米国市場は3日続伸しています。 昨日にS&P500はちょうど200日移動平均線(白線)まで到達しました。 米国マーケットでは50日移動平均線と200日移動平均線が投資家から意識されています。 今週にここを上抜けてトレンド転換に近づいていくのでしょうか? 50日MA(赤)100日MA(青)はまだ200日移動平均線の下にいますから、まだ本格的な上昇トレンドにはなっていません。 黄色の水平線は過去に何度も意識されてきた価格帯です。 今日の米国マーケットで200日移動平均線を抜けてくるかをまずは確認です。 抜けてくれば4,500ドルが視野に入ってきやすいので今後も引き続き米国市場を見ていきたいと思います。
TradingViewのスクリーナー機能を使うことで、株式の選別を行うことができます。(FXや仮想通貨でも利用可能です。) jp.tradingview.com 今回はスクリーナーを使いこなすために必要となる基本的な使い方を解説します。 解説者:山中康司 1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー 1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長 2002年アセンダント社設立・取締役
ここ数日の米国株はようやく息を吹き返したかのような急激な上昇を見せている。 今年に入ってからの上昇としては最大の伸びを見せているので、本格的に上昇気流に乗ったと判断して積極果敢に買い向かい始めた人も大勢いるだろう。 (いや、いるだろうではなく実際にいるから上昇しているわけであるが。) さて、ちょうど買い向かう人が増えているこのタイミングで相場の現状を整理しておこう。 本稿では以下の視点で分析する。 ・過去との比較 ・ファンダメンタルおよびテクニカルで見た現状 結論としては「今すぐは買わない方が良い」である。 ■過去の代表的な大暴落との比較 まず初めに過去のチャートとの類似性を確認しよう。 1段目のグラフで以下の代表的なチャートを重ねている。 ・1973年 第一次オイルショック ・2000年...
SP500の動きを見ていきます。 左が4時間足、右が日足です。 前回8/6に書いていたのは、 ---抜粋ここから----------------------------------------------- 上昇して、4204を超えてくるかどうか。 下げる動きが出た時に、急落にならずに ゆるやかな下げになるのかどうか。 上を試す、下を試すというよりも このあたりでもみ合いになる可能性も十分あります。 ---抜粋ここまで----------------------------------------------- 4204を超えてきました。 金曜は高値をつけて強い動き。 4279まで上昇しています。 75日線を超えた後、しっかりと上昇というチャート。 この後下げたとしても、75日線が支持さ...
雲を明確に超えてきました。200日線の手前まで上昇しました。引き続きロングを継続します。200日線を明確に超えてくるか注目しています。週足のMACDがDCしない限りロング継続します
全セクターがプラスの週だった。 前週はエネルギー売りだったが、今週はエネルギーが大きく伸ばした。 ライン川の水位低下による石炭輸送に支障が出ているからだろうか。 また、素材セクターが物色されている。 ヘルスケア・生活必需品のディフェンシブセクターは引き続きアンダーパフォーム。 【1. プラス】 XLE(エネルギー)+7.39% XLB(素材)+5.20% XLC(通信)+4.27% XLRE(不動産)+4.07% XLI(資本財)+3.84% XLY(一般消費財)+3.42% XLU(公益)+3.34% ↑ ★SPX(S&P500)+3.26% ↓ 【2. プラス・SPよりは下】 XLK(テック)+2.40% XLV(ヘルスケア)+1.66% XLP(生活必需品)+1.11% 【3. マイナス】 なし
S&P500は6/16を安値として上昇を続けており、7/14からはほとんど下落せずに上昇を続けています。 一方で例年8月は下落しやすい時期でもあるため、現状分析をしていきたいと思います。 4156ポイントはサポートに転換した可能性あり 4月頃と6月頃にそれぞれサポートとレジスタンスで意識された4156ポイントについては、 8月上旬も若干頭を抑えられましたが、明確に上抜けていっているため、サポートラインに転換した可能性があります。 今後、短期的に下落しても一旦は4156ポイントあたりで支えられると思います。 下落する200MAと1月高値からの下落トレンドラインに株価が接近している...
米国のGDPが2四半期連続でマイナス成長率となり、数字の面ではリセッション入りとなりました。 厳密にはリセッション入りしたかどうかは、米国の専門家の協議を経て決まるそうですが、ここではGDPという数値だけで見たテクニカルリセッションという意味で取り扱いたいと思います。 さて、今回の投稿では過去のリセッション局面では株価がどのように動いたのか、特に最高値を更新するまでの期間、昨今の市場の関心であるインフレと政策金利に焦点を当て、SP500を題材にしてその傾向を分析した結果をシェアしたいと思います。 直近数週間、米国株は上昇を続けていますが、これが単なるあや戻しなのか、それとももう底を打ってこれから最高値を更新するような上げとなっていくのか気になっている方もいるかと思いますので、参考になれば幸いです。 結論は、 インフレ...
雲の上、100日線上での推移が続きます。引き続きロングを継続します。200日線を回復するまではまだ戻り売りが強いと思いますが、週足のMACDがGCしておりDCしない限りロング継続します。
米国実質GDPは 22年1Q:−1.6% 22年2Q:−0.9% でした。 多くの投資家はリセッション入り(景気後退)を心配していたと思います。 しかし昨日発表の平均時給・雇用統計・失業率の発表は予想を大きく上回り米国経済が強いことを証明しました。 GDPが2四半期連続でマイナスし「リセッション」が囁かれる中、バイデン大統領は「米国はリセッションしない」と言ってきました。選挙を控えたアピールと私は思っていましたが、昨日の経済指標発表でアメリカの強さが裏付けられた格好です。 チャートを見てみると(SP500:週足)6月に底打って7月からは上昇し始めています。 長期金利も上昇(逆イールド:※1)し、決算シーズンで良し悪しな決算発表があるなかでもSP500やNASDAQ(※2)は徐々に上昇。 景気はソフトランディングし、大...
SP500の動きを見ていきます。 左が4時間足、右が日足です。 前回7/30に書いていたのは、 ---抜粋ここから----------------------------------------------- 次の目標としては、4204となります。 上昇がどこまで続くのか。 75日線を突破したので、日足は上有利となっていますが 一服になってもおかしくありません。 下を試してきた場合は、その下げ方に注目していきます。 ---抜粋ここまで----------------------------------------------- 4204までは、届かず4170まで。 ただ、下げる動きはあまり出ずに 値をキープしている動きとなっているので まだ上を狙っている感じでしょうか。 仮に、下げる動きにな...
エネルギー売り・テック買いの週でした。 エネルギーだけ他が追随しない大きく下落。他は波はさほど変わらない。 テック・通信・一般消費財が上位で、ビッグテックが牽引した。 公益・生活必需品のディフェンシブセクターはSP500と近い並の動き。 同じディフェンシブのヘルスケアは調子を落としてきている。 【1. プラス】 XLK(テック)+1.96% XLC(通信)+1.33% XLY(一般消費財)+0.90% XLI(資本財)+0.52% XLU(公益)+0.38% ↑ ★SPX(S&P500)+0.36% ↓ 【2. プラス・SPよりは下】 XLP(生活必需品)+0.20% 【3. マイナス】 XLV(ヘルスケア)-0.77% XLB(素材)-1.32% XLRE(不動産)-1.33% XLE(エネルギー)-6.81%
米国のFRBや、EUのECBによる金利引き上げの決定など、金利に関するニュースが増えてきましたね。今回はTradingViewを使って各国の金利市場を分析する方法を紹介します。 解説者:山中康司 1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー 1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長 2002年アセンダント社設立・取締役
7月が終わったので、1か月のセクター値動きを振り返る。 まず全セクターがプラス。 1位は一般消費財 +17%超 テスラの決算堅調などを受けて月末も好調な上昇。 アマゾンの決算後上昇も大きい。 2位はテック +14%超 今年は金利上昇でかなり下げてきたが、最近の金利低下もありリバウンド。 ワースト軍は、生活必需品・ヘルスケア・公益とディフェンシブセクターとなった。 ただし、公益は月末にクリーンエネルギー等の好調により上昇率が高くなっている点に留意。 下位4位の通信(コミュニケーション)は、META決算ミスが影響していそうか。 VZ・Tの不調も目立つ。 【1....
雲の上へブレイクし、100日線まで回復しました。週初よりロングを開始していますが、引き続きロングを継続します。200日線を回復するまではまだ戻り売りが強いと思いますが、週足のMACDがGCしておりDCしない限りロング継続します。
SP500の動きを見ていきます。 左が4時間足、右が日足です。 前回7/23に書いていたのは、 ---抜粋ここから----------------------------------------------- 今週は 75日線付近まで上昇した後、上に抜けてくるのか。 下げてしまうのか。 下げてくる場合は、下げ方に注目で 3721を割り込むような下げになるのか 下げは大きくならずに、調整の動きにできると 再度上を試しに行ける可能性が出てきます。 ---抜粋ここまで----------------------------------------------- 上昇の動きが続いて、75日線突破。 高値4141まで。 日足以下上昇トレンドになっています。 強い動き。 週足 週足は、...
最近のニュースから各相場への影響、傾向について解説します。 ドル円は一時139円台まで到達し、円安の流れは継続中です。TradingViewを使って各市場の現状を分析しつつ、今後の市場の動向とリスクについて注目します。 解説者:山中康司 1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー 1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長 2002年アセンダント社設立・取締役
セクター上位が一般消費財・資本財・素材と今までとは違うセクターが上昇。 ナス堅調な動きでテック上昇だが、エネルギーも今週はプラス。 今週はディフェンシブの生活必需品・ヘルスケア・公益は最下位だった。 通信は好調な前半だったが、Snap決算ミスによりGoogleなどが連れ安波及、 22日から大きく下落した。 【1. プラス】 XLY(一般消費財)+6.90% XLI(資本財)+4.23% XLB(素材)+4.18% XLK(テック)+3.72% XLE(エネルギー)+3.5% XLRE(不動産)+3.12% ↑ ★SPX(S&P500)+2.55% ↓ 【2. プラスでSPより下】 XLC(通信)+1.08% XLP(生活必需品)+0.37% 【3....