の考えや記録、共有されたニュースや話題であふれています。
2.) どんなシンボルでも 「マインド」を使って、一般的なセンチメントを素早く測ることができます 。何が話題になっているのか、強気なのか弱気なのか、自分に問ってみましょう。
3.) どのシンボルページからも、また右のツールバーからもアクセスできます (雲型の吹き出しアイコンです)。この独自のフォーマットによって、ご自分のチャートをそばに置きながら、コミュニティの他のメンバーとチャットすることができます。チャートと会話内容を同時にご覧いただけます。
4.) ある具体的なシンボルについてフィードバックが欲しいときは?そのシンボルの「マインド」のフィードに移動して、 ご自分の質問やコメントを共有しましょう 。その「マインド」のフィードで他のトレーダーがあなたの投稿を見ることになります。他のトレーダーはコメントを残したり、賛成票や反対票を投じることができるので、そこから最初の反応がどんなものかを知ることができます。こうしたフィードバックを利用すれば、そのシンボルに対する自分の理解を深めることができます。
5.) 「マインド」を利用すれば、お気に入りのシンボルについて あらゆるニュースを素早くキャッチできます 。「マインド」のフィードに移動して、そこで話題になっていることを調べてみましょう。突発的なニュースはありませんか?リンクは?チャートは?何か他の事もあるのでは?時とともに、これらのフィードがあなたにとって不可欠なニュースフィードになるでしょう。
「マインド」は現在ベータ版です。何かフィードバックがございましたら、ぜひ私たちにお寄せください。改善に向けて真摯に取り組んでまいります。
最後に -「マインド」の機能のうち、閲覧、フォロー、投票については全てのユーザーの皆様にご利用いただけますが、「マインド」フィードへの投稿およびコメントの追加は、現時点では有料会員 (Pro、Pro+、Premium) のみとさせていただいております。
ぜひご感想をお聞かせください。そして今日、あなたの初「マインド」を投稿してみてください!
- チーム・トレーディングビュー ❤️❤️
AIで生成されたPineスクリプト™についてGPT がPine Script™のコードを生成できることが最近注目されています。AIに自然言語でリクエストしてコードを生成してもらうという視点は魅力的ですが、残念ながら、トレーダーがプログラミングを学ぶ代わりに、あるいはプログラミングの学習に興味がない場合にコーディングをしてくれるフリーランサーを探す代わりとして利用すべきものではありません。
簡単に言えば、問題の核心は、GPTのようなソフトウェアが生成するコードは信頼できず、既にPineを知っている人だけがそれを分析し、意図したとおりに動作するために必要不可欠な変更を加えることができるという点にあります。
信頼できないコードに従って自分のお金を取引したいですか?この質問に「はい」と答えられる人は、トレーダーではなくギャンブラーであり、おそらくこの投稿を読むことはないでしょう。これをご覧いただいているということは、あなたがトレーダーであるか、トレーダーになることを望んでいるのだと思いますが、その場合、基本的なリスク管理として、GPTが作成したPineコードを疑ってかかり、取引の判断材料にしないことです。
GPTが生成したPine Script™コードの典型的な問題点として、そのロジックがあなたが求めることを行わず、また異なるバージョンのPineを混在させる為、その構文が不正で頻繁にコンパイルに失敗することが予想されます。
こうしたことから、PineCodersがプログラミングの質問に答えるQ&Aのフォーラムでは、GPT関連のコードの修正依頼を許可しないことにしました。これは、プログラミングの課題に直面しているPineプログラマーを助けるために貴重な時間と知識を提供してくれるコミュニティの重要なボランティアの方々をサポートする最善の方法だと考えています。Q&Aフォーラムは、Pineのコーディングを行わないトレーダーのためのインジケーター作成サービスではありません。そうした目的であれば、 信頼できるPine Script™プログラマー のリストを使用して、信頼性の高いフリーランサーを見つけて、作成を依頼することができます。
Pine Script™プログラマー向けのQ&Aフォーラムは、以下の通りです:
• Stack Overflow
• Telegramの "PineCoders Pine Script™ Q&A" のルーム
• TradingViewの "Pine Script™ Q&A" チャット
Pine Script™を学ぶことにご興味がある場合は、 こちらから始めてみてください 。
プログラミングを行われるかどうかに関わらず、TradingViewユーザーの方々が快くコミュニティに作品を共有・公開している10万以上の強力な コミュニティスクリプト をご活用いただく機会をお見逃しなく。
免責事項
この投稿は、GPT-3を否定するものではありません。もともとテキスト生成のリクエストを処理するために設計されたGPTですが、GPTの歴代のバージョンは、比較的質の高いテキストを生成することに長けていることが判明しており、プログラムがテキストを書いたということに人間が気づくことが難しいケースも多々あります。例えば、この投稿で言及しているテーマに関するGPTのテキストを上のチャートでご覧ください。また、 GPT自身について書かれたこの論文 などもご覧ください。
Look first. Then leap.(準備してから行動しましょう)
多くのトレーダーがお金を失う10の理由みなさん、こんにちは!👋
トレードや投資は簡単ではありません。もしそうなら、誰もがお金持ちになっていることでしょう。
ここではトレーダーがお金を失う昔ながらの理由と、基本に立ち返るためのヒントをいくつかご紹介します。
知識不足 📘
市場の仕組みや成功に必要なことを十分に把握しないまま飛び込んでいくトレーダーが多くいます。結果的に高くつくような間違いを犯して、すぐにお金を失ってしまうのです。
不十分なリスク管理 🚨
トレードにリスクはつきものですが、資金を守って成功の可能性を最大限に高めるには、リスク管理を効果的に行うことが重要です。しかし、明確なリスク管理の戦略を持っていないトレーダーも多く、結果として、過大な損失を被る可能性が高くなるのです。
感情的な意思決定 😞
トレードをしている間は強い感情を抱きがちです。しかし、合理的な分析ではなく、感情に基づいて意思決定を行うのは災いの元です。圧倒されたり、貪欲になったり、恐怖を感じているときに、多くのトレーダーは誤った判断を下してしまうため、大きな損失につながる場合があります。
規律の欠如 🧘♂️
トレードを成功させるには規律が必要ですが、プランを守ることに苦労しているトレーダーも多くいます。特に市場のボラティリティが高まっている時やドローダウンが続いている時など、厳しい状況に陥ることもあります。自分のためにも楽に守ることができる仕組みを作りましょう!
オーバートレード 📊
多くのトレーダーがオーバートレードという間違いを犯しています。つまり、あまりにも多くのトレードを手掛けてしまい、自分のトレードをきちんと最後まで展開させていないということです。これは、リスクの増加、ブローカーへの手数料の増加、損失の可能性の増加を招きます。自分が気に入っているセットアップを明確にすれば、玉石混交の機会から好機を選び取ることができます。
トレードプランの欠如 📝
トレードプランとは、トレードを実行する際に従うべき明確なルールとガイドラインを与えてくれるものです。プランがないとトレーダーは衝動的な判断を下してしまうこともあるため、危険であり、多くの場合、損失につながってしまいます。
重要なデータや情報の更新を把握していない ⏰
市場とそこでの話題は常に変化しているので、十分な情報に裏付けられた意思決定をするためにも、トレーダーは最新の動向を把握することが重要です。
損切りが遅い ✂️
損失を完全に回避できるトレーダーはいません。しかし大事なのは、口座資金への影響を最小限に抑えることです。そのための最善策の一つは、そのトレードが自分にとって不利になったときに素早く損切りをすることです。しかし、多くのトレーダーは負けトレードを引き延ばして、回復を期待するあまり、予想以上に大きな損失を出してしまうことがあるのです。
勝ちを最大化しない 💸
損切りを素早く行うことが重要なように、勝ちを最大化することも重要です。いつ、どのように取引を終了するかという計画を立てていないため、これを実行できていないトレーダーも多くいます。その結果、お金をテーブルの上に置いたままにして、あり得たかもしれない利益を逃してしまうことがあるのです。
適応しない 📚
金融市場で成功するためには、変化する市場環境に適応することが最重要です。制度や体制も変化しますし、トレードの優位性も消えてはまた現れるなど、何事においてもそれを支えるシステムは常に流動的です。あるストラテジーが安定した利益を生んでいると思えば、次の日にはそうでなくなることもあります。長期的に収益を上げるためにトレーダーは適応する必要があり、そうでなければ市場から退場させられる危険もあるのです。
全体を通してみると、トレーダーの大半が損失を出しているのは、市場の課題に対する準備ができていないからです。自分自身を教育し、しっかりとしたトレードプランを立てて決断を事前に組み込んでおくことで、トレーダーは自身の成功の確率を高め、よくある落とし穴を避けることができるのです。
お楽しみいただけたのであれば幸いです!さらなるヒントやアドバイスがございましたら、下のコメント欄にお寄せください!
それでは、また来週。🙂
– チーム・トレーディングビュー
弱気相場、ボラティリティ、パニックについて覚えておくべき10のことトレードや投資は簡単なものではありません。 もしそうならば、誰もがお金持ちになっていることでしょう。
全てのトレーダー、特に投資家にとって最も難しい瞬間の一つは、市場が異常なほど弱気で下降トレンドにあるとき、あるいは自分のポジションとは逆行しているときです。さらにボラティリティが上昇したり、不確実性が増すとその難しさにも拍車がかかります。こうした出来事は市場の歴史の中で起こってきたことであり、想定しておくべきことです。 どんなトレーダーや投資家も、次のシンプルな真実を心に留めておく必要があります: 市場はどこかであなたにとって不利になります。備えておきましょう。
弱気でボラティリティが高い市場で取引や投資を学ぶには、優れたスキルや経験、そして冷静さが必要とされます。ここ12ヶ月間でそれが実証されてきました。株式、債券、FX、暗号資産、先物は過去12ヶ月の間にボラティリティが高まりました。それでは、私たちはどうすればいいのでしょう?今、何をすべきなのでしょうか?
基本の再確認、つまり、こうした瞬間を生き抜くために必要なスキル、特性、マインドセットをもう一度見直してみましょう。
1. 前もって計画を立てる 🗺
トレード計画を立て、計画通りにトレードする。どんなトレード、どんな投資にも基本となる計画が必要です。売買の前に基本的な質問を書き出してみましょう。例えば、希望のエントリー価格はいくらですか?希望の決済価格はいくらですか?損切りはどこですか?リスクにさらすのはいくらですか?そもそも、なぜこのトレードや投資を行おうとしているのですか?ボラティリティが高くなっている時には、こうした質問がこれまで以上に重要になってきます。 基本に立ち戻りましょう。
2. 焦らない 🧘♂️
ボラティリティが高くなったり、とりわけ市場でパニックが起きたりすると、人々の反応は素早くなります。そのプレッシャーや急速な値動きによって、当初の計画を見直す暇もなく行動することを余儀なくされるのです。しかし、これではいけません。 時間をかけてください。 落ち着いて、自分に配られた手に対応しましょう。
3. エントリーを忍耐強く待つ 🎯
「押し目を買う」と多くのトレーダーや投資家は言いますが、このフレーズこそまさに必要なステップを説明しています。計画がなければ「押し目買い」などないからです。自分の戦略を練り、完璧なエントリーを待ち、マーケットに身を任せるのです。市場が下降トレンドでボラティリティが高い時には、忍耐強く完璧なエントリーを待つということが最も重要です。 指値注文を賢く活用しましょう。
4. 自分の時間軸を知る ⏰
あなたのトレード期間は1日ですか?1ヶ月?それとも5年ですか?こうした基本的な質問で、自分が何を達成しようとしているのか、どれだけ急ぐべきか、あるいは我慢すべきなのかを思い出すことができます。また、見るべきチャートについても、30分足チャートにズームインすべきか、週足チャートにズームアウトして何年にもわたる価格の推移を表示すべきかについても気がつくことでしょう。
5. 出口戦略を持つ 🚨
出口戦略とは、たとえ何が起こったとしても、損切りの位置がどこで、利確目標がどこかを把握していることです。上がるか下がるか横ばいか、何が起こったとしても出口戦略を持っている必要があります。エントリーやエグジットを偶然に任せてはいけません。トレードを行う前に出口戦略を練っておいて、それに従うようにしましょう。
6. ポジションサイズを絞る 💪
ボラティリティや不確実性が増すことについては、そもそもゲームを始める前にプランの中に織り込んでおく必要があります。しかし、このことを忘れている新人投資家やトレーダーが多くいます。もしあなたがそうであれば、広くなった取引レンジや大きくなったボラティリティに対して、自分の戦略や計画を調整する時です。以前の市場で想定していた年単位のトレンドは、今ではもう有効期限が切れています。
7.ズームアウトして過去の値動きを知る 🔎
チャートをズームアウトしてみましょう。そこからズームアウトを続けてください。そして、さらにズームアウトしてみてください。直近のローソク足・ライン・値動きを丸で囲んで、現在の価格がどこなのか、それはどこから来たのかを思い起こしてみましょう。 迷ったらズームアウト という言葉がありますが、その日やその週だけを見て右往左往するのではなく、価格が辿ってきた歴史全体を調査してみてください。過去に何が起こったかを学びましょう。
8. 現金はポジション 💸
ドルコスト平均法でのトレードがお望みですか?もっと買いたい?もっとトレードしたいですか?そのためには現金が必要です。ボラティリティが出た時に自由に参加できる快適さ。現金はポジションであり、これを保証するものです。
9. パニック、FUD、そしてFOMOを避ける 😳
感情が高ぶると、心理的に最大の間違いを起こすことがあります。 FUDとは、恐怖、不確実性、疑念のことです。FOMOとは機会損失の恐れを意味します。 これらは暴落する市場でよく見られる2つの感情です。誰もがもう終わりだと思ったり、ちょっとした小幅の上昇のたびに次の強気相場がやってくると思ってしまうのです。こうした感情に流されないようにしましょう。
10. 休息を取る 😀
時には、一歩離れてみるのも有効です。ログアウトし、アプリを閉じ、外に出て運動してみましょう。準備が整ったら、また市場に戻ってきましょう。心もこれで十分に休まるでしょう。
記事をお楽しみいただけましたでしょうか。市場という大海原の航海に、この記事がお役に立てば幸いです。
上記以外にもコツやアドバイスがありましたら、以下のコメント欄にお寄せください!
一流のトレードプランを構築する方法みなさん、こんにちは!👋
今回は、いくつかの簡単なステップで、無敵のトレードプランを構築する方法について見ていきたいと思います。
成功しているトレーダーはトレードを見極める為に様々な「変数」を使用しますが、優れたトレードプランであれば全てその中核となる意思決定プロセスはほとんど変わりません。そこで今回は、あなた自身のトレードプランに欠かすことのできない、いくつかの重要なポイントについて解説していきます。それでは始めましょう 👇
資産の選択 🏦🏦
優れたトレードプランに必要なのは、取引する資産をどのように選ぶかを定義することです。先物やFXトレーダーは、取引可能なシンボルの種類が少ないので、これは比較的簡単なプロセスです。しかし、株式や暗号資産を扱うトレーダーにとって、取引可能なシンボルの種類は膨大です。最大のチャンスと最高のリスクリワードをもたらすのはどのシンボルか、どうすれば分かるのでしょうか?取引する機会を見つけるために明確な基準を持つことは、戦略の期待値を最大化する上で絶対に必要となります。
例えば株式のデイトレーダーなら、出来高/株式数がX以上で、一晩で4%以上ギャップアップする銘柄を探すかもしれません。あるいは暗号資産のスイングトレーダーなら、流動性の高い暗号通貨の中から、売られ過ぎや買われ過ぎの状態から平均へと回帰する機会がありそうな銘柄を探すかもしれません。
しかし、どのような資産であっても、トレーダーにとって必ず注目すべき重要なポイントが2つあります:
ボラティリティ ✅
流動性 ✅
流動性が不十分な資産では、長期に渡ってポジションを拡大したり、大きなポジションを閉じることが困難になります。
ボラティリティが不十分な資産は、取引レンジが小さいため、そこから十分なリターンを生み出すことが難しくなります。オプション取引には、低いボラティリティから利益を得ようとする戦略もあるため必ずしもそうとは限りませんが、スポット取引にはボラティリティが絶対不可欠です。
実行ロジック 🧠🧠
取引したい資産を決めたら、次のステップは実際に何が取引チャンスになるかを定義することです。ほぼすべての資産が毎日動いています。最高のリスクリワードをもたらす「セットアップ」を自分で定義することができますか?
最高のトレードプランにはデシジョンツリーのようなロジックがあるため、トレーダーはそのプロセスについてその場で難しく考える必要はありません。難しい決断はすべて、そうなる瞬間より前に下されているのです。
このデシジョンツリーは無限に複雑なものになり得ますが、自分が安心できる実行ロジックを作っておけば、あとはそれに沿って時間をかけて改良していけばいいのです。
意思決定ロジックを作成する際に、考慮すべき重要な要素が2つあります:
方向性 ✅
実行条件 ✅
トレーダーの中には買いと売りのどちらの方向でのトレードでも抵抗がない人もいますが、多くのトレーダーは、トレードの条件を単純化しやすいため、どちらか一方向でのみ取引を行うほうが抵抗がないようです。このため、ほとんどのファンドやトレーダーは、まずはその「見方」を検討することになります。
例えば、「その資産が20日移動平均より上にあるときだけ、買いを検討する。」
あるいは、
「ISMのPMIが50を超えたら、株は買いだけを考える。」といったようにです。
そして、トレードの方向が決まったら(両方でも構いません!)、実際にトレードする時としない時を「正確に」把握することが必要になってきます。
例えば、「トレンドが出ている資産でロングエントリーする場合、30日間の高値でのみ買うことにして、30日間の安値にストップを設定する。」というようにです。
方向性と実行条件の両方を把握することで、何がトレードの機会で、何がただの頭の中にしか存在しないパターンなのかを明確にすることができます。またリスクをコントロールして、状況が悪くなったとしてもそこを脱出する鍵にもなります。
資金管理 💵💵
取引する資産を見つけて質の高い計画に従ってトレードしたとしても、1回のトレードでサイズを大きくし過ぎて全てを失ってしまっては意味がありません。こうしたことから、最高のトレードプランでは、最悪のシナリオを立てて、リスクとドローダウンを考慮しています。
リスクコントロールの一般的な戦略は、テーマによる制限、セクターによる制限などを利用した取引のサイジング(例えば、一度のトレードで負うリスクは自己資本の1~5%だけにする)を軸にしたものです。 リスクとは入るときに決めることであり、出口で決めることではないのです。
トレードを行う際には、自分がどのようなリスクを負っているのか、そしてそれが自分の包括的なポジション管理戦略にどのようにあてはまるのかを正確に把握しましょう。 こちらの記事 でその詳細をご覧いただけます。
以上です!マーケットが繰り出すパンチにも揺るがない、確固たるトレードプランを構築する3つの簡単なステップでした。
さて、ためらっている場合ではありません!さっそく始めましょう 😉
-チーム・トレーディングビュー ❤️
出来高プロファイル: 知っておきたいこと皆さん、こんにちは!👋
マーケットに参加されている方は、「出来高プロファイル」というツールをご存知かもしれません。本日は、このツールを詳しく掘り下げて、その仕組みを解説し、あなたの分析をパワーアップできるいくつかのテクニックをご紹介します。
出来高プロファイルとは? 🤔
出来高プロファイルは、ある期間における、特定の価格水準での取引状況を表示する高度なチャートツールです。チャート上で、水平方向のヒストグラムをプロットし、大量の取引が発生したエリアを明らかにします。
従来の出来高との違い 👀
従来の出来高と出来高プロファイルの主な違いは、時間と価格に対して出来高をどのように考えるかです。
言い換えれば、従来の出来高は、「いつ」出来高が発生したかを示し、出来高プロファイルは、「どこで」出来高が発生したかを示します。
出来高プロファイルの用語 🔤
出来高プロファイルツールには、いくつかの独自の要素と用語ありますので、それについて理解しておく必要があります:
ポイント・オブ・コントロール (POC) – ある期間において、 最も 取引量が多かった価格水準。
プロファイルハイ – 指定した期間内で到達した最高値の価格水準。
プロファイルロー – 指定した期間内で到達した最安値の価格水準。
バリューエリア (VA) – 期間内の全出来高の内、指定したパーセンテージが取引された価格レベルの範囲。通常このパーセンテージは70%に設定されます。
バリューエリアハイ (VAH) – バリューエリア内の最高値水準。
バリューエリアロー (VAL) – バリューエリア内の最安値水準。
ヒント&テクニック 😎
他の多くのツールやインジケーターと同様に、出来高プロファイルには多くの用途があります。
一般的な戦略の1つは、一つ前のバリューエリアと現在の価格の位置を分析することです。現在の価格が前のバリューエリアの外側にある場合、その銘柄はトレンドが発生していると考えることができます。価格がまだ前のバリューエリアの水準にある場合は、その銘柄は保合であると判断することができます。トレンドか持ち合い中かの判断は、それぞれ、トレンドフォローと平均回帰の戦略と組み合わせて使用されることが多いようです。
もう一つの一般的な戦略は、銘柄の重要なレベルとして「バージン」ポイント・オブ・コントロール (VPOC) を使用することです。VPOCは、まだその価格に再試行されておらず、形成されて以来、手つかずのまま残っている価格水準のことです。この概念は、ある価格で多くの取引が行われた場合、市場の多くの参加者がその価格水準で取得したポジションを引き続き持っている可能性が高いというものです。これは、鋭い目を持つトレーダーが優位に活用できる予測可能な行動を引き起こす可能性があります。
ご覧いただきありがとうございます!
それではまた!
- チーム・トレーディングビュー ❤️
アラート: より良いトレーダーになれる3つの理由皆さん、こんにちは!👋
アラートはトレードにおいて多くの可能性を秘めていますが、あまり活用されていないこともあります。というのも、上手く機能するシステムを構築するために時間と工夫を注ぎ込む必要があるからですが、こうした投資にも 十分な価値があります 。その理由をいくつか見てみましょう。
1. 良い習慣を身につけることができます 💪
すごい儲け話を聞きつけると、すぐさま市場に繰り出して、何のプランもなしに資産を購入してしまう……この話に聞き覚えがある場合には止めるに越したことはありません。
これで成功することもありますが、長期的に成功するための優れた戦略ではありません。実際、プランなしにポジションを持ち効率よくトレードするのは至難の業です。束の間の欲や恐怖に駆られてポジションを閉じることになるのが関の山で、そんなことをしていればトレードに一貫性が無くなり、長期にわたって収益を得ていくのは難しくなります。
アラートが優れているのは、ポジションを建てたり手仕舞う際に当てずっぽうな推測を防ぐことができるからです。自分が希望する価格にアラートをセットして条件が揃った場合にのみトレードを行うだけです。あとは市場の動きと確率に成り行きを委ねましょう。
アラートを利用することで、トレードの経験は、常にアイデアを探し求めて後手に回っている状態から、あらかじめ決めた条件が整うのを待ってから行動を起こすリラックスした仕事に変わります。つまり、アラートを利用することで、市場のアップダウンに対してより良く準備することができます。
2. 自由を増やし、不安を減らします 🧘
「ネガティブな感情はポジティブな感情の倍ほど強く感じられる」というトレードや人生についてよく知られた格言があります。この格言は様々な場面で利用されますが、トレーダーとしてはこれを理解することが特に役に立つでしょう。
次のような投資家を考えてみましょう:
証券会社から届いた四半期レポートをチェックする歯科医
月に一度ポジションをチェックするポジショントレーダー
週に一度ポジションをチェックするスイングトレーダー
1日に1回以上ポジションをチェックするデイトレーダー
市場で経験する自然なボラティリティーを考えると、どの市場参加者が最も怒ったり動揺したりする可能性が低いでしょうか?答えは歯医者です。なぜでしょうか?それは、彼が市場から受け取るデータの数がより少ないからです。たとえ世界トップクラスのデイトレーダーであっても、自分ではコントロールできないボラティリティによって、日々、自分が所有するポジションについて数十回、数百回とネガティブな状況にさらされています。このようにネガティブな刺激を多く受けてしまうと、メンタルヘルスやトレードの有効性が低下してしまいます。
しかしアラートを使えば、優位性のある準備万端なトレーダーは市場から一歩離れて、トレードをすることができるのです。
3. アラートで何かを見落とすことはありません ✅
前述の2つのポイントは価格アラートについてのメリットでしたが、私たちのアラートは利便性も大幅に向上させています。トレード時にお気に入りのセットアップがあれば、トレンドラインやテクニカルインジケーター、カスタマイズ可能なスクリプトなどにアラートを設定して、そのセットアップを見逃さないようにすることができます。
これには、長期投資家がダウ30銘柄にRSIアラートを設定して深い押し目を狙うような単純なものから、日中に先物スプレッド取引をするスキャルパーが上位40銘柄の価格の乖離にアラートを設定するような複雑なものまであります。
私たちのカスタマイズ可能なアラートで周到に準備すれば、トレーダーはあらゆる機会を捉えることができるでしょう。
以上です!アラートを活用する3つの理由と、アラートがもたらす素晴らしいメリットを全てご紹介いたしました。
読んでいただき、ありがとうございます。どうかお元気で!
それでは。
チーム・トレーディングビュー ❤️❤️
ブラックスワンが発生した時に生き抜くための4つのヒント 皆さん、こんにちは!👋
ここ数日の出来事を踏まえて、トレーダーとして、また一人の人間として、ブラックスワンな出来事から自分を守るためにできる最善のことを再確認しておく良い機会だと思いました。巨大な暗号取引所の倒産はブラックスワンの最も新しい例に過ぎませんが、ブラックスワンは個人、政治、環境など、あらゆる領域に存在し得るものです。そこで今回は、予期せぬ災難に対して自分の未来を守るためのヒントをご紹介します。
1.) すべての卵を同じカゴに入れてはいけません。
これは、今回のFTXの問題で明らかになったことですが、資産を分散して管理することは、いずれかの業者が支払不能に陥った場合の優れたヘッジになります。そうすれば、単一業者によるリスクから常に保護されます。世界各国政府は、これを緩和するための措置(FDIC保険や金融規制)を取ろうとしていますが、誰もあなたほどあなたの資産を見守ってはくれません。正しく管理していることをご確認ください。
資産を一箇所に集中させないことは、資産クラスや地域にも当てはまります。一つの地域に多くの資産を所有していませんか?その地域を襲う可能性のある自然災害や、急激な政治的変化などに突然さらされることになります。一つの資産クラスのみを所有していませんか?急激なマクロ状況の変化により、想像していたよりも遥かに価値が下がるかもしれません。
ポジションの観点だけでなく、総合的なリスクの観点からも、多様性が重要なのです。あなたの弱点はどこでしょうか?
2.) 手元にキャッシュを確保しておきましょう。
これも、最近の騒ぎで資金にアクセスできない人にとっては自明のことですが、短期的な出費をカバーするために現金を手元に置いておくことは、万一必要になったときの救いになります。解雇されることは、個人的なブラックスワンの典型例で、個人の財務状況を何年も後退させる可能性のあるものです。普段の生活に何か異変が起きても、経済的なストレスがないような状態にしておくことが大切です。
3.) 負債を抱えないようにしましょう。
生活の中では、どうしても負債を抱えなければいけないことがありますが、危機の際に最も強い立場にあるのは、金銭的に他人に縛られることのない人たちです。ブラックスワンのほとんどは、その被害者に様々な経済的損害を与えることが多いことを考えると、負債を持つことは、過度のストレスをもたらし、本来ならその状況を利用することができるはずの人たちから選択肢を奪ってしまうことになりかねません。また、経済的に余裕のある人は、悪い状況が発生した時、通常ではありえないような価格で資産を買い取るなど、自分の立場を向上させることができる場合も多いです。負債はこのような柔軟性を妨げる可能性があるため、リスクを減らすためには、負債を持たない方が良いと言えます。
4.) 手元にある程度の資産を置いておきましょう。
こちらは、長時間の停電、通信網の故障、隕石の衝突、戦争、その他一般的にこのカテゴリーに入るような、より広範でマクロなスケールのブラックスワン現象に対応するためのヒントです。
しかし、より広い地域的、世界的な社会崩壊においては、手元に資産を持つことは自分にとって最良のことです。私たち全員が利用している社会のインフラにアクセスできないような状況では、手元に予備を用意しておくことが究極の保険となります。現金、金、種子、食料などが計画なしに巻き込まれないようにしましょう。
この話題はあまり楽しいものではありませんが、これらのヒントに従えば、あなたに襲い掛かるあらゆる災害や不運に対して、より良い備えができるはずです。
どうぞご安全に!
- チーム・トレーディングビュー ❤️❤️
金利を見てトレードを改善する方法: パート4みなさん、こんにちは!👋
このシリーズでは、金利とは何か、なぜ重要なのか、そして金利の情報をどのようにトレードに活用できるのかといった金利に関するトピックを取り上げてきました。マクロ経済学やファンダメンタル分析についてもっと学びたいという初心者の方にとって、このシリーズが実践的で役に立つものになれば幸いです!
金利市場は3つの次元で考えることができます:
1.) 絶対的
2.) 相対的
3.) 時間的
言い換えれば、
1.) 金利は絶対的な基準でどのように取引されているのか?つまり、投資家にとって魅力的なリスク・リワードが提供されているのか?という点。
2.) 金利は相対的な基準でどのように取引されているのか?国によって債券価格が異なるのはなぜか?という点。
3.) 金利は時間経過と共にどのように取引されるのか?「イールドカーブ」とは何か?という点です。
最初の記事 では、TradingViewで金利の情報を見つける方法とどのようにレートが公開市場で変動するかについて取り上げました。 2回目の記事 では、債券(金利)投資と他の資産への投資を比較して、投資家が行うべき意思決定の例をご紹介しました。 3回目では 、国別の金利の相対比較を行いました。
最終回の今回は、金利が時間的にどのように取引されるかを見ていきます - 言い換えれば「イールドカーブ」です。イールドカーブを見ることで、どのような情報が得られるのでしょうか?あなたのトレードプランにどのように役立つのでしょうか?さっそく見ていきましょう。
参考までに、まずはイールドカーブを見てみましょう:
このチャートには、いくつかの異なる資産が含まれていますので、簡単に分類してみましょう。
- 白と青の部分は、米国の2年債を買ったときの金利です
- オレンジのラインは、5年物の米国債を買ったときの金利です
- 青緑のラインは7年物の米国債を買ったときの金利です
- 黄色のラインは、10年物の米国債を買ったときの金利です
- 紫のラインは、30年物の米国債を買ったときの金利です
ご覧のように、債券は満期が異なるとその利回りも変わり、また時間の経過でも利回りは変化します。
2021年の初めに2年債を購入した場合、1年あたり0.15%の利回りを得ることになります。
一方、2021年の初めに30年債を購入した場合、年間1.85%の利回りを得ることになります。
その後、状況は変化しています。現在は:
2年債を購入した場合、年間3.56%の利回りを得ることができます。
30年債を購入した場合、年間3.45%の利回りが得られます。
つまり、状況が完全に逆転してしまいました。
なぜ、このようなことが起こったのでしょうか?
いくつかの理由がありますが、それらは過去数回の記事のトピックに関連しています。それらを掘り下げてみましょう。
1.) 中央銀行の政策金利リスク
2.) インフレリスク
3.) 信用リスク
4.) 市場リスク
まず、2021年初頭から現在に至るまで、米国の中央銀行はFF金利を大幅に引き上げてきました。これは、国債の利回りが上がることを意味します。普通預金に現金を預けた方がお得なのに、わざわざ政府にお金を貸すでしょうか?
第二に、インフレが進行していることです。これは、世界中の商品とサービスに対する供給ショックの結果です。供給不足が生じる一方で、需要は安定または増加しているため、日用品の価格が上昇し、短期債の利回りが長期債に「追いつく」ことになりました。
第三に、過去2四半期のGDPが縮小していることから、米国政府が税収と国債発行による債務返済を行えなくなるリスクが高まっていることです。
最後は、2回目の記事で述べた通りです:
株式のパフォーマンスが債券を上回っているときは、機関投資家の株式に対する需要が高く、人々は気分よくリスクを取りたがっていることを示しています。債券のパフォーマンスが株式を上回っているときは、人々は経済の見通しが悪化している企業の株式よりも「リスクのない」利払い手段を持ちたいと思っていることを示唆しています。
債券に対するこのような需要は、イールドカーブ全体にわたって現れます。経済の見通しが悪化すればするほど、「リスクフリー」資産に対する需要は増加します。つまり、イールドカーブは、市場参加者がある期間の市場状況をどのように考えているかを示しています。2年債の利回りが10年債より高ければ、市場参加者は売買を通じて、今後2年間は今後10年間より経済リスクが高いと予想していることを明示しています。言い換えれば、何らかの景気減速を予想しているということです。
このことは、様々なタイプのトレーダーにとって非常に有効です:
株式は経済と結びついています - 金利が経済の見通しについて何かを語っているならば、それはあなたの資産選択のプロセスや取引スタイルに影響を与えるかもしれませんので、注意を払うことが賢明です。
FXは金利と密接に関係しています - 金利が動けば、FXも確実にその影響を受けます。
暗号資産はこれまでの歴史で「お金の使いやすさ」の指数と高い逆相関を示しています。金利が上昇すれば、金利のつかない暗号資産は魅力的ではなくなります。
以上で金利に関するシリーズは終了です。
ご覧いただきありがとうございます。素敵な日々をお過ごしください。
- チーム・トレーディングビュー ❤️
金利を見てトレードを改善する方法: パート3みなさん、こんにちは!👋
このシリーズでは、金利とは何か、なぜ重要なのか、そして金利の情報をどのようにトレードに活用できるのかといった金利に関するトピックを取り上げています。マクロ経済学やファンダメンタル分析についてもっと学びたいという初心者の方にとって、このシリーズが実践的で役に立つものになれば幸いです!
最初の記事 では、TradingViewで金利の情報を見つける方法とどのようにレートが公開市場で変動するかについて取り上げました。 2回目の記事 では、債券(金利)投資と他の資産への投資を比較して、投資家が行うべき意思決定の例をご紹介しました。
今回は、3つの具体例を用いて、世界の投資家が金利をどのように捉えているかを見ていきたいと思います。
それでは、さっそく本題に入りましょう。
前回もお話しましたが、どの地域の金利を理解する場合でも、主に3つのポイントに注目する必要があります:
1.) 中央銀行の政策金利リスク
2.) インフレリスク
3.) 信用リスク
まず、「信用リスク」について見てみましょう 💥💥
信用リスクとは、ある組織に貸したお金が返ってこないかもしれないというリスクを指します。このシリーズでは、国債だけを取り上げていますので、政府がお金を返してくれないリスクということになります。
教訓: 他すべてが同じ条件だとして、組織がお金を借りるために支払わなければならないものが多いほど、その組織(企業、国)は投資家の目から見て「安定的」ではない状況です。
次に、インフレリスクについて見てみましょう 💸💸
インフレリスクとは、インフレ率によって、得られる金利よりも早く、時間の経過に伴い元本の購買力が低下する恐れがあることを指します。
例えば、こちらのチャートをご覧ください:
青と白の部分には、トルコの1年債利回りが表示されています。緑のラインは、米国の1年債利回りです。金利の違いにご注目ください - トルコ債は14%、米国債は3%です。米国の方が経済規模が大きく、先進国である(したがって「信用」リスクも低い)一方で、経済のインフレ率が大きく異なることが、この利回りの違いの一因となっています。
赤のラインは米国のインフレ率、黄色のラインはトルコのインフレ率です。為替レートが安定していると仮定すると、トルコリラは米ドルに対して相対的に購入できるモノやサービスが少なくなっていくため、投資家は購買力の低下を防ぐために、より高い利回りを求められることになります。
教訓: 金利の方向性は、投資家がある時間軸でインフレがどのように推移すると考えているかを教えてくれます。
最後に、中央銀行の政策金利リスクについて見てみましょう 🏦🏦
中央銀行の政策金利リスクとは、中央銀行が資金供給金利を不利に動かす可能性があることを指します。
こちらのチャートをご覧ください:
先程と同じチャートですが、インフレ率を金利に重ねるのではなく、現在の中央銀行の金利をチャートに追加しています。
覚えておいてほしいのは、中央銀行の金利は、あなたのお金を政府への融資に「縛り付ける」ことなく、銀行から得られる利回りだということです。
中央銀行の金利のリスクは、債券の価格決定に最も大きな影響を与えます。特にこちらは1年債であるため、中央銀行の金利とかなり接近して動いていることがわかります(次回はイールドカーブについて見ていく予定です)。
とはいえ、世界中の中央銀行は通常、消費者のために安定した物価を作り出すことを使命としているため、彼らの行動はしばしばインフレに踊らされることになります。時には、金利を上げすぎてデフレになることもあります。時には、(現在、多くの人がそう考えているように)金利の上げ幅が小さく、インフレに「遅れをとる」こともあります。
教訓: 金利は中央銀行の政策を示すものであり、その政策はいくつかの要因に左右され、地域によっても異なります。言い換えれば、金利は経済の健全性を表します。金利が高すぎる場合、中央銀行はコントロールを失っている可能性があります。低すぎる場合は、経済が停滞している可能性があります。これらは一般論ですが、相対的な基準で地域を比較し始めるには良い方法です。
今回は以上です!具体的な例と、市場の生の動きを見て学ぶべき教訓をいくつか挙げました。このような力学を理解することは、より包括的な取引戦略を構築するのに非常に役立ちます。例えば、FXの取引では、国ごとの金利差や金利動向の背景を知ることが極めて重要です。同様に、ある企業に投資する場合、その企業の債券利回りを見れば、投資家がその企業の債務不履行のリスクをどの程度と捉えているかが分かります。
来週は、イールドカーブについて取り上げて、物価や経済全体の予測を行う方法について、さらに詳しく学んでいきます。
- チーム・トレーディングビュー ❤️❤️
各国の金利市場をTradingViewで分析する方法!米国債10年物利回りは2020年に史上最低値を更新し、1%台を下回りました。
2020年は歴史的にも低水準の時代となりましたが、2022年の現在は2%台で推移しており、状況は日々変化しています。
TradingViewでは、世界中の国債価格と債券利回りをチャートで表示することができます。
これらを分析することによって、現在のリスクと、期待できる利回りを推測できるかもしれません。このような分析はとても役立ちますので、各国の国債利回りをチャート表示する際は以下のシンボルを検索してみてください。
US10Y - 米国債10年物利回り
JP10Y - 日本国債10年物利回り
ES10Y - スペイン国債10年物利回り
DE10Y - ドイツ国債10年物利回り
BR10Y - ブラジル国債10年物利回り
※公式ストリームで各国の金利分析を行う方法を解説しました。
分析方法についてさらに詳しく知りたい方は、下記動画をご確認ください。
jp.tradingview.com
TradingViewでこれらのチャートをご活用いただけたら幸いです。
もしお役に立ちましたらブースト(イイネ)を押していただけると大変励みになります。
質問はコメントでお待ちしております🙇♂️
トレードのパフォーマンス心理学: パート1困難が大きければ大きいほど、それを乗り越えたときの栄光は大きい。巧みな舵取りは、嵐や天変地異からその名声を得る。
- エピクテトス
みなさん、こんにちは!👋
今週は、あまり一般的に語られることのない「パフォーマンス心理学」というトピックに着目し、それがトレードにどのように関連するのかを議論してみたいと思います。具体的には、次のような疑問について考えてみたいと思います。トレーダーによって成績が異なるのはなぜでしょうか?
プロセスの観点からは、トレーダーを目指す人は(スポーツなどの)他のパフォーマンス分野から多くのことを学び、自分が目指す場所に到達するために必要なステップをより良く理解することができます。では、さっそく見ていきましょう!
時間は専門技術に共通する要素です ⏰
習得は時間をかけて築かれます。まず探求し、次に知識を蓄え、そして十分に構造化された訓練を行いましょう。
習得に必要な膨大な時間と労力を費やすには、その分野と心底結びつき、長期的な関係を築くのが理想的です。
極めて高いパフォーマンスを上げているトレーダーの多くに共通しているのは、トレードそのものに対する情熱です。つまり、チャートを分析し、戦略を練り、市場を眺め、自分の頭の中でピースを組み立てることが大好きなのです。トレードは仕事ではなく、「職人芸」なのです。もし、あなたがステータスやライフスタイル、収入を求めているだけなら、この道の真の高みには到達できないでしょう。最高の成績を残しているトレーダーは、何時間もかけて取引に取り組んでいます - それは「欲しいから」ではなく、「好きだから」なのです。
ニッチを見つける ❤️
偉大な人たちは、努力したから偉大になったのではなく、自分の才能、興味、想像力を活かせる素晴らしいニッチな分野を見つけたからこそ、努力したのです。世界最高のピッチャーでも、打撃は下手かもしれません。
もし、あなたがキャリアをスタートさせて間もない(あるいは迷っている)のなら、自分が心から共鳴できるニッチを探してみてはいかがでしょうか。病院や銀行には、新人がさまざまな経験をするためのローテーション・プログラムがあるように、他の職業でも金融機関でも、ニッチは非常に重要視されています。
では、なぜ個人のトレーダーはそうしないのでしょうか?自分の考えをまとめるには、自分自身のローテーション・プログラムを構築することが有効です。こちらに、最も人気のある資産クラスとトレードスタイルのリストがあります。それぞれをGoogleで検索してみたり、TradingViewでアイデアを探してみるなどして、自分が最も強く共感できるものを見つけてみてください。実際に日常的に好きなことを見つけることで、長期的な習得を目指しましょう。
流動的な資産クラス:
-株式
-為替
-暗号資産
-先物
-債券
-ボラティリティ
スタイル (時間枠):
-イントラデイ - 保有時間は数秒から数時間
-スイング - 保有期間は数日から数週間
-ポジション - 保有期間は数週間から数ヶ月
あなたの性格にはどの保有スタイルが合いますか?どのようなテーマについて学ぶのが好きですか?
学習プロセス ✅
トレードでも人生でも、「習うより慣れろ」という言葉をよく耳にします。「継続は力なり」と言った方がいいかもしれません。訓練の時間をどのように組み立てるかによって、5年の経験を積んだ人と、1年の経験を5回繰り返した人の差が生まれます。では、どのように実践すればよいのでしょうか?
パフォーマンス心理学では、「学習のループ」と呼ばれる概念があります。これは3つのパーツで構成されます。
パフォーマンス -> フィードバック -> 学習(この繰り返し)です。
フィードバックは上達の鍵ですので、これは非常に重要です。トレードは一人で行うスポーツなので、いかにして振り返ってじっくりと考えることができるフィードバックプロセスを取り入れるかが絶対的に重要なのです。
損益はフィードバックですが、それだけをフィードバックの仕組みとして利用することには問題があります。最高の取引を行う最高のトレーダーでさえ、ある日突然、間違った側に置かれることがあるのです。プロセスが最も重要です。損益とは関係なく、パフォーマンスからフィードバックを得ることで、意思決定への影響を把握することができます。トレーダーによっては、膨大な量のメモを取ったり、画面を記録したり、損益に関係のないデータポイント(睡眠時間や水分補給、気分など)を記録する人もいます。
(この目的で使用できるメモ機能がチャートに内蔵されています。)
これらの項目をすべてまとめて、習得のための長期的な青写真を作るとすれば、次のようなものになるでしょう:
1.) トレードについて自分が本当に好きなことを見つける。
2.) それをより深く探求する。
3.) 浮き沈みがあっても、心からの楽しさを原動力として、粘り強く取り組む。
4.) その間の自分のパフォーマンスを、自分自身にフィードバックできるように仕組み化する。
5.) そのフィードバックを取り入れて、自分のプロセスを継続的に改善する。学習のループが長期的なパフォーマンスのエンジンとなります。
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ご覧いただきありがとうございました。お体に気をつけてお過ごしください!
- チーム・トレーディングビュー
負けトレーダーになる方法みなさん、こんにちは!👋
ここ数週間、 相場環境に適応するための知識 や 適切なトレードマインドの構築 など、トレードを向上させるための最適な方法についていくつか見てきました。今日はその逆をやってみたら面白いのではないかと考えました。コミュニティのみなさんが強固でプロフェッショナルな取引方法を構築する手助けをするのではなく、どうしたら負けトレーダーになれるのかを一から考えてみましょう!というわけです。どのような属性や決断がトレードで負けを招くでしょうか?
理論的には市場は単なる確率のゲームです。トレーダーが確実に負けるようにするにはどうしたらよいのでしょうか。結論を先に言うと、簡単な行動をいくつか組み合わせるだけで負けは必然となります。
その1: リスクを定義しない 🤷🏼♂️
トレードにおいて「リスク管理」、「リスクを定義する」、「損失を定義する」などとよく言われますが、新米トレーダーにとっては、一体何を言っているのか判然としないことがあります。自分のリスクを定義する?どうやって?何について話しているのか?具体的にはどういう意味なのか?といった具合にです。
リスクを定義するとは簡単に言うと、取引や投資の判断で間違っているとしたら「どこ」なのかを突き止める作業です。
これは活発に取引を行うトレーダーにとっては、直近の安値や高値を選ぶというようなシンプルなものかもしれません。「この価格になったら手仕舞いだね。この読みは一時的なものに過ぎないし、どこまで通用するかも限られている。次に何が起こるかもわからないからね。」といったようにです。またポジショントレーダーなら「このポジションを持っているときは、どうあっても資金の10% (あるいはx%) 以上は失いたくないね。十分に吟味してエントリーしたし、10% (あるいはx%) 下落したら、理由はどうあれ自分の推測は外れてしまったことになるからね。」といったように考える人もいるでしょう。
キャッシュ・マネジメントやポートフォリオ・マネジメントの観点からは、リスク定義には、次のようなまた別の側面があります: 最悪のケースでは、総資産のうちいくらまで失う可能性があるのか?各取引のリスクは資金の50%でよいのだろうか?それとも20%?いや5%か?やっぱり1%?取引終了までに総資金のいくらまで失うことになるのか?といったことです。
負けトレーダであるためには、ポジションサイズ、各取引のストップロス設定、口座のストップロス設定について計画を持たないことが重要です。このようなやり方は一貫性がないため、大きな損失を何回か被った挙句、必ずこのゲームから永遠に叩き出される羽目になるでしょう。
その2: 大きなレバレッジをかける 🍋
その1と組み合わせて大きなレバレッジをかけるのは、お金を失うスピードを加速させる素晴らしい方法です。50%の確率で勝てる戦略は、統計的に次の100回の取引で7連敗に直面することを考えると、投資額を増やしてレバレッジをかけることは、荒波に襲われたときに確実にすべての資金を失うことができる素晴らしい方法です。また想定した損失額を超えてトレードを行うことも、このプロセスを加速させる素晴らしいやり方です。レバレッジをかけると50%、20%、10%といった具合に資金が減る一方の不利な状況に陥るだけで、やがて全てが消滅することになるからです。リスクをゼロにすることはできません。
世界で最も積極的とされるヘッジファンドが、FX取引においてさえ5~8倍を超えるレバレッジを通常使わないことを考えると、負けトレーダーの破滅を早めるには少なくとも10~20倍のレバレッジを使用する必要があるでしょう。
その3: あちこちの戦略へと飛び移る 🐰
ブルース・リーはかつてこう言ったそうです。「一度に1万回キックを練習した者は怖くないが、一つのキックを1万回練習した者は怖い。」と。
たとえ最適な戦略でなくても一つの戦略に忠実な人は、この例で言うと一つのキックを何度も何度も練習してきた人です。あちこちの戦略へと飛び移っていくトレーダーは、世の中のありとあらゆるキックを試したけれども、どれもマスターしていない人なのです。ですから確実に負けトレーダーになるには、どの戦略も習熟することなく、戦略を変え続けることが必要になります。新しい戦略や指標、取引スタイルをトレーダーの目の前に絶えずぶら下げておく必要があるのです。こうすれば、トレーダーがどんな戦略を選んだとしても、最適とは言えない取引を行ったり、市場を全体的に捉える感覚やそのニュアンスと理解を得ることができないまま、時間が無駄に過ぎていくことになります。
さらにその1とその2を組み合わせることで、トレーダーが利益を上げることはほぼ不可能になるでしょう。
以上のように、負けトレーダーになるには3つの方法があります。どれかに心当たりはありませんか?
この文章を書いた目的は、マーケットへの参加を思いとどまらせるためではなく、むしろ初心者の頃に陥りがちな悪い習慣を常に警告しておくことにあります。トレーダーとしてのキャリアを阻害し、悪い習慣を生み出すような初心者の過ちや行動を避けるためです!もしご参考になった点があれば、ぜひお知らせください。今後もトレードについての「最善の方法」をご紹介するこのような記事を作っていきたいと思います。
それでは、今週も良い一週間をお過ごしください。
- チームTradingView ❤️
弱気相場について覚えておくべき4つのことみなさん、こんにちは!👋
ふぅ、なんという激動の5ヶ月だったでしょうか。あらゆる資産が煙の中に巻きこまれて、あちこちに巨大な月足のローソク足が出現しました。暗号資産のトレーダーにとっては、ビットコイン、イーサリアムをはじめとしたいくつかの暗号資産が半分またはそれ以上に下落してしまいました。S&P500は高値から13~14%の下落にとどまっていますが、この2年間のほぼすべての銘柄での大規模な強気相場は終焉し、現在は正式に弱気相場に入ったと言えるでしょう。
今回の弱気相場は、私たちのコミュニティにいる多くの人にとって初めての経験かもしれません。そこで弱気相場について覚えておくべき重要な事柄をまとめたガイドを作成し、この新しい相場状況を切り抜ける指針として役立てようと考えました。
では、さっそく本題に入りましょう!
1.) P/Lの観点からは、ボラティリティによってポジションが大きく感じます 💥
通常、弱気相場では強気相場よりも資産価格のボラティリティが高くなります。ここ20日間で各種指数は1日あたり平均約3%の動きを見せており、これは2021年における20日間移動平均の約0.9%をはるかに上回っています。資金量が同じだとすると、こうした平均レンジの拡大加速によって、P/Lの動きが米ドル換算で「普通」よりもはるかに大きくなっている可能性が高いということです。2020年3月においては、S&P500の1日の平均レンジは5%を超えていました!
P/Lはトレーダーの心理に大きな影響を与えるため、こうしたことを覚えておくのは重要なことです。プロのマネー・マネージャーやヘッジファンドの多くは、ポートフォリオが示す日々のボラティリティを目標値近くに保つため、エクスポージャーの削減を実行することによってこうした要因をコントロールしています。これを義務付けているファンドもあります。自分の取引計画に沿って何をするかは自由ですが、これは心に留めておくべき大事な想定です!通常より大きな動きを想定しておきましょう。
2.) 平均的な弱気相場は2年くらい継続します 📉
2年という数字は、主に「株式」について平均的な弱気相場がどれくらい続くかを指しています。これまでのところ、暗号資産においては平均的な弱気相場が約9ヶ月続いています。比較のために、株式で平均的な強気相場がどれくらい継続するかというと、6年以上継続します。ですので弱気相場は株式の成長期よりもずっと早く終わる傾向にありますが、記憶に残りやすくもあります。
このところ弱気相場はますます短くなってきており、2020年最後の弱気相場はたった数ヶ月しか続きませんでした。これはFRBによる相次ぐ介入が原因とする説もありますが、21世紀になって通信インフラの整備が進み、情報がいち早く織り込まれるようになったからだという説も多く唱えられています。弱気相場がますます短くなる傾向にあるのは確かですが、それでも予想以上に長く続くことも往々にしてあり得ます。状況に応じて想定を修正していきましょう!
3.) 現金もポジションです 💵
米国の現在のインフレ率は約7~10%(どの数字を見るかによりますが)と高い水準にありますが、実のところ1米ドルあたりの購買力は日々それほどの変化はありません。ところが、SPY1口の購買力は1日あたりでそれよりもずっと急な変化を見せており、最近ではその購買力が急激に失速しています。弱気相場が続く間に心に留めておきたい大事なこととしては、「生き残ることが最重要だ」ということです。吹き飛ばされてしまわないかぎり、また別の日に生きて戦うことができます。パフォーマンスに翳りが見える資産から現金に逃げることも選択肢の一つです。
これは最近の出来事ですが、主な資産クラスを見ると人々は現金に逃避しているようです。債券、株式、金、暗号資産 ― これらがすべて現金に替えられているのです。「リスクオフ」の環境下では、一般に保守的なプレーヤーは株式のようなリスク資産から、国債といった「より安全な」ものへと転向していくでしょう。しかし、FRBの利上げとインフレが進行するなかで、人々は債券で得られる3%の利回りを無視してでも現金で得られる総合的な柔軟性を優先しているようです。ヘッジのために別の選択肢を挙げるとすれば、パフォーマンスが期待よりも下回りそうな資産を空売りするか、(もし可能であれば)自分のポートフォリオでプットオプションを買うことです。オプション市場であれば、快適に睡眠できる価格を直に知ることができるでしょう。
4.) 底を拾うのは困難です 🎣
期待値がプラスになる機会を見つけるのが私たちトレーダーの仕事ですが、歴史的に見ても底を拾うのは非常に難しいものです。2020年の暴落では、多くの著名なヘッジファンドが暴落前にアンダーヘッジで、暴落後にオーバーヘッジでした。事実上、世界で最も賢い人たちが、底となる可能性が高い場所を選ぶのに失敗したのです。
時間をかけて一貫して資金を投入できる超長期戦略 (DCA) でない限りは、下降トレンドの相場で底を拾おうとするのは勝率が極めて低くなる戦略にもなりかねません。
以上、弱気相場の初心者に覚えておいてほしい4つのことでした。先に述べたように、難しい相場で最も重要なことは生き残ることです!🐻
良い週末をお過ごしください!😄
-チームTradingView
プロフェッショナルなトレードのマインドセットを構築する為の3つのヒント 🎯みなさん、こんにちは!👋
今日は、プロフェッショナルなトレードのマインドセットの構築についてお話しします。このトピックは、長年にわたり数え切れないほどの書籍やトレードに関する文献で取り上げられてきましたが、TradingViewのコミュニティにとって最も重要なポイントをいくつかご紹介したいと思います。さっそくご覧ください!
1.) 確率で考えましょう 🔢
トレードや人生において最も重要な概念の一つである「期待値」について簡単に確認してみましょう。
期待値とは、ある行動を実行した場合の価値を確率で表した数値です。期待値はプラスにもマイナスにもなります。この取引は儲かるのか?仕事を変えるべきか?パートナーと結婚した方がいいのか?全ては期待値に帰結するとも言えます。さて、「期待値」を構成するものは何でしょうか?2つのことから構成されます: 「勝率」と「リターン」です。
勝率とは、全結果に対する勝ちの割合のことです。リターンは、平均的な勝ちトレードの大きさを平均的な負けトレードの大きさで割ったものです。言い換えれば、これがうまくいく確率はどのくらいか?どの程度の勝ちを得られるか?損失はどのくらいか?これらの数字を組み合わせることで、ある行動をとることに意味があるのかどうかが、より明確に理解できるようになります。
例えば、ある取引アイデアが成功する確率が50%だとします。勝てば2ドルの利益、負ければ1ドルの損失となりますが、あなたはその取引を行うべきでしょうか?
調べてみましょう。この例では、トレードを100回行ってみます。その50回でそれぞれ2ドルの勝ち、残りの50回で1ドルの負けです: ((50x2)-(50x1))。結局、合計で50ドルの利益を得ることになります。明らかに、この取引は正の期待値があります!つまり、個々の取引で損失が出たとしても、 期待値 (EV) の観点からは正しい判断をしていることになります 。
期待値の厄介な点は、勝率とリターンは約束された数字ではないということです。それらは推定値です。したがって、何かが起こる可能性を感じ取り、勝ち負けの振幅を理解することは、トレードや人生において重要なスキルです。そのためのアンテナを高くする簡単な方法は、トレードジャーナルに予測を書き留めることです。何度も繰り返すうちに、結果を推測する能力が向上するはずです。
2.) 自己認識 😵💫
トレードにおいて、すべての市場参加者の行動は常に2つの恐怖によって突き動かされています: それは、 機会損失の恐怖 と 損失を被ることへの恐怖 です。言い換えれば、恐怖と欲です。脳内の化学反応と人生経験によって、これらの恐怖のうちどちらかがより強くあなたに影響を与える可能性があります。
次のようなシナリオを考えてみましょう: ある取引を行い、そのポジションが自分の想定する方向へと動き始めました。しかしその後、資産は横ばいで推移し始めました。この場合に考えられる2つのことを見てみましょう:
a - あなたはポジションを閉じました。しかしその後、その資産は再び想定していた方向へと動き出し、価格が3倍になりました。あなたはこのさらなる動きを取り逃してしまい、わずかな利益でポジションを手仕舞うことになりました。
b - あなたはポジションを閉じませんでした。しかし資産はストップロスの位置まで戻ってしまい、結局この取引は損失になりました。
これらのシナリオのうち、どちらがあなたにとってより苦痛でしょうか?これには「正解」も「不正解」もありませんが、どちらの恐怖があなたの脳の複雑な意思決定をより強く支配しているのかを知ることは重要です。もし、あなたがFOMO (機会損失への恐れ) の傾向が強いと分かったら、勝ちトレードの最後の一滴まで搾り取れるような戦略を考えてみてください。もし、あなたが負けることを恐れる傾向があるならば、大きな損失や継続的な損失を被る可能性がより低い戦略を考えてみてください。
3.) 戦略がフィットするかは極めて重要です ✅
このコツは、前回の自己認識のコツと重なるのですが、マーケットと対話する際の一貫性の重要性を強調しています。
市場と対話する時に、明文化され、十分に理解したトレード計画を持つことは、成功への鍵です。世界最大級のヘッジファンドは、投資戦略やベストプラクティス、ビジネスプランを明確に定義しています。あなたにも必要ですよね?
とはいえ、すべてのトレードプランが同じように作られているわけではありませんし、最善のプランでさえもなかなか計画通りにはいかないものです...
トレードプランを設計する際、初心者や中級トレーダーの多くは、お金を稼ぐという側面だけに焦点を当て、どうすればエッジを得られるかを考えます。「どの戦略が一定期間で最高額の利益を得ることができるか」といったように。一般的には、バックテストやファンダメンタルのリサーチ、ビジョンなどが、収益性の高い戦略の基準を定めるのに役立つでしょう。
しかし熟練したトレーダーは、エッジを定義することよりも、 一貫性の確保 がより重要であることを知っています。
例えば、理論上、将来的に極めて効果的な取引を可能にする完璧な取引戦略を思いついたとします。そのプランでは、市場の底値を買い、市場の天井を売るための完璧な基準を示しています。初心者にとって、これはまさに聖杯です。しかし、戦略を「理解」したからといって、必ずしもその戦略を「実行」できるようになるわけではありません。
この完璧な戦略を実際に試してみて、心理的な状態により、その場の勢いで設定したルールを実行できなければ、その戦略がどれだけエッジが効いていても残念ながら意味がありません。実行できないのです。
したがって、マーケットで何が起ころうとも、自分自身が一貫して実行しようと思える戦略を見つけることが最も重要なのです。
期待値や自己認識という点では、70%の効果で40%しか正確に実行できない戦略よりも、30%の効果で100%確実に実行できる戦略の方がはるかに価値があります。
負けてストレスを感じないことが、本当の意味での柔軟性です。損失ではなく、ミスを防ぐことを中心に設計しましょう。
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ここまでご覧いただきありがとうございました。良い日々をお過ごしください!もしこの記事で何かご参考になった部分がありましたら、以下のコメントでお知らせください。今後また、応用トレード心理学についてのシリーズを企画したいと思います。
それではまたお会いしましょう!
- チームTradingView
TradingViewで的確なアナリストを見つける方法みなさん、こんにちは!👋
先週、私たちのプラットフォームで勢いにのっている投稿者の記事を公開したところ、コミュニティから多くの素晴らしい反響をいただくことになりました。今後は毎月こうした投稿者の「コンピレーション」リストを発表していく予定ですが、今回はあなたと同じ銘柄をトレードしている人から、洞察力があり熟練した腕前をもつ投稿者を見つけ出す方法をご紹介したいと思います。
では、さっそく本題に入りましょう!
ステップ1 : お好みの取引対象のチャートを開きます。
資産の種類は問いません。また、15分以上の時間足であればどの時間足でもかまいません。 - 15分より下の時間足では投稿できないためです。
ステップ2 : コミュニティのアイデアを表示します。
右側のツールバーに移動しましょう。そして「アイデアストリーム」のタブが選択されていることを確認します。揺れている電球のアイコンです。このメニューから、一番上にある電球を選択します。これで、チャートに表示しているシンボルとその時間足で公開された全てのアイデアが表示されます!もし何も表示されない場合は、より「一般的な」シンボルや時間足を表示してみてください。AAPLやBTCUSDの日足チャートをチェックしてみるとよいでしょう。
ステップ3 : トップとボトムを制したのは誰でしょうか?
ロングとショートのアイデアを視覚的に確認することで、今後の値動きを予測するのに長けた人を簡単に特定することができるでしょう。大暴騰に最初に気がついたのは誰でしょうか?利益を得て当然だったのは誰でしょうか?
この人なら大丈夫そうだという人を見つけたら、その人の他のアイデアはどうだったかを確認してみてください!その人のプロフィールに移動して、他のアイデアもほとんど的中しているのか、それとも偶然運良く当たっただけなのかを、必ずチェックしてみましょう。
ステップ4 : その人たちをフォローしましょう!
質の高い情報フローを確立し、アイデアの考察を強化するうえで、これは実に簡単な方法です。たとえ投稿者が自分のアイデアで取引をしてうまくいかなかったとしても、トレードの練習を積む人にとっては、そのアイデアの中にプラスになるものがあるかもしれません。フォローを上手く構築していくことで、重要なトレード考察の源になることもあるのです!
ボーナスステップ5 : アイデアストリームを整理整頓しましょう。
チャート上に表示されるアイデアを、自分がフォローしている人だけに限定する方法もあります。そうすれば、その人がよく間違えているかどうかを容易に確認できるでしょう。もしそうであれば、フォローを解除して生成されるアイデアのフィードから簡単にその人を外すことができます。アイデアフィードはあなたを数で圧倒するためのものではありません。あなたの役に立つように、アイデアフィードを活用しましょう!
-チームTradingView
より有利な価格で取引するためのテクニック 🎯みなさん、こんにちは!👋
以前、市場参加者が使用する主な3つの注文タイプ - 成行注文、指値注文、逆指値注文 - についての アイデア を投稿しました。
今週はさらに一歩進んで、これらの3つの注文の種類を使用してプロのトレーダーがより良い価格を得るために使用する高度な技術についていくつかお話ししたいと思います。🎯
テクニック 1: 成行注文の代わりにスルー指値注文を使用する 📈
これは、ほぼすべての場面においてトレーダーに人気のあるテクニックです。流動性を「取りたい」(自分で取引の主導権を握る)場合、ほとんどのケースで、指値注文を使う方が成行注文を使うよりも良い選択肢となります。スルー指値注文は、「この価格で株を買いたいが、これ以上の価格は望まない」という指値注文でありながら、その価格がベストオファーを上回っていることから、このような名前が付けられています。
例えば、もう一度AAPLのケースで考えてみましょう。Apple株のBid価格が175.01ドルで、買うことができるAsk価格のオファーが175.03ドルだとします。この時、買いのスルー指値注文は175.05ドルに置きます。このような指値注文は、ベストオファーの価格を「スルー」して超えているため、「市場性」があります。
スルー指値注文が成行注文よりも優れていることが多いのは、市場のマイクロストラクチャーに起因します。
上記のようにスルー指値注文を出せば、すべて約定しないかもしれませんが、予想よりも極端に高い金額を支払うことはないでしょう。成行注文の場合、マーケットメーカーは、注文の内、最初の100株を約定した後、他の取引所でより高い価格で残りを約定するかもしれません。
BATS取引所は、多くの大規模な取引所サーバーを収容するNY4データセンターよりもマンハッタンに近い場所にあります。これはつまり、あなたの注文は他の取引所よりも先にBATSに届く可能性があるということです。マーケットメーカーが何かに対して買いの関心があることを知っている場合、彼らは例えば最初の100株を約定し、その後より流動性の高い他の取引所にあなたの注文を流し、潜在的にオファーを上げ、不利な価格でポジションを持たされるかもしれません。
このようなことは常に起こるわけではありませんが、市場の仕組み上、このようなことが起こり得ます。プロは、このような問題を回避するために、スルー指値注文(注文価格がオファー+0.02セントなど)を使用することがよくあります。これは、逆に資産を売却する場合も同様です。
テクニック 2: 注文を動かす。 💪
面白い事実:あなたが見ている板情報は、本当の板情報ではないかもしれません。本当です!
ある証券の市場に関して言えば、指値注文には2種類あります。「ライト」オーダーと「ダーク」オーダーです。板情報を見るとき、あなたはその一部しか見ていないのです!
時には、あなたが望む価格と表示されている価格との間に隠れた注文があることもあります。スプレッドの間に注文を入れることで、ダークオーダー/ペッグ制/その他の注文などから他の方法よりも有利な価格を得ることができるのです。
さらに、スプレッドの間に注文を入れると、自分側の新しいベストプライスになります。これは、反対サイドの取引を行おうとしている人が、あなたのいる位置に来ることを促すかもしれません。これは、スプレッドが広く、動きが遅いことが多いオプション市場において、特に当てはまります。注文を動かす(注文を出して、それを移動させる)ことで、取引の反対側の表示されているベストプライスに当てるよりも、ほぼ確実に良い価格で約定されます。
約定を待っている間に動きを見逃してしまわないようにしましょう!
テクニック 3: 板情報を上手に利用する。 🧾
稀にですが、取引に精通していない市場参加者が「手の内を見せる」ことがあります。このような場合、通常、1つの大きな指値注文が、板の中で親指のように突き出ていることがあります。この人物がアグレッシブなシグナルを発し始めたら、探している資産を素晴らしい価格で獲得できるかもしれません。
例えば、次のようなことです: AAPL株を買いたいと思っていて、板情報(オーダーブック)を表示させたとします。そこで、大量の売り指値注文があり、それを約定させようとゆっくりと価格を下げていることを見つけました。このような明らかな売り圧力は、市場の最前線がクジラの求めている流動性をすべて処理するため、大きな値動きにつながる可能性があります。これは、クジラが売り尽すまでしばらく続くかもしれません。こうした場合、おそらく株価は需要のあるエリアを見つけ、注文チケットを出したときに予想していた価格よりもはるかに良い価格で取引できるでしょう。要するに、注文を出す前にこのような状況を見つければ、それを利用することには意味があるのです。
以上です!注文と板情報を使って、より有利な価格で取引するためのいくつかのヒントとコツでした。
-チームTradingView 💘
お見逃しの場合には、こちらに前回の初心者向けのアイデアがあります:
新たに取引する株を見つける方法皆さんこんにちは!👋
同じ銘柄を見ることに飽きたことはありませんか?異なるセクターの経済について学びたいと思っていませんか?取引する資産の数を広げたいですか?
スパーク をチェックしてみてください。
私たちは、より深く掘り下げるためのインスピレーションを素早く得るために、そして市場で新たな興味深いチャンスを見つけるためにスパークを作成しました。スパークは、興味深いテーマごとに構築したウォッチリストをまとめたものです。
こちらはいくつかの例です:
AI銘柄 : 機械の成長に賭けたいときのために 🤖
レガシーストック : 世代を超えて同じ家族によって所有されている企業 ⌛
死者産業銘柄 : 誰かが棺桶でお金を稼がないといけませんよね?💀
宇宙関連銘柄 : ポートフォリオを無重力で爆発させたいときに 🚀
-チームTradingView
注文方法の違いについて皆さんこんにちは!👋
本日は、市場に参加する際の主な3つの注文方法をご紹介し、それらがどのような役割を果たし、どのような場合に役立つのかをもう少し詳しく説明したいと思います。
準備はよろしいでしょうか?では早速始めましょう 🚀
TradingViewのプラットフォームで取引を行う際の様々な注文方法についてご説明する前に、そもそもほぼすべての市場がどのように機能しているかを理解することが重要です。
どのような市場でも、常に「ベスト・ビッド(最良買い気配)」と「ベスト・アスク(最良売り気配)」があります。 🔢
ベスト・ビッドとは、ある資産に対して誰かが支払うことを望んでいる最も高い価格であり、ベスト・アスクとは、ある資産を誰かが売ることを望んでいる最も低い価格です。
もう一度考えてみましょう。例えば、株式の場合、証券会社はある銘柄の注文をまとめたマーケットプレイス(オーダーブック)を提示します。あなたがAppleの株を買いたいとして、その株が175.50ドルで「取引されている」ことを見ました。これは何を意味しているのでしょうか?
これは、誰かがApple株を売りたいと思っている最安値は175.52ドル前後で、誰かがApple株に払いたいと思っている最高値は175.49ドル前後であることを意味します。💹
これらの市場参加者はどのようにして自分の意思を伝えているのでしょうか?それは指値注文を出すことによってです。⌛
1.) 指値注文とは、特定の価格で売買したいときに市場に出す注文の一種です。
上記のAppleの例では、Appleを買いたいけれども、175.25ドルよりも1円でも高い金額は払いたくないとします。この注文を入力して「送信」をクリックすると、注文は市場に出され、175.25ドルの価格でオーダーブックに登録されます。これで有効となり、マーケットに参加したことになります。証券会社は、注文が有効な間、その注文を約定するために必要な現金をあなたの購買力から差し引きます。
次の質問です: もし人々が指値注文を既にオーダーブックに出していた場合、どうすれば価格はあなたのところにまで届くでしょうか?🔽
これにはいくつかの方法がありますが、最も一般的なのは「成行注文」です ⌚
2.) 成行注文とは、実勢価格で資産を売買するために、市場に送信されて直ちにアクションが取られる注文のことです。
多くの人が成行注文を利用していますが、これは事実上、希望する結果のポジションを即座に得られることを保証しているからです。しかし、いったん成行注文を出すと、約定される価格をコントロールできないというデメリットがあります。瞬時に価格が変動し、希望しない価格でポジションを持つことになるかもしれません。
先ほどの例に戻りますが、AAPLを175.25ドルで買う注文が約定するのを待っている時、成行注文で支払う人は誰でも、おそらくスプレッドを越えることになります。💵
今度は、AAPL株を175.25ドルで買う注文が約定し、株価が175ドル以下で取引される場合にはポジションを解消したいとします。この場合は、逆指値注文を使います。🛑
3.) 逆指値注文は、NASDAQ/NYSEのサーバーの市場に送信する注文です。トリガー価格が設定されており、トリガー価格に達した時点で、入力した内容に基づいて指値注文または成行注文を実行します。これが、ストップリミット注文(逆指値付指値注文)とストップマーケット注文(逆指値付成行注文)です。
複雑に聞こえますが、実は思われるよりも簡単です。
もう一度、例を挙げてみましょう。AAPLの買いが175.25で約定した後、逆指値注文が174.99でヒットしたとします(株価が175を下回った場合にはクローズしたかった為)。
この逆指値注文が成行注文の場合は、価格に関わらずポジションが解消されてしまいます。単純な話ですね!✅
来週は、プロのトレーダーがより良い価格を得るために使っている注文テクニックをご紹介します。🦾
お気をつけてお過ごしください!
-チームTradingView 👀
優れたトレードプランに見られる要素トップ3みなさん、こんにちは!👋
今月は新年を迎えるにあたって、しっかりトレードプランを立てるというコンセプトをテーマに記事をお送りします。最初の投稿では長期的な成功を予測する要因について皆さんに考えていただきましたが、2回目の今回は、なぜトレードプランが大事かについて考察しています。どちらの記事も末尾のリンクからお読みいただけます 👇
さて「何」と「なぜ」の次は「どのように」というお話です。
今日は優れたトレードプランに見られるトップ3の要素をご紹介しましょう!
1️⃣ 要素1:優れたトレードプランには勝つ理由が必ず備わっている。
トレードにおいて重要なのは2つの変数、勝率とリスクリワードです。
► 勝率とは、トレードに勝つ割合のことです。勝率90%のトレーダーは10回の取引のうち9回勝つことができます。
► リスクリワードは平均的な損失に対して平均的な利益がどの程度あるのかを示しています。リスクリワードが0.5のトレーダーは利益の大きさの2倍になる損失を出しています。
これらの数字を掛け合わせると「期待値」になります。
たとえば勝率が50%(半分勝ち)で、リスクリワードが1(損失が利益と同じ)の場合は残念ながら「損益0」のトレーダーになります。
長期的に稼いでいくためには、この掛け算をプラスにすればよいのです。「損益0」のトレーダーは、リスクリワードが一定であれば勝率51%にすれば稼ぎ始めることができます。
☝🏽優れたトレードプランとしては、この「期待値」をプラス領域へと持っていくために、優位性の高い取引機会をシステマティックに探し出す工夫が必要となります。どんな方法をとるかは完全にトレーダー次第ですが、基本としては、価格変動の繰り返しパターンやファンダメンタルの観察、マクロなトレンドの見通しなど、その他様々なパターンやサイクルに根ざしたものになります。トレード戦略のアイデアが、時間を経過してもなお通用するかどうかを判断する材料として、バックテストを活用する方法もあるでしょう。
つまり、どのような形であれ、優れたトレードプランは資金をリスクにさらす前にどこに優位性があるのかを明確にしているのです。ビジネスプランなくしてビジネスを起こすことなどがあるでしょうか?
2️⃣ 要素2:優れたトレードプランにはトレーダーの感情的な特徴が必ず考慮されている。
定量化するのが極めて難しいのですが、優れたトレードプランが持つ大変重要な特徴であることには間違いありません。それはトレーダー個人の長所と短所をうまく調整する能力です。銀行やヘッジファンドの場合は監視の下で意思決定が行われるため、この点はあまり重要にはなりませんが、個人トレーダーの場合、その欠点を調整してくれる人が周りにいないのです。
やりたいことなら何でもできる! ー でも、それは責任という名の両刃の剣であって、トレードプランにはそのための用意が必要です。
つまり、取引履歴を見れば自分のどこが精神的に一番弱いのかがわかるということです。これは誰にも代わりができないことなので、自分で気づく必要があります。けれども、トレードプランから感情に伴うリスクを取り除くことで、その努力に見合った報酬を手にすることができるのです。
😱 すべての取引に恐怖は付き物です。機会損失の恐怖と資金損失の恐怖 ー どちらの恐怖が強いかを知っている必要があります。どちらが強いかを見極め、それに従ってプランを立てましょう。
ある戦略を理解して、他の人がそのやり方で儲けているからといって、あなたがそうできるようになるとは限りません。 100%の効率でも10%の確実性でしかトレードできないのならば、30%の効率でも100%の確実性を持ったトレードを実行することの方が大事です。 自分を楽にしましょう!
3️⃣ 要素3:優れたトレードプランには必ずリスクも考慮されている。
1,000ドルでも10億ドルでも、リスクを無視してしまうと金銭的にも感情的にも振れ幅が大きくなり、長い目で見て収益に大きな悪影響を及ぼすことは間違いありません。ここでは銀行、ヘッジファンド、プロップファームがリスクを大幅に削減するために使用している、簡単に実行できる仕組みをいくつかご紹介します。優れたトレードプランには必須の仕組みです。
💵 ストップアウト
読んで字のごとく、資金の一定割合を失ったら取引をストップ、ポジションを清算し、何が問題だったのかを振り返ります。問題が解決されたと確信できた時点で、ようやく市場に再び参入することが許されます。この数字は業界では一般に10%とされています。
💵 リスクの分散
たとえ複数の商品に分散している場合でも、一つだけの「賭け」に集中しすぎることがないようにする方法です。例えば、同じセクターの企業を複数保有している場合、製品やサービスが異なっていたとしても、そのパフォーマンスにはある程度の相関があるはずです。この種のリスクに対してはハードキャップを追加することで、リスクが高く過度に集中した割当を大幅に減らすことができます。
💵 ポジションによるリスク
プロのトレーダーやヘッジファンドの多くは、リスク管理のために「フリーキャピタル」という概念を用いています。「フリーキャピタル」とは、口座にある現在の資本金とストップアウト金額との間で緩衝材の役割をしている現金の額です。
例えば、ある銀行の為替トレーダーが口座のストップアウトを10%にして、1000万ドルの為替帳簿を作成していた場合、上司に呼び出されて話をするまで、実際には100万ドルしか「損失」できないことになります。この場合「フリーキャピタル」は100万ドルです。そして1回の取引につき、フリーキャピタルの1〜5%のリスクしか負わないようなポジションサイズを設定するのです。こうすれば最低20回連続で失敗しても、悪い結果を招かずに済みます。ポジションごとに「フリーキャピタル」のリスク制限を導入することで、失敗できる余地を山ほど確保することができるのです。
もちろんこのやり方だと一晩で口座の金額が2倍になることは普通はありませんが、それが目標ではありません。やはり長期にわたる収益こそが目標となります。
このポジションごとのリスクは「1R」(1リスクユニット)と呼ばれることもあります。
☝🏽どのようなものであれ、リスク管理を含めてトレードプランを立てることは、「実際に」リスク管理をするためには必要不可欠です。もしこうしたプランが書かれず実行されないとすれば、リスク管理は往々にして無視されてしまうことになるでしょう。
🙏🏽 最後までお読みいただきありがとうございました。2022年が皆様とともに記録に残る年になることを楽しみにしています。📈
もし、この記事から何かを得たのであれば、ぜひ友人とシェアしてください。そして一緒により良きトレーダーとして、2022年へと突入していきましょう!🍀
- TradingView チーム ❤️❤️
アラートを使いこなす3つの方法 ⏰みなさん、こんにちは!👋
それでは、本日のトピック、 アラート へと移りましょう。
アラートはトレードにおいて多くの可能性を秘めていますが、うまく機能するシステムを構築するには時間と工夫が必要なため、十分に活用されていないケースがあります。それでは、早速始めてみましょう。
1. 良い習慣を身につけることができます 💪
すごい儲け話を聞きつけると、すぐさま市場に繰り出して、何のプランもなしに資産を購入してしまう……この話に聞き覚えがある場合には止めるに越したことはありません。
これで成功することもありますが、長期的に成功するための優れた戦略ではありません。実際、プランなしにポジションを持ち効率よくトレードするのは至難の業です。束の間の欲や恐怖に駆られてポジションを閉じることになるのが関の山で、そんなことをしていればトレードに一貫性が無くなり、長期にわたって収益を得ていくのは難しくなります。
アラートが優れているのは、ポジションを建てたり手仕舞う際に当てずっぽうな推測を防ぐことができるからです。自分が希望する価格にアラートをセットして条件が揃った場合にのみトレードを行うだけです。あとは市場の動きと確率に成り行きを委ねましょう。
アラートを利用することで、トレードの経験は、常にアイデアを探し求めて後手に回っている状態から、あらかじめ決めた条件が整うのを待ってから行動を起こすリラックスした仕事に変わります。つまり、アラートを利用することで、市場の上昇や下降に対する準備をより整えることができます。
2. 自由を増やし、不安を減らします 🧘
「ネガティブな感情はポジティブな感情の倍ほど強く感じられる」というトレードや人生についてよく知られた格言があります。この格言は様々な場面で利用されますが、トレーダーはそれを理解することが特に役に立つでしょう。
次のような投資家を考えてみましょう:
証券会社から届いた四半期レポートをチェックする歯科医
月に一度ポジションをチェックするポジショントレーダー
週に一度ポジションをチェックするスイングトレーダー
1日に1回以上ポジションをチェックするデイトレーダー
市場で経験する自然なボラティリティーを考えると、どの市場参加者が最も怒ったり動揺したりする可能性が低いでしょうか?答えは歯医者です。なぜでしょうか?それは、彼が市場から受け取るデータの数がより少ないからです。たとえ世界トップクラスのデイトレーダーであっても、自分ではコントロールできないボラティリティの結果として、日々、自分が所有するポジションについて数十回、数百回のネガティブな状況にさらされています。このような多くのネガティブな刺激は、メンタルヘルスやトレードの有効性を低下させてしまいます。
しかしアラートを使えば、優位性のある準備万端なトレーダーは市場から一歩離れて、トレードをすることができるのです。
3. アラートで何かを見落とすことはありません ✅
前述の2つのポイントは価格アラートについてのメリットでしたが、私たちのアラートは利便性についても大幅に向上させることができます。お気に入りのトレードのセットアップがあれば、トレンドラインやテクニカルインジケーター、カスタマイズ可能なスクリプトなどにアラートを設定し、お気に入りのセットアップを見逃さないようにすることができます。
これには、長期投資家がダウ30銘柄にRSIアラートを設定して深い押し目を狙うような単純なものから、日中に先物スプレッド取引をするスキャルパーが上位40銘柄の価格の乖離にアラートを設定するような複雑なものまであります。
私たちのカスタマイズ可能なアラートを使えば、トレーダーはあらゆる機会を捉えることができるでしょう。
ご覧いただきありがとうございました。体調に気をつけてお過ごしください。
TradingViewチーム