トレンド分析
長い上ヒゲには注意が必要!(8058)三菱商事 日足
ローソク足にはそれぞれ意味があります。
大陽線や大陰線は流れの変化や相場の加速を意味します。
今回は長いヒゲのローソク足の意味を考えてみましょう。
ヒゲはローソク足にある細い線の事です。
ローソク足の実体の上にあるヒゲを「上ヒゲ」、下にあるヒゲを「下ヒゲ」といいます。
上ヒゲはその日の高値を意味しますので、長い上ヒゲは、その日に高値を付けてから相当下がったということです。
つまり、その意味は、高値から下がってきたことで、下げ圧力が強まったことを示唆しています。
ただ、ポイントは1本のローソク足で決めつけないという事です。
翌日以降のローソク足が安値更新してくれば、流れが変わった可能性が高まります。
一方で、上ヒゲの高値を更新できるようであれば、そのヒゲはダマシとなります。
これだけのヒゲであれば流れが変わった可能性に注意が必要ですが、決めつけずに見ていくようにしましょう!
エリオット波動分析 – XAUUSD(2025年8月3日)📊
🔍 モメンタム分析:
• 日足(D1):
モメンタムは強く上昇中。現在の上昇トレンドを裏付けるため、あと最低2日間は価格が上昇を続け、指標が買われ過ぎ(Overbought)ゾーンに入ると予測。
• 4時間足(H4):
モメンタムは下降への転換を示し始めており、月曜日の取引セッションでは調整の下落が予想される。
• 1時間足(H1):
金曜日の強力な上昇によりモメンタムは強気。月曜日のアジア市場オープン時も上昇が続き、ギャップが生じる可能性あり。ただし、このギャップは「消耗ギャップ(Gap Exhaustion)」の可能性があるため要注意。
📌 波動パターン分析:
金曜日の力強い値動きから、現在は大きな5波上昇構造(12345 - 黒色)の中の第3波である可能性が高い。ただし、ABC調整波(黒色)のC波である可能性も完全には排除できない。
現在は小さな5波上昇(青色)の最終段階、第5波を形成していると推測。重要なターゲットゾーンは次の2つ:
🎯 青色第5波ターゲット:
• ターゲット1: 3368
• ターゲット2: 3385
⚠️ 今後のシナリオ:
青色の第5波終了後、下方への調整波が出現:
• 調整が3315を割り込まなければ、大きな5波上昇(12345 - 黒色)を確認し、引き続き上昇して黒色第5波を完成させる。
• 調整が3315を割り込んだ場合、構造はABC調整波(黒色)に変化し、より深い下落が予測される。大きな調整波C(赤色)の完了に向けた動きとなる。
🧩 モメンタムと波動分析の組み合わせ:
• D1のモメンタムは、明確に上昇継続を支持。
• H4のモメンタムは月曜日の短期的な下落調整を示し、第4波形成と一致。
• H1のモメンタムは月曜アジア市場のギャップ発生を警告しており、モメンタム転換とともに調整開始の可能性を示唆。
🎯 短期トレードプラン:
現在の青色第5波をターゲットに以下のSell Limitで取引:
✅ Sell Limitゾーン: 3385 – 3387
⛔️ ストップロス(SL): 3399
🎯 利食い目標(TP1): 3368
🎯 利食い目標(TP2): 3355
📌 備考:
大きな第4波(黒色)を狙った詳細トレードプランは、青色第5波の完了が確認された段階で改めて更新します。
皆さんのトレードが成功しますように!🚀
ナスダック100先物、急落で修正波入りへ今週の振り返り
今週は高値切り上げ後、安値を切り下げる急落となりました。7月31日(木)までボリンジャーバンド+2σをはって上昇を続け新高値23,713.2を記録した。
先週末時点の上昇シナリオには「上昇継続するなら、次は23,400あたりを見込みます」と書いたが、ずいぶんと超えましたね。しかし、高値から反転した後、長い陰線を2つ作り大幅に下げました。
先週末時点の下落シナリオでは「21日出来高加重移動平均線を明確に下抜けしてくるなら、フィボナッチ78.6%付近で値止まりする日柄調整程度かどうか確認したい」と書いた。8月1日(金)の急落では21日出来高加重移動平均線を下抜けて、下落を続けた。しかし、フィボナッチ78.6%までは届かず週末を迎えている。
先週の安値22,950.8(黄色・水平線)を下抜けたことが明確な下落サインでもあった。第4波のはじまりだ。すでに第3波の目標値を大幅に超えていたナス100は、高値圏からの修正波で5~10%ほど下げる余地がある。
さすがに7月31日から8月1日まで急落の長大陰線だったので、週明けはリバウンドする可能性がある。しかし上昇トレンドに戻すほどの買いが続くような状況には見えない。8月1日(金)の高値まで戻すのは厳しいのではないかと見込む。
リバウンドしても修正波の下落を継続とするなら、どこまで下げるのかが論点。底値を当てるのは難しいが、きれいに修正波を作るなら、最大値はフィボナッチ61.8%の21,375.4が計算値となる。7月31日(木)の高値からおおよそ10%近い下落だ。
夏枯れ相場でここまで下がるかはまだわからない。いまはボリンジャーバンドの-2σにも到達しておらず、ボリンジャーバンドが拡張するほどの勢いがある下落がつづくかはこれから次第だ。
軽い調整ならフィボナッチ78.6%の22,403.5付近、約5.5%程度の調整も可能性は残る。ここであれば私が見ている特殊設定のボリンジャーバンド(チャート外)の-2σと-3σの間でごく短期的な調整で終わる想定のラインとしてほどよい。ここからフラットな横ばい局面にもっていけるなら底堅い展開とも見える。攻防戦次第ではないだろうか。
攻防戦に負けて売り圧力が高まれば、先程のフィボナッチ61.8%に加速して接近する動きに変わるだろう。フィボナッチ61.8%まで下げるにしても、小さな波(上下動)をつくりながら下げる可能性があるので一喜一憂せず、買い場を待つのが良いかもしれません。
トランプのTACO発言や米政府の報道などでポジティブな材料が出るとこの限りではなく、チャート分析では読めない動きとなりやすい。
次週のシナリオ
①上昇する場合
リバウンド上昇するなら、23,200あたりまでを見込みます。
ポジティブな材料で反発の勢い増すなら23,500付近が次の目安。
②下落する場合
先週から変わらずフィボナッチ78.6%付近で値止まりする日柄調整程度かどうか確認したい。
フィボナッチ78.6%を下抜けて下落拡大するなら、先程のとおりフィボナッチ61.8%を目指す動きとなるだろう。21,600から21,850前後の価格帯も出来高は厚いので、フィボナッチ61.8%の手前でサポートされる展開も考えられる。
S&P500先物、過熱感からの急落へ今週の振り返り
今週は高値切り上げ、安値切り下げでボラティリティが拡大して急落しました。まず新高値は7月31日(木)に6,468.5まで伸ばしました。先週末時点の上昇シナリオでは「これ以上に上昇するなら次は6,500が節目としていい位置だがやや上がりすぎでもある」と書いたが、惜しくもそこまでは届かず、下落に反転しました。
高値については以前から書いていたとおりエリオット推進波の第3波目標値6,388をすでに上回っており、後はどこまで伸ばせるかという高値圏での過熱感だった。しかし、新高値6,468.5までとなったのは6,500の節目を超えさせない意思を感じる。
7月28日(月)の高値6,457.75、7月31日(木)の高値6,468.5はいずれも私が見ている特殊設定のボリンジャーバンド(チャート外)では+2σを超え、+3σの手前に接近してたので短期的には上がりすぎだった。
しかし7月31日(木)の新高値からは一転して下落で崩れ気味になった。過熱感からの利益確定売りが本格化したのかもしれない。
そして、8月1日(金)の雇用統計ショックが市場センチメントを悪化させ、急落を誘った。先週末時点の下落シナリオでは「水色のボックスゾーンに入っていくなら初手は21日出来高加重移動平均線付近でサポートできるかどうか。次はフィボナッチ78.6%ラインが目安となる」と書いた。
想定通り水色のボックスゾーンに入って、ボックスゾーンの下限ラインを試したが、安値6,239.5で止まった後は反発して少し上まで戻した。今のところは多少のサポートとなっている。ボックスゾーンの下限はボリンジャーバンドの-2σもあり、短期的には下げすぎラインでもあったようだ。
では8月1日(金)の安値6,239.5がサポートでこのまま反発上昇し続けるかと問われると、まだわからない状況だ。ボリンジャーバンド-2σで反発したもののボリンジャーバンドを拡張して下落継続する可能性も残っている。
一方で、急落だったため週明けリバウンドで多少戻す可能性はある。まずは21日出来高加重移動平均線(緑線)あたりが目処だが、高値6,468.5まで戻すには材料不十分である。
高値圏の夏枯れ相場では、買いが続けにくく利益確定して次の買い場まで押し下げたいであろう環境下では、好材料がでない限りはリバウンドは一過性となるか。
今回の急落からきれいに下落が続くかどうかはわからないが、エリオット波動の第4波・修正波の目標はフィボナッチ61.8%の5,976が計算値となる。高値から7.6%下落だ。ちょうど出来高が厚い価格帯の黄色ボックスゾーンの下限あたりで、6,000の節目も近い。今は75日出来高加重移動平均線もある。サポートされやすい複数の条件が揃う場所でもある。
もちろんフィボナッチ61.8%まできれいに落ちず、フラットぎみにグズる形となったり波打つ形となって、そこまで下がらない可能性も今は十分ある。下落のスピードは半導体(SOXX)の崩れ具合にも影響を受けやすいでしょう。
トランプリスクも健在だ。TACO発言や報道で急騰や逆に下げるなどチャートでは読みきれない動向はまだまだリスクがある。7月までの好調だった上昇も一服、8月は修正局面が基本ラインで、トランプ次第で動きが変わると想定します。
次週のシナリオ
①上昇する場合
上述したとおりまずは21日出来高加重移動平均線までのリバウンドがあるか確認です。リバウンドがあってもそこから反転して修正波を継続する可能性があります。
21日出来高加重移動平均線を上抜けるほど上昇継続の圧力がかかるなら、高値6,468.5を目指すがポジティブな材料が必要だろう。
②下落する場合
修正波の下落継続なら、次は先週末時点と変わらずフィボナッチ78.6% 6,192.5が次の目安となる。ここで再び支えられるか下抜けるか勢いを見ておきましょう。
強い下落があるなら先程書いた通り、節目6,000からフィボナッチ61.8% 5,976あたりを目指す。ざっくり黄色のボックスゾーンが次のサポートお試しエリアとなります。